「なぜ、今まで内定が取れなかったのですか」
答えにくい質問に、誰もが言葉を詰まらせるはずです。
「それはこちらが聞きたい」と思うのが、正直なところではないでしょうか。
この質問の意図は「自分の失敗を客観的に分析し、改善ができているか」です。
失敗があれば改善するのが、社会人としてふさわしい態度です。
面接官は、今まで内定が取れなかった理由を尋ねることで、原因の把握と改善に努めているのか、確認したい意図があります。
この質問の正攻法は、原因と改善を明白にして答えることです。
「今までは、自己PRが抽象的だったためと考えています。今回は、自己PRを具体的にしたうえで、御社に志願いたしました」
「面接の経験が不足して、スムーズに対応ができなかったのが原因と考えています。今回は、面接の練習を家族や友人と十分行ったうえで、御社に志願いたしました」
原因と改善を明白にして答えると、説得力が生まれます。
もちろんこれはとっさにできることではありません。
とっさに答えるためにも、不採用の後は、原因の把握と改善に努めましょう。
内定が取れなかった原因を考えて、改善に生かすのも、面接の準備。
今まで内定が取れなかった原因を事前に把握して、改善に努めることが大切です。