企業の名前で就職先を選ぶのは、よくありません。
名前で選ぶと、大企業や人気企業を上から順に応募することになるでしょう。
往々にして、大企業や人気企業は、応募者が殺到します。
企業によっては、企業訪問や工場見学を実施している場合があります。
もし志望企業でそうした見学が提供されていれば、ぜひ積極的に参加しましょう。
書籍やウェブサイトなどで得る情報が、すべてではありません。
大企業や人気企業なら、特徴はたくさん見つかるでしょう。
規模の大きな企業なら、業務内容もはっきりしているため、志望動機を書きやすくなるはずです。
事業規模も大きいため、楽しく企業研究ができるに違いありません。
企業に興味を持つきっかけは、身近なことから始まります。
そのきっかけとは、あなたが普段、愛用している物です。
あなたが愛用している物は、どこの企業が作った物ですか。
企業を見学する際は、スーツが基本ですが、店舗見学はどうでしょうか。
「見学する程度なら、私服でもよいのではないか」と思いますが、油断は禁物です。
まず、事前に「私服でお越しください」となどの告知がある場合は、やはり私服がいいでしょう。
社員のプライベートを大切にする企業の特徴は、どこに表れるのか。
次の3つの点を確認すれば、わかりやすくなるでしょう。
(1)社内行事が必要以上に多くない
就職雑誌や就職情報サイトでは、定期的に、企業のランキングの特集が組まれます。
「給与が高い企業のランキング」
「昇格しやすい企業のランキング」
女性や障害者に対する接し方は、企業によって異なるのが現実です。
差別のない企業に勤めたいと考えれば、やはり事前の調査が重要です。
では、差別のない企業を探すには、どの点に注目すればいいのか。
残業が多い企業を探すという、変わった人を見かけることがあります。
その主な理由は、残業代です。
残業が多ければ多いほど残業代も多くなるため、収入を増やすことができる考え方です。
中小企業だから、仕事も規模もチャンスも小さいとは限りません。
中小企業には、大企業では得られにくいメリットがいくつかあります。
(1)若いうちに大きな仕事を任されやすい
資料請求をすれば、必ず資料が来るとは限りません。
数週間待っても、資料が来ない場合があります。
珍しいケースではなく、よくあるケースと考えていいでしょう。
面接では、企業をしっかり研究してきたことをアピールしましょう。
志望企業ですから、企業について、すでに詳しい状態かもしれません。
しかし、そんなときこそ、次の言葉を自分に問いかけてみてください。
業界研究や企業研究の注意の1つに「つもり」があります。
自分ではしっかり業界研究や企業研究に取り組んでいると思っても、実際はどうでしょうか。
いざ面接で業界や企業について聞かれると、うまく説明できない場合があります。
「ワンマン経営者」という言葉には、ネガティブな印象があるようです。
他の意見などを聞かず、自分の考えだけで判断・決断をする経営者です。
「他人の意見を聞かない」「自分の思いどおりに支配する人」など、独裁的なイメージもあるでしょう。
インターネットが日常に浸透した現代社会では、多くの情報がすぐ入手できます。
検索すれば、さまざまな情報が一瞬で、しかも無料で確認できます。
もちろん企業情報も、同様です。
実施される選考の形式は、企業によっては多種多様です。
エントリーシートが必要な企業もあれば、履歴書のみでよい企業もあります。
適性検査や筆記試験がある企業もあれば、ない企業もあります。
企業のウェブサイトや案内資料を見ていると、次のような文言を見かけることがあります。
「当社では、OB・OG訪問を歓迎します。ご希望の方は、当社の採用担当までご連絡ください」
OB・OG訪問を歓迎しているとわかれば、OB・OG訪問もしやすくなるでしょう。
「いつか正社員になりたい」
アルバイトで働いているなら、正社員への昇格を考える人もいるでしょう。
任される仕事は限られていても、実際に企業の業務に携わっているのは事実です。
夢ややりがいを大げさにアピールする企業には、要注意です。
もちろん夢ややりがいは、誰にでも大切な要素です。
将来実現したい願望があれば、生きる力になるでしょう。
学生が就職活動で最初に注目しがちなのは、BtoCの企業が多い傾向があります。
「BtoC」や「BtoB」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは、企業間取引の状態を表した言葉です。
企業の状態は、どこに現れるのでしょうか。
投資家が最初に思いつくのは、やはり財務諸表でしょう。
貸借対照表・損益計算書・キャッシュ-フロー計算書。
企業訪問の際は、ぜひトイレに駆け込みましょう。
用を足すためではありません。
企業研究のためです。
女性が働きやすい職場かどうか確認するとき、どうしますか。
最初に思い浮かぶのは、ランキングではないでしょうか。
就職雑誌や就職情報サイトでは、定期的に、女性が働きやすい企業のランキングの特集が組まれます。
一流の大学を出た人は、有名企業や大企業などに就職が当然と考える傾向があります。
特にアジアでは「優秀な人は、大企業に就職」という考えが、比較的強いようです。
しかし、視野を広げて世界で考えると「優秀な人は大企業に就職」という考えは、実は珍しいと気づきます。
企業説明会では、企業が用意したプロモーションビデオを視聴することがあります。
企業側にとっては、ビデオを上映するだけですから、説明の手間が省けて楽です。
注目したいのが、このプロモーションビデオの内容です。
上場企業の面接前には、財務状況を確認しておきましょう。
財務状況について質問される可能性があるからです。
「当社の財務状況をご存じですか」
「コミュニケーション能力のある人」
そんな募集要項を見かけることがあります。
「そうか。会話の上手な人がいいのか」と思いますが、ちょっと待ってください。
入社予定の企業が突然、合併を発表することがあります。
合併による最も大きな影響は、やはり企業の体質が変わることでしょう。
志望企業へ入社が決まったにもかかわらず、企業の体質が変われば、将来が不安です。
まれなケースですが、入社予定の企業が不祥事を起こす場合があります。
粉飾決算、偽装や隠蔽、顧客情報の紛失、残業の未払い。
よいニュースならいいのですが、悪いニュースなら、先行きが不安になるでしょう。
集めた企業情報は、入社が決まっても、しばらく保管することをおすすめします。
入社が決まれば、必要なくなるため、捨ててもいいと思うのではないでしょうか。
しかし意外にも、入社してから必要になる場合があります。