応募者と面接官の立場を逆にして行われる、珍しい面接形式があります。
逆面接です。
「面接官の私を、あなたが面接してください」と言われ、面接官役を演じるよう依頼されるのです。
逆面接は、応募者の視点・対応力・志望意欲などを見極めたい狙いがあります。
面接官の役を上手に演じることも大切ですが、突然の依頼に、堂々と対応できるかも評価されます。
質問の仕方に悩む場面ですが、堂々とした態度で面接官役を演じましょう。
逆面接の対策は、事前に行う面接の練習です。
おそらく面接前、友人と面接の練習を協力し合う場面があるでしょう。
そのとき、応募者役だけでなく、面接官役も演じておくのです。
友人のために、仕方なく面接官役を演じると考えがちですが、誤解です。
面接官役を演じるのは、友人を助けるだけでなく、自分にとっても逆面接の対策になっているのです。
まず必要なのは、自己紹介・自己PR・志望動機の3つの基本項目です。
そのほかは、企業に対して興味関心のある質問を中心に進めていけばいいでしょう。
逆質問が行われたときは、むしろチャンスと考えることです。
対策を立てている人と、そうでない人の差が、はっきり表れるポイント。
難しい対応に思えますが、きちんと対策さえ立てれば、面接官にアピールするチャンスになります。