面接の冒頭でよくある会話が、天気です。
「今日はいい天気ですね」
質問というわけでもなく、気軽に受け答えがちです。
「親はどんな仕事をされていますか」
「どんな会社に勤めていらっしゃいますか」
本来なら、法律に触れる質問です。
「友人と呼べる人は、何人くらいいますか」
「友人は多いほうですか、少ないほうですか」
友人の数の確認だけと思われがちですが、面接官が知りたいのは、それだけではありません。
残念ながら、面接の日が雨になることがあります。
こればかりはお天気しだいですから、自分の力ではどうしようもありません。
雨の日の面接は、どことなく縁起が悪いように感じます。
「今日は、自宅からここまで、どうやって来ましたか」
面接官の質問と言えば「就職に関する内容」というイメージですが、この質問はどんな意味があるのでしょうか。
応募者をリラックスさせる意味もありますが、本当の目的は別にあります。
意味不明の質問に思えても、実は、人間の本質を突く質問ということがあります。
その1つが、臨時収入があったときの使い道です。
「10万円の臨時収入があったとします。あなたならどう使いますか」
「稼いだアルバイト代は、どんなことに使っていますか」
自分らしさを伝えるには、絶好の質問です。
アルバイト代の使い道は、応募者の人柄・生活感・金銭感覚が表れやすい点です。
「好きな色は何ですか」
「なぜその色が好きなのですか」
好きな色についての質問は、意図がわかりにくいと感じるかもしれませんが、もちろん意図があります。
「なぜ今日、そのネクタイを選んだのですか」
「その私服を選んだ根拠を教えてください」
ファッションに関する質問も、面接ではよくあります。
面接では、ユニークな質問がされることは珍しくありません。
最もよく聞かれる、ユニークな質問の1つが、何かに例える質問です。
「自分を色に例えると何ですか」
「最近読んだ本は何ですか」
「1カ月に何冊くらい、本を読みますか」
応募者の人物像の把握に役立つため、面接で聞かれやすい質問の1つです。
「どんな就職対策本を読んできましたか」
「就職対策本はどれだけ読んできましたか」
ずばり、聞かれることがあります。
「尊敬する人は誰ですか」
そう聞かれたとき、どう答えますか。
尊敬する基準は人それぞれですが、注意点があります。
「これまでの人生で、最も影響を受けた人は誰ですか」
一見すると「尊敬する人は誰か」という質問に似ていますが、違います。
尊敬する人とは、生きるうえで、自分のお手本になる存在です。
「就職活動の悩みは、誰に相談していますか」
この質問の意図は、就職活動の相談相手として、誰を選んでいるのかの確認です。
相談相手を確認することで、応募者の人間関係を知る狙いもあります。
「あなたは運がいいですか」
「あなたは運がいいほうだと思いますか」
意図がわからず、拍子抜けしそうな質問と思うでしょう。
「学生時代、いちばん頑張ったことは何ですか」
この質問に答えた後、意表を突く質問をされることがあります。
「では次に、学生時代、2番目に頑張ったことを教えてください」
「今まで読んだ本で、おすすめの本があれば、挙げてください」
この質問の意図は、応募者がどういった本に興味を持ち、どんな影響を受けたのかの確認です。
応募者がおすすめする本を通して、応募者の興味関心・共感のポイント・学ぶ方向性を把握できます。
「どんなテレビ番組が好きですか」
「普段、視聴しているテレビ番組を教えてください」
この質問の意図は、応募者が興味関心を抱く分野の確認です。
面接では、自己PRや志望動機から話がそれ、雑談のような雰囲気になることがあります。
堅苦しい話ばかりでは相手の内側が見えません。
応募者の緊張を和らげようと、わざと雑談から会話を始め、相手の人となりを見ようとします。
「最近嬉しかった出来事は、何ですか」
「どんなことをしたとき、幸せを感じますか」
この質問の意図は、興味関心の方向性の確認です。
「自分を表すキーワードを3つ挙げてください」
「自分を表すキーワードを5つ挙げてください」
この質問の意図は、応募者が自分の特徴をどれだけ簡潔に理解しているかの確認です。
「あなたの大学は、どんなところですか」
「大学について、どんな印象をお持ちですか」
「自分の大学について、感想を教えてください」
「なぜ、この大学に入学しようと思ったのですか」
「なぜ、この学部を選んだのですか」
大学や学部を選んだ理由は、応募者の考え・希望・特性などが反映されやすい部分です。
「面接会場に来る途中、印象的だったことはありますか」
予想外の状況への対応力を確認する質問です。
準備していない質問に対して、どんな答え方で乗り切るか、面接官は注目しています。
「緊張していますか」
そう聞かれたとき、どう答えますか。
「緊張しています」と答えれば「精神力が弱いと判断されるのではないか」と、心配する人もいるかもしれません。
「あなたがこだわっている物や道具はありますか」
「今日の持ち物の中で、特にこだわりが強いものは何ですか」
営業関係の面接で、よく聞かれる質問です。
車の運転が必要な仕事で聞かれやすい質問といえば、やはり運転免許です。
「運転免許はありますか」
「運転できる車種を教えてください」
面接の最後に聞かれる、定番の質問があります。
「最後に何か質問はありますか」です。
特に質問がなければ「特にありません」と答えがちです。
面接の最後では「何か質問はありますか」と聞かれるのが定番です。
もはやどんな企業の面接でも、確実に聞かれると思って間違いありません。
質問がなくても、できるだけ就業意欲を表現できる質問をするのが好ましいとされています。
面接の冒頭でよくある会話が、天気です。
「今日はいい天気ですね」
質問というわけでもなく、気軽に受け答えがちです。
もちろん気軽に答えるのはいいのですが、完全に意味がない言葉と思うのは誤解です。
こうした何でもない言葉にも、意味があります。
1つ目の意味は、応募者をリラックスさせるためです。
応募者が過度に緊張していると、面接官も面接がしにくくなります。
ちょっとした雑談を通して、応募者をリラックスさせる意味があります。
2つ目の意味は、コミュニケーション能力の確認です。
「世間話ができるか」「明るく元気に返事ができるか」などがわかります。
「そうですね」という返事はいいのですが、それだけで終わると物足りません。
もう少し会話が続くよう一言加えて、返事をしていきましょう。
「天気がいいと気持ちがいいですよね。こういう日は外で読書をしたくなります」
「今日が面接だったので、天気を心配していました。とてもいい天気で、本当に良かったです」
「ニュースを見ると、週末は少し天気が悪くなるようです。体調管理には気をつけたいと思います」
明るく元気に返事ができることが大切です。
雰囲気が明るくなるよう、笑顔で会話をうまく受け答えができればいいでしょう。
面接官は応募者をリラックスさせつつ、世間話を通して、応募者の会話能力を確認しようとしているのです。
「親はどんな仕事をされていますか」
「どんな会社に勤めていらっしゃいますか」
本来なら、法律に触れる質問です。
面接で聞いてはいけない質問なのですが、実際には、意外によく聞かれる場面が目立ちます。
答える必要はありませんが、プライベートでもビジネスでも、頻繁に出る話題です。
同僚・上司・お客さまなどと話をしていれば、自然な流れで話題に上がることがあるでしょう。
さて、正直に答えるべきかどうかは、あなたしだいです。
個人的な話ですから、答えたくない場合は、無理に答える必要はありません。
「個人的なことでお答えしにくい」と言えば、面接官もそれ以上は触れないでしょう。
ただし、できれば差し支えない範囲で答えるほうが、スムーズにコミュニケーションが続きます。
かたくなに回答を断ると、会話に緊張が走り、コミュニケーションに悪影響でしょう。
答えたくない気持ちもあるかもしれませんが、単なる世間話の1つとして、時には寛大に受け止める場面も必要です。
もし、詳しく答えたくなければ、少し答え方を工夫すればいいだけです。
もちろん具体的に答えてもいいのですが、親の職業については、抽象的な答え方も許容範囲です。
本来は答える義務のない質問ですから、抽象的な答え方でとがめられることはありません。
「IT関係」「介護関係」「外資系」など、大ざっぱな言い方でも十分意味が通じます。
会社名については「某大手企業」「中小企業」など、不定称の指示代名詞を使えばいいでしょう。
詳しく言いたくない雰囲気が伝われば、面接官も、それ以上は深く質問してこないはずです。
「友人と呼べる人は、何人くらいいますか」
「友人は多いほうですか、少ないほうですか」
友人の数の確認だけと思われがちですが、面接官が知りたいのは、それだけではありません。
本当に知りたいのは、人間関係に対する価値観です。
応募者がどんな価値観で人と接しているのか、友人の数を通して把握するのが本当の狙いです。
そのため、答え方にも注意があります。
「人間関係は必要ない」「友人はつくらないようにしている」などの回答は、面接官を不安にさせるでしょう。
社会に出て仕事をするなら、人間関係は必要不可欠。
人を寄せ付けない主張をすると、選考を不利にさせる可能性があります。
答え方としては、まず結論から述べましょう。
面接官からの評価は気にせず、正直に答えることが大切です。
「多いほうです」「少ないほうです」など結論から始めると、話がわかりやすくなります。
結論の後には、人間関係に対する考え方や価値観も述べるといいでしょう。
こうした点を、具体的に回答することが重要です。
友人は、少ないと評価が悪くなると思われがちですが、誤解です。
肝心なのは、価値観です。
「信頼関係を重視したい」
「量より質を大切にしている」
「誕生日には、プレゼントを贈るようにしている」
人を大切にする価値観が伝われば、たとえ友人の数が少なくても、価値観を評価してくれるでしょう。
残念ながら、面接の日が雨になることがあります。
こればかりはお天気しだいですから、自分の力ではどうしようもありません。
雨の日の面接は、どことなく縁起が悪いように感じます。
外は薄暗くて、じめじめ。
外出には、傘が必要。
歩きにくい上、服は汚れやすい。
気分として、少し暗く感じる人が多いのではないでしょうか。
そんな雨の日の面接では、面接官から気遣われることがあります。
「雨の中、大変でしたね」という一言です。
深い意味はありません。
雨の日に、よくありがちな会話です。
さて、このとき、どう返事をするかです。
単なる雑談ですが「すでに面接の一部」と考え、しっかりした受け答えを心がけましょう。
「スーツがぬれてしまった」「じめじめして過ごしにくい」など、普通に答えるのもいいのですが、もう少し工夫できます。
「大丈夫です。お忙しい中、貴重なお時間を割いて面接をしていただき、ありがとうございます」
雨をまったく気にしていない様子で、答えましょう。
気遣いに対する最高の返事は、気遣いです。
気遣われたときは、応募者も面接官を気遣います。
業務で忙しいにもかかわらず面接をしてくださった面接官に、お礼を述べます。
もちろん面接官は「仕事ですから」と答えるかもしれませんが、悪い気はしないでしょう。
雨というハンディがあるからこそ、少し明るく答えただけで、印象深い言葉になるのです。
「今日は、自宅からここまで、どうやって来ましたか」
面接官の質問と言えば「就職に関する内容」というイメージですが、この質問はどんな意味があるのでしょうか。
応募者をリラックスさせる意味もありますが、本当の目的は別にあります。
この質問の意図は、応募者が、簡潔にわかりやすく説明できるかの確認です。
いかに要領よく説明できるかが勝負です。
説明を聞いた面接官にも、すぐ内容が理解できるよう、わかりやすく簡潔な説明を心がけることが大切です。
隅から隅まで細かく説明する必要はありません。
路線名・所要時間・乗換駅など、ポイントを絞って、わかりやすく説明しましょう。
駅名・路線名には略称を使わず、正式名称を使うのが適切です。
また、路線名を面接官が知らない状況も考えられます。
路線名を挙げたとき、面接官が知らない様子なら、補足説明を加える工夫もあると丁寧です。
相手の様子を読み取りながら臨機応変に会話ができれば、コミュニケーション能力を評価されます。
意味不明の質問に思えても、実は、人間の本質を突く質問ということがあります。
その1つが、臨時収入があったときの使い道です。
「10万円の臨時収入があったとします。あなたならどう使いますか」
冗談交じりの笑ってしまうような質問に思えますが、要注意。
意外にこの質問は、人物像をえぐり出す鋭い質問です。
お金は、稼ぐより使うときに、人柄が表れます。
保守的か、攻撃的か。
破壊的に使うか、建設的に使うか。
娯楽に使うか、仕事に使うか。
臨時収入があれば、それだけ自由が手に入ります。
自由だからこそ、その人の内面がよく表れ、将来性も見えやすいのです。
まず基本的に、答え方は自由です。
貯金をするのも良し。
親にプレゼントを贈るのも良し。
借金があるなら、その返済に充てるのもいいでしょう。
もちろんギャンブルに使うのも自由です。
何を答えても、自由です。
プライベートの会話なら、本当に自由な答え方でいいのですが、あくまで面接です。
人生を左右する重大な局面ですから、言葉は慎重に選ぶほうが賢明です。
あくまで面接での評価を考えるなら、好ましい答え方は、ただ1つ。
自分磨きです。
「留学の費用に使いたい」
「たくさん本を買って、好きなだけ本を読みたい」
「高額のセミナーの参加費用に使い、しっかり勉強する」
「視野と見聞を広めるため、海外旅行をする」
「仕事の効率を上げるために、高性能のノートパソコンを買う」
「自分を磨くためにお金を使う」という趣旨の答え方をすれば、おおむね好感触が得られるでしょう。
建設的なお金の使い方から、成長力や向上心が伝わります。
会社の利益にもつながる使い方ですから、面接官も、にっこりした笑顔でうなずいてくれるはずです。
「稼いだアルバイト代は、どんなことに使っていますか」
自分らしさを伝えるには、絶好の質問です。
アルバイト代の使い道は、応募者の人柄・生活感・金銭感覚が表れやすい点です。
面接官は、稼いだアルバイト代の使い道を参考にすることで、応募者の内面を探る狙いがあります。
浪費や無駄遣いの印象を与える回答は、避けたほうがいいでしょう。
使い方は個人の自由ですが、面接ですから、ある程度は面接官からの印象も考慮しなければいけません。
酒・タバコ・ギャンブル・借金の返済などの使い道があっても、面接では伏せておくのが賢明です。
浪費や無駄遣いの印象を与える回答を除けば、自由に答えることができます。
学費・家賃・交通費・通信費・水道光熱費など、真面目な使い道もいいでしょう。
趣味・遊び・旅行代など、学生らしい使い方もOKです。
自分らしさが表れた使い道から優先して答えると、面接官に、自分の正しいイメージが伝わりやすくなります。
「好きな色は何ですか」
「なぜその色が好きなのですか」
好きな色についての質問は、意図がわかりにくいと感じるかもしれませんが、もちろん意図があります。
好きな色は、その人の素直な人物像が反映されやすい点の1つ。
好きな色を聞くことで、性格や考え方などを知る狙いがあります。
さて、難しく考えず、正直に答えましょう。
好きな色に、悪い色はありません。
面接官の顔色をうかがう必要はなく、ありのまま、正直な回答をしましょう。
大切なことは、好きな色より、好きである理由です。
好きである理由を整理して、他人にわかりやすく説明できる準備をしておきましょう。
たとえば、好きな色として「青」を答えたとき、次のような理由ができます。
青が好きです。
青は、知的・冷静・誠実なイメージがあります。
私は普段から誠実を心がけているので、青が好きになりました。
好きな色として「赤」を答えたときは、次のような説明はいかがでしょうか。
赤が好きです。
赤は、情熱や元気なイメージがあります。
パワフルな赤からはいつも元気をもらっているので、大好きです。
あくまで理由は一例ですが、自分なりの好きである理由を整理しておくといいでしょう。
特に自分の個性と結びつけた説明の仕方ができれば、あなたの人物像がよりわかりやすく伝わります。
「なぜ今日、そのネクタイを選んだのですか」
「その私服を選んだ根拠を教えてください」
ファッションに関する質問も、面接ではよくあります。
特にアパレル業界は、ファッションセンスが要求される仕事のため、聞かれやすいと考えていいでしょう。
この質問の意図は、応募者のファッションセンスや性格の確認です。
ファッションは見てわかることですが、選んだ根拠をきちんと知るため、あえて質問します。
まず、回答で避けたほうがいいのは、方針のない回答です。
「適当に選んだ」「特に意味はない」などの回答では、何のアピールにもなりません。
ささいなことでもいいですから、選んだ根拠をきちんと答えましょう。
「御社のイメージに合わせて、清潔感のある服装を選びました」
「御社のコーポレートカラーに合わせて、ネクタイの色を選びました」
「これから社会に出る者として、真っ白な気持ちでいたいため、シンプルな服装でまとめました」
理由があれば、きちんと考えて服装を選んでいることがわかり、ファッションセンスを評価してくれるでしょう。
少し変わったファッションでも、意味やテーマがあるなら、面接官も理解してくれるはずです。
私服での面接では、上下のコーディネートに注目が集まります。
聞かれたとき、スマートに答えられるようにしておくといいでしょう。
面接では、ユニークな質問がされることは珍しくありません。
最もよく聞かれる、ユニークな質問の1つが、何かに例える質問です。
「自分を色に例えると何ですか」
「あなたを物に例えると何ですか」
冗談半分で質問しているのかと思いますが、もちろん意味があります。
この質問の意図は、機転やユーモアがあるかどうかです。
ユニークな質問は、頭の回転の速さが反映されやすい部分です。
とっさだからこそ、きれいな言葉で繕うのが難しく、本質が現れやすいところ。
話の展開を確認することで、普通の質問ではわかりにくい機転やユーモアがわかるのです。
さて、機転やユーモアを確認するとはいえ、このパターンも、ある程度の定番があります。
「○○に例えると何ですか」という質問には、次のキーワードがよく聞かれます。
それぞれのキーワードと自分の特徴と結びつけて、自分ならどう答えるか、考えておくといいでしょう。
少し考えておくだけでも、心の準備が整い、本番の答え方がスムーズになります。
必ず聞かれるとは限りませんが、頭の体操として、考えてみるといいかもしれません。
「最近読んだ本は何ですか」
「1カ月に何冊くらい、本を読みますか」
応募者の人物像の把握に役立つため、面接で聞かれやすい質問の1つです。
まず面接官が確認したいのは、そもそも読書の習慣があるかどうかです。
読書の習慣がある人は、向上心が感じられます。
読書は、人生に知識と知恵を与える習慣の1つ。
長期で考えると、成長力も期待できます。
もし読書の習慣があれば、どんな種類の本を読んでいるのか気になるところ。
読んでいる本の種類や傾向を知ることで、考え方や成長の方向性を考える手がかりになります。
まず気をつけたいのは「読んでいません」という回答です。
週に1冊でもかまわないので、本を読んでおきましょう。
1冊を完全に読むのが難しければ、拾い読みでもかまいません。
小説や実用書など、人生に知恵や深みを与える本がおすすめです。
面接で読んでいる本について答えるときも、そうした仕事や人生に役立つ本を挙げるのが適切です。
本を読んで、何を学び、生活にどう役立ちそうかなど、学びに重点を置いて答えましょう。
読んだことがしっかり吸収できていることがわかるため、面接官に知性と教養をアピールできます。
ただし、知ったかぶりで話すのは注意です。
本当は知らないのに、いかにも知っているようなそぶりで話しても、面接官はすぐ見抜きます。
知っている範囲で、正直かつ具体的に答えましょう。
「どんな就職対策本を読んできましたか」
「就職対策本はどれだけ読んできましたか」
ずばり、聞かれることがあります。
もちろん正直に答えるのが基本ですが、偏った表現には注意が必要です。
「まったく読んでいない」と答えると「準備不足だな」と思われるでしょう。
一方「熟読してきました」と答えれば「暗記した言葉は聞きたくない」と思われます。
どちらの答え方も評価が低くなりやすいため、うまく答えるのが難しいところです。
さて、どう答えるのが適切でしょうか。
まず就職対策本については「参考程度に読んだ」という、無難な表現が賢明です。
そして最大のポイントは「重点に置いたのは、あくまでその企業の研究や準備」という点を強調することです。
参考として読んだことはありますが、あくまで社会常識や礼儀作法を身につけるためです。
私は、自分の言葉で素直に表現することが大切だと思っています。
最も力を入れて研究したのは、もちろん御社についてです。
自分の強みや特徴を御社の利益にどう生かすことができるか、最も重要だと考えています。
就職対策本を読んだことがあっても、筋の通った答え方ができれば、面接官も納得するでしょう。
就職対策本から企業研究にテーマを移すことで、うまくアピールできます。
「尊敬する人は誰ですか」
そう聞かれたとき、どう答えますか。
尊敬する基準は人それぞれですが、注意点があります。
最も避けたいのは「誰もいない」という回答です。
「尊敬する人がいない」という回答は、事実でも、少し残念に感じられます。
応募者の向上心が乏しく、成長力に不安が出やすいため、できるだけ誰か尊敬する人物を挙げたほうがいいでしょう。
優れた人を尊び、敬うことがあるから、人生に張りが生まれて成長できます。
それぞれ意味は似ていますが、違います。
ここでの質問は、あくまで尊敬する人であり、憧れる人ではありません。
この質問には、定番の答えとして「親」があります。
もちろん親と答えてもいいのですが、少し不安もあります。
あまりにきれいな答えすぎて、面接官にきちんと信じてもらえない可能性があるのです。
「面接対策本の内容を、暗記して答えているだろう」と疑われるのは、応募者にとっても不本意でしょう。
また、定番であるため、ほかの応募者と回答が重なりやすいデメリットもあります。
疑われやすかったり重なりやすかったりするデメリットがあるため、事実でも、できれば避けたほうが賢明です。
では、誰を上げれば良いのでしょうか。
尊敬する人物として挙げるのは、歴史上の人物がおすすめです。
定番から少しずらした答えのほうが、面接官に信じてもらいやすくなるため、説得力が出ます。
歴史上の人物の中でも、できれば時代が近く、国籍が同じ人物のほうがいいでしょう。
面接官にとっても真実味が伴うだけでなく、親近感が湧きやすく、イメージもしやすくなります。
「これまでの人生で、最も影響を受けた人は誰ですか」
一見すると「尊敬する人は誰か」という質問に似ていますが、違います。
尊敬する人とは、生きるうえで、自分のお手本になる存在です。
一方、影響を受けた人とは、自分の人生に大きな変化をもたらした存在です。
似ていますが、それぞれ意味が異なります。
この質問によって、応募者が、誰からどんな影響を受け、どう成長したのかがわかります。
影響というのは、趣味や好みなどの範囲ではありません。
あくまで、考え方や生き方など、人生を左右する影響のことを言います。
影響を受けた人物なら、誰でも自由です。
親・兄弟姉妹・友人・先輩・アルバイト先の店長・学校の先生。
また小学時代や中学時代など、はるか昔にお世話になった先生を挙げても大丈夫です。
あくまで個人的な価値観ですから、面接官の事情は気にせず、誰でも挙げることができます。
人生を振り返り、人生の生き方や価値観を決めるうえで大きな影響を受けた人について語りましょう。
その人に出会ったことで、どんな影響を受け、どれだけ成長できたのかを具体的に語ることが大切です。
「就職活動の悩みは、誰に相談していますか」
この質問の意図は、就職活動の相談相手として、誰を選んでいるのかの確認です。
相談相手を確認することで、応募者の人間関係を知る狙いもあります。
まず、相談相手を正直に答えましょう。
友人・親・先輩・就職課の職員など、特に決まりはありません。
相談相手が多い場合、すべて挙げるのは大変ですから、特によく相談した相手を挙げるといいでしょう。
エピソードを添えて、どんなアドバイスを受け、どう役立ったのかを、具体的に答えましょう。
役立たなかったアドバイスは話す必要はなく、役立ったアドバイスのみ話せば十分です。
ただし、注意点もあります。
アドバイスされた内容を話すとき、面接にふさわしくない内容には要注意です。
たとえば、不条理な社会の現実、業界の裏話などの話もあるでしょう。
生々しい話を持ち出すと、面接に険悪な雰囲気が漂う可能性があります。
アドバイスの内容を話すなら、あくまで面接にふさわしい内容を選ぶことが大切です。
「あなたは運がいいですか」
「あなたは運がいいほうだと思いますか」
意図がわからず、拍子抜けしそうな質問と思うでしょう。
ところがこの一言は、その人の人生観や価値観を知る質問として有名です。
運は、非科学的です。
だからこそ、運の善しあしは、本人の受け止め方によって、いかようにも変わります。
コップに水が半分入っている状態を見て、どう思うかです。
「まだ半分も入っている」と思うか「もう半分しかない」と思うかです。
運がいいと答える人は、あらゆる物事や環境をポジティブに受け入れる習慣があります。
ささいなことにもきちんと目を向け、感謝できているため「運がいい」と答えます。
一方「運が悪い」と答える人は、あらゆる物事や環境をネガティブに受け入れる習慣があります。
自分の欲ばかりを考え、すでにある感謝は無視するため「自分は不運だ」と嘆くのです。
したがって「運が悪い」というネガティブな答えは良くありません。
運が悪いと思っているなら、この機会に、運がいいと考える習慣に改めましょう。
何事も「運が良い」と思えるような、プラスの受け止め方をして、人生を前向きに生きることが大切です。
自信を持って「自分は運がいい」と答えましょう。
「なぜ運がいいのか」と重ねて質問されたときは、ささいなことで良いので、運がいいことを挙げます。
「大学受験がうまく突破できたこと」
「素晴らしい友人がいること」
「たくさん勉強できる機会に恵まれていること」
「御社と出会えたこと」
「今、無事に生きていること」
ささいなことでかまいません。
むしろささいなことを挙げたほうが、小さなことにも感謝している様子がよく伝わります。
「学生時代、いちばん頑張ったことは何ですか」
この質問に答えた後、意表を突く質問をされることがあります。
「では次に、学生時代、2番目に頑張ったことを教えてください」
この質問をする面接官には、次の2つの意図があります。
定番の質問をすると、暗記口調で答えられるのがオチです。
面接官としては、やはり暗記口調は聞きたくありません。
少しでも自分の頭で考えた回答を聞きたいため、少し定番からずれた質問の仕方をすることがあります。
面接官は、いちばん頑張ったことの信頼性を確認したいため、2番目についても参考にしたい場合があります。
1番目と2番目に頑張ったことを比較することで、共通点がわかれば、応募者の人物像がより浮き彫りになるでしょう。
場合によっては、3番目に頑張ったことも質問されることがあるため注意が必要です。
さて、答え方のポイントです。
まず曖昧な答えは良くありません。
適当な答え方をしていると、2番目の信頼性だけでなく、1番目の信頼性も下がります。
理由や努力を含めて、2番目として適切な回答を考えておく必要があります。
もし、うまく思い浮かばなければ、1番目に関連したことを答えるのが無難です。
1番目と2番目に関連性があれば、1番目の答えの信頼性が上がります。
同時に、応募者の興味関心の方向性も、より明確に伝えることができるでしょう。
「今まで読んだ本で、おすすめの本があれば、挙げてください」
この質問の意図は、応募者がどういった本に興味を持ち、どんな影響を受けたのかの確認です。
応募者がおすすめする本を通して、応募者の興味関心・共感のポイント・学ぶ方向性を把握できます。
おすすめの本は何冊もあるかもしれませんが、たくさん挙げると長話になるうえ、話の焦点もぼやけます。
できるだけ、1冊に絞って、具体的に紹介するのが得策です。
面接官の前だからとはいえ、かっこつけて、難しい本の名前を挙げる必要はありません。
詳しく内容を質問されたとき、言葉に詰まれば、かえって不格好になるだけです。
また、ビジネス関連の書籍である必要もありません。
たとえば小説でも、大きな影響を受けた事実があるなら、自信を持って挙げることができます。
これまで読んだ本を思い出し、大きな影響を受けた本を挙げましょう。
本への興味関心は人それぞれですが、あくまで自分が影響を受けた本を正直に挙げます。
価値観や人生観を大きく変えた1冊が適切です。
おすすめする本を挙げるときは、次の3点を具体的に答えます。
いずれも、簡潔にわかりやすく説明するのが鉄則です。
面接官を引きつけるよう楽しげに話すと、良い影響を受けた印象がいっそう強く伝わるでしょう。
「どんなテレビ番組が好きですか」
「普段、視聴しているテレビ番組を教えてください」
この質問の意図は、応募者が興味関心を抱く分野の確認です。
視聴するテレビ番組の種類を確認することで、応募者がどんな基準と視点で番組を見ているのかがわかります。
まず注意点があります。
「なんとなく見ている」「適当に見ている」など、無計画な見方は良くありません。
見たい番組を、自分の方針と計画に基づいて決めていることが大切です。
さて、テレビ番組についての質問は、自由に答えましょう。
面接官に迎合する必要はなく、あくまで正直な意見が大切です。
必ずしも、教育やドキュメンタリーでなくてもかまいません。
バラエティー番組やクイズ番組でもいいでしょう。
音楽番組、報道番組、旅番組、トーク番組でもOKです。
ここで大切なのは、2つあります。
理由と影響です。
この2点を、明確に説明できることが大切です。
もしテレビ番組を視聴する習慣がない場合でも、正直に答えることができます。
テレビ番組を視聴していないからといって、減点になるわけではありません。
合理的な理由があれば、視聴していない習慣が、かえって評価されることもあります。
面接では、自己PRや志望動機から話がそれ、雑談のような雰囲気になることがあります。
堅苦しい話ばかりでは相手の内側が見えません。
応募者の緊張を和らげようと、わざと雑談から会話を始め、相手の人となりを見ようとします。
特によくある話題が、就職活動の状況についてです。
「弊社のほかにも、たくさんの企業を訪問されているんですか」
「もうどのくらい就職活動をされていますか」
「何社くらい、面接を受けられましたか」
別に嘘をつく必要はなく、正直に答えましょう。
だらだら話さず、簡潔に答えましょう。
ただし、答えるとき、必ず押さえておきたい返事があります。
どんな返事でも「御社が第1志望です」という内容に言及する点です。
「たくさんの会社を回っています」と答えると「手当たりしだい」という印象が強くなります。
手当たりしだいとわかれば、せっかく強くアピールした印象も半減します。
「御社が第1志望」と答えることで、多くの企業を回っていても、今回が最も重要な面接であることを伝えられます。
「御社が第1志望」と答えることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。
「本音ではまだ迷っている」という状態だと、嘘をついているような気がするからです。
しかし、面接で大切なのは、何を話すかより、どんな話し方をするかです。
しっかり答える態度があれば、本気で目の前の企業と向き合っていることを伝えられ、面接官の印象に残ります。
「御社が第1志望」と答えることは、企業への敬意を払うことにもつながるので、堂々と答えてください。
もし立て続けに「もし当社が不採用になれば、どうするつもりか」と尋ねられたときは、次のように答えましょう。
「ここに落ちてから考えようと思っています」
覚悟を決めたうえで面接に挑んでいる気迫を見せることができるのです。
「最近嬉しかった出来事は、何ですか」
「どんなことをしたとき、幸せを感じますか」
この質問の意図は、興味関心の方向性の確認です。
どんなことを嬉しく感じるのかは、人それぞれ。
嬉しく感じる出来事の傾向を知ることで、応募者の心の様子を知ることができます。
まず、嬉しかった出来事とはいえ、場違いな話題は不適切です。
「親から急なお小遣いがあったこと」
「恨んでいた人に仕返しができたこと」
「好きな人に告白して、うまくいったこと」
たとえ嬉しかったのが事実でも、面接の話題に適しているとは言いがたいでしょう。
お金・権利・欲望をむき出しにした話題を出せば、面接官は応募者に不快を抱くことがあります。
嬉しかった出来事は、あくまで仕事や成長に関係した出来事が適切です。
採用を決める面接ですから、知性や常識が伴う内容がいいでしょう。
「勉強し続けていた資格が、ようやく取得できたこと」
「アルバイトで、店長から感謝状をいただいたこと」
「海外旅行をして、別世界を体験して、視野と見識が広がったこと」
成長や仕事に関する内容のほうが、自己アピールにつながります。
「自分を表すキーワードを3つ挙げてください」
「自分を表すキーワードを5つ挙げてください」
この質問の意図は、応募者が自分の特徴をどれだけ簡潔に理解しているかの確認です。
自分の特徴を一言で説明してもらうのは、面接官にとっても応募者を理解しやすくなるメリットがあります。
まず自分を表すキーワードは、自己PRの内容と関連していることが大切です。
挙げたキーワードが自己PRと無関係であると、面接官は混乱するでしょう。
自己PRと矛盾しないよう、一貫性や整合性を考えたキーワードを挙げましょう。
また、その場で突然考えても、スムーズに浮かべるのは難しいでしょう。
いつ聞かれてもすぐ答えられるよう、自分の特徴や長所を表したキーワードを前もって考えておきます。
たとえば、向上心・根気・集中力・負けず嫌い・継続力などです。
必要とされるキーワードの数は、面接官によって異なりますが、最低でも5つは考えておきましょう。
余裕があれば、10個あると、確実に安心です。
さて、答え方にもポイントがあります。
面接官は「最初に挙げる特徴ほど、強い特徴」と考える傾向があります。
そのため、特徴の強い順に挙げていくようにすると、さらにわかりやすくなります。
たとえば、集中力と負けず嫌いの2つの特徴があるとします。
負けず嫌いの特徴のほうが強いと思うなら「集中力、負けず嫌い」ではなく「負けず嫌い、集中力」の順で挙げます。
特徴の強さに応じて挙げる順まで整えておけば、完璧です。
「あなたの大学は、どんなところですか」
「大学について、どんな印象をお持ちですか」
「自分の大学について、感想を教えてください」
たわいもない質問に思えますが、要注意。
むしろ気をつけなければいけない質問の1つです。
この質問の意図は、物事を受け止める傾向の確認です。
どんなことにも、良い点と悪い点の両方が存在します。
このとき、良いところに注目するか、悪いところに注目するかは、性格が表れやすい部分。
自分が所属する大学を褒める性格なら、入社後も、自分が所属する企業を褒める傾向があるでしょう。
自分が所属する大学をけなす性格なら、入社後も、自分が所属する企業をけなす傾向があるでしょう。
企業としては、やはり不平不満を漏らす人材が苦手です。
仕事の不平不満を言いやすいだけでなく、企業の評判への悪影響も心配します。
悪い部分を「悪い」と批判するのは、正直でいいのですが、注意したほうがいいでしょう。
オブラートに包んで、言い方を工夫した表現が求められます。
そこで心がけたいのは、否定的な回答より、肯定的な回答です。
悪いと思う部分があっても、見方を変えて、良い特徴として言い換える工夫を心がけます。
たとえば「厳しい授業」と思うなら「生徒のためを考える授業」と言い換えます。
「古びて汚い校舎」というのは「歴史を感じさせる校舎」と言い換えられるでしょう。
できるだけ大学の良い点を話したほうが、応募者の印象だけでなく、面接の雰囲気も明るくなります。
「なぜ、この大学に入学しようと思ったのですか」
「なぜ、この学部を選んだのですか」
大学や学部を選んだ理由は、応募者の考え・希望・特性などが反映されやすい部分です。
選んだ理由を知ることで、応募者が人生で目指す方向を確認する狙いがあります。
まず、主体性のない答え方は厳禁です。
「合格したのがこの大学だけだったから」
「ほかに興味のある学部がなかったから」
そうした事情が実際に多少あったとしても、面接では伏せておくのが賢明です。
大学や学部を選んでいるときの状況を、よく思い出しましょう。
将来に何らかの夢や希望を描いて、大学や学部を選んだはずです。
自己分析で使ったノートを取り出すと、思い出しやすくなります。
当時の自分を思い出し、選んだ理由を簡潔にわかりやすく説明できるようにしておきましょう。
自信のない答え方は避け、できるだけ夢と希望を持った答え方を心がけましょう。
「面接会場に来る途中、印象的だったことはありますか」
予想外の状況への対応力を確認する質問です。
準備していない質問に対して、どんな答え方で乗り切るか、面接官は注目しています。
まず「何もありません」という回答は避けましょう。
ささいなことでもかまわないので、印象的だったことを何か挙げるのが得策です。
また、何か挙げるとしても、就職や仕事に無関係の発言は控えたほうが賢明です。
たとえば「変な服の人とすれ違った」「けんかしている人を見かけた」「珍しい建物を発見した」などです。
個人的に印象的だったのかもしれませんが、就職や仕事に関係ない話を聞かされても、面接官は返事に困ります。
面接会場に来るまでの道のりを振り返り、できるだけ就職や仕事に関係したことに絞って思い出しましょう。
落ち着いて振り返れば、1つや2つはあるはずです。
「その企業の建物が立派で、素晴らしいと感動したこと」
「自分と同じような就職活動中の人とすれ違い、やる気や元気をもらったこと」
「携帯電話でかっこよく交渉をする社会人を見かけ、自分もああなりたいと思ったこと」
就職や仕事に関係した話を出せば、応募者が、就職活動に集中できている様子がよく伝わるでしょう。
「緊張していますか」
そう聞かれたとき、どう答えますか。
「緊張しています」と答えれば「精神力が弱いと判断されるのではないか」と、心配する人もいるかもしれません。
中には、緊張しているにもかかわらず「緊張していない」と強がる人もいるかもしれませんね。
ところがこうした状況では「緊張しています」と答えたほうが、好印象かつ有利になる傾向があります。
「まったく緊張していません」と答えると、どう感じるでしょうか。
堂々とした印象は与えるでしょうが、逆に、面接を軽視している印象を与える可能性もあります。
人生を左右する重要な局面であるにもかかわらず、のんきな様子でいるのは、時に軽率な誤解を招く恐れがあります。
誤解されるリスクがあるため、無難に「緊張しています」と答えたほうが安心です。
緊張していることを笑う面接官はいません。
人生を左右する重要な局面では、誰でも緊張するのが当たり前。
緊張しているのは、それだけ面接を重大な局面であると認識して、重要視している証拠でもあります。
応募者の素直で謙虚な姿勢も伝わりやすくなるため、面接官も好印象を抱くのです。
さらにもう1つ、応募者を有利にさせるポイントがあります。
緊張を白状することで、緊張を軽減できる作用です。
面接で緊張していると、自分をうまく表現しにくくなります。
緊張しているなら、素直に「緊張している」と白状したほうが、自分の緊張を和らげます。
わざわざ緊張を隠す必要がなくなるため、強がる必要がなくなります。
面接が楽になるのです。
「あなたがこだわっている物や道具はありますか」
「今日の持ち物の中で、特にこだわりが強いものは何ですか」
営業関係の面接で、よく聞かれる質問です。
こだわりを語る姿は、営業で、お客さまに商品の魅力を語る姿と似ています。
こだわりを語る応募者を見て、面接官は、どういう様子で商品の魅力を語るのか、仕事風景を想像する手がかりにするのです。
まず注意したいのは、自分の気持ちをわからせるような、強引な言い方です。
「絶対これがおすすめです」
「私の気持ちがわかりますよね」
「これ以外の物は、使い物になりません」
こだわりを熱く語るのは結構ですが、自分の考えを強要したり、ほかの商品を侮辱したりする発言は避けます。
こだわりがあるものについて語るときは、にこにこしながら、明るく楽しげに語りましょう。
「私の相棒です」
「これに何度も助けられています」
「これは本当に素晴らしい道具なんですよ」
「これのすごいところは、こういうところなのです」
明るく楽しげに語ると、深い思い入れがあることが伝わります。
相手を話に引き込むことができるのです。
車の運転が必要な仕事で聞かれやすい質問といえば、やはり運転免許です。
「運転免許はありますか」
「運転できる車種を教えてください」
たとえ車の運転を必要とする仕事でなくても、参考として聞かれる場合もあります。
ありのままの事実を伝え、正直に答えましょう。
面接の時点で持っていなければ、不採用になるとは限りません。
入社までに免許を取得さえできれば、仕事は対応できます。
大切なのは、入社までに免許を取得する意志があるかどうか。
教習所に通っているなら、取得の予定時期を伝えましょう。
「持っています」とだけ答えるだけでは物足りません。
せっかくですから、運転についてアピールしたいことも伝えましょう。
運転できる車種を具体的に答えます。
また、無事故・無違反の期間が長ければ、忘れずに安全運転の自信も伝えましょう。
優良運転者に与えられるゴールド免許証があるなら、強力なアピールになります。
面接で運転免許の提示を求められる場合があるため、念のため、面接に持参しておくと安心です。
ただし、てんかんなど、運転に支障がある持病がある場合は、隠さず、きちんと伝えておきましょう。
面接の最後に聞かれる、定番の質問があります。
「最後に何か質問はありますか」です。
特に質問がなければ「特にありません」と答えがちです。
ここが要注意なのです。
「特にありません」と答えると「興味関心がないのか」「意欲や熱意が足りないのではないか」と誤解されることがあります。
面接の最後は、余韻が残りやすいため、特に要注意。
面接中の印象がよくても、面接の最後で印象を悪くしてしまうことがあります。
ちょっとした一言で、ネガティブに誤解されるのは不本意でしょう。
質問がなくても頭をひねって、1つでもいいですから質問をしたほうが、安心です。
最も無難な質問は、仕事内容についてです。
たとえば、作業内容の進め方・チーム構成・社内の雰囲気などです。
具体的な仕事内容を質問すれば、就業意欲が伝わりやすくなるでしょう。
どんな企業の面接でも聞かれる質問のはずですから、前もって質問内容を考えておきましょう。
最後の質問で就業意欲を強調できれば、面接をきれいに締めくくれます。
面接の最後では「何か質問はありますか」と聞かれるのが定番です。
もはやどんな企業の面接でも、確実に聞かれると思って間違いありません。
質問がなくても、できるだけ就業意欲を表現できる質問をするのが好ましいとされています。
企業のウェブサイトを見ただけではわからない詳細を質問するのもいいでしょう。
作業内容の進め方・チーム構成・社内の雰囲気など、就業意欲が伝わるような質問をするのが得策です。
面接前、前もって質問内容を準備しておくと、スムーズに質問できます。
さて、問題は、本当に質問したいことがない場合です。
たとえば、面接中に会話が十分できたおかげで、質問する予定だった不明点が、すべて解消されることもあるでしょう。
もちろん「特にありません」という一言で終わらせてもいいですが、面接官をがっかりさせるかもしれません。
面接の最後は、特に余韻が残りやすい。
こうしたときは、次の一言が言えれば、うまく締めくくれます。
「先ほどの会話で不明点を十分確認できましたので、特にありません。ご配慮、ありがとうございます」
こう答えれば、気持ちよく質問を断れます。
「質問はない」という意味は同じでも、言い方を少し工夫するだけで、ずいぶん柔らかい印象に改善できるのです。