圧迫面接は、個人面接のときだけ行われるとは限りません。
時には集団面接でも、意地悪な質問や威圧的な発言などをぶつけられることがあります。
集団面接で圧迫面接が行われる場合、代表的な質問は、ほかの応募者との比較です。
「あなたが面接官なら、どの応募者を採用しますか」
ほかの応募者がいる目の前で、無理やり選ばせるのです。
仮定の話とはいえ、答えづらいでしょう。
まず気をつけたいのは、自分を卑下する発言です。
「私以外の人を採用したいと思います」などは、間違っても、発言してはいけません。
謙遜のつもりかもしれませんが、自信のない様子が伝わり、印象がよくありません。
また「私にはできません」「難しくて不可能です」など、話を濁すような返事も、やはり好印象とは言えないでしょう。
この質問の意図は「自分に自信があるかどうか」です。
理想的な返事は、ただ1つ。
やはり自分を選ぶのが一番です。
「私なら、私を採用したいと考えます」と言って、堂々と自分を推しましょう。
「自分を推薦するのは厚かましい」と思うかもしれませんが、自分に自信があるなら、自分を推薦するのが自然です。
ただし「自分以外の人から選ぶ」という条件があれば、その限りではありません。
素直に自分がよいと思った人物を選びます。