成功するために大切なのは、知識ではありません。
知恵です。
知識と知恵は、似ていますが違います。
知識と知恵をきちんと区別することが大切です。
私たちは成功しようと思ったとき、まず知識を学ぼうとします。
たしかに知識は欠かせない要素です。
知識は、成功に向かうスタート地点です。
知識があればあるほど博識になります。
視野が広がり、視点も高くなり、物事の見通しがよくなります。
知らないことを知ることは、可能性を広げることです。
知識を学ぶことで、専門的な内容も理解できるようになります。
知識は武器です。
知識があれば、選択肢を増やせ、より適した選択ができるようになります。
難しい壁を突破できます。
物事を理解でき、たくさんのことを考えることができるようになります。
知識は、ないよりあったほうがいいのは間違いありません。
では、知識を学べば十分かというとそうではありません。
知識は、点の情報です。
知識は「知っているだけ」という状態です。
知っている範囲しか役立ちません。
知らない範囲や未知の領域で対処するにはどうするか。
このとき役立つのが「知恵」なのです。
知恵とは何か。
一言で言えば「知識の活用法」です。
本当に役立つのは「いかに知識を活用できるか」です。
上手に知識を活用できてこそ、知識の可能性を引き出せます。
成功するためには、未開拓に挑戦する必要があります。
未知の領域に立ち向かっていかなければなりません。
ほかの人がしないことをしたり非常識なことに取り組んだりする必要があります。
本に書かれていないこと・調べてもわからないことに取り組むことも少なくありません。
このとき有効なのが、知恵です。
知恵は、知識の活用法です。
知識という名の食材を使って、いかにおいしい料理を作れるかです。
知識の活用法が身についていれば、未知の出来事が起こっても臨機応変な対応ができます。
困難な壁があっても、知恵を振り絞ることで名案が生まれ、うまく乗り越えられます。
知恵とは、既知の点同士をつなげる力でもあります。
既知の点同士をつなげることで「点」から「線」になります。
線と線をつなげることで「形」が形成され、新しい価値を生み出せます。
成功体質になるなら、知識だけで満足せず、知恵を学んでください。
知識も大切ですが、知恵はもっと大切です。
知識は足し算ですが、知恵はかけ算だからです。
知恵を学ぶことで、掛け算による相乗効果が生まれ、一気に飛躍していけます。
知識より知恵を学ぶ人が、成功するのです。