「誰にも負けない強みは何ですか」
「自信のある長所を教えてください」
「あなたが得意なことは何ですか」
つまり「自己PRをしなさい」と言われていると考えてください。
自分の強み・長所・得意をそのまま答えればいいと思いますが、ただ紹介するのではいけません。
ただの自画自賛になり、面接官は、困った表情をしながら首をかしげるでしょう。
最も大切なポイントは、企業の利益に貢献するような答え方を心がけることです。
「私を採用すれば、企業の利益には、こんなメリットがありますよ」という意味が伝わる言い方を心がけます。
強み・長所・得意を武器にして自分を売り込み、企業の利益に貢献できることを訴えましょう。
たとえば「緊張に強い」という長所があるとします。
「私は緊張には強いほうです。スピーチ大会でも緊張せず発表できた実績もあります」
こう伝えるだけでは、意味はわかっても、単なる自画自賛にしかなりません。
しかし、次のような発言は、どうでしょうか。
「プレゼンならお任せください。どんなに大勢の人前でも、しっかりやり遂げます」
応募者が実際にプレゼンをする様子が、目に浮かびます。
応募者の高い能力が、企業の利益にうまく貢献できるつながりが見えるため、面接官はうなずいてくれるはずです。
答え方を工夫するだけで、相手に与える印象がまったく変わります。
自分の良さをうまく伝えながら、企業の利益につながる答え方をすれば、素晴らしい自己PRができるのです。