応募者は、あらゆるイベントが重要です。
企業説明会やOB・OG訪問など、どのイベントも、企業の詳細を確認できる重要な場。
選考に影響することもありますから、手抜きをせず、緊張感を持った態度で臨むことが重要です。
面接官は、ベテランの社会人です。
これまで多くの面接を対応して、さまざまなタイプの応募者を見てきています。
さまざまな発言も、おおむね聞き慣れているはずです。
面接の答え方を難しく考える人がいます。
たとえば「職場の雰囲気とやりがいのどちらが大切ですか」という質問があるとします。
あなたなら、どう答えますか。
就職活動について、学生と面接官に、認識のずれがあります。
能力と人間性の優先度についてです。
学生の場合、就職活動で重視されるのは、学歴や資格など、能力面を考える傾向があるようです。
面識と緊張には、関係があります。
完全に初対面の場合は、誰でも緊張するものです。
相手がどんな人かわからないため、どう接していいのかわかりません。
面接での受け答えの対策では、質問の流れを意識することが大切です。
日常会話では、興味関心に沿って話が進みますが、面接でも同じです。
面接でも、面接官の興味関心に沿って、質問が進む状況が目立ちます。
面接室に入室する際、ドアが閉まっているとは限りません。
場合によっては、面接室のドアが最初から開いている場合もあるでしょう。
あるいは、そもそもドアのない部屋もあるはずです。
「失礼します」と「失礼いたします」という2つの言葉があります。
どちらも意味は同じです。
部屋に入るときの挨拶言葉ですね。
面接で部屋に入ったとき、持参したカバンは、どこにどう置きますか。
余っている椅子があれば、その椅子の上に置きたくなるのではないでしょうか。
スペースが空いていますし、カバンにも手を伸ばしやすい位置です。
都合上、余計な荷物がある場合、面接に持参してもいいのでしょうか。
たとえば、午前中に学校があり、授業が終わればすぐ面接があるとします。
学校に持参した荷物があるため、都合上、面接でも持参しそうになります。
面接では、荷物置き場がない状況が珍しくありません。
「荷物置き場くらい準備するのが当然」と思いますが、そこには裏の意図があります。
面接は、応募者の礼儀作法を確認するのが役目の1つ。
面接では、まれに面接官から名刺をいただくことがあります。
初対面ですから、面接官も企業の一員として身分を明かすため、名刺を差し出すことがあります。
このときに避けたいマナー違反があります。
就職活動で準備しておきたいのは、名刺です。
名刺があると、自己紹介がスムーズに行えます。
特に就職活動中は、企業説明会やOB・OG訪問など、名刺交換の機会が多くなるでしょう。
侮れないのが、座り方です。
面接では、座り方で人間性を判断される場合があります。
「座り方くらいで、人間性を判断されてはたまらない」
面接では、自分の正直な気持ちを伝えることが大切です。
自分を正しく理解してもらうためには、思ったことや感じていることを、正直に表現することが大切です。
さて、こんな話を聞くと「自分が思ったことなら、何でも自由に発言すればいい」と解釈する人がいます。
面接では、完結でわかりやすい回答を心がけるのが基本です。
だらだらした回答は、理解しにくいだけでなく、話の焦点がぼやけます。
結論から先に話し始めましょう。
社内研修について、面接官に質問する機会があれば、注意があります。
研修について、しつこく聞きすぎないことです。
「社内研修は、どのくらいの頻度で行われるのでしょうか」
女性の場合、面接ではメイクが必要です。
素顔もいいのですが、メイクをしたほうが、女性らしい美しさをもっと際立たせられるでしょう。
若々しく清潔感のあるメイクなら、何でもOKです。
面接では、希望の業務について質問されることがあります。
「希望する仕事はありますか」「やってみたい業務はありますか」などです。
採用するにあたり、応募者に希望する業務があれば、参考にしたいと考えます。
学生時代に頑張ったこととして、アルバイトを紹介できます。
アルバイトも、立派な社会経験の1つ。
アルバイトを通して得た学びや気づきなども多く、人生に役立っている実感もあることでしょう。
面接は個性を主張しすぎると、面接官に嫌がられる傾向があります。
考え方が偏っていたり、自己主張が強かったり、わがままであったりなどです。
たしかに個性は大切ですが、あまり強すぎると、仕事に支障が出る可能性があります。
何か発言をしたとき、面接官から話を否定されるときがあります。
自己PRを言っても「きれいな言葉ばかりで真実味がないですね」と疑われる。
立派な志望動機を言っても「信じがたい志望動機ですね。嘘ではないですか」と否定される。
ベテランの面接官は、質問を2回繰り返すのが特徴です。
なぜ、同じ質問を2回繰り返すのか。
それは、本当の真相を探るためです。
面接では、他社の選考状況を聞かれることがあります。
「ほかの企業から内定をもらっていますか」
「何社から内定をもらいましたか」
面接で意外と質問されるのが、住んでいるアパートの家賃です。
「今住んでいるアパートの家賃は、いくらですか」
アパートの家賃と採用は関係ないと思いますが、もちろん無意味に質問しているわけではありません。
面接で聞かれる定番質問の1つに、ストレス解消法があります。
「あなたのストレス解消法を教えてください」
別の言い方として「息抜きはありますか」「リラックス方法を教えてください」などもあります。
面接では、特技について質問されることがあります。
「暗記が得意」
「語学なら自慢できる」
面接は面白い。
面接では、面接官でもわからないことを質問することもあるからです。
たとえば「10年後、当社はどのようになっていると思いますか」という質問です。
質問の中でも侮れないのが、最後の質問です。
もちろん自己PRや志望動機も大切ですが、最後の質問には、ほかにはない、特別な重要性があります。
それは「余韻が残りやすい」という特徴です。
「面接官の反応はいまいちだった。ところが結果は内定。なぜだろうか」
「面接の手応えが悪かったにもかかわらず、内定が出た。とても不思議」
ときどき内定をもらった人から聞かれる言葉です。
応募者は、あらゆるイベントが重要です。
企業説明会やOB・OG訪問など、どのイベントも、企業の詳細を確認できる重要な場。
選考に影響することもありますから、手抜きをせず、緊張感を持った態度で臨むことが重要です。
しかしそれらは、あくまで就職活動をする応募者の視点。
逆に、採用活動をする企業が最も重視するのは、何でしょうか。
やはり、面接なのです。
筆記試験や履歴書だけで、採用が決まることは珍しいでしょう。
実際直接会って話す面接は、さまざまな採用活動の中で最重視されます。
履歴書の写真から受ける印象と、実際に会って話す印象とでは、別の印象を受ける場合が珍しくありません。
履歴書の自己PRと、実際に会って直接聞く自己PRとでは、やはり違った印象を受けるはず。
履歴書上の印象と直接会ったときの印象を、比較したとします。
より真実を表していると感じるのは、やはり面接での印象でしょう。
直接会って感じる印象ほど、強い説得力はありません。
面接で直接見聞きしたことは、直接本人から発せられた情報であるため、最も信頼できます。
したがって、採用活動する側としては、面接を最重視する傾向が強いのです。
当たり前と思うかもしれませんが、この事実を、しっかり留意しておくことです。
この事情を知れば、応募者としても、面接を最重視すべきであるとわかるでしょう。
わずかな準備でも、印象に影響するなら、対策は無駄になりません。
たとえば「面接直前に靴を磨く」という小さな対策も、最重視される面接では、選考で有利に働く可能性があります。
面接は、採用活動における最大の山場。
採用担当者が最重視する面接では、わずかなことも手抜きせず、最大限の準備をしたうえで向かいましょう。
面接官は、ベテランの社会人です。
これまで多くの面接を対応して、さまざまなタイプの応募者を見てきています。
さまざまな発言も、おおむね聞き慣れているはずです。
「御社が第1志望です」
「御社で働きたい気持ちでいっぱいです」
「御社の商品・サービスに魅力を感じました」
応募者の発言するときの態度で、本気かどうかを見極めます。
整った発言も、心がこもっていなければ、きれい事であると見抜かれるでしょう。
整った嘘も、面接官の前では、丸裸なのです。
しかし、その状況を、逆に生かしてください。
面接官は、嘘を見抜きますが、本気も見抜きます。
あなたの就業意欲が本気なら、やはり伝わるのです。
面接官は、ベテランであればあるほど、実は突破しやすい。
あなたが本心から思って発言しているなら、きちんと見抜いて、評価してくれます。
面接に挑むときには、本気になることです。
「この企業で働きたい!」という強い気持ちを持って、面接に臨んでください。
本気になれば、態度から積極性がみなぎり、目も自然と輝きます。
就業意欲を、体全体で表現できるのです。
面接の答え方を難しく考える人がいます。
たとえば「職場の雰囲気とやりがいのどちらが大切ですか」という質問があるとします。
あなたなら、どう答えますか。
一見すると、どちらも重要で、選ぶのが難しく感じるでしょう。
しかし、選ぶのが難しく感じるのは、正解を求めているからではないでしょうか。
ここに誤解があります。
正解を考えるのは、試験勉強の影響です。
面接の受け答えは、クイズではありません。
面接官に迎合する場でもありません。
あくまで、就業意欲を伝える場です。
「私にはこんな強みがある。この強みを生かして御社に貢献したいので、働かせてほしい」
就業意欲を面接の受け答えを通して伝える場なのです。
採用するかどうかを決めるための面接ですから、自分の強みをしっかりアピールして、就業意欲を伝えなければいけません。
したがって、就業意欲を自分らしく伝えられる選択なら、どちらを選んでもいいのです。
面接官からの評価を気にしません。
難しく考えず、どちらが自分にとって能力を発揮しやすいか、素直に考えてみましょう。
職場の雰囲気のほうが自分の能力を発揮しやすいと思うなら、職場の雰囲気を重視します。
一方、やりがいのほうが自分の能力を発揮しやすいと思うなら、それも正解です。
正解は、常に自分の中にあるのです。
就職活動について、学生と面接官に、認識のずれがあります。
能力と人間性の優先度についてです。
学生の場合、就職活動で重視されるのは、学歴や資格など、能力面を考える傾向があるようです。
受験勉強の名残もあるのでしょう。
たしかに学力こそ、能力の基本指標です。
就職活動でも有利に働く場面が多くあります。
今まで、学力さえあれば困難も乗り越えられたため、就職活動でも、学力こそ重要な要素であると思いがちです。
しかし、面接官は、能力以上に重視していることがあります。
人間性なのです。
能力は、足りなくてもあとから補えますが、人間性は、あとから変えるのが難しい。
そのため面接官は、能力より人間性を重視する傾向があります。
いくら能力が高くても、人間性が欠落していれば「仕事を任せられない」と思い、採用をためらいます。
能力を気にするくらいなら、人間性を磨くほうが、現実的です。
誠実で、明るい性格。
素直で、謙虚な姿勢。
積極的で、ポジティブ思考。
他人への思いやりがあり、優しい心を持っている。
幸い人間性は、心がけによって、今からでも磨けます。
日頃の行動を少しずつ変化させていきましょう。
時間はかかりますが、見える世界が変わり、内面もゆっくり変わっていきます。
能力が低くても、人間性がよければ、奇跡を起こすチャンスがあるのです。
面識と緊張には、関係があります。
完全に初対面の場合は、誰でも緊張するものです。
相手がどんな人かわからないため、どう接していいのかわかりません。
相手に慣れていないため、緊張して、接し方も堅苦しくなります。
しかし、一度でも面識があると、心持ちはずいぶん変わります。
すでにお互いが顔を知っているので、慣れがあります。
一度会ったことがあるだけで「初めまして」が「お久しぶりです」に変わります。
緊張が和らぎ、話しやすくなったり親しみを感じやすくなったりするのです。
このことは、面接官にとっても同じです。
「おや。あのときの○○さんですね」
「先日、問い合わせをくださった○○さんですね」
完全な初対面と、一度面識がある状態では、感じ方が異なります。
面接官にとっても面識のある応募者には、緊張が和らぎ、どことなく話しやすくなったり親しみを感じやすくなったりするもの。
心理的な距離が近く、応募者の発言も、すっと頭に入りやすくなるのです。
その無意識の感情が、いつの間にか選考を有利にさせていることは、十分考えられます。
そこでひとつ、立てておきたい対策があります。
面接前に、面識を増やす取り組みです。
自分で調べてもわからないことは、恥ずかしがらずに問い合わせてみましょう。
電話やメールで問い合わせるのは、不明点を解消させる意味だけでなく、面識を増やす意味もあります。
積極的に企業訪問や企業説明会に出席するのも、良い方法です。
面識がある状態で面接を受けると、気づかないうちに、面接が有利に働いているはずです。
ただし、好印象の伴う面識が条件です。
いくら面識を増やすとはいえ、悪い印象で面識を増やすと逆効果。
あくまで好印象の面識を増やす意味なら、取り組む価値があるでしょう。
面接での受け答えの対策では、質問の流れを意識することが大切です。
日常会話では、興味関心に沿って話が進みますが、面接でも同じです。
面接でも、面接官の興味関心に沿って、質問が進む状況が目立ちます。
質問の答えが新たな興味関心をかき立て、次の質問に連鎖するのです。
たとえば、アルバイト経験についての質問があったとします。
「アルバイト経験はない」と答えれば「なぜアルバイトをしなかったのか」という会話の流れが予想できます。
「学業が忙しかったから」と答えれば「では、学業では、どんな成果を達成できたのか」という流れが予想できます。
別の事例として、就職活動の内定の有無を質問されたとします。
「まだ内定をもらっていない」と答えれば、内定をもらえていない理由について質問される可能性が高いでしょう。
「自分の短所や弱みが原因」と説明すれば、その点について、さらに深く突っ込まれる流れが予想できます。
「こう答えると、こう突っ込まれるのではないか」という会話の流れを、ある程度予想できるはずです。
質問ごとに回答を準備するのもいいですが、質問の流れを予想して準備しておけば、さらにうまく回答できるでしょう。
特に珍しい経験をしている人は、その点について深く質問される傾向が高いと考えていいでしょう。
自分の状況がわかれば、堂々と落ち着いて答えることができます。
面接室に入室する際、ドアが閉まっているとは限りません。
場合によっては、面接室のドアが最初から開いている場合もあるでしょう。
あるいは、そもそもドアのない部屋もあるはずです。
面接室の入室といえば、ノックが基本ですね。
欧米の映画では、ドアが開いていても、わざとノックして、入室を知らせる場面を見かけることもあります。
さて、面接室のドアが最初から開いている場合、ノックは必要でしょうか。
基本的に、不要です。
ノックの意味とは本来、ドアを開けて、入室を知らせる合図。
「ドアを開けます。入ってもいいですか」というサインです。
最初からドアが開いている状態なら、開ける合図の意味がないため、不要なのです。
ただし、完全に無言で入室するのは良くありません。
名前を呼ばれたら、大きな声で「はい」と言います。
入り口の手前で一度立ち止まり「失礼します」という挨拶とお辞儀をしてから、入室しましょう。
退室する際も、最初からドアが開いたままなら、締める必要はありません。
不安があれば「ドアは閉めたほうがよろしいでしょうか」と尋ねてもいいでしょう。
この考え方は、ドアのない面接室でも同様です。
「失礼します」と「失礼いたします」という2つの言葉があります。
どちらも意味は同じです。
部屋に入るときの挨拶言葉ですね。
さて、どちらも同じ意味なら、やはり言いやすい「失礼します」を選ぶことが多いのではないでしょうか。
言葉数が少なく、スムーズに言いやすい。
もちろん面接でも「失礼します」を使えます。
ただし、厳密に言えば、好ましいのは「失礼いたします」です。
どちらも同じ意味ですが、印象が違うのです。
「いたします」のほうが、丁寧な印象が強く、相手に対する尊重と敬意も感じられるため、面接では好まれます。
「失礼します」を使っていけないわけではありませんが「失礼いたします」のほうが、確実に丁寧で好印象。
丁寧な印象を表現するだけでなく、あなたにも、上品で丁寧な礼儀作法が備わっていると解釈されるでしょう。
さて、気をつけたいのは、混在です。
会話の中で「失礼します」と「失礼いたします」が混在するのは良くありません。
混在していると、その場の気分で発言していると誤解され、せっかくの丁寧な印象も下がりやすくなります。
どちらかの言葉に統一するほうが、会話全体も美しくなります。
面接で部屋に入ったとき、持参したカバンは、どこにどう置きますか。
余っている椅子があれば、その椅子の上に置きたくなるのではないでしょうか。
スペースが空いていますし、カバンにも手を伸ばしやすい位置です。
誰の迷惑にもならないように思えます。
しかし残念ですが、カバンを椅子の上に置くのは、マナー違反です。
「カバンの底は汚れている」という考え方が一般的です。
底が汚れたカバンを無断で椅子の上に置くのは、椅子を汚すことになるため、マナー違反に当たるのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
立てられるタイプのカバンなら、椅子の横に立てて起きましょう。
もし立てられないタイプのカバンなら、椅子の脚の部分に、立て掛けるのが適切です。
このマナーは、カバンだけでなく、バッグについても同様です。
また、面接にかぎらず、プライベートや友人宅に訪問した場合も同じです。
ただし、椅子の上に置いてもかまわないという許可があれば、その限りではありません。
また、荷物置き場を用意された場合は、感謝を伝えたうえで、利用できます。
気づかないうちに不快感を与えないよう、十分注意しましょう。
都合上、余計な荷物がある場合、面接に持参してもいいのでしょうか。
たとえば、午前中に学校があり、授業が終わればすぐ面接があるとします。
学校に持参した荷物があるため、都合上、面接でも持参しそうになります。
しかし、基本的マナーとして、余計な荷物を面接に持参するのは好ましくありません。
面接では、できるかぎり最小限の荷物で向かうのが正解です。
こうした場合、学校に保管できれば、保管させてもらいましょう。
もし学校で保管ができなければ、次に無難なのが、駅のコインロッカーです。
費用はかかりますが、面接での悪印象には変えられません。
余計な荷物を持参しないのが、面接の常識です。
よほどの事情がないかぎり、面接前に預けるのが得策です。
面接では、荷物置き場がない状況が珍しくありません。
「荷物置き場くらい準備するのが当然」と思いますが、そこには裏の意図があります。
面接は、応募者の礼儀作法を確認するのが役目の1つ。
企業は、荷物置き場がない場合の応募者の対応を見るため、わざと準備しない場合があります。
さて、荷物置き場がない場合、カバンやコートは、どこに置けばいいのでしょうか。
カバンは、椅子の上に置いてはいけません。
カバンは地面に置くのが前提であるため「カバンの底も汚れている」というのが、一般的な認識です。
当然ですが、テーブルの上は言語道断です。
たとえ誰も座っていない椅子でも、許可がないかぎり、勝手に置くのは控えたほうがいいでしょう。
カバンは、椅子の横に立てておきます。
就職活動でカバンを選ぶ際は、できるだけ立てられるタイプを選ぶのが賢明です。
もし、立てられないカバンでなければ、椅子の脚に立て掛けておきます。
コートは、荷物置き場がなければ、椅子の背もたれにかけましょう。
面接中は、椅子にもたれないのが原則ですから、大きなしわにはならないはずです。
もし、背もたれのない椅子なら、コートをたたんで膝の上に置きます。
そのほかの手荷物は、荷物の種類にもよりますが、カバンと同様、椅子の横に置くのが一般的です。
ただし、椅子やテーブルの上に置く必要のある状況があれば、面接官の許可を得てから、置かせてもらいましょう。
面接では、まれに面接官から名刺をいただくことがあります。
初対面ですから、面接官も企業の一員として身分を明かすため、名刺を差し出すことがあります。
このときに避けたいマナー違反があります。
いただいた名刺を、すぐ名刺入れにしまう行為です。
自己紹介を軽く扱われた印象を与える恐れがあるため、すぐ名刺入れにしまう行為は控えたほうが賢明です。
いただいた名刺は、面接官の名前をすぐ確認できるよう、面接中は机の上に置くのがマナーです。
置く場所は、見やすい位置なら、右側でも左側でも問題ありません。
複数人の面接官から同時に名刺をいただいたときも、名刺を机の上に並べておきましょう。
名刺の並べ方は、面接官の名前を確認しやすくするのが目的ですから、面接官の位置に合わせて並べます。
名刺を名刺入れにしまうのは、退室のタイミングが適切です。
就職活動で準備しておきたいのは、名刺です。
名刺があると、自己紹介がスムーズに行えます。
特に就職活動中は、企業説明会やOB・OG訪問など、名刺交換の機会が多くなるでしょう。
第一印象と人間関係につながる道具ですから、名刺の準備は欠かせません。
さて、ここで忘れがちなことがあります。
名刺をつくることで頭がいっぱいになり、ある重要なものを忘れていることが多いです。
名刺入れです。
財布やズボンのポケットなどから名刺を取り出すのは、相手に失礼です。
しわや折り目のついた名刺では、せっかくの第一印象も台無しです。
特にズボンのお尻のポケットは、椅子に座ったとき、尻に敷くことになります。
尻に敷いた名刺を相手に渡すのは、大変印象が悪いため、必ず避けなければなりません。
「手帳でもいいのではないか」と思いますが、名刺は、名刺入れに入れるのが正式です。
名刺入れから取り出す名刺だからこそ、より丁寧な印象を与えることができ、第一印象が良くなります。
名刺入れは、高級・高価である必要はありません。
落ち着いた色の、シンプルなデザインの名刺入れで十分です。
また、名刺入れは、ジャケットの内側のポケットにしまっておきましょう。
すぐ取り出しやすく、すぐしまいやすい場所です。
座ったときに折れ曲がることもありません。
必要になった際、さっと取り出せる、ベストポジションなのです。
侮れないのが、座り方です。
面接では、座り方で人間性を判断される場合があります。
「座り方くらいで、人間性を判断されてはたまらない」
自分がこれまで学んできた多くの成長を、座り方だけで判断するのは許せないと思うでしょう。
しかし、自分ではそう思っても、実際にはそう思われる現実があるのです。
たとえば、鏡の前で、わざとだらしない姿勢で座ってください。
足を伸ばして、背もたれに寄りかかるように座ります。
そうした様子からは、どのような印象を受けるでしょうか。
「横柄」「だらしない」「消極的」「頼りない」
やはり、ネガティブな印象が中心になるはずです。
座り方が悪いだけで、さまざまなネガティブな印象を一度に伝えてしまいます。
あなたがそう感じるように、やはり面接官も同じ印象を受けるのです。
しかし、悪いことばかりではありません。
座り方で悪く思われるなら、よく思われる場合もあります。
先ほどとは逆に、きちんとした姿勢で座ってみましょう。
背もたれには寄りかからず、椅子の背側を、3分の1ほど空けた状態で座ります。
足を垂直に下ろし、背筋を伸ばして、しっかり前を向きます。
そうした様子からは、どのような印象を受けるでしょうか。
「礼儀正しい」「しっかりしている」「積極的」「頼りになりそう」
一転してポジティブな印象が中心になるはずです。
座り方を軽視しないことです。
座り方だけで、人間性を判断される場合もあることを忘れないでください。
面接官が、さりげなく見ているポイントなのです。
面接では、自分の正直な気持ちを伝えることが大切です。
自分を正しく理解してもらうためには、思ったことや感じていることを、正直に表現することが大切です。
さて、こんな話を聞くと「自分が思ったことなら、何でも自由に発言すればいい」と解釈する人がいます。
それは少し違うのです。
自分が思ったことを何でも自由に発言すると、どうなるでしょうか。
失礼な態度や発言をしてしまい、相手を不快にさせるでしょう。
話す内容ばかりに気を取られ、空気を読むこともおろそかになるでしょう。
結果として、自分勝手で一方的なコミュニケーションになるのです。
これではいくら自由で正直な発言とはいえ、人間関係にひびが入ります。
面接官をおだてる必要はありませんが、相手の気持ちや場の雰囲気を完全に無視するのも良くありません。
結局のところ、面接もコミュニケーションです。
私たちが普段会話するとき、相手の気持ちや場の雰囲気を考えながら会話をしますが、それと同じ。
面接でも、面接官の気持ちや場の雰囲気を考えながら会話をするものです。
コミュニケーション能力は、一朝一夕で身につくものではありません。
相手の気持ちや場の雰囲気を考えながら会話をするのは、普段の会話の積み重ねです。
つまり、普段の会話が、面接の練習の一部にもなっているわけです。
自由で正直な発言は、あくまで面接官や雰囲気を考えたうえで心がけましょう。
面接官の気持ちや場の雰囲気を考えるからこそ、より適切な態度や発言ができるようになるのです。
面接では、完結でわかりやすい回答を心がけるのが基本です。
だらだらした回答は、理解しにくいだけでなく、話の焦点がぼやけます。
結論から先に話し始めましょう。
無駄がなく、手短な回答が適切です。
しかし、簡潔でわかりやすい回答が適切とはいえ、本当に一言です。
一言で終わる回答なら、もう少し具体的な説明を加えたい。
たとえば、病気について質問されたとします。
健康状態に問題がなければ「特にありません」という一言で回答できます。
もちろんこれで回答は完結しているのですが、本当に一言で終わる回答です。
一瞬で終わる答え方に、物足りなさを感じる面接官もいるでしょう。
そこで、少し説明を加えて具体的にしてみましょう。
「特にありません。むしろ健康には自信があります。学生時代は、マラソン大会で3位に入賞したこともあります」
少し説明が加わると「ない」という意味は同じでも、回答がより具体的に伝わります。
別の例として、趣味について聞かれたとします。
「読書です」という一言でもいいのですが、もう少し具体的な説明を加えます。
「趣味は読書です。好きなジャンルは実用書で、月に5冊は読んでいます。仕事の生産性向上に興味があります」
「もっと伝えたい」「もっと私を理解してほしい」という熱気が伝わってくるでしょう。
面接は、自分を売り込む場。
できるだけ魅力的に見せ、自分を売り込んでいかなければいけません。
一言で答えられる質問でも、何か具体的にする補足を加え、就労意欲を強く伝える工夫を心がけましょう。
社内研修について、面接官に質問する機会があれば、注意があります。
研修について、しつこく聞きすぎないことです。
「社内研修は、どのくらいの頻度で行われるのでしょうか」
「マンツーマン形式の研修はないのでしょうか」
「どういった進め方で行われるのでしょうか」
もちろん常識の範囲で聞くのは、大丈夫です。
案内資料やウェブサイトで確認してもわからないことは、面接官に直接確認するといいでしょう。
しかし、しつこく聞く態度が目立つと、印象が変わります。
自分で勉強する気はなく、社内研修に頼ろうとする印象を与えやすくなるのです。
受け身の姿勢が感じられるため、面接官は「会社は学校ではない」と思うでしょう。
社会に出ると、業務で必要な勉強は、自分でする姿勢が求められます。
わからなくても、自分なりの調べ方があるはずです。
費用が必要でも、自己投資と考えれば安いものではありませんか。
悪気はなくても、研修について聞きすぎると誤解を与える場合があるため、注意が必要です。
女性の場合、面接ではメイクが必要です。
素顔もいいのですが、メイクをしたほうが、女性らしい美しさをもっと際立たせられるでしょう。
若々しく清潔感のあるメイクなら、何でもOKです。
好まれるメイクは、業界によって若干異なりますから、事前に研究しておくといいでしょう。
さて、メイクはいいのですが、女子学生が就職活動で面接に挑む際、注意したいメイクがあります。
厚化粧です。
厚化粧は、どの業界でも嫌煙される傾向があります。
いくらきれいなメイクでも、分厚く塗りたくった様子が目立つと、学生の最大の強みである若々しさが損なわれます。
特に吹き出物があると、完全に隠そうとして、厚化粧になりがちです。
若者なら、多少の吹き出物があっても、不思議ではありません。
完全に隠そうと厚化粧になるくらいなら、隠しきれなくても、自然な様子を見せたほうがいいでしょう。
気をつけるなら、吹き出物より厚化粧です。
メイクの仕方は自由ですが、厚化粧にならない範囲が良いでしょう。
面接では、希望の業務について質問されることがあります。
「希望する仕事はありますか」「やってみたい業務はありますか」などです。
採用するにあたり、応募者に希望する業務があれば、参考にしたいと考えます。
応募者の能力を少しでも発揮できる配置があるなら、企業にとっても歓迎です。
もし応募者に仕事が制限される事情があれば、早めに把握しておくほうが、業務の調整もしやすくなります。
さて、この質問をするとき、面接官はある不安を抱いていることにお気づきですか。
面接官の立場としては、内心、びくびくしながら質問をしているでしょう。
希望の業務についての質問は、早期離職率を上げやすい質問だからです。
どういうつながりがあるのでしょうか。
応募者が希望の職種を言って入社した場合、希望の仕事ができると思い込みやすいためです。
実際のところ、新入社員が対応させられる仕事は、補助や雑用の仕事が大半です。
応募者の期待値を上げやすいため、入社後、希望の仕事をさせてもらえないときの失望が大きくなる。
その結果、仕事を辞めやすくなるのです。
応募者としても、あくまで希望であることを伝え、むやみに大きな期待を抱かないのが賢明です。
希望どおりの仕事をさせてもらえれば、ラッキーと思うくらいがいいでしょう。
新入社員として、与えられた仕事は何でもするくらいの心持ちで対応するほうがいいでしょう。
与えられた仕事を1つ1つ丁寧にこなしていけば、いずれ実績を認められ、希望の仕事を早くやらせてもらいやすくなります。
学生時代に頑張ったこととして、アルバイトを紹介できます。
アルバイトも、立派な社会経験の1つ。
アルバイトを通して得た学びや気づきなども多く、人生に役立っている実感もあることでしょう。
社会マナー、働く厳しさ、給料をもらう喜びなど、数多くの成長を得ることができる機会です。
もちろん面接でも、特に頑張ったこととして、アルバイトも紹介できます。
ただ、紹介するのはいいのですが「アルバイトだけ」という言い方は、避けたほうが賢明です。
勉強をしないで、アルバイトばかりしていたと誤解されやすいからです。
アルバイトに明け暮れた話をすれば「勉強はきちんとできているのだろうか」と思われるのは自然です。
面接官が知りたいのは、大学の中で何を学び、どう成長したのかという点です。
面接官は、学生時代に頑張ったことを通して、応募者の人柄を見ようとします。
ここで話す内容は、応募者の印象や評価につながりますから、慎重な選択が必要です。
紹介するなら、できるだけ学生らしい活動を優先して紹介したほうがいいでしょう。
学ぶ姿勢がよく伝わる活動を紹介したほうが、向上心にあふれる自分をうまくアピールできます。
どうしてもアルバイトを紹介したければ「勉強の延長」「課外活動の一部」などの言い方をすれば良いでしょう。
あくまで学びという点を強調すれば、アルバイトの紹介も、勉強の一環として表現できます。
面接は個性を主張しすぎると、面接官に嫌がられる傾向があります。
考え方が偏っていたり、自己主張が強かったり、わがままであったりなどです。
たしかに個性は大切ですが、あまり強すぎると、仕事に支障が出る可能性があります。
一般企業の多くは、まだ何も染まってない人を求める傾向があります。
自己主張ばかりする個性が強いと、教育が難しくなるため、選考で不利になる可能性があるのです。
さて、こうした話を聞くやいなや「個性はすべて封印すればいい」と思い込む人がいます。
真っ白な状態を演じて、完全に普通の状態で面接に挑もうとします。
ここに誤解があります。
個性がまったくないのもよくないのです。
すべての個性をなくすと、どうなるでしょうか。
印象が薄い。
大きな特徴もない。
人間的な魅力もない。
個性がまったくなくなると、仕事で生かせる点もなくなり、これはこれで選考が不利になるのです。
個性に対して、誤解していませんか。
強すぎる個性が悪いのではありません。
悪いのは、仕事を妨げる個性です。
仕事に生かせる個性なら、隠すべきではなく、どんどんアピールしたほうがいい。
「リーダーシップがある」
「英語が得意」
「体力に自信がある」
仕事に生かせる個性は、ほかの人と差をつける強力な武器になります。
すべての個性を封印すればいいわけではありません。
仕事に生かせる個性は、むしろしっかりアピールしなければいけないのです。
何か発言をしたとき、面接官から話を否定されるときがあります。
自己PRを言っても「きれいな言葉ばかりで真実味がないですね」と疑われる。
立派な志望動機を言っても「信じがたい志望動機ですね。嘘ではないですか」と否定される。
そんなとき、どう返事をするかです。
面接で話を否定されると、一瞬、雰囲気が悪くなりがちです。
しかし、面接で話を否定されても、気にしないことです。
面接での否定は、すべて社交辞令と考えることです。
圧迫面接の一種であり、面接官も決まったセリフを言っているだけです。
「ああ、また始まった。そんな否定の言葉は信じないぞ。面接官も大変だな」
そう考えると、少し楽になるのではないでしょうか。
あなたのストレス耐性を確認するため、形だけ否定して、反応を見ようとします。
いちいち面接官の否定の言葉を、信じ切ってはいけません。
前向きな言葉で、さらりと交わすか、言い返します。
否定されたショックは、すぐ忘れましょう。
否定の言葉は軽く聞き流し、気楽に考えましょう。
泣きそうな状態になっても、面接中はこらえ、面接の後に泣けばいいのです。
ベテランの面接官は、質問を2回繰り返すのが特徴です。
なぜ、同じ質問を2回繰り返すのか。
それは、本当の真相を探るためです。
たとえば、面接の際「留年をした理由は何ですか」という質問をされたとします。
留年をした人は、面接で聞かれやすい質問ですね。
ここで応募者は「理由は○○です」と答えた後、ベテランの面接官は続けて、こう質問するのです。
「本当の理由は何ですか」と。
同じ質問を、2回繰り返す。
1回目の回答はうわべであることを見越し、同じ質問を繰り返すことで真相を探ろうとします。
面接官がきりりとした表情で「本当の理由は何ですか」と迫ってくれば、心に入り込まれるような感覚を覚えるでしょう。
ベテランの面接官によく見られる、実にうまい質問方法です。
うっかり露骨な本音を言いそうになりますが、要注意。
面接であることを思い出してください。
いくら本音とはいえ露骨な話をすれば、やはり社会常識を疑われ、選考に悪影響です。
焦らず落ち着いて、言葉を慎重に選びながら、常識にのっとった回答を心がけることが大切です。
これは、ほかの質問でも同じです。
「志望動機は何ですか」と質問されて答えた後「本当の志望動機を教えてください」と迫ってくる。
「あなたの弱点は何ですか」と質問されて答えた後「本音で語ってください」と迫ってくる。
「すぐアルバイトを辞めた理由は何ですか」と質問されて答えた後「本当の理由は何ですか」と迫ってくる。
「本当の理由は何か」と質問されても、露骨な本音には要注意。
「ほかに理由はありません。今、お話ししたとおりの内容です」
堂々と胸を張って答えるだけです。
面接では、他社の選考状況を聞かれることがあります。
「ほかの企業から内定をもらっていますか」
「何社から内定をもらいましたか」
「どんな企業に応募していますか」
「今まで何社、面接の応募をしましたか」
面接を受けるたびに同じ質問をされると、裏では企業同士で情報交換をしているような印象を受けるかもしれません。
「そんなことを聞いて何の意味があるのか」と、不審に思う人も多いのではないでしょうか。
もちろん理由があります。
この質問の意図は、応募者が志望する業界や業種に、一貫性があるかの確認です。
応募者の中には「どこでもいいから内定がほしい」と考えている人がいます。
自己PRや志望動機は、うまく書きさえすれば、体裁を整えられます。
就業意欲も、演技で見せかけることが可能です。
面接官はベテランですが、時には見抜くのも難しい場合があります。
もちろん企業としても、安易な考えを持つ応募者を受け入れたくはありません。
そこで、応募者が志望する業界や職種を聞いて、興味・関心や志望の度合いなどを確かめようとするのです。
一貫性があれば、応募者が自分の希望を軸にしっかり就職活動をしているとわかります。
他社の選考状況を聞くのは、そういう理由なのです。
面接で意外と質問されるのが、住んでいるアパートの家賃です。
「今住んでいるアパートの家賃は、いくらですか」
アパートの家賃と採用は関係ないと思いますが、もちろん無意味に質問しているわけではありません。
この質問にも、きちんと意味があります。
なぜ面接官は、アパートの家賃を質問するのか。
それは、応募者を採用した後の生活を心配しているからです。
企業によっては、試用期間が設けられていることがあります。
試用期間とは、本採用の前、試験的に一定期間働かせ、職務能力を判断する期間です。
見習い期間に近いと考えてもいいでしょう。
特に試用期間を設けている企業では、初任給の低さが目立ちます。
まだ正社員ではないため、最低賃金、かつ時給で計算されるのが一般的です。
たとえ正社員で入社したとしても、新人としてしばらくの間は、低い給与が続くでしょう。
雇ってから数カ月間・数年間は、貧乏な生活になることが予想されます。
生活費の中でも、特に大きな比重を占めるのは、家賃です。
「家賃は、手取り給与の3分の1以下に抑える」という基準が、世間の相場です。
応募者を採用した後、低い初任給で生活ができるかを心配して、面接官は家賃を質問するのです。
言い換えれば、この質問をする面接官は、配慮のある優しい面接官とも言えます。
家賃は正しく答えましょう。
「高い家賃ではないか」と指摘されたときは、家賃の低い物件への引っ越しについて、話を持ち出すといいでしょう。
具体的な計画は未定でも、そういう話を持ち出すだけで、面接官の心証は良くなります。
節約する生活を心がける決意を見せれば、面接官の心配を取り除けます。
実際のところ、働き始めてしばらくの間は、貧乏な生活が続くはずです。
新入社員の間は、できるだけ生活の維持費を下げておくのが賢明です。
面接で聞かれる定番質問の1つに、ストレス解消法があります。
「あなたのストレス解消法を教えてください」
別の言い方として「息抜きはありますか」「リラックス方法を教えてください」などもあります。
それぞれ表現は異なりますが「ストレス発散法を教えてほしい」という意図は同じです。
何社か面接か受けていると、よく聞かれることに気づくはずです。
面接官が、個人的な興味関心で質問していると思うかもしれませんが、違います。
この質問には、重大な意味が隠れています。
社会人になれば、仕事との戦いと同時に、ストレスとの戦いにもなります。
どんな仕事でも、ストレスがあるのは当然です。
もしストレス解消法が身についていなければ、ストレスがたまる一方になるため、いずれ体調を崩すでしょう。
人は、ロボットではありません。
どんなに優秀な人でも、ストレス解消法を知らなければ、不調に陥ります。
多くの企業では、長く働いてくれる人を探しています。
ストレス解消法が身についていれば、大きな仕事を与えても、ストレスをうまく解消できるでしょう。
応募者のストレス解消法が身についているかどうかは、単なる世間話ではなく、実に重大な質問です。
したがって、面接ではよく聞かれるのです。
面接では、特技について質問されることがあります。
「暗記が得意」
「語学なら自慢できる」
「歌なら誰にも負けない」
人それぞれ、自慢できる特技があるでしょう。
特技の答え方は自由ですが、面接ですから、できるだけ仕事に関係した特技を答えるといいでしょう。
さて、特技で気をつけたいのは、それだけではありません。
本当に気をつけたいのは、特技を答えた後。
特技を答えた後によくある流れがあるのです。
「その場でやってほしい」という注文です。
たとえば「特技はフランス語です」と答えたとします。
特技というくらいですから、面接官は、高いレベルを期待するでしょう。
ごく自然な興味関心が湧き「では、フランス語で自己紹介をしてください」という流れになりやすいのです。
ここで、フランス語による自己紹介がスムーズにできればいいのですが、思わぬ展開に、慌てることもあるでしょう。
しどろもどろの自己紹介になると、せっかくアピールした特技の印象が台無しになります。
「今はできない」「とっさにはできない」などの逃げるような回答でも、やはり好印象が半減するでしょう。
特技を答えるときは「その場でやってほしい」と言われる展開を予想して、準備しておく必要があります。
あなたの特技は何ですか。
いきなり実演を依頼されても、特技らしくスムーズに美しくこなせることが大切です。
特技の準備をしたうえで面接に向かうと、安心です。
面接は面白い。
面接では、面接官でもわからないことを質問することもあるからです。
たとえば「10年後、当社はどのようになっていると思いますか」という質問です。
面接でよく聞かれる、定番の質問の1つです。
質問をする主な理由は、応募者がどれだけ企業を理解して、具体的な未来を描いているかの確認です。
企業研究をしっかりしていれば、未来の予想を描きやすくなり、具体的に語ることができるでしょう。
ところが、ほかにも意外な理由が隠れていることにお気づきですか。
面接官も「自社の未来が知りたい」と思って、質問することもあるのです。
面接の練習では、客観視が大切です。
自分では自分の悪いところが見えにくいものですが、他人からはよく見えるもの。
面接対策として、自分の面接の様子を他人に見てもらい、客観的な意見を伺うことがあります。
実は、面接官にも、似たような状況があります。
社員だから自社を熟知しているはずですが、社員だからこそ、自社がよく見えないことがあります。
自分では自分を客観視しにくいように、社員は社員であるゆえに、自社を客観視しにくい状況があります。
そこで応募者から見て、10年後の自社について質問します。
応募者の企業研究の度合いを知るためもありますが、個人的な興味関心も若干混じっています。
面接官も人間です。
応募者を知るためだけでなく、自社を知るために、質問することがあるのです。
さて、10年後の未来に、正解はありません。
今まで企業研究を通して得た情報を最大限に生かして、その企業の10年後を前向きに語りましょう。
質問の中でも侮れないのが、最後の質問です。
もちろん自己PRや志望動機も大切ですが、最後の質問には、ほかにはない、特別な重要性があります。
それは「余韻が残りやすい」という特徴です。
友人と会話をしたとき、別れ際の一言が印象に残りやすいのと同じです。
後に続く会話がないため、最後の一言が頭の中でこだまして、意味が何倍にも強調されます。
その結果、記憶にも残りやすくなるのです。
面接で「最後に何か質問はありますか」と聞かれたとき「特にありません」と答えるのは好ましくありません。
面接中の受け答えが立派でも、最後の質問で印象が悪くなると、就労意欲が足りないと、誤解されやすくなるでしょう。
後味が悪い余韻が続くのです。
逆に、自己PRや志望動機がいまいちでも、最後の質問で印象を改善できるチャンスもあります。
立派な質問ができれば、好印象の余韻がしばらく続き、応募者の印象を改善します。
最後の質問も気を抜かず、しっかり答えましょう。
質問内容は、就労意欲が伝わるような内容がおすすめです。
たとえば、作業内容の進め方、チーム構成など、具体的な仕事内容などです。
そのときに気づいた疑問を質問するのもいいですが、事前に聞きたい質問を考えておくほうが安心です。
後味の良い余韻を残せば、面接を気持ちよく締めくくれます。
「面接官の反応はいまいちだった。ところが結果は内定。なぜだろうか」
「面接の手応えが悪かったにもかかわらず、内定が出た。とても不思議」
ときどき内定をもらった人から聞かれる言葉です。
てっきり不採用と思い込んでいたところで、内定をもらうと、意外な結果に驚くでしょう。
普通に考えると、面接官の反応が悪ければ、内定の見込みは小さいはず。
なぜ、このような現象が起こるのでしょうか。
一言で言えば、応募者の誤解です。
応募者は一般的に、きちんとした人間として見られるため、必死になります。
面接前には、何度も面接の練習をするでしょう。
少しでも好印象になるよう、面接では常に笑顔を心がけ、身だしなみや言動には細心の注意を払います。
一方で面接官は違います。
面接官は、自分がどう見られようと気にしません。
面接官の仕事は、あくまで採用です。
応募者の適正さえ見極めれば十分であるため、自分が好印象に思われなくてもかまわないと考えています。
そのため面接官は、自分の発言や態度に無頓着である場合が多い。
その面接官の無頓着な様子が、応募者には「反応が悪かった」「手応えがいまいち」などと映る場合があるのです。
面接官の反応が悪かったとしても、実際はわかりません。
裏では、きちんと評価はされている場合がよくあります。
応募者は、面接官の反応にかかわらず、常にベストを尽くしましょう。
面接官の反応が悪かったと感じても、希望を持つことです。
最終的な結果は、通知が来るまで、本当にわからないのです。