「当社の商品を1つ挙げ、感想や意見などを聞かせてください」
しっかり企業研究をしているかどうかを確認する質問の1つです。
自由に挙げてよいなら、メジャー・マイナーの商品にかかわらず、やはり詳しく説明できる商品を挙げるのが得策です。
実際に気に入った商品を1つ挙げて、感想を具体的に説明するといいでしょう。
感想を求められたときによくあるのが、べた褒めです。
商品をとにかく褒めて褒めて褒めまくり、好印象をアピールしようとする作戦です。
悪い気はしませんが、露骨に面接官から好感を得るような発言は適切ではありません。
求めているのは、あくまで感想や意見です。
中立的・平均的な視点から、客観的な発言を心がけましょう。
感想を求められたからといって、本当に感想だけで終わってはいけません。
「便利なので重宝している」「使いやすくて素晴らしい」などは、表面的な感想だけでは印象に残りません。
では、どうすればうまく答えられるか。
大切なのは、客観的な分析です。
客観的な分析を表現できる代表的な方法は、2つあります。
「競合他社との比較」と「提案」です。
競合他社と比較して、どの点に違いがあり、魅力的に感じるのか、説明しましょう。
競合他社と比較することで、客観的な分析力をアピールできます。
他社の商品までしっかり調査していることもわかるため、熱心に企業研究したこともアピールできるのです。
何か提案をするのも悪くありません。
実際に使ってみて「物足りない」と思ったところを改善提案として挙げるのもいいでしょう。
使ってみたとき気になる点があれば「ここをこう改善すればいいのではないか」という提案をしてみます。
こうした提案は、面接官にとっても歓迎です。
積極的に改善点を挙げる様子から、提案力をアピールできるでしょう。
消費者目線で物事を見ていることがわかるのです。