「どんな人が嫌いですか」
嫌いな人を前提に質問されると、悪い発言しかできないように思え、返答に困るところです。
この質問の意図は、嫌いな人を知ることで、企業で働く社会人としての適応性の確認です。
「今日のあなたの面接を、自分で採点すると、何点ですか」
自己採点する流れになるとは、思いも寄らない展開でしょう。
質問されるとすれば、面接の終盤になるはずです。
圧迫面接は、個人面接のときだけ行われるとは限りません。
時には集団面接でも、意地悪な質問や威圧的な発言などをぶつけられることがあります。
集団面接で圧迫面接が行われる場合、代表的な質問は、ほかの応募者との比較です。
「方言がひどいですね」
「話し方に癖がありますね」
そう言われると、悪いことであるかのように思えるでしょう。
「浪人をしてしまった原因は、何ですか」
「留年をしているようですが、何が原因ですか」
浪人や留年の経験がある人は、聞かれやすい質問です。
「正社員ではなく、アルバイトとして働いてほしいと言われたら、どうしますか」
正社員を募集しているはずが、面接で「アルバイトはできないか」と打診される場合もあります。
「話が違うのではないか」と言いたくなりますが、とげのある発言には要注意。
「現在、付き合っている人はいますか」
「今まで、何人くらいの人と付き合ってきましたか」
明らかにセクハラにつながる質問です。
「なぜ、今まで内定が取れなかったのですか」
答えにくい質問に、誰もが言葉を詰まらせるはずです。
「それはこちらが聞きたい」と思うのが、正直なところではないでしょうか。
「社会人にどんなイメージを持っていますか」
「学生と社会人の違いについて、あなたの考えを聞かせてください」
この質問の意図は、応募者が描く、社会人のイメージの確認です。
「今、隣の人の発言について、あなたはどう思いますか」
集団面接では、突然、隣の人の発言について意見を求められることがあります。
ぼうっとして話を聞き逃していると、きちんと答えられません。
「あなたにはライバルがいますか」
「あなたのライバルは、どんな人ですか」
この質問の意図は、応募者に競争相手がいるかどうかの確認です。
「当社が不採用になれば、どうしますか」
こう質問をされると「面接官は、自分を不採用にしようとしているのではないか」と不安になるかもしれません。
しかし、そうしたニュアンスを感じるとはいえ、まだ正式に不採用を宣告しているわけではありません。
「すべての面接が不採用になれば、どうしますか」
ストレス耐性を確認する質問です。
応募者がどん底の状況で、どう考え、どう行動するかを想像します。
「教職を取っていながら、本当に当社に入社する気があるのですか」
「専攻科目は演劇ですが、なぜ一般企業への入社を希望しているのですか」
専攻科目とは異なる企業で面接を受けるとき、よくある質問です。
「最近、腹が立ったことは何ですか」
「最近、いらいらした出来事を教えてください」
この質問の狙いは、応募者の感情の気質を探ること。
面接では、時に依頼されることがあります。
たとえば「この部屋にあるものを、私に売り込んでください」という依頼です。
面接官をお客さまと見立て、応募者が部屋にあるものを売り込むよう、営業させるのです。
「当社にとって、あなたを採用するメリットは何ですか」
この質問には、2つの意図があります。
(1)採用するメリットの確認
応募者と面接官の立場を逆にして行われる、珍しい面接形式があります。
逆面接です。
「面接官の私を、あなたが面接してください」と言われ、面接官役を演じるよう依頼されるのです。
「学業でいちばん苦労したことは何ですか?」
この質問には「どこに困難を感じたのか」「どう工夫して乗り越えたのか」を知りたい意図があります。
困難を感じたところは、その人の特性や姿勢が表れやすい部分です。
「当社から内定をもらったら、どうしますか」
「当社から内定が出ても、就職活動は続けますか」
本音は、続けるつもりでも、答え方には注意しましょう。
「当社の商品を1つ挙げ、感想や意見などを聞かせてください」
しっかり企業研究をしているかどうかを確認する質問の1つです。
自由に挙げて良いなら、メジャー・マイナーの商品にかかわらず、やはり詳しく説明できる商品を挙げるのが得策です。
「最後に何か、アピールしたいことはありますか」
面接の最後に聞かれる質問の1つです。
まさしく、最後のプレゼンと言っていいでしょう。
「誰にも負けない強みは、何ですか」
そう聞かれたとき、どう答えますか。
もちろん実際にあれば、素直に答えればいいのです。
「あなたの両親は、どんな方ですか」
「どんな家庭環境でしたか」
人が最も大きな影響を受ける存在といえば、やはり両親でしょう。
「残りの学生生活は、どんな過ごし方をしますか」
面接官の単なる興味関心で聞いている質問かと思いますが、違います。
裏には重要な意味が込められた質問です。
「あなたが就職活動をするうえで、心がけていることを教えてください」
就職活動で心がけていることを知れば、応募者の行動基準や取り組み方がわかります。
応募者がどんなことに価値を置いているのかを知ることで、応募者の内面も見えてきます。
「普段、年配者と接することはありますか」
「年配者と接する頻度を教えてください」
一般的に、年配者と接する機会が多い若者は、礼儀作法や言葉遣いが整っている傾向があります。
「英語は、どの程度できますか」
「英語は話せますか」
「英語で自己紹介をしてください」
「これまで何かに没頭したことはありますか」
「今まで夢中になったことはありますか」
この質問の意図は、応募者の好みの傾向と集中力です。
「自分の人生を採点するなら、何点ですか」
面接の多種多様な質問の中でも、特に答えにくい質問です。
誰でもこんな質問をされれば、まず言葉に詰まるでしょう。
「どんな人が嫌いですか」
嫌いな人を前提に質問されると、悪い発言しかできないように思え、返答に困るところです。
この質問の意図は、嫌いな人を知ることで、企業で働く社会人としての適応性の確認です。
仕事を始めると、嫌いな人と一緒に仕事をする場面が必ずあります。
どんな人が嫌いであるかを知ることで、仕事での対応力を確認しようとするのです。
まず「嫌いな人」という表現は「苦手な人」と言い換えましょう。
「嫌いな人」という表現は、ネガティブな響きが強いため、使用は控えたほうが賢明です。
「苦手な人」という表現のほうが、響きが柔らかくなり、ネガティブなニュアンスも緩和されるため、聞きやすくなります。
正直に答えるのが基本ですが、いくら正直とはいえ、差別や偏見が含まれる回答は厳禁です。
「不潔な人」「太っている人」「頭の悪い人」などは、面接では避ける必要があります。
好ましいのは、社会常識とモラルにのっとった回答です。
「約束を守らない人」
「礼儀作法を心得ていない人」
「自分のことしか考えていない人」
誰もがうなずく、常識的な回答が賢明です。
社会常識とモラルに関係した回答をすることで、応募者にも、それが備わっていることをアピールできます。
「今日のあなたの面接を、自分で採点すると、何点ですか」
自己採点する流れになるとは、思いも寄らない展開でしょう。
質問されるとすれば、面接の終盤になるはずです。
面接の余韻につながりやすい質問ですから、焦らず、落ち着いた態度で答えましょう。
この質問の意図は、応募者が、自分をしっかり表現できたかどうかの確認です。
直接本人に質問することで、応募者が考える表現の達成度を確認できます。
表現できなかった部分があれば、そこを詳しく知りたい狙いもあります。
自分で採点するときは、恥ずかしさのため、おどおどした態度になりがちです。
たしかに自分で自分を採点するのは、不自然な感じがして、答えにくいでしょう。
しかし、曖昧な態度をすれば、自信がないと誤解される可能性があります。
自分の判断による採点ですから、自信を持って堂々と答えましょう。
自分を立派に見せようと、無理に高い点数で答える必要はありません。
謙遜した様子を見せようと、無理に低い点数である必要もありません。
正直な自分の考えで、採点しましょう。
大切なのは、採点の根拠です。
面接官は、採点について尋ねた後、おそらくその点数である理由を質問してくるはずです。
ここできちんと答えられなければ、主体性がないと判断されます。
その点数だと判断した経緯を、反省点とともに、ありのまましっかり伝えましょう。
さて、この質問をされたとき忘れてはならないことが、1つあります。
状況が許せば、点数と反省点を伝えた後、やり直しを訴えてみましょう。
「納得がいかない部分があります。よろしければ、もう一度その部分だけ、やり直しさせてください」
積極的に訴えれば、面接官は許可してくれるかもしれません。
採点について質問された機会を利用して、挽回のチャンスに変えるのです。
圧迫面接は、個人面接のときだけ行われるとは限りません。
時には集団面接でも、意地悪な質問や威圧的な発言などをぶつけられることがあります。
集団面接で圧迫面接が行われる場合、代表的な質問は、ほかの応募者との比較です。
「あなたが面接官なら、どの応募者を採用しますか」
ほかの応募者がいる目の前で、無理やり選ばせるのです。
仮定の話とはいえ、答えづらいでしょう。
まず気をつけたいのは、自分を卑下する発言です。
「私以外の人を採用したいと思います」などは、間違っても、発言してはいけません。
謙遜のつもりかもしれませんが、自信のない様子が伝わり、印象が良くありません。
また「私にはできません」「難しくて不可能です」など、話を濁すような返事も、やはり好印象とは言えないでしょう。
この質問の意図は「自分に自信があるかどうか」です。
理想的な返事は、ただ1つ。
やはり自分を選ぶのがいちばんです。
「私なら、私を採用したいと考えます」と言って、堂々と自分を推しましょう。
「自分を推薦するのは厚かましい」と思うかもしれませんが、自分に自信があるなら、自分を推薦するのが自然です。
ただし「自分以外の人から選ぶ」という条件があれば、その限りではありません。
素直に自分が良いと思った人物を選びます。
「方言がひどいですね」
「話し方に癖がありますね」
そう言われると、悪いことであるかのように思えるでしょう。
時には、田舎者であることをばかにされたように聞こえ、不快を感じる人もいるかもしれません。
しかし、これこそ圧迫面接の1つ。
方言は、地域特有の単語や発音が加わった言葉ですが、言葉遣いの誤りではありません。
もちろん理解しにくい言葉遣いは、修正する必要はありますが、イントネーションまで修正するのは大げさです。
たとえ方言を田舎くさいと言われたとしても、ひるむ必要はありません。
キーワードは「個性」です。
方言について指摘されたときは、堂々とした姿勢で「自分の個性の1つ」と言い切りましょう。
言い切ることが大切です。
ここで弱々しい態度を見せると、自分に自信がないように見られます。
「私はこの方言が気に入っています」くらい前向きに話したほうが、大きな器を感じさせます。
意外なことに、方言は、仕事に生かせる場合があります。
たとえば、次のような言い方で、面接官を驚かせるのはいかがでしょうか。
「特徴のある話し方のほうが、営業で覚えてもらいやすくなると思います。この方言を武器として生かします」
自分の持ち味を生かすのが、就職活動です。
方言にコンプレックスを抱くより、武器にしていかしましょう。
「浪人をしてしまった原因は、何ですか」
「留年をしているようですが、何が原因ですか」
浪人や留年の経験がある人は、聞かれやすい質問です。
学力不足が原因であるのはわかりきったこと。
面接官が知りたいのは、学力不足ではなく、学力不足に陥った原因です。
まず、浪人や留年が悪いと思い込むのは誤解です。
もちろんスムーズな進学が理想的ですが、中には複雑な事情を抱えた人もいるでしょう。
第1志望を諦めたくない気持ちが強くて浪人した人もいれば、病気や事故のため留年した人もいるはず。
面接官も、先入観や固定観念で判断したくないと考えているため、原因をきちんと確認したいのです。
「努力したが及ばなかった」という方向で答えるのがいちばんです。
アルバイトやボランティア活動で忙しかった人もいるでしょう。
病気や家庭の事情があった人も多いのではないでしょうか。
制限の多かった状況の中で、最大限の努力をしたという説明をしましょう。
原因に、人生に対する真面目な姿勢を含めることが大切です。
懸命に努力したうえでの結果なら、悪い影響はほとんどありません。
むしろ「困難を乗り越えてよく頑張った」と、評価する面接官もいるはずです。
原因の回答に加えて、浪人や留年の経験をポジティブに答えてみるのはいかがでしょうか。
大変な時期でありながらも、前向きに頑張った様子が伝わるように答えましょう。
浪人や留年を通して、人として成長できた点があるはずです。
人生で大切な価値を発見できたこともあるでしょう。
自分と向き合うことで発見できた魅力もあるでしょう。
自己管理の習慣化、ストレス解消法、精神力の鍛錬などでもかまいません。
マイナスをプラスに変えた点をアピールできれば、浪人や留年が、明るい印象に変わります。
「正社員ではなく、アルバイトとして働いてほしいと言われたら、どうしますか」
正社員を募集しているはずが、面接で「アルバイトはできないか」と打診される場合もあります。
「話が違うのではないか」と言いたくなりますが、とげのある発言には要注意。
冷静に落ち着いて回答しましょう。
面接官の提案に押され、希望を無理に変更する必要はありません。
正社員になりたければ、もちろん堂々と「やはり正社員が希望」と答えてかまいません。
正社員になりたい根拠も、しっかりアピールしましょう。
「長く働きたいため、やはり正社員が希望です」
「正社員であるほうが、経済的にも精神的にも余裕ができるため、仕事に専念しやすくなる」
正社員への意気込みを伝えれば、面接官も理解してくれるはずです。
アルバイトでも大丈夫と考える人は、もちろん「アルバイトでも良い」と答えてもかまいません。
覚悟を決めた応募者の発言に、面接官は強い就労意欲を認めてくれるはずです。
ただし、アルバイトでも良いと答えたからには、本当にアルバイトになる可能性も覚悟する必要があります。
いずれ正社員になりたい希望があるなら、アルバイトから正社員になれる可能性も尋ねておくといいでしょう。
「可能」という答えが返ってくれば、アルバイトから正社員になった実績についても確認しておきましょう。
アルバイトと正社員は、大きな違いです。
すぐ答えるのが難しければ、考える時間を申し出て、保留にする方法もあります。
すぐ答えなければいけないわけではありません。
将来にかかわる質問ですから「考える時間がほしい」とお願いすれば、面接官も受け入れてくれるはずです。
しばらく時間をもらい、じっくり考えてから答えるといいでしょう。
「現在、付き合っている人はいますか」
「今まで、何人くらいの人と付き合ってきましたか」
明らかにセクハラにつながる質問です。
しかし実際は、圧迫系の質問として、面接で聞かれる場合があるのも事実。
もちろん嫌がらせのため、質問しているわけではありません。
面接官が、わざわざセクハラ発言をするのも、意味があります。
明らかなセクハラ発言ですから、社内で言われる可能性は低いでしょう。
しかし、社内でセクハラ発言を言われることはなくても、意外な人から言われる可能性があります。
お客さまなのです。
お客さまとの雑談で「付き合っている人はいるの」という質問をされる機会は、十分あり得る状況です。
お客さまから言われたとき、とっさにどんな対応をするのかを確認する意味があるのです。
嘘をついたり、見栄を張ったりする必要はありません。
素直に応じることもできますし、断ることもできます。
どちらでも自由ですから、自分らしい対応を選びましょう。
答えるにせよ、断るにせよ、答えにくい質問にうまく対応する様子を見せるのがポイントです。
単なる雑談として受け止め、素直に答えるのもいいでしょう。
いるなら「いる」と答え、いなければ「いない」と答えます。
自分の気持ちが許せば、あまり深く気にせずに会話を続けるのも、大人の対応の1つです。
基本的にセクハラにつながる質問ですから、回答を拒むこともできます。
ただし、断るなら、言葉と態度に注意しましょう。
むっとした表情で「あなたにお答えする義務はありません」という断り方では、威圧感があり、相手を驚かせます。
「難しいご質問なので、ご勘弁ください」など、やんわりと落ち着いた言い方がいいでしょう。
にこにこしながら断れば、明るい雰囲気を保ちながら明言を避けることができるはずです。
「なぜ、今まで内定が取れなかったのですか」
答えにくい質問に、誰もが言葉を詰まらせるはずです。
「それはこちらが聞きたい」と思うのが、正直なところではないでしょうか。
この質問の意図は「自分の失敗を客観的に分析し、改善ができているか」です。
失敗があれば改善するのが、社会人としてふさわしい態度です。
面接官は、今まで内定が取れなかった理由を尋ねることで、原因の把握と改善に努めているのか、確認したい意図があります。
この質問の正攻法は、原因と改善を明白にして答えることです。
「今までは、自己PRが抽象的だったためと考えています。今回は、自己PRを具体的にしたうえで、御社に志願いたしました」
「面接の経験が不足して、スムーズに対応ができなかったのが原因と考えています。今回は、面接の練習を家族や友人と十分行ったうえで、御社に志願いたしました」
原因と改善を明白にして答えると、説得力が生まれます。
もちろんこれはとっさにできることではありません。
とっさに答えるためにも、不採用の後は、原因の把握と改善に努めましょう。
内定が取れなかった原因を考えて、改善に生かすのも、面接の準備。
今まで内定が取れなかった原因を事前に把握して、改善に努めることが大切です。
「社会人にどんなイメージを持っていますか」
「学生と社会人の違いについて、あなたの考えを聞かせてください」
この質問の意図は、応募者が描く、社会人のイメージの確認です。
とっさに質問されると、うまく答えにくい質問のため、事前に考えを整理しておく必要があります。
面接対策というより、就職活動における心構えとして、深く考えておくといいでしょう。
自分が描いている社会人のイメージを、しっかり伝えられるような答え方を心がけましょう。
まず、自分なりに学生と社会人の違いを考えた答えを述べましょう。
教科書のような答えがあるわけではありません。
忍耐・チームワーク・人間関係など、キーワードを使って説明するとわかりやすくなります。
「学生とは違い、社会人は自分勝手な行動が許されず、チームワークが必要になる」
「苦手な人とも協力しながら仕事を進めなければいけない覚悟が必要」
個人の価値観ですから、自分が考える正直な回答でかまいません。
答え方は自由ですが、1つだけ、押さえておきたいポイントがあります。
責任です。
できれば、責任の重要性だけは触れておくのが得策です。
責任について言及があれば、応募者が責任に対する理解と覚悟ができていることをアピールできます。
身勝手な行動は許されず、引き締まった気持ちで仕事をしようとする意気込みが伝わりやすくなるのです。
「社会人になると、無責任な行動が許されないと思っています。責任の重要性が、学生とは違う決定的な点だと考えています」
真剣な表情で語れば、非常に頼もしい雰囲気が漂うでしょう。
「今、隣の人の発言について、あなたはどう思いますか」
集団面接では、突然、隣の人の発言について意見を求められることがあります。
ぼうっとして話を聞き逃していると、きちんと答えられません。
集団面接では、他の人の発言をきちんと聞き、突然質問されたときに備えて、集中力を保ち続けましょう。
自分ならどう答えるか考えていれば、いつ質問されても、うまく答えられます。
ただし、隣の人の発言について意見を述べるとき、否定する発言は、できるだけ控えるのが無難です。
話を否定すると、話が続かないばかりか、本人の印象も悪くなりがちです。
集団面接は、意見の勝ち負けを争う場ではありません。
できるだけ前向きに肯定した意見を述べるほうが、協調性もアピールできます。
集団面接に、温和な空気が流れるのです。
もし、どうしても同意できない意見の場合は、一度受け止めてから自分の意見を言います。
「そういう考え方もありますね。私の場合は~」
一度受け止めることで、ネガティブな印象が軽くなるため、聞きやすくなるのです。
「あなたにはライバルがいますか」
「あなたのライバルは、どんな人ですか」
この質問の意図は、応募者に競争相手がいるかどうかの確認です。
ライバルは、自分の力量を効率よく高めるために、効果的とされています。
応募者が意識しているライバルについて質問することで、応募者の志や成長力がうかがえます。
世間としては「ライバルがいるほうが好ましい」という風潮にありますが、流される必要はありません。
ライバルの有無にかかわらず、大切なのは自分らしい生き方です。
張りのある生活のために、ライバルをつくっている人もいるでしょう。
逆に、自分のペースを大切にしたいため、あえてライバルをつくらない生き方もあるでしょう。
自分らしい生き方なら、どちらも素晴らしい生き方です。
面接官の評価や世間の風潮に流されず、正直な意見を伝えましょう。
ライバルがいる場合は、その人がライバルである理由や経緯を詳しく答えましょう。
もちろん年下のライバルでもかまいません。
その人がいるおかげで、生活にどんな変化が生まれているのか、精神的な面も含めて具体的に答えましょう。
目指している課題や目標も一緒に答え、しっかり熱意を伝えることが大切です。
熱く語ると、いかに重要なライバルであるかが、よく伝わるはずです。
ライバルがいなくても、正直に答えることができます。
ただし「いません」と、簡潔に答えるだけでは不十分です。
ライバルがいなければ、理由も一緒に説明して、面接官に理解してもらう努力が必要です。
「自分のペースを大切にしたい」「自分らしい生き方に焦点を当てたい」など、自由です。
合理的な理由なら、面接官は、応募者の生き方を尊重するでしょう。
「当社が不採用になれば、どうしますか」
こう質問をされると「面接官は、自分を不採用にしようとしているのではないか」と不安になるかもしれません。
しかし、そうしたニュアンスを感じるとはいえ、まだ正式に不採用を宣告しているわけではありません。
圧迫面接における、決まり文句の1つであり、演技です。
どう答えればいいのでしょうか。
まず、気をつけたいのが、暗い表情になることです。
ネガティブな質問のため、声のトーンも下がりがちですが、面接官が求めているのは暗い表情ではありません。
この質問の意図は「諦めない気持ちがあるか」の確認です。
面接官は「精神力の強い人を採用したい」と考えていますから、諦めないことを強調して答えるのがポイントです。
不採用なら、別の企業を受ける予定です。
その企業も不採用になれば、さらに別の企業を受ける予定です。
内定が取れるまで、就職活動を続けるつもりです。
絶対に諦めません。
暗い表情を見せません。
高い声のトーンを維持しながら、強気の表情で語りましょう。
諦めないことを強調できれば、面接官も内心、喜ぶことでしょう。
「すべての面接が不採用になれば、どうしますか」
ストレス耐性を確認する質問です。
応募者がどん底の状況で、どう考え、どう行動するかを想像します。
考えたくないことですが、実際にあり得る状況です。
面接官からの圧迫系の質問に、どう答えるかが大切です。
「考えたくありません」
「そのときになってみないとわかりません」
正直な発言なのかもしれませんが、あくまで面接です。
暗い表情や弱気の言動は避け、明るい表情や強気の姿勢を見せましょう。
とにかく諦めないことを、アピールすることが大切です。
たとえば「すべて不採用になっても、とにかく内定が出るまで就職活動を続けます」と答えます。
どん底の状況でも、希望を持って活動する意気込みをアピールすれば、諦めない力を評価してくれるでしょう。
「教職を取っていながら、本当に当社に入社する気があるのですか」
「専攻科目は演劇ですが、なぜ一般企業への入社を希望しているのですか」
専攻科目とは異なる企業で面接を受けるとき、よくある質問です。
面接官が確認したいのは、入社の意思が本気かどうかです。
ある職業を夢見て大学に入学したものの、将来を真剣に考えた結果、在学中に進路変更することがあります。
専攻科目とは関係ない業界に就職するなら、その理由について質問される可能性が高くなります。
あらかじめ理由を整え、きちんと答えられる準備が必要です。
自分の進路を突き詰めた結果、途中で考えが変わったなら、そのことをきちんと伝えましょう。
大切なことは、堂々とした態度です。
「当社は滑り止めではないのですか」と厳しく突っ込まれるかもしれませんが、違うなら、堂々と答えましょう。
おどおど話していると「裏では、別の方向を目指しているのではないか」と疑われます。
面接官は、入社意思が本気かどうか確認したいだけですから、罪悪感を抱く必要はありません。
進路変更があったなら、その事情を具体的にきちんと伝え、入社意思が強いことをアピールしましょう。
面接官の目を見てしっかり話をすれば、本気である強い気持ちが伝わります。
「専攻科目だけは最後まで貫きたいため、現在も科目を継続しています」
こう発言すれば、目標を諦めない力をアピールできます。
「最近、腹が立ったことは何ですか」
「最近、いらいらした出来事を教えてください」
この質問の狙いは、応募者の感情の気質を探ること。
気分を害する出来事は、誰でもあることです。
大切なことは、きちんと感情をコントロールできるかどうかです。
どういった場面でいらいらして、どう対処するのかを確認するのが狙いです。
腹が立つことを前提に質問されるのは、答えづらいでしょう。
腹が立つ出来事はさまざまでしょうが、あくまで面接であることを意識してください。
「政治家の汚職を見ているとむかむかする」
「友人とけんかをした」
単なる悲観論では話が続きません。
また、非常識な内容にも要注意です。
「親からの仕送りが少ないことに、腹が立った」
「年配者から礼儀作法について指摘され、腹が立った」
社会常識を疑われる出来事は慎むべきです。
正直に答えるのは当然ですが、正直すぎる発言は慎むのが賢明です。
あくまで面接です。
腹が立った出来事を答えるときも、評価を考えたうえで回答することが重要です。
理想的な回答は「自分の未熟さに腹が立った」という内容で答えることです。
「資格取得のため徹夜をして、遅刻をしそうになった。時間管理が不十分だった自分に腹が立った」
「電車の中で勉強していると、つい居眠りをしてしまい、終点まで行ってしまった。そんな自分に腹が立った」
自分の未熟さに腹を立てる程度なら、ほほえましく思えるものです。
腹が立ったことを伝えると同時に、努力家で向上心が強いことをアピールできる効果もあります。
面接では、時に依頼されることがあります。
たとえば「この部屋にあるものを、私に売り込んでください」という依頼です。
面接官をお客さまと見立て、応募者が部屋にあるものを売り込むよう、営業させるのです。
この質問の意図は、営業の素質の確認です。
観察力や説明力など、営業の素質が表れます。
また、突然の依頼に、いかに機転を利かせて対応できるかなど、反応力や精神力を確認する意味もあります。
突然の依頼ですが、まず落ち着いて対応しましょう。
部屋の中から営業するものを選ぶとき、適当に選ぶのは不適切です。
詳しくないものを売り込もうとしても、知らなければ、商品の魅力を説明しようがありません。
できるだけ自分がよく知っているものを選び、売り込みましょう。
ここで重要なポイントがあります。
「部屋にあるもの」ということは「自分の持ち物」も範囲に含まれるはずです。
とんちを利かせた理屈ですが、筋は通っているはずです。
「部屋にあるものということは、自分の持ち物でもよろしいでしょうか」と、面接官に尋ねてみましょう。
許可が得られれば、しめたもの。
面接官は「そうきたか」という顔をして、応募者の機転と反応力を評価するでしょう。
自分の持ち物の中から選べるようになれば、かなり有利な状況に持ち込めます。
自分の持ち物の中で、最もこだわりが強いものを選びましょう。
熟知しているものなら、魅力を伝えやすくなるため、スムーズに営業しやすくなります。
相手を引き込ませるほど、にこにこしながら楽しげに商品の魅力を語りましょう。
できるだけ自分の得意分野に持ち込み、有利な条件をそろえることで、うまく話を進めることができるのです。
「当社にとって、あなたを採用するメリットは何ですか」
この質問には、2つの意図があります。
1つ目の意図は、言葉のとおり、採用するメリットの確認です。
大げさな質問に聞こえますが、結局のところ「自己PRをしてください」と言っているのと同じです。
自己PRと同じ要領で、自分の強みを企業の利益に結びつけましょう。
2つ目の意図は、自分に自信があるのかどうかを確認です。
「メリット」というキーワードを使って露骨な質問をされると、誰でも動揺しますが、踏ん張りどころです。
本当に自信があるなら、やはりしっかりアピールしたいところです。
気後れせず、自分の強みと企業利益を結びつけて回答しましょう。
自信を持ったアピールができることが大切です。
よくある失敗パターンがあります。
発言は立派であるにもかかわらず、態度は弱々しくなる矛盾です。
「あなたを採用するメリットは何か」というストレートな質問の仕方をされると、急に自信がなくなる場合が多い。
態度と発言が矛盾すると、せっかく立派なアピールも効果が半減します。
この質問で大切なのは、自信を持って答えること。
威圧的な質問に負けず、胸を張って堂々と自己PRをしましょう。
応募者と面接官の立場を逆にして行われる、珍しい面接形式があります。
逆面接です。
「面接官の私を、あなたが面接してください」と言われ、面接官役を演じるよう依頼されるのです。
逆面接は、応募者の視点・対応力・志望意欲などを見極めたい狙いがあります。
面接官の役を上手に演じることも大切ですが、突然の依頼に、堂々と対応できるかも評価されます。
質問の仕方に悩む場面ですが、堂々とした態度で面接官役を演じましょう。
逆面接の対策は、事前に行う面接の練習です。
おそらく面接前、友人と面接の練習を協力し合う場面があるでしょう。
そのとき、応募者役だけでなく、面接官役も演じておくのです。
友人のために、仕方なく面接官役を演じると考えがちですが、誤解です。
面接官役を演じるのは、友人を助けるだけでなく、自分にとっても逆面接の対策になっているのです。
まず必要なのは、自己紹介・自己PR・志望動機の3つの基本項目です。
そのほかは、企業に対して興味関心のある質問を中心に進めていけばいいでしょう。
逆質問が行われたときは、むしろチャンスと考えることです。
対策を立てている人と、そうでない人の差が、はっきり表れるポイント。
難しい対応に思えますが、きちんと対策さえ立てれば、面接官にアピールするチャンスになります。
「学業でいちばん苦労したことは何ですか?」
この質問には「どこに困難を感じたのか」「どう工夫して乗り越えたのか」を知りたい意図があります。
困難を感じたところは、その人の特性や姿勢が表れやすい部分です。
特に乗り越え方は、その人の積極性や価値観がよく表れます。
当然のことながら、社会に出て仕事をするときも、困難に直面することは少なくありません。
困難を乗り越えるエピソードを通して、学業に取り組んだ姿勢をアピールしましょう。
学業とはいえ、授業中の睡魔、試験前の一夜漬け、単位を落とした話などは要注意です。
たしかに自分にとって「苦労」を感じたことかもしれませんが、悪印象になりやすい話は出すのを控えるのが賢明です。
あくまで学業の中身で苦労したことに焦点を当て、仕事への意欲を伝える材料にしましょう。
やはり実例を出し、具体的に答えるのがポイントです。
学業でいちばん苦労したことを思い出し、具体的に紹介しましょう。
学業でいちばん苦労したことの紹介だけでなく、乗り越えた方法も紹介しましょう。
たとえば、苦手な科目の試験対策であれば、実際に取り組んでいた勉強法を紹介するといいでしょう。
レポート作成で文章力に苦労したのなら、文章力を鍛えるためにやった具体例を紹介しましょう。
実験や検証に苦労した話であれば「具体的にどんな実験を行ったのか」「何回検証を繰り返したのか」などを話すといいでしょう。
自分なりに「よくやった」と思えるエピソードがあれば、学業に対する積極性が伝わるはずです。
「当社から内定をもらったら、どうしますか」
「当社から内定が出ても、就職活動は続けますか」
本音は、続けるつもりでも、答え方には注意しましょう。
「内定をもらっても就職活動は続けます」と言われ、嬉しい面接官はいないでしょう。
「入社する気はない」と言っているのと同じであり、面接官はがっかりするはずです。
この質問は、あくまで入社の熱意を確認する質問として考えてください。
したがって「就職活動をやめる」と回答するのが適切です。
もちろん就職活動を終了いたします。
御社が第1志望なので、内定をいただければ、喜んで入社いたします。
ほかの選考は、すべて辞退いたします。
断言しましょう。
明確な口調で宣言すれば、応募者の熱意と意欲がしっかり伝わります。
第1志望の言葉の信頼性も増し、面接官は安心します。
入社の誓約書を書くわけではありませんから、深く受け止める必要はありません。
後になって気持ちが変われば、改めて考えればいいことです。
「当社の商品を1つ挙げ、感想や意見などを聞かせてください」
しっかり企業研究をしているかどうかを確認する質問の1つです。
自由に挙げて良いなら、メジャー・マイナーの商品にかかわらず、やはり詳しく説明できる商品を挙げるのが得策です。
実際に気に入った商品を1つ挙げて、感想を具体的に説明するといいでしょう。
感想を求められたときによくあるのが、べた褒めです。
商品をとにかく褒めて褒めて褒めまくり、好印象をアピールしようとする作戦です。
悪い気はしませんが、露骨に面接官から好感を得るような発言は適切ではありません。
求めているのは、あくまで感想や意見です。
中立的・平均的な視点から、客観的な発言を心がけましょう。
感想を求められたからといって、本当に感想だけで終わってはいけません。
「便利なので重宝している」「使いやすくて素晴らしい」などは、表面的な感想だけでは印象に残りません。
では、どうすればうまく答えられるか。
大切なのは、客観的な分析です。
客観的な分析を表現できる代表的な方法は、2つあります。
「競合他社との比較」と「提案」です。
競合他社と比較して、どの点に違いがあり、魅力的に感じるのか、説明しましょう。
競合他社と比較することで、客観的な分析力をアピールできます。
他社の商品までしっかり調査していることもわかるため、熱心に企業研究したこともアピールできるのです。
何か提案をするのも悪くありません。
実際に使ってみて「物足りない」と思ったところを改善提案として挙げるのもいいでしょう。
使ってみたとき気になる点があれば「ここをこう改善すればいいのではないか」という提案をしてみます。
こうした提案は、面接官にとっても歓迎です。
積極的に改善点を挙げる様子から、提案力をアピールできるでしょう。
消費者目線で物事を見ていることがわかるのです。
「最後に何か、アピールしたいことはありますか」
面接の最後に聞かれる質問の1つです。
まさしく、最後のプレゼンと言っていいでしょう。
入社したい気持ちを存分に伝えましょう。
この質問の意図は、応募者が最も伝えたいことの確認です。
ここでアピールした内容を聞いて、面接官は、応募者がいちばん伝えたいことだと受け止めます。
当然ですが「特にありません」という回答は厳禁です。
せっかくの機会ですから、何でもアピールしましょう。
自分の力を存分に発揮して、企業の利益につながることをアピールします。
自己PRで強調したいことを、もう一度アピールしてもいいでしょう。
繰り返し述べることになりますが、やはり強みは、ポイントを絞ってアピールするのが得策です。
入社したい気持ちをしっかり伝えれば、面接をきれいに締めくくれます。
「誰にも負けない強みは、何ですか」
そう聞かれたとき、どう答えますか。
もちろん実際にあれば、素直に答えればいいのです。
誰にも負けない強みということは、オンリーワンということ。
就職活動では、自分を売り込むための強力な武器になるでしょう。
しかし実際のところ、すぐ答えられる人は意外に少ないのではないでしょうか。
自信のある能力はあっても「誰にも負けないか」と迫られると、言葉に詰まるところです。
「残念ですが、ありません」と正直に答えるのもいいですが、できればネガティブな答え方は避けたいところです。
さて、こんなときにおすすめしたい答え方があります。
「誰にも負けない強み」ではなく「普通の強み」を答えるのです。
「自分には今、こんな強みがある。いつか、誰にも負けない強みにしたい」という表現で伝えましょう。
たとえば、次のような言い方はどうでしょうか。
○○なら自信があります。
誰にも負けないとはまだ言えませんが、いつか誰にも負けない強みにしたいと考えております。
この能力を、ぜひ御社の業務で役立てたいと考えております。
質問から少しずれますが、前向きに答えようとする様子は伝わるでしょう。
面接で大切なのは、答える内容より、答え方です。
誰にも負けない強みがなくても、面接官は、前向きに答える意気込みとプラス思考を評価してくれるはずです。
「あなたの両親は、どんな方ですか」
「どんな家庭環境でしたか」
人が最も大きな影響を受ける存在といえば、やはり両親でしょう。
子どもは、親を見て育ちます。
親について知ることは、その子どもを知ることにもなります。
愛情にあふれた親に育てられれば、愛情にあふれた子どもが育ちます。
礼儀作法に厳しい親に育てられれば、礼儀作法を身につけた子どもが育ちます。
応募者を育てた親について確認することで、応募者に与えた影響も間接的に確認できます。
家族との関係を知ることで、応募者が得ている精神的支えも見えてくるのです。
さて、人によっては、両親や家庭環境が厳しいところもあるでしょう。
しかし、両親や家庭環境への批判・愚痴・不平不満は、厳禁です。
声高に非難したところで、あなたの印象が落ちるだけであり、いいことはありません。
両親や家庭環境に満足できない点があったとしても、面接では伏せておきましょう。
人は誰でも完璧ではありませんから、満足できない点があるのは自然です。
両親や家庭環境の良い点に着目しましょう。
どんな両親や家庭環境でも、探せば、良い点があるはずです。
具体的なエピソードとともに説明すれば、面接官も描写がしやすくなります。
両親と家庭環境の素晴らしい点を説明できれば、そうしたところで育ってきた応募者の印象も向上します。
「残りの学生生活は、どんな過ごし方をしますか」
面接官の単なる興味関心で聞いている質問かと思いますが、違います。
裏には重要な意味が込められた質問です。
この質問の意図は、自由な時間の使い方の確認です。
残りの学生生活と社会で対応する仕事は無関係に思えますが、意外な共通点があります。
どちらも「自由な時間の使い方」という共通点があります。
社会に出て仕事をしていれば、何らかの事情で予定変更があり、ふと自由な時間ができることがあります。
突然できた自由な時間の過ごし方は、その人の内面がよく表れやすい場面です。
残りの学生生活の過ごし方を知ることで、社会に出てから仕事の取り組み方も、間接的に見えてくるのです。
答え方のポイントとしては、意義のある時間の使い方が好ましいでしょう。
「引っ越しをする」「お世話になった方々にお礼を伝える」など、真面目な回答もいいでしょう。
「入社後の仕事に備えて、仕事で必要になる知識を前もって勉強したい」
「社会人になると仕事が大変になると思うので、トレーニングをして、体力増強に励みたい」
「知識や見識をもっと豊かにするため、海外旅行をしたい」
成長につながる時間の使い方は、すべて、意義のある時間の使い方です。
たとえリフレッシュでも、ストレス解消に役立つなら、意義のある時間の使い方と言えるでしょう。
「あなたが就職活動をするうえで、心がけていることを教えてください」
就職活動で心がけていることを知れば、応募者の行動基準や取り組み方がわかります。
応募者がどんなことに価値を置いているのかを知ることで、応募者の内面も見えてきます。
「就職活動で心がけていること」は、ゆくゆく「仕事で心がけていること」に変わる可能性があります。
面接官は、応募者の心がけを聞きながら、仕事と重ね合わせるのです。
たくさん挙げれば挙げるほど評価されると思いますが、逆効果です。
むしろ、挙げる数が多くなればなるほど、焦点がぼやけるため、何が言いたいのかわかりにくくなります。
欲張ってたくさん挙げていると、かえって面接官に怪しまれ、信頼性も下がるでしょう。
心がけを挙げるなら、数を絞るのが得策です。
もちろんたった1つでも大丈夫です。
心がけていることを明確に挙げましょう。
「礼儀作法だけは徹底している」
「スピードを大切にしている」
「遅刻だけは絶対にないように死守している」
「大きな決断の前には、事前の徹底した情報収集を心がけている」
基本的なことでもかまいません。
就職活動中の具体的なエピソードを交えると、描写がより鮮明になるため、印象深い話ができます。
自分が就職活動で特に心がけていることを、しっかりアピールしましょう。
「普段、年配者と接することはありますか」
「年配者と接する頻度を教えてください」
一般的に、年配者と接する機会が多い若者は、礼儀作法や言葉遣いが整っている傾向があります。
やはり普段から年上の人と接する機会が多ければ、礼儀作法や敬語が上達するのも当然の流れ。
また、年上の人と接していれば、数多くの知識や知恵に触れる機会も増えるため、本人の成長も早くなります。
質問の意図は、普段、年配者とどれだけコミュニケーションを取っているかの確認です。
社会で仕事をしていれば、社内でも社外でも、はるか年上の人と接する機会が数多くあります。
自分の親より年上の人と接することも珍しくありません。
普段から年配者とコミュニケーションが取れていれば、年配者とスムーズに接することができます。
生活を振り返り、年配者と接する場面を思い出しましょう。
深い交流でなくても、浅い交流でもかまいません。
近所のおじさんやおばさん。
アルバイトやボランティアで知り合った年配者でもかまいません。
もし、家の外で交流がなければ、家の中でもかまいません。
家族の祖父母でもいいでしょう。
年配者と接するときに心がけていることだけでなく、年配者から学んだことも紹介すると、より印象深くなります。
「英語は、どの程度できますか」
「英語は話せますか」
「英語で自己紹介をしてください」
この質問には、2つの意図が考えられます。
(1つ目の意図)英語力についての純粋な確認
応募企業が英語を使う場合、やはり英語力の確認は必要不可欠。
業務に深く関係するため、面接でも、英語力をしっかり確認しなければいけません。
応募者の英語力を確認するため、突然英語で説明するように依頼されることもあります。
英語による自己紹介・自己PR・志望動機を準備しておくと安心です。
(2つ目の意図)勉強意欲の確認
英語は、もはや国際的な共通語として有名です。
文系・理系に関係なく、ほとんどの職種で必要になる基本技能と言っていいでしょう。
普段からどれだけ熱心に取り組んでいるかを知ることで、英語に対する勉強意欲を確認します。
全否定する回答は、いくら本音でも、避けたほうがいいでしょう。
「英語は嫌いです」
「まったく話せません」
「まったく勉強していません」
こうした回答を聞いて安心する面接官はいません。
「英語」と聞いただけで毛嫌いする人もいますが、苦手と言っているだけでは、良い評価が得られません。
たとえ苦手でも「これから勉強する」「外国人の友人をつくりたい」など、前向きな発言をしたほうが得策です。
英語を習得した経緯や方法を、具体的に説明しましょう。
書籍・教材・英会話学校・語学留学。
英語の勉強方法も具体的に説明すると、英語習得に向けた様子が伝わりやすくなります。
黙読・音読・シャドーイングなどです。
1日の勉強時間も重要です。
英語の習得に向けて、どれだけ努力したのかが伝わる内容をアピールすることが大切です。
外国人の友人がいれば、自慢にならない程度に、アピールするのもいいでしょう。
さて、英語力について説明すれば、最後は英語に関する抱負で締めくくりましょう。
英語を使ってしたい仕事などを語れば、英語に対する意欲が伝わります。
「これまで何かに没頭したことはありますか」
「今まで夢中になったことはありますか」
この質問の意図は、応募者の好みの傾向と集中力です。
応募者が、何に興味を持ち、どのくらい集中力を発揮できる人物なのかを探る狙いがあります。
「没頭したことはありません」などの否定的な回答は、できるだけ避けましょう。
「ない」と答えると、それ以上話が続きません。
自分の過去を隅々まで思い出し、我を忘れて1つのことに熱中した経験を思い出しましょう。
ただし、没頭したジャンルが自由とはいえ、恋愛やギャンブルなど、仕事に関係ないジャンルは不適切です。
没頭の度合いが浅くてもかまいませんから、仕事に生かせる範囲で、何か1つ、具体的な出来事を答えておくのが賢明です。
大切なのは、期間より深さです。
没頭した期間の長さも大切ですが、没頭した深さは、さらに強調してアピールするのが得策です。
没頭したジャンルは、常識の範囲なら、何でもかまいません。
学業・趣味・サークル活動。
集中したときの出来事を具体的に語り、一心不乱に取り組む様子が伝われば、集中力をアピールできます。
没頭したことで得られた学びと成長もアピールすると、なお印象的です。
「自分の人生を採点するなら、何点ですか」
面接の多種多様な質問の中でも、特に答えにくい質問です。
誰でもこんな質問をされれば、まず言葉に詰まるでしょう。
しかし、黙っているだけでは話が進みません。
非常に答えにくい質問ですが、正直な気持ちで自己採点をしましょう。
この質問の意図は、応募者が自分の人生を、客観的にどう評価しているのかの確認です。
採点結果によって、自分の人生に満足しているかどうかが、面接官に伝わります。
気をつけたいのは、極端な点数です。
低すぎる点数や高すぎる点数は、できれば避けるのが賢明です。
たとえば、0点や100点などです。
インパクトを狙ったつもりかもしれませんが、面接官によっては、ふざけていると解釈して受け止めることがあります。
インパクトを狙うより、あくまで客観的な採点をしましょう。
最初にはっきり点数を言いましょう。
面接の受け答えの基本は、最初に結論です。
ただし、結論だけで終わらせるのではなく、続けて理由も述べましょう。
たとえば、80点という採点をしたとします。
「なぜ80点なのか」
「なぜ20点の減点なのか」
加点と減点の具体的な理由を、過去のエピソードを交えて、具体的に答えます。
同時に、今後の課題や目標も紹介すれば、うまく質問を締めくくれます。