面接に通らない人は、加点を狙うのが特徴です。
「ほかの応募者と差をつけなければいけない」
「注目してもらうために、何か驚かせることをしたほうがいいのではないか」
面接前には、質疑応答の準備が大切です。
質問の準備をするのは、マナー違反ではありません。
むしろ聞かれる可能性が高い質問は、しっかり準備しておくのがマナーです。
「あなたの強みは何ですか」という質問があったとします。
面接に通らない人は、まず課程から話し始めるのが特徴です。
「私は幼い頃から○○が得意で、大学では○○を学び~」
面接に通らない人は、応募者の立場だけ経験するのが特徴です。
たとえば、友人に面接の練習を協力してもらうとき、応募者役だけ演じようとします。
面接の練習ですから、普通に考えれば、たしかに応募者役で十分。
表情は、相手に与える要因がとても大きい。
面接に通らない人は、うつむきがちで、常に無表情なのが特徴です。
うつむきがちで話すため、元気がないように見えます。
面接に挑むときの気持ちで、選考に与える影響があります。
面接に通らない人は、面接を怖がります。
考えるのは、悪い展開ばかり。
面接に通らない人は、スーツに着られているのが特徴です。
まずスーツのサイズがきちんと合っていません。
だぼだぼ、もしくはぴちぴちです。
「服装は自由です」と許可される面接があります。
面接に通らない人は、服装が自由の面接を、素直に喜びます。
「やった。服装は自由で良いらしい。それなら楽な私服で面接を受けよう。どんなおしゃれをしようかな」
面接に通らない人は、面接のとき、派手な腕時計をします。
「派手な腕時計で目立たせよう」
「ブランド名が目立つ腕時計のほうが、かっこよく見えるのではないか」
面接が始まるやいなや、面接官が優しい言葉をかけてくれることがあります。
「緊張していませんか。大丈夫ですよ。自然体でいきましょう。楽にしてください」
リラックスを促してくれるのです。
面接に通らない人は、能力で差をつけようとするのが特徴です。
高い学歴や成績をアピールしようとする。
ハイレベルな資格や免許を目立たせようとする。
お辞儀にも、礼儀作法があります。
「ただ頭を下げればいいだけだろう」と思いますが、要注意。
単なるお辞儀でも、手順を誤ると、失礼な印象を与えることがあるため油断できません。
面接に通らない人は、歩きながら挨拶をします。
面接室に入るやいなや、歩きながら「よろしくお願いいたします」と言って、椅子に座ります。
もちろん私生活なら、そうした挨拶もいいでしょう。
面接では、デリケートな発言をしなければいけない場面があります。
たとえば、勤務地の希望を言ったり、残業の質問をしたりなどです。
面接であまり露骨な発言は好ましくありませんが、事情のため、どうしても発言しなければいけない場面もあるでしょう。
ほかの応募者と一緒に、対面式の面接を受ける場合があります。
集団面接です。
面接官の質問に対して、1人ずつ答えていく流れが一般的です。
面接では、ほかの応募者と協力しながら面接を受けることがあります。
たとえば、グループディスカッションやグループワークなどです。
こうした面接形式では、応募者が集団の中での役割や振る舞いが、表れやすいところ。
面接中に時計を確認するしぐさには、要注意。
時間を確認するための時計ですが、いつでも時間を確認していいわけではありません。
時と場合によっては、思わぬ誤解を与える原因になります。
面接官を、どう説得するかです。
ただ力強い発言をすれば、信じてもらえるわけではありません。
面接官は、ベテランの社会人。
面接では、きちんとした回答が求められます。
自己PRや志望動機だけでなく、すべての質問に、きちんとした回答であるほうが好印象です。
ところが、きちんとした回答とはいえ、面接に通る人と通らない人とでは、答え方の心がけに違いがあります。
面接に通らない人は、自己PRや志望動機を使い回すのが特徴です。
「自己PRや志望動機が同じでも、ほかの企業だから、ばれるはずがない」
少しでも手間暇を省こうとします。
面接に通らない人は、若者言葉を使うのが特徴です。
若者言葉を使うことにためらいません。
若者言葉とは、俗語であったり、言葉の一部を省略したりなどした言葉を言います。
短所のない人はいません。
面接でも、長所だけでなく、短所について追及されるのが定番です。
その短所についての答え方が、選考の結果を分けます。
心の中は意外と表に出るもの。
本音は隠そうと思っても、なかなか隠しきれません。
それは、面接でも同じです。
「何か資格を持っていますか」
そう面接官から質問されたとき、面接に通る人と通らない人に違いがあります。
面接に通らない人は、持っている資格をすべて答えます。
面接では、圧迫面接が行われる場合があります。
応募者のストレス耐性を確認するため、厳しい言葉や威圧的な態度などで責めてきます。
さて、面接に通る人と通らない人とでは、圧迫面接の対応が正反対です。
面接では、自信のある態度が必須です。
面接は自己アピールの場。
自分の強みをアピールするなら、自信のある態度が適切です。
残業は、誰でも嬉しくありません。
ただし、社会で仕事をしていると、残業を避けられない状況があるのもたしかです。
就職活動がうまくいかない人は、とにかく残業を嫌がります。
面接に通らない人は、面接だけ入念にしようとします。
たしかに面接は、採用を決める重要な場です。
重要であることは間違いなく、面接が最大の勝負所と言っていいでしょう。
「強みと弱みを挙げてください」
こんな質問をされたとき、どう答えますか。
面接に通る人と通らない人とでは、答え方に違いが見られます。
面接に通らない人は、面接室にいる間だけ面接だと考えています。
一見すると、普通の考え方に思えるのですが、不十分です。
面接室以外にも、評価に関係する場面があるからです。
面接に通らない人は、加点を狙うのが特徴です。
「ほかの応募者と差をつけなければいけない」
「注目してもらうために、何か驚かせることをしたほうがいいのではないか」
そう思い、何か特別なことをして、点数を稼ごうとします。
自己PRや志望動機は、奇抜な内容にする。
面接官の印象に残るような、インパクトのある言動を見せる。
意気込みは素晴らしいのですが、悲しいかな、加点を狙った行為は、逆効果になることが多い。
余計なことをしたばかりに、乱れた礼儀作法や不快な癖が目立ち、面接官は眉をひそめます。
基本が不十分である様子から、仕事をお願いしても指示に従わず、独自の判断や行動をするような不安をかき立てるのです。
一方、面接に通る人は、加点は狙わず、減点を避けることに集中します。
自己PRも志望動機も、奇抜な内容は避け、平易な言葉を使って、就労意欲がよく伝わる内容に仕上げます。
言動についても、社会人らしい礼儀作法を心がけます。
不快にさせる癖があれば、本番までに直します。
減点を避けたほうが、素直で正直な印象を与えるため、採用しやすくなるのです。
つまり、基本ができていることをアピールするということです。
基本がきちんとできてこそ、応用ができます。
唯一、加点を狙っていいのは、最終面接です。
最終面接まで来た人は、すでに減点になる要素がほとんどありません。
ほかの応募者と差をつけるため、加点を取りに行く必要があります。
最終面接を除けば、面接では減点を避けるのが賢明です。
面接前には、質疑応答の準備が大切です。
質問の準備をするのは、マナー違反ではありません。
むしろ聞かれる可能性が高い質問は、しっかり準備しておくのがマナーです。
自分の考えをスムーズに答えることができれば、面接官にも伝わりやすくなり、120%のアピールができるでしょう。
さて、質疑応答の準備について、面接で通る人とそうでない人に、違いがあります。
質疑応答の準備までは同じですが、違うのは覚え方と話し方です。
面接に通らない人は、回答すべてを完全に覚えようとします。
言い間違えることがないよう、一字一句まで正確に覚えます。
もちろんしっかり準備しているだけあり、言葉は正しく立派です。
しかし、淡々と暗記口調で話をされるため、本人が話している言葉でも、感情が込められていません。
暗記口調ほど、つまらない回答はありません。
どれだけきれいな言葉でも、暗記口調では面接官の心は動かせない。
面接官は「自分の頭で考えた言葉を聞きたい」と思い、棒読みの回答しかしない応募者にがっかりするのです。
一方、面接に通る人は、回答のすべてを覚えません。
覚えるのは、回答の要点だけです。
自己PR・志望動機・その他の質問も、要点だけ覚えます。
残りの部分は、場の雰囲気や面接官の様子を見ながら、臨機応変に補足していきます。
すると、回答の準備をしていても、その場で考えながら答えることになるため、うまく感情を込めることができます。
自分の頭でしっかり考えながら抑揚のある回答ができるため、面接官の心にも響くのです。
「あなたの強みは何ですか」という質問があったとします。
面接に通らない人は、まず課程から話し始めるのが特徴です。
「私は幼い頃から○○が得意で、大学では○○を学び~」
結論までの過程を延々と話し、最後に結論を述べます。
応募者は「詳細をきちんと話したほうが深く理解してくれるだろう」と思って、一生懸命に過程を話します。
しかし、聞いている側は、回りくどくて、わかりにくい話に疲れます。
なかなか出ない結論にいらいらします。
話の内容は立派でも「早く結論を言ってほしい」と思い、面接官はあくびをするのです。
一方、面接に通る人は、まず結論から話し始めます。
「私の強みは○○です。その理由は~」
最初に結論を述べた後、具体的な説明を付け足していきます。
どんなに話が苦手な人でも、結論から話せば、最低限の意図が伝わるため、わかりやすくなります。
結論から話すと、面接官の興味関心も引き寄せられるため、続きの話も聞いてもらいやすくなります。
ビジネスでは、結論から話すのが常識です。
結論を話す順が、最初か最後かだけの違いですが、相手に与える印象はまったく違うのです。
面接に通らない人は、応募者の立場だけ経験するのが特徴です。
たとえば、友人に面接の練習を協力してもらうとき、応募者役だけ演じようとします。
面接の練習ですから、普通に考えれば、たしかに応募者役で十分。
面接官役を演じても、面接官をするわけではないため、意味がないと考えます。
ところが、練習の回数を重ねる割に、なかなか上達しない。
面接官の心情がいまひとつ理解しにくいため、適切な答え方が思い浮かびにくいのです。
一方、面接に通る人は、応募者役だけでなく、面接官役も経験します。
友人に面接の練習を協力してもらうとき、応募者役の練習が終われば、交代して、面接官役も演じます。
友人の面接の練習に協力する意味もありますが、別の意味もあります。
面接官の立場を経験することで、面接官からの応募者を見たときの様子を確認できるからです。
どういう言動が、好印象なのか、悪印象なのか。
それは、面接官の立場を経験することで、よくわかります。
逆の立場を経験することは重要です。
主観的な視点に、客観的な視点も加わることで、視野が広がります。
その結果、より適切な応対が、直感的に把握できるようになるのです。
もし面接官役ができなければ、面接官の視点で応募者を見たビデオを視聴してもかまいません。
大切なことは、面接官の視点を理解しているかどうかです。
面接官の立場を経験することは、圧倒的な視野の広がりと、数多くの発見をもたらしてくれます。
表情は、相手に与える要因がとても大きい。
面接に通らない人は、うつむきがちで、常に無表情なのが特徴です。
うつむきがちで話すため、元気がないように見えます。
無表情なので、何を考えているのかわかりません。
自己PRや志望動機は立派でも、無表情では、意欲や熱意が伝わらない。
応募者は、失言や失態を避けることばかりに集中しています。
そのため、肝心の態度や表情まで意識が行き届いていません。
「発言はきれいでも、態度や表情が悪い」という不自然な状態になるのです。
一方、面接に通る人は、前を向いて、笑顔で話します。
前を向いて話すので、自信があるように見えます。
にこにこしているので「ポジティブ思考です」と言わなくても、明るくポジティブな印象を与えます。
にこにこした人には、内側からみなぎるエネルギーが感じられます。
面接の雰囲気も明るくなりやすいため、話しやすくなり、自分をうまく表現しやすくなる。
重要な話をするときは、真剣な表情になりますが、基本は笑顔を心がけます。
日常生活でも重要な笑顔ですが、面接でも同じです。
明るい表情をした人には、仕事をお願いしても、喜んで対応してくれるだろうと期待を抱くのです。
面接に挑むときの気持ちで、選考に与える影響があります。
面接に通らない人は、面接を怖がります。
考えるのは、悪い展開ばかり。
「うまく話せるだろうか」
「圧迫面接があれば、嫌だな」
「不採用になったらどうしよう」
明るい展開は考えず、暗い展開ばかり考えます。
暗い展開ばかり考えるから、怖くなって、表情も悪くなる。
表情が悪くなるから、面接官にも良い印象を与えません。
「幽霊のような人が現れた」と思い、堅苦しい雰囲気がいっそう堅くなるのです。
一方、面接に通る人は、面接を楽しみます。
「面接をしに行く」というより「面接官との会話を楽しみに行く」と考えています。
「たくさん話を聞いてもらおう。自分をしっかり売り込むぞ」と考え、面接を楽しいイベントと考えています。
その心持ちは、自然と態度や表情に表れます。
面接を楽しもうという気持ちが、態度・表情・発言にも表れ、応募者から明るい雰囲気が漂います。
応募者が面接を楽しんでいるのは、面接官は見ればすぐわかります。
目をきらきら輝かせて、楽しそうに話すことが、立派な自己アピール。
そうした部分で差がつき、面接に通りやすくなるのです。
面接が怖いか楽しいかは、面接の問題ではなく、自分の心の問題です。
「怖い」と思えば、怖い面接になるでしょう。
「楽しむ」と思えば、楽しい面接になるでしょう。
心の持ちようが大切です。
面接に通らない人は、スーツに着られているのが特徴です。
まずスーツのサイズがきちんと合っていません。
だぼだぼ、もしくはぴちぴちです。
首回りや裾の長さが合っていなくて、不自然な状態になっています。
それに加え、スーツに着慣れていません。
「初めてスーツを着ました」「衣装を着ています」と言わんばかりの、ぎこちない雰囲気が漂います。
着慣れていないスーツのため、入退室のマナーも、滑らかではありません。
スーツの違和感が気になって、面接の質疑応答にも集中しにくい。
面接のときに限ってスーツを着ると、慣れない違和感のため、こうした失敗がよくあります。
主役が、人ではなく、スーツの状態です。
スーツに着られている状態であるため、面接官からはこっけいに映るのです。
一方、就職活動がうまくいく人は、スーツをきちんと着ています。
ただ着ているだけでなく、着慣れているのが特徴です。
まず、自分の体に合ったスーツを購入します。
首回りも裾の長さも、ぴったり。
そのスーツを、できるだけ普段の就職活動からよく着て、着慣れるようにしています。
時には、スーツを着る用事がなくても、あえて着ることもあります。
そうして普段から着続けていると、スーツを着たときの違和感がなくなり、面接での質疑応答にも集中しやすくなります。
面接官には、スーツに着慣れている様子が社会人らしく映り、頼もしく感じるのです。
「服装は自由です」と許可される面接があります。
面接に通らない人は、服装が自由の面接を、素直に喜びます。
「やった。服装は自由で良いらしい。それなら楽な私服で面接を受けよう。どんなおしゃれをしようかな」
安易な気持ちで、私服を着ていくのです。
もちろん「必ず私服でお越しください」という明確な指示があるなら、本当に私服でもいいでしょう。
指示があるなら、指示に従わなければいけません。
しかし「服装自由」や「私服でも可能」など、応募者の判断に任せる表現なら、要注意。
私服でのこのこ出席すると、恥ずかしい思いをするでしょう。
表向きは「服装自由」としていても、実際は社交辞令の場合が多い。
面接室に入った応募者が私服だとわかった瞬間、面接官は、ほぼ不採用を決定しているのです。
一方、面接に通る人は、服装自由と言われても、スーツで参加します。
面接では、身だしなみが重要です。
就職したいという真剣な気持ちを見せるなら、スーツに勝る服装はありません。
びしっと決まったスーツは、礼儀作法を重んじる雰囲気をかもし出します。
堅苦しいと思うかもしれませんが、だからこそ、誠実で真面目な気持ちを伝えやすくなります。
就職活動において、油断は禁物。
服装自由と言われても、社交辞令と考えることです。
スーツという正装は、ビジネスにおける基本の身だしなみ。
本当に私服で良かったとしても、スーツはビジネスにおける正装ですから、悪い印象にはなりません。
服装自由と言われても、一部の業界を除き、スーツで出席するのが無難です。
面接に通らない人は、面接のとき、派手な腕時計をします。
「派手な腕時計で目立たせよう」
「ブランド名が目立つ腕時計のほうが、かっこよく見えるのではないか」
「時間さえ確認できれば、プライベートで使っているおしゃれな時計でもいいだろう」
ファッション性やブランド名が目立つ時計を身につけて、面接を受けるのです。
たしかに時間を確認するだけなら、腕時計のデザインは関係ないでしょう。
しかし、社会で仕事をするからには、派手なデザインは不適切です。
派手な腕時計は遊び心が感じられるため、面接も遊びで受けているような印象を受けてしまいます。
面接では身だしなみを重視されますが、腕時計も身だしなみの1つ。
ささいな点ですが、大きく減点されてしまうのです。
一方、面接に通る人は、面接のとき、シンプルな腕時計をします。
バンドは、黒か茶の革か、ステンレスシルバー。
ファッション性やブランド名が目立つ時計は避けます。
プライベートでは派手な腕時計をしていても、面接では、あえてシンプルな腕時計を心がけるのが特徴です。
シンプルな腕時計は、そのシンプルさから、余計な癖を感じさせません。
さらに知的・誠実・真面目などの印象も強調できます。
普段は腕時計を身につけていなくても、面接のときだけでも身につけておけば、社会人らしいアピールとして効果的です。
面接が始まるやいなや、面接官が優しい言葉をかけてくれることがあります。
「緊張していませんか。大丈夫ですよ。自然体でいきましょう。楽にしてください」
リラックスを促してくれるのです。
もちろん面接官は悪気があるわけではなく、本心で言っています。
応募者が緊張していると、面接官としても面接しにくいため、リラックスを促すのです。
ところが、面接に通る人と通らない人とでは、この言葉の受け止め方が違います。
面接に通らない人は、面接官の「楽にしてください」を信じます。
「そうか。リラックスしていいのか。面接官の言うとおりにしよう」
本気で受け止め、言葉のとおり、リラックスするのです。
足を開き、椅子の背にもたれ、だらしない表情になります。
いくら面接官から促されたとはいえ、常識の範囲を超えるリラックスは問題です。
油断の結果、つまらない失態や失言をしてしまい、不採用になるのです。
面接に通る人は、面接官の「楽にしてください」を信じません。
軽くリラックスをすることはあっても、最低限の緊張感を保ちながら面接を受けます。
面接は、人生を決める重大な局面。
応募者は一瞬の油断もできません。
リラックスとはいえ、適当な程度を心がけるのが賢明です。
失言や失態などを防ぎ、自分を確実に表現できるのです。
面接に通らない人は、能力で差をつけようとするのが特徴です。
高い学歴や成績をアピールしようとする。
ハイレベルな資格や免許を目立たせようとする。
検定試験の数や点数で勝負しようとする。
少しでも高い能力があることをアピールして、自分に高い魅力があることを訴えようとします。
もちろん能力も重要なのですが、能力のアピールに偏るのは良くありません。
能力があることと、職場でうまく生かせるかどうかは、別問題。
能力ばかりをアピールする応募者に、面接官は首をかしげ、物足りない表情をするのです。
一方、面接に通る人が差をつけるのは、能力ではありません。
もちろん能力も大切な要素ですが、それを支える土台がなければ生かせません。
その土台こそ、人間性なのです。
人間性とは何か。
人間性とは、人としての正しい接し方・考え方・生き方を言います。
真面目・正直・誠実。
明るい人柄で、ポジティブ思考。
常識をわきまえ、礼儀作法がある。
相手を不快にさせる話し方は避け、相手を喜ばせる話し方を心がける。
そうした人としての健全な基本が、いかに身についているかです。
人間性は、すべての企業が求める能力です。
人間性があってこそ、能力は発揮されます。
人間性という土台がなければ、能力が高くても、十分に生かし切れません。
逆に多少能力が足りなくても、人間性という土台さえしっかりしていれば、入社後の教育で補えます。
わざわざ面接を行うのも、本人と直接会って人間性を見極める意味があります。
そのため面接官は、能力より人間性を重視しようとするのです。
お辞儀にも、礼儀作法があります。
「ただ頭を下げればいいだけだろう」と思いますが、要注意。
単なるお辞儀でも、手順を誤ると、失礼な印象を与えることがあるため油断できません。
面接に通らない人は「よろしくお願いいたします」と言いながら、お辞儀をします。
発言とお辞儀が同時の状態です。
致命的なマナー違反ではありませんが、面接官から見ると、やや落ち着きのない印象を受けます。
早々と挨拶を終わらせようとする様子に見え、丁寧な印象に欠けます。
挨拶の言葉は、きれいでも、丁寧な印象が半減するのです。
一方、面接に通る人のお辞儀は、ひと味違います。
「よろしくお願いいたします」と言ってから、お辞儀をするのです。
それぞれが別の状態です。
1つ1つの動作が独立しているため、より落ち着いた印象を与えます。
言いながらお辞儀をする動作に比べて、少し余分に時間がかかりますが、丁寧な印象は倍増します。
面接では、丁寧な選択を選べば間違いありません。
無礼で評価を落とすことはあっても、礼儀正しくて評価を落とすことはない。
冒頭の挨拶から丁寧な印象を強調でき、気持ちよく面接を始められるのです。
面接に通らない人は、歩きながら挨拶をします。
面接室に入るやいなや、歩きながら「よろしくお願いいたします」と言って、椅子に座ります。
もちろん私生活なら、そうした挨拶もいいでしょう。
仲のいい友人に対しては、ざっくばらんな挨拶も自然に見えます。
しかし、面接は公式の場です。
フォーマルな状況では、フォーマルな作法を心がけるのが賢明です。
言葉は丁寧でも、挨拶に手抜きの様子があると、第一印象を損なうのです。
たかが挨拶、されど挨拶。
一方、面接に通る人は、立ち止まってから挨拶をします。
たった一言の挨拶でも、1つ1つの動作が丁寧であるため、すっきりした印象を与えます。
第一印象が良くなり、気持ちよく面接を始められるのです。
面接にかぎらず、余裕があれば、私生活でも心がけるといいでしょう。
挨拶が今まで以上に美しくなり、あなたの印象がさらに向上するはずです。
面接では、デリケートな発言をしなければいけない場面があります。
たとえば、勤務地の希望を言ったり、残業の質問をしたりなどです。
面接であまり露骨な発言は好ましくありませんが、事情のため、どうしても発言しなければいけない場面もあるでしょう。
質問してはいけないわけではありません。
問題は、質問の仕方。
デリケートな発言をする際、面接に通る人と通らない人の言い方に、面白い違いがあります。
面接に通らない人は、まったく前置きがありません。
いきなりデリケートな発言をし、面接官を驚かせます。
応募者は「正直に発言しただけ」と思いますが、面接官に与える印象まで考慮していません。
とげとげしい発言が、そのまま面接官にぐさりと突き刺さる。
余計な誤解を招いて、評価に影響する場合があるのです。
一方、面接に通る人は、適切な前置きがあります。
「恐れ入りますが」
「これは学生の意見ですが」
「大変申し上げにくいのですが」
「差し支えなければ」
「非常識な回答かもしれませんが」
「1つ、お伺いしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか」
前置きの言葉があると、無礼や不謹慎などの印象が緩和されます。
面接では簡潔でわかりやすい説明が大切ですが、デリケートな発言の際は、前置きの言葉を使うのが適切です。
面接官にとって聞きやすく答えやすくなる。
多少非常識な発言をしても、穏やかに受け入れてもらえる可能性も高くなります。
ほかの応募者と一緒に、対面式の面接を受ける場合があります。
集団面接です。
面接官の質問に対して、1人ずつ答えていく流れが一般的です。
この集団面接では、面接に通る人とそうでない人に、大きな違いがあります。
面接に通らない人は、隣の人の話を聞いていません。
考えていることといえば、自分の発言のことばかり。
自分の順が回ってくるまでの間、少しでも立派な回答をするため、全神経を自分に集中させています。
人の話は、自分には関係ないため、聞いていません。
そのため、面接官から「隣の人の意見についてどう思いますか」と突然話を振られたとき、うまく答えられません。
「ぼうっとしていたな。話を聞いていなかったな」とわかり、評価を下げられるのです。
一方、面接に通る人は、隣の人の話も聞いています。
自分の考えを整理しつつ、隣の人の意見も聞いているのです。
納得できたときは、首を縦に振って、きちんとうなずきます。
うなずけば、面接官に「隣の人の話も聞いていますよ」というアピールにもなります。
面接官から話を振られても、さっと答えられます。
隣の人の意見を参考にした答え方もできるため、より適切な回答がしやすくなるのです。
面接では、ほかの応募者と協力しながら面接を受けることがあります。
たとえば、グループディスカッションやグループワークなどです。
こうした面接形式では、応募者が集団の中での役割や振る舞いが、表れやすいところ。
まず面接に通らない人は、自分だけ受かろうとします。
自分に注目が集まるよう、積極的にアピールをします。
もちろん積極的なアピールはいいのですが、発言の仕方が強引です。
誰よりも多く発言する。
自分の意見を押し通す。
他人の意見はとにかく否定する。
一見すると積極的に思えますが、心の中では「自分さえ受かればいい」と考えています。
面接官は「積極的だが、協調性がない」と判断して、評価を下げます。
皮肉にも、自分だけ受かろうとする人だけ、落とされるのです。
一方、面接に通る人は、みんなで受かろうとします。
自分の力だけでは限界があるため、作業を効率よく分担しようとします。
得意なことは得意な人に任せ、自分は自分ができる仕事に専念しようとします。
それぞれの人が、自分の得意な仕事に全力投球すれば、全体として、素晴らしい仕事が発揮できるでしょう。
発言しない人に、わざと話を振る。
苦手なことは、得意な人に助けを求める。
自分だけしゃしゃり出そうな状態になれば、あえて一歩身を引く。
みんなで力を合わせて、グループディスカッションやグループワークを成功へと導きます。
そういう協力的な姿勢は、一見すると地味ですが、面接官は見逃しません。
きちんと周りと協力する様子を見て、協調性や指導力を高く評価してくれます。
そして願ったとおり、みんなで受かるのです。
面接中に時計を確認するしぐさには、要注意。
時間を確認するための時計ですが、いつでも時間を確認していいわけではありません。
時と場合によっては、思わぬ誤解を与える原因になります。
面接に通らない人は、面接で時間が気になったとき、ちらっと時計を見ます。
ほんの一瞬。
しかし、その一瞬を、面接官は見逃しません。
時計を一瞬見た応募者に気づき「時間を気にしているな。面接に集中できていない」と、残念に思います。
応募者に悪気がないのはわかりますが、やはり気持ちの良い印象ではありません。
面接官は「退屈」「早く終わらせてほしい」など、ネガティブな印象を受けるでしょう。
次の予定があり、落ち着かない様子にも見えるでしょう。
場合によっては「面接が退屈だ。早く面接が終わってほしい」という意思表示にも見えてしまいます。
ささいな態度で悪く誤解されるのは、応募者にとっても不本意でしょう。
時計を一瞬見たばかりに、余計な誤解を与える可能性があるのです。
一方、面接に通る人は、時計が気になっても見ません。
もちろん面接官との話で時間の話題になれば、見ることもありますが、基本は見ないように心がけます。
では、どこを見るのかというと、面接官です。
目の前にいるのは、面接官。
面接官の目をきちんと見て、会話します。
目と目を合わせるのは、人としてコミュニケーションの基本です。
目の動きは、非言語コミュニケーションの1つ。
言葉は発していなくても、言葉と同じ、あるいはそれ以上に意思を伝える手段です。
堂々と目を見て話す応募者から自信が伝わり、頼もしい印象を受けるのです。
面接官を、どう説得するかです。
ただ力強い発言をすれば、信じてもらえるわけではありません。
面接官は、ベテランの社会人。
中途半端な説得では、信用してもらえません。
説得の仕方によっては、説得力にずいぶん違いが出てきます。
たとえば「職場で人間関係のトラブルがあったとき、どんな方法で乗り切るか」という質問があるとします。
面接に通らない人は、精神論と大げさな副詞で説得します。
「絶対大丈夫です」
「私はとても社交的で、人付き合いには大変自信があります」
「どんな困難があっても、絶対諦めません」
発言に力があり、自信を表現しているのはわかります。
しかし面接官は、こうした発言を聞きながら「その自信の根拠はどこから来るのだろうか」と思います。
「頑張ります」「我慢します」「諦めません」などの精神論が目立つ。
力強い発言の割には信用されず、あっさり聞き流されます。
応募者は「これほど一生懸命アピールしているのに、なぜうまくいかないのだろうか」と悩むのです。
一方、面接に通る人は、方法論と具体例で説得します。
たとえば、体験談です。
自分がアルバイトをしたとき、実際に直面した人間関係のトラブルを引き合いに出して語ります。
実際にあった出来事は、語るとき、自然と具体的な表現になります。
どんな方法で乗り越えて、解決したのか。
実際にあった出来事であるため、話も方法も具体的になり、面接官は描写しやすくなります。
実績であるため、信頼性も高まるのです。
面接では、きちんとした回答が求められます。
自己PRや志望動機だけでなく、すべての質問に、きちんとした回答であるほうが好印象です。
ところが、きちんとした回答とはいえ、面接に通る人と通らない人とでは、答え方の心がけに違いがあります。
面接に通らない人が心がけるのは、とにかくきれいな答えです。
「とにかく印象の良い回答でなければいけない」
「なんとかして面接官の機嫌を取らなければいけない」
巧みに美しく飾った言葉を使い、響きのいい言葉ばかりを連ねます。
きれいな回答のためには、時には、嘘をつくこともためらいません。
たしかに言葉はきれいなのですが、内容に誠意が感じられないため、面接官の心を動かしません。
また、きれいすぎる回答は、借りてきたような言葉ばかりになるため、面接官は違和感を抱きます。
「どうせ、嘘をついているのだろう」と、あっさり見抜かれ、不採用になるのです。
一方、面接に通る人が心がけているのは、自分らしい答えです。
まず正直であるのは、大原則。
自己PR、志望動機、そのほかの質問の回答も、自分らしさが表現できた内容を心がけます。
もちろん面接官に与える印象も大切ですが、自分らしさを正直に表現するのは、もっと大切。
言葉遣いが多少乱れたとしても、自分の頭で考えた回答が大切です。
心を動かすのは心です。
心から語った言葉こそ、面接官の心を動かします。
面接官も、応募者の本質を見極めやすくなり、適切な評価をしやすくなるのです。
面接に通らない人は、自己PRや志望動機を使い回すのが特徴です。
「自己PRや志望動機が同じでも、ほかの企業だから、ばれるはずがない」
少しでも手間暇を省こうとします。
ばれるはずはないと思いますが、ばれるのです。
どの企業にも使い回せる内容は、面接官にとっては一目瞭然。
使い回しをしている表現は、漠然とするからです。
抽象的で形式的。
「どの企業にも同じことを言っている」と手抜きをしたとわかれば、本来の評価より下げられるでしょう。
怖いのが、そのことに気づかない応募者です。
面接官にばれているにもかかわらず、うまく騙し通せていると思い込み、いつまでも同じ過ちを繰り返す。
「なぜだろう。どこがいけないのだろう」
もんもんと悩む日々が続く。
同じような失敗が何度も繰り返され、就職活動が進展しないのです。
一方、面接に通る人は、自己PRも志望動機も、企業ごとに変えます。
企業ごとに特色が異なるため、本来は、企業に応じてアピール内容も修正するのが適切。
手間暇はかかって大変ですが、その意気込みは、採用担当者に伝わります。
企業の特徴に合わせて、自己PRや志望動機を最適化させるため、内容はより具体的になり、訴える力も強くなります。
自己PRや志望動機を使い回すと、面接官はすぐ見抜きますが、逆のパターンも同じです。
企業ごとに準備した内容も、やはり面接官はすぐ見抜き、就労意欲の本気度が伝わります。
企業ごとに自己PRや志望動機を考えるのは面倒に感じるかもしれませんが、必要な努力と考えましょう。
面接官の心を動かしやすくなって、選考の通過率も高くなるのです。
面接に通らない人は、若者言葉を使うのが特徴です。
若者言葉を使うことにためらいません。
若者言葉とは、俗語であったり、言葉の一部を省略したりなどした言葉を言います。
自分にとっては普段使っている言葉で、別におかしくないと考えます。
「言いやすい」
「ほかにも使っている人がいる」
「聞き慣れた言葉だから」
そういう理由で、若者言葉をたくさん使うのです。
しかし、自分にとって慣れている若者言葉も、面接官にとっては違和感があります。
楽したり省いたりする言葉遣いを聞くと、手抜きをしやすい性格を連想させ、誤解される可能性もあるでしょう。
手間を省こうとして、自分の印象まで悪化させます。
若者言葉でのアピールでは、真剣なアピールも、効果が半減します。
時と場合によっては、面接を軽んじていると誤解されることもあるのです。
一方、面接に通る人は、若者言葉は一切使いません。
礼儀正しい言葉を使います。
俗語は使わない。
省略は、一般用語になったものを除き、使用と避けます。
同じメッセージを伝えるときでも、より礼儀正しい言葉を使ったほうが、きちんとした印象が出るでしょう。
面接官にもさまざまな人がいます。
気にしない人もいますが、気にする人もいるでしょう。
面接では、できるだけ礼儀正しい言葉を使うほうが賢明です。
言葉遣いで、人を判断されるのが現実です。
言葉数は少し長くなるかもしれませんが、礼儀正しい言葉を使ったほうが、確実に丁寧な印象が出ます。
短所のない人はいません。
面接でも、長所だけでなく、短所について追及されるのが定番です。
その短所についての答え方が、選考の結果を分けます。
面接に通らない人は、短所を質問されても、ひたすら隠します。
「大きな短所は特にありません」
隠したところで、面接官は嘘を見抜きます。
欠点のない人はいません。
話すことといえば、長所・得意・強みばかり。
響きのいい話ばかりしていると「何か重大なことを隠しているな」と直感的に気づき、かえって怪しむのです。
一方、面接に通る人は、短所を質問されたときは、きちんと答えます。
ただし、短所はそのまま答えるわけではありません。
短所を長所として表現して、少しでも前向きな印象に変える工夫をするのです。
たとえば「動作が遅い人」は「仕事を丁寧にするのが得意」と言い換えられます。
「目立ちたがり屋」は「アウトプットが得意」と言い換えられます。
「騒がしい人」は「場の雰囲気を盛り上げるのが得意」と言い換えられるでしょう。
長所だけでなく、短所についても触れるため、正直に発言している印象が強くなり、発言全体の信頼性が増します。
多少の短所は、誰にでもあります。
面接官は、短所に秘められた長所にも期待するのです。
心の中は意外と表に出るもの。
本音は隠そうと思っても、なかなか隠しきれません。
それは、面接でも同じです。
面接に通らない人は「本当は働きたくない」と思っています。
表向きは、働きたいとしていますが、本音では働きたくないと思っています。
働きたくない気持ちは、隠そうとしても、自然と表に出るものです。
いやいやな態度。
たるんだ表情。
やる気のない発言。
「御社が第1志望」と言いながら、眉間にしわを寄せ、嫌そうな表情なのです。
こういう言動を見聞きして、面接官はこう思います。
「仕方なく面接を受けているのだな。本当は働きたくないのだろう」と。
本当は働きたくないとわかれば、面接官も採用するわけにはいきません。
ボランティアで採用するわけではないので、当然のごとく、不採用になるのです。
一方、面接に通る人は「本当に働きたい」と思っているのが特徴です。
早く社会に出て、自分を世の中に役立て、多くの人を喜ばせたいと、心から強く思っています。
自分で自分に期待している。
働きたくない気持ちが自然と表に出るように、働きたい気持ちも表に出ます。
礼儀正しい態度。
きりりとした表情。
熱意と意欲のある発言。
本当に働きたいと思っているので、雰囲気を含めたすべての言動が、熱意と意欲にあふれています。
「本気で働きたい」という雰囲気が、応募者の体からめらめら出ているのです。
そんな熱い気持ちを持った応募者に、面接官は心が熱くなります。
「ぜひ、うちで働いてほしい」と考えざるを得なくなるのです。
「何か資格を持っていますか」
そう面接官から質問されたとき、面接に通る人と通らない人に違いがあります。
面接に通らない人は、持っている資格をすべて答えます。
持っている資格は、すべて答えたほうが、アピールになるだろうと思っています。
つまり、量でアピールしようとする狙いです。
ところが、面接官は、意外に驚きません。
驚くどころか、困るのです。
たくさんの資格を挙げれば挙げるほど、応募者の人物像がぼやけます。
勉強に熱心であるのはわかるのですが、資格を挙げすぎると、人物像がぼやけるのです。
一方、面接に通る人は、仕事に関係した資格だけ答えます。
面接では、資格の種類が重要です。
IT関係の就職なら、IT関係の資格だけです。
福祉関係の就職なら、福祉系の資格だけです。
仕事に関係ない資格を持っているなら、深く質問してこないかぎり、伏せておきます。
仕事に関係した資格だけ答えることで、人物像を明確にアピールするのが狙いです。
的を絞ったほうが、応募者のやりたいことが明確になり、強みを強調できるのです。
この考え方は、資格だけではありません。
趣味や特技についても同じです。
就職のための面接ですから、できるかぎり仕事に関係した内容を選択するのが得策です。
面接では、圧迫面接が行われる場合があります。
応募者のストレス耐性を確認するため、厳しい言葉や威圧的な態度などで責めてきます。
さて、面接に通る人と通らない人とでは、圧迫面接の対応が正反対です。
面接に通らない人は、不快な質問に腹を立てるのが特徴です。
もちろん圧迫面接は、面接官の単なる演技なのですが、過剰に反応します。
不快な質問だから、不快になる。
威圧的な態度に、慌てたり落ち込んだり怒ったりする。
時には、泣き出すこともあります。
面接官の圧迫にペースを乱され、思うような言動ができなかったり、思ってもいない言動をしたりするのです。
しかも、それが圧迫面接であることに気づかず、単なる嫌な面接官だと受け止めます。
面接が終わってからも「面接官の態度が最悪だった」と、愚痴る。
不採用通知をもらって、また愚痴るのです。
一方、面接に通る人は逆です。
圧迫面接が来たとき、喜ぶのです。
自分のストレス耐性を見せつけるチャンスであり、ほかの応募者と差をつけるチャンス。
面接官の不快で威圧的な言動も「どうせ演技なのだろう」と思って、気にしません。
時には「無理な演技をして大変だな」と思い、面接官に同情することもあります。
複雑に思える圧迫面接ですが、対策はシンプルです。
どんな圧迫の言動をされても、とにかく前向きな対応を心がけるだけです。
動揺するどころか、にこにこ喜ぶ応募者を見て、逆に面接官が圧倒されるのです。
面接では、自信のある態度が必須です。
面接は自己アピールの場。
自分の強みをアピールするなら、自信のある態度が適切です。
背筋を伸ばし、胸を張る。
前を向き、相手の目を見て、元気な声を出す。
これくらいならいいのです。
堂々とした態度によって、自信をストレートに表現できるでしょう。
しかし、面接に通る人と通らない人の違いは、この先にあります。
面接に通らない人は、これらに加えて、自慢したり、見下したり、軽蔑したりする言動が特徴です。
これがいけない。
余計な言動です。
一転して無礼な様子が目立ち、横柄な印象に変わります。
自信を表現するつもりが、横柄の表現になってしまい、面接官は眉をひそめるのです。
一方、面接に通る人は、自信を持っても謙虚は忘れません。
前を向き、胸を張り、元気な声を出すのはもちろん。
能力に自信があっても、謙虚を表現します。
「先輩たちにはかないません。まだまだ未熟者。もっとうまくなりたい」
自信を表現しても、爽やかな感じがあります。
手本に敬意を払い、謙虚になれるのは、向上心がある証拠。
謙虚な姿勢になると、目線が上を向くため、今後も成長が続くでしょう。
素直な印象も出るため、面接官は「ぜひ採用したい」と思うのです。
残業は、誰でも嬉しくありません。
ただし、社会で仕事をしていると、残業を避けられない状況があるのもたしかです。
就職活動がうまくいかない人は、とにかく残業を嫌がります。
「残業はしたくありません」
「事情があって、残業は不可能です」
残業は絶対な悪と言わんばかりに、とにかく残業をしたくないことを、強く主張します。
少しでも残業があると、社員を酷使している企業と考え、批判します。
もちろん家庭や病気の都合があって、きちんと断らなければいけない場合もあるでしょう。
しかしそうした場合でも「無理」「不可能」など、断り方がきついのです。
これでは、面接官も眉をひそめます。
せっかく優秀な人でも「扱いにくそうだ」と嫌煙され、不採用の通知を作成するのです。
一方、面接に通る人は、残業に協力的です。
もちろん本音では、残業を好ましく思っていませんが、困っているときこそ、協力が必要だと考えています。
繁忙期は、仕方ありません。
忙しい時期こそ、みんなで力を合わせて協力するのが、社会人。
面接で残業について質問されても「もちろん対応します」と即答します。
都合があっても「できるかぎり調整します」「水曜日以外なら対応できます」など、前向きな言い方を心がけます。
ポジティブな印象が伝わるため、面接官の心証もよくなるのです。
面接に通らない人は、面接だけ入念にしようとします。
たしかに面接は、採用を決める重要な場です。
重要であることは間違いなく、面接が最大の勝負所と言っていいでしょう。
しかし、面接本番だけ注目するのはリスクがあります。
面接前の練習が抜けていれば、自分をうまく表現できないでしょう。
面接後の反省がなければ、同じ失敗を繰り返すでしょう。
面接本番だけきちんとしようとする姿勢は、失敗の原因になります。
面接に通る人は、面接本番も入念ですが、別の活動も入念です。
準備と復習です。
面接前は、準備をしっかりします。
企業のウェブサイトを隅々まで確認して、企業情報をしっかり頭にたたき込みます。
入退室のマナーや質問への対応も、しっかり準備します。
用意が行き届いて、抜かりがありません。
そのため、面接本番もスムーズです。
面接が終われば、次に復習です。
面接でのやり取りをノートにまとめ、自分の対応に不備がなかったか、確認します。
不備が見つかれば、どう改善するのが適切か考えます。
自分で考えてわからなければ、先輩や友人に頼って解決します。
自分の悪態を見直して、たとえ今回の面接が不採用でも、次に生かそうとします。
だからこそ、失敗があっても最小限に抑えることができ、就職活動に強くなるのです。
「強みと弱みを挙げてください」
こんな質問をされたとき、どう答えますか。
面接に通る人と通らない人とでは、答え方に違いが見られます。
まず面接に通らない人は、答える順が普通です。
質問されたとおり、強みについて答えた後、弱みについて答える。
もちろんそれでもいいのですが、面接は勝負の場。
さらに工夫の余地があります。
面接に通る人は、答える順がユニークです。
先に弱みについて答えてから、次に強みを答えます。
あえて逆にするのです。
最初に短所を話しても、最後を長所で締めくくれるため、明るく前向きな余韻を残せます。
弱みの印象を緩和しつつ、強みの印象を強調させる効果があるのです。
別の例として「得意なことを3つ挙げてください」という質問があったとします。
面接に通らない人は、やはり普通の順で答えます。
たまたまそのときに思い浮かんだ順で答えます。
一方、面接に通る人は、答える順がユニークです。
どういう順かというと、ランキングの順でいくのです。
「3番目、2番目、1番目」という順で答えます。
答える順に従って、重要度が増すため、話を盛り上げることができます。
面接官の興味関心もぐっと引きつける効果があるため、印象にも強く残ります。
そうした機転を利かせた答え方を心がけることで、知性とユーモアもアピールできるでしょう。
面接に通らない人は、面接室にいる間だけ面接だと考えています。
一見すると、普通の考え方に思えるのですが、不十分です。
面接室以外にも、評価に関係する場面があるからです。
社屋に入って受付の人に無愛想な挨拶をするが、印象の悪い噂が採用担当者に耳に入る。
社屋の下ですれ違う人も無視するが、その1人が採用担当者だった。
待合室でだらしなく待っている様子を、採用担当者がこっそり陰から見ている。
面接の帰り道の路上喫煙を、偶然社員が見かけ、採用担当者に通報する。
レストランで会社と面接官の愚痴を言い、たまたま居合わせた社員に聞かれる。
どこに社員がいるかわからない。
どこで社員が見聞きしているかもわからない。
社員は、面接室以外にいます。
面接室にいる間だけ面接だと考えると、思わぬ場所で失態や失言を見られるのです。
一方、面接に通る人は、家から出て、戻るまでが面接だと考えています。
家を出たときから気合をいれ、油断しません。
受付の人に会ったときも、面接官と同じように、礼儀正しい挨拶をします。
社屋に入って、廊下ですれ違う人とも、きちんと会釈をします。
待合室でも、余計なことはせず、静かに待ちます。
面接が終われば、用事がないかぎり、余計なことはせず、まっすぐ帰宅します。
帰宅するまで面接だと思っているため、油断しません。
その結果、つまらない失敗を防げるのです。