応募者は、あらゆるイベントが重要です。
企業説明会やOB・OG訪問など、どのイベントも、企業の詳細を確認できる重要な場。
選考に影響することもありますから、手抜きをせず、緊張感を持った態度で臨むことが重要です。
面接官は、ベテランの社会人です。
これまで多くの面接を対応して、さまざまなタイプの応募者を見てきています。
さまざまな発言も、おおむね聞き慣れているはずです。
面接の答え方を難しく考える人がいます。
たとえば「職場の雰囲気とやりがいのどちらが大切ですか」という質問があるとします。
あなたなら、どう答えますか。
就職活動について、学生と面接官に、認識のずれがあります。
能力と人間性の優先度についてです。
学生の場合、就職活動で重視されるのは、学歴や資格など、能力面を考える傾向があるようです。
面識と緊張には、関係があります。
完全に初対面の場合は、誰でも緊張するものです。
相手がどんな人かわからないため、どう接していいのかわかりません。
面接での受け答えの対策では、質問の流れを意識することが大切です。
日常会話では、興味関心に沿って話が進みますが、面接でも同じです。
面接でも、面接官の興味関心に沿って、質問が進む状況が目立ちます。
面接室に入室する際、ドアが閉まっているとは限りません。
場合によっては、面接室のドアが最初から開いている場合もあるでしょう。
あるいは、そもそもドアのない部屋もあるはずです。
「失礼します」と「失礼いたします」という2つの言葉があります。
どちらも意味は同じです。
部屋に入るときの挨拶言葉ですね。
面接で部屋に入ったとき、持参したカバンは、どこにどう置きますか。
余っている椅子があれば、その椅子の上に置きたくなるのではないでしょうか。
スペースが空いていますし、カバンにも手を伸ばしやすい位置です。
都合上、余計な荷物がある場合、面接に持参してもいいのでしょうか。
たとえば、午前中に学校があり、授業が終わればすぐ面接があるとします。
学校に持参した荷物があるため、都合上、面接でも持参しそうになります。
面接では、荷物置き場がない状況が珍しくありません。
「荷物置き場くらい準備するのが当然」と思いますが、そこには裏の意図があります。
面接は、応募者の礼儀作法を確認するのが役目の1つ。
面接では、まれに面接官から名刺をいただくことがあります。
初対面ですから、面接官も企業の一員として身分を明かすため、名刺を差し出すことがあります。
このときに避けたいマナー違反があります。
就職活動で準備しておきたいのは、名刺です。
名刺があると、自己紹介がスムーズに行えます。
特に就職活動中は、企業説明会やOB・OG訪問など、名刺交換の機会が多くなるでしょう。
侮れないのが、座り方です。
面接では、座り方で人間性を判断される場合があります。
「座り方くらいで、人間性を判断されてはたまらない」
面接では、自分の正直な気持ちを伝えることが大切です。
自分を正しく理解してもらうためには、思ったことや感じていることを、正直に表現することが大切です。
さて、こんな話を聞くと「自分が思ったことなら、何でも自由に発言すればいい」と解釈する人がいます。
面接では、完結でわかりやすい回答を心がけるのが基本です。
だらだらした回答は、理解しにくいだけでなく、話の焦点がぼやけます。
結論から先に話し始めましょう。
社内研修について、面接官に質問する機会があれば、注意があります。
研修について、しつこく聞きすぎないことです。
「社内研修は、どのくらいの頻度で行われるのでしょうか」
女性の場合、面接ではメイクが必要です。
素顔もいいのですが、メイクをしたほうが、女性らしい美しさをもっと際立たせられるでしょう。
若々しく清潔感のあるメイクなら、何でもOKです。
面接では、希望の業務について質問されることがあります。
「希望する仕事はありますか」「やってみたい業務はありますか」などです。
採用するにあたり、応募者に希望する業務があれば、参考にしたいと考えます。
学生時代に頑張ったこととして、アルバイトを紹介できます。
アルバイトも、立派な社会経験の1つ。
アルバイトを通して得た学びや気づきなども多く、人生に役立っている実感もあることでしょう。
面接は個性を主張しすぎると、面接官に嫌がられる傾向があります。
考え方が偏っていたり、自己主張が強かったり、わがままであったりなどです。
たしかに個性は大切ですが、あまり強すぎると、仕事に支障が出る可能性があります。
何か発言をしたとき、面接官から話を否定されるときがあります。
自己PRを言っても「きれいな言葉ばかりで真実味がないですね」と疑われる。
立派な志望動機を言っても「信じがたい志望動機ですね。嘘ではないですか」と否定される。
ベテランの面接官は、質問を2回繰り返すのが特徴です。
なぜ、同じ質問を2回繰り返すのか。
それは、本当の真相を探るためです。
面接では、他社の選考状況を聞かれることがあります。
「ほかの企業から内定をもらっていますか」
「何社から内定をもらいましたか」
面接で意外と質問されるのが、住んでいるアパートの家賃です。
「今住んでいるアパートの家賃は、いくらですか」
アパートの家賃と採用は関係ないと思いますが、もちろん無意味に質問しているわけではありません。
面接で聞かれる定番質問の1つに、ストレス解消法があります。
「あなたのストレス解消法を教えてください」
別の言い方として「息抜きはありますか」「リラックス方法を教えてください」などもあります。
面接では、特技について質問されることがあります。
「暗記が得意」
「語学なら自慢できる」
面接は面白い。
面接では、面接官でもわからないことを質問することもあるからです。
たとえば「10年後、当社はどのようになっていると思いますか」という質問です。
質問の中でも侮れないのが、最後の質問です。
もちろん自己PRや志望動機も大切ですが、最後の質問には、ほかにはない、特別な重要性があります。
それは「余韻が残りやすい」という特徴です。
「面接官の反応はいまいちだった。ところが結果は内定。なぜだろうか」
「面接の手応えが悪かったにもかかわらず、内定が出た。とても不思議」
ときどき内定をもらった人から聞かれる言葉です。