仕事をするためには、まず肩書を名乗ってください。
肩書は、実力がつく前に名乗っていいのです。
仕事は、名乗ることから始まります。
もちろん資格や免許が必要な世界であれば別です。
医師やパイロットなどの職業は、資格や免許が必要とされます。
きちんと試験に合格して必要な資格を取り、正当なプロセスを経たうえで仕事をしなければいけません。
しかし、資格や免許が必要ない職業であれば、どんどん名乗っていくことです。
名乗らないと、スタートラインに立てないからです。
世の中には、資格や免許が必要ない職業があります。
資格や免許が必要ない職業は、どんどん名乗っていくことです。
実力に自信がなく、なかなか名乗れない人がいます。
「実力がついてから画家と名乗ろう」
「実力がついてから作家と名乗ろう」
「実力がついてから漫画家と名乗ろう」
「実力がついてから占い師と名乗ろう」
「実力がついてから手品師と名乗ろう」
実力をつけてからでないと、名乗ってはいけないと思っています。
これはよくありません。
肩書を名乗らないと、何も始まりません。
実力がつくのを待っていると、開始タイミングが難しくなります。
名乗らないと実感が湧きません。
名乗らないと仕事を依頼されません。
仕事を依頼されないと、場数も踏めません。
停滞が続くばかりになり、ブレイクスルーもありません。
実力がついても「まだまだ実力が足りない。もっと実力をつけてからにしよう」と先送りになります。
どんどん時間が過ぎてしまい、年齢を重ねてしまいます。
実力がついてから名乗ろうとすると、完全に出遅れることになります。
いつまでも名乗れなくなるのです。
資格や免許が必要ない職業であれば、どんどん名乗っていきましょう。
もちろん実力がゼロではいけませんが、基本的な実力さえ身についているなら名乗ってOKです。
見切り発車でいいのです。
1枚でも絵を描いたら、画家を名乗りましょう。
1話でも物語を書けたら、作家と名乗りましょう。
1コマでも漫画を描ければ、漫画家と名乗りましょう。
1つでも占えるなら、占い師と名乗りましょう。
1つでも手品ができるなら、手品師と名乗りましょう。
資格や免許が必要ない職業は、最初に名乗ってしまうことが大切です。
少しでもできるなら、名刺に肩書を記載してしまいましょう。
そこは謙虚にならず、大胆になることです。
少なくとも基本ができているなら十分です。
最初に名乗ると実感が湧いて、それらしく振る舞えるようになります。
最初に名乗ると、実力が肩書に追いつこうとして引っ張り上げられます。
それは、最初に名乗るからこそできることです。
基本ができているなら、ゴーサインです。
勇気を持って名乗ることです。
本人がそう主張すれば、そうなります。
肩書を名乗れないと、仕事も依頼されません。
名乗るから、あなたの仕事が相手に伝わります。
相手にどんな価値を提供できるのかアピールできます。
名乗って初めてスタートラインに立てるのです。