プロになるための、基本ルールがあります。
「その道のプロになりたければ、勉強代を惜しんではいけない」ということです。
プロを目指しているにもかかわらず、その分野の勉強代を節約していませんか。
もちろん節約は大切です。
節約とは、お金の効率のいい使い方です。
節約は、すべての人にとって大切な生活習慣です。
無駄な部分を切り詰めることで、お金を効率よく使えます。
節約するからこつこつお金が貯まり、お金が貯まるから大きなことを実現できるようになります。
節約が大切なのは当然のことですが、プロを目指している分野に関しては例外です。
プロを目指している分野に関しては、節約にこだわる必要はありません。
むしろ節約を忘れて取り組むほうがいいでしょう。
プロを目指しているにもかかわらず、その分野の勉強で節約をするのは矛盾しています。
プロを目指している分野で節約していると、全力になれません。
節約がブレーキになり、スピードを出したくても出せなくなります。
学びたいことがあっても、節約のことを考えると、足かせになって制限されます。
全力で勉強できなくて、どうやってプロになれるのでしょう。
知識やスキルが伸びても、普通止まりになります。
節約が足を引っ張ることになり、自分の可能性を最大限に引き出せなくなります。
これでは、プロになれないのも当然です。
時には効率を無視した使い方も必要です。
無駄遣いも、常識の範囲であればOKです。
そのときしかないチャンスであれば、少しくらい無駄遣いがあろうと、学びを最優先にすることです。
経験にお金を使うことも有益です。
頭ではわからないことがわかり、その分野の理解がますます深まるでしょう。
生の経験に勝るものはありません。
プロを目指している分野には、どんどんお金を使っていきましょう。
たっぷりお金をかけるようにしてください。
お金を使えば使うほど、知識が豊かになり、スキルも伸びていき、可能性が広がります。
無駄な経験であろうと、経験は経験です。
役立たなくても頭脳に蓄積され、あるとき別の場面で役立ちます。
あなたが今まで最もお金をかけていることは何ですか。
趣味であれば、その内容を思い出してください。
本を読むのが趣味であれば、どんな本を読んだのか思い出してください。
今まで最もお金をかけたことが、あなたの専門分野と一致しているでしょうか。
もし一致していないなら、違うところでお金を使っているということです。
もし不一致が見られるなら、一致するように生活を見直しましょう。
「自分が最もお金を使ったこと=自分の専門分野」となるのが理想です。