第一印象とは、人や物事に接したとき最初に受ける印象です。
第一印象は、あとから変えることもできます。
最初に受けた印象があっても、相手と長く接していると、さまざまな一面に接するため、次第に本来の姿がわかってきます。
面接では、目的のわからない質問をされることがあります。
たとえば「会社を動物に例えると何か」です。
「質問の意図がわからない」「そんなことを聞かれても困る」などと思うのが、正直なところでしょう。
自己PRとは、頑張ったことをアピールすることだと勘違いしている人がいます。
「アルバイトを週6日こなして、一生懸命頑張りました」
「文化祭の実行委員として頑張りました」
「学生時代はアルバイトを頑張っていたんですね。努力家ですね」
「TOEICのスコアがいいですね。かなり頑張って勉強されたのですね」
「ボランティアも経験があるのですね。素晴らしい。前向きで偉いですね」
自己PRが、法や常識に問題ないかも、確認が必要です。
真面目に自己PRをしたつもりでも、違法や非常識な内容では、面接官は困った表情をするでしょう。
たとえ自己PRが全体的に立派でも、違法や非常識な内容が一部でも含まれていれば、評価を落とします。
面接では、人によって定義が異なる質問をされることがあります。
たとえば「働くとは何か」という質問です。
シンプルですが、奥の深い質問ですね。
多くの人が誤解していることがあります。
「面接は、聞かれたことを答える場」という考え方です。
たしかに面接は、面接官が質問をして、応募者がそれに答える形式が中心です。
過去を振り返り、緊張する場面に直面したときの自分を思い出してください。
大事な試合・スピーチ・プレゼン。
手に汗握る緊張に包まれた状況で、自分はどんな反応であったか、思い出しましょう。
過去に、水商売の仕事を経験した人もいるでしょう。
水商売の経験がある場合、履歴書や面接など、水商売の経験を正直に出すべきか悩む人も多いはずです。
まず、就職する企業によって、対応が変わります。
成功談でも、該当者が多ければ、控えたほうが無難です。
たとえ本人が努力の末に達成できたことでも、該当者が多い出来事は、やはりインパクトが弱くなるでしょう。
たとえば、大学受験です。
「当社の志望順位を教えてください」
面接で聞かれる、定番の質問の1つです。
この質問には「御社が第1志望」という定番の答えがあります。
面接で、特定の質問を聞かれないようにするためにはどうすればいいか。
聞かれる前に、自分から伝えればいいのです。
たとえば、志望順位です。
面接は、お見合いのようなものです。
お見合いとは、結婚相手を求めている男女が、紹介者の仲介によって面会することを言います。
仲介者の紹介によって、お互いの仕事や趣味など話を伺いながら、相手を理解します。
長所を主張するつもりが、短所の露呈になることは、よくあるミスです。
「自分に限ってあり得ない」と思うかもしれませんが、自分でも気づかないうちに起こりやすい特徴があります。
本人は長所を主張しているつもりでも、落ち着いて客観的に見直すと、実は短所の主張だったことに気づくのです。
「など」という言葉があります。
「など」は、似たようなことがほかにもあることを表すときに使う言葉です。
たとえば「大会種目は、野球やバレーボールなどがある」という使い方をします。
「最後に何か質問はありますか」
面接の最後にある定番の質問です。
こう聞かれれば、応募者は、わからない点を尋ねることができます。
面接では、笑顔を心がけましょう。
笑顔は笑顔でも、爽やかな笑顔です。
爽やかな笑顔は、明るくて、若々しく、新入社員らしさを魅せるには最適です。
自己PRといえば「大きな成果でなければいけない」という誤解があるようです。
もちろんアピールする成果は、大きければ大きいほど理想的ですが、大きな成果だけが限定ではありません。
わずかな上達でも、企業に貢献できる内容なら、自己PRになります。
面接でよく聞かれる、定番の質問があります。
「尊敬する人は誰ですか」という質問です。
多くの面接対策の本では、定番の答えが決まっています。
「尊敬する人は誰か」
そう聞かれたときは、歴史上の人物を挙げるのが得策です。
「親」と答えてもいいのですが、定番すぎる回答のため、素直に信用してもらえない場合があります。
「失礼いたします」
面接室に入るときの挨拶言葉です。
さて、この一言を発するときの様子を振り返ってください。
面接で、言葉に詰まるのは、わからないことばかりではありません。
正直に言えば、確実に自分の印象が悪くなるため、言いたくても言いにくい場面があります。
たとえば「警察に捕まった経験はありますか」という質問です。
圧迫面接でも、とりわけ非常識を超えた発言が聞かれる場合があります。
最上級とも言うべき非常識な発言と言えば、やはりこれでしょう。
両親の否定です。
相槌は、コミュニケーション能力として、重要な要素の1つ。
相手の話に調子を合わせて受け答えできれば、きちんと話を聞いて理解していることを意思表示できます。
ただし、話を弾ませるはずの相槌が、気づかないうちに、相手を不快にさせていることがあります。
うなずきとはいえ、実は2種類あります。
「小さなうなずき」と「大きなうなずき」です。
それぞれを同じに扱っていないでしょうか。
面接で避けるべき話題の1つが、縁故関係の自慢です。
自分の人間関係に強力なコネがあれば、面接でアピールしたくなるかもしれません。
「大きな声では言えませんが、御社の○○部長は、私の叔父です」
面接中、大げさな笑顔は不要です。
面接中は、少し口角を上げた表情で十分です。
明るい表情を見せることで、面接の雰囲気もよくなり、前向きな印象を与えられます。
笑顔には、明るい印象があり、本人の印象を向上させます。
面接でも、笑顔を心がけ、前向きで明るい印象を出すことが大切です。
「この人と一緒に仕事をすれば、楽しいだろう」と思わせる力になり、選考にも良い影響を与えます。
自分ではうまくできているつもりでも、実際は、できていない場合があります。
たとえば、笑顔になったときです。
自分では口角を左右対称に上げているつもりでも、実際は片方だけがつり上がり、左右対称になっていない場合があるでしょう。
面接官と接するときの状態を再確認してみてください。
確認したいのは、体と顔の角度です。
面接で面接官と話をするときは、完全に正面を向いて話すことが大切です。
第一印象とは、人や物事に接したとき最初に受ける印象です。
第一印象は、あとから変えることもできます。
最初に受けた印象があっても、相手と長く接していると、さまざまな一面に接するため、次第に本来の姿がわかってきます。
最終的に、第一印象とはまったく別の印象を持つことがあるものです。
ただし、面接の場合、少し難しい事情があります。
「面接時間は短い」という事情です。
面接時間は、30分から1時間程度。
印象を変えたくても、与えられた時間が短いため、十分な余裕はないでしょう。
だからこそ、第一印象が、そのまま応募者の本来の姿であると理解されやすい状況があります。
応募者は、少しでも第一印象を素晴らしくするため、徹底的に集中しましょう。
特に集中すべきは、最初の3分間。
面接の第一印象は、最初の3分で決まるといわれています。
最初の3分間の様子を見て、面接官は「なるほど。こういう人なのか」という全体的な印象を抱きます。
面接の間、ずっと意識するのは難しいですが、最初の3分程度なら、集中しやすいのではないでしょうか。
この3分間は、面接の中でも、特に礼儀作法を重視して対応するのが得策です。
最初の3分間でできることは、何でしょうか。
面接室のドアを開け、着席して、簡単な自己紹介を済ませるところまででしょう。
第一印象を決める重要な部分であるため、何度もしっかり練習をしておきましょう。
面接では、目的のわからない質問をされることがあります。
たとえば「会社を動物に例えると何か」です。
「質問の意図がわからない」「そんなことを聞かれても困る」などと思うのが、正直なところでしょう。
さて、目的のわからない質問をされたとき、いちばん大切なことは何か。
まず思い浮かぶのは、やはりきちんとした回答をすることではないでしょうか。
質問内容が何であれ、面接官が納得できる回答を素早く考えようと心がける人が多いはずです。
もちろんきちんとした回答も大切なのですが、いちばん大切なことではありません。
目的のわからない質問をされたとき、いちばん大切なことは、落ち着いた態度を見せることです。
動揺せず、冷静な態度を見せる。
真剣に考えている表情をする。
不十分な回答でもいいから、落ち着いた表情で回答する。
考えてみてください。
「会社を動物にたとえると何ですか」などの質問は、普通に考えて、採用には関係ありません。
では、なぜそうした質問をするかというと、想定外が起こったときの応募者の様子を確認するためです。
想定していない質問をされたときの応募者の様子を見て、柔軟に対応する力を確かめようとします。
したがって、目的のわからない質問には、きちんとした回答を考えるより、落ち着いた態度を見せるほうが大切です。
落ち着いた態度を見せることが、立派な回答です。
うまく回答できなくても、落ち着いた様子を保つことができれば、一定の評価が得られるでしょう。
また、落ち着きを心がけることで、より良い回答をしやすくなる効果も生み出すのです。
自己PRとは、頑張ったことをアピールすることだと勘違いしている人がいます。
「アルバイトを週6日こなして、一生懸命頑張りました」
「文化祭の実行委員として頑張りました」
「学生時代は、夏休みにボランティア活動を頑張りました」
たしかに頑張ったのはよくわかります。
しかし、面接官にとっては「だから何?」という感じでしかありません。
全力を尽くす姿勢は伝わるかもしれませんが、そこから先に話がつながらないのです。
厳しいようですが、多くの企業にとって、頑張るのは当然の姿勢。
頑張ることをアピールしても、普通に感じるため、面接官の心は大きく動かされないでしょう。
また「頑張りました」という表現は、多用しすぎると幼稚に聞こえやすいため、注意が必要です。
自己PRでは、頑張ったことを主張するのではありません。
その経験から学んだことを、企業にどう貢献できるかをアピールするのです。
株式会社は、営利を目的とした組織体です。
あくまで企業は、利益に貢献できる人物を探して、採用活動を行っています。
頑張るのは素晴らしいことですが、その先が大切です。
頑張って得たことを、企業の利益にどうつなげてアピールできるかが勝負です。
「学生時代はアルバイトを頑張っていたんですね。努力家ですね」
「TOEICのスコアがいいですね。かなり頑張って勉強されたのですね」
「ボランティアも経験があるのですね。素晴らしい。前向きで偉いですね」
こう褒められると、嬉しく感じ、つい上機嫌になるでしょう。
誰でも褒められるのは嬉しく、気持ちが舞い上がるはずです。
しかし、やたら褒めてくる面接官こそ、要注意。
基本的に裏があると思っていいでしょう。
応募者を褒めることで油断させ、本性を暴き出そうとする作戦です。
言葉は優しくても、心の奥では、しっかり評価の目を光らせているはずです。
嬉しい言葉におだてられ、うぬぼれていると、言葉遣いや態度が乱れやすくなります。
褒めてくる面接官でも油断せず、社会人らしい受け答えを維持しましょう。
では、褒められたとき、どう答えるのが好ましいのか。
まず、うぬぼれないことです。
そして謙虚な姿勢を保ちつつ、前向きで向上心があることを表現しましょう。
「ありがとうございます。しかし、まだまだ未熟者です。今後も精進を続けて参ります」
こうした一言がさっと返せると、好印象になり、面接官によく覚えてもらえます。
自己PRが、法や常識に問題ないかも、確認が必要です。
真面目に自己PRをしたつもりでも、違法や非常識な内容では、面接官は困った表情をするでしょう。
たとえ自己PRが全体的に立派でも、違法や非常識な内容が一部でも含まれていれば、評価を落とします。
たとえば、体力をアピールするため、次のようなことを言ったとします。
「昔から体力には自信があります。今日もこのフロアまで、非常階段を使って上がってきました」
面接官は、眉をひそめた厳しい表情で、次のような注意をするでしょう。
「セキュリティー上、問題があるため、お控えください」
自己アピールどころか、非常識をアピールする結果になり、応募者は評価を落とします。
自己PRをするとき、法や常識の観点から問題がないか、確認してください。
言うまでもありませんが、事件性のある出来事の自慢は、言語道断です。
警察ざたになった経験は、正しい自己アピールになりません。
面接では、発言する前に、法や常識の観点から問題ないか確認する習慣を身につけておくといいでしょう。
面接では、人によって定義が異なる質問をされることがあります。
たとえば「働くとは何か」という質問です。
シンプルですが、奥の深い質問ですね。
面接で突然聞かれると、言葉に詰まりやすいのではないでしょうか。
辞書を使えば、一応、正確な意味を確認できます。
「生計を立てるために一定の職につく」「肉体・知能などを使って仕事をする」などです。
しかし、この質問の本質は、そこではありません。
働く定義は、人によって異なります。
人の数だけ答えが存在すると言ってもいいでしょう。
大切なのは、自分なりに考えて答えることです。
面接官が確認したいのは、正確に答えられるかどうかではありません。
自分なりに考えて、答えられるかどうかです。
たとえその答えが、少し風変わりな内容でもいいのです。
知識・理解・見識が不十分でも、自分なりにしっかり考えて、全力で答えます。
世間の常識や規範の範囲内なら、一定の評価をしてくれるはずです。
人の数だけ答えが存在するのですから、自分の考えは堂々と発言することが最重要です。
人によって定義が異なる質問は、ほかにもあります。
「人生とは何か」「生きるとは何か」「仕事とは何か」
どれも「自分なりに考えて答える」という姿勢は同じです。
正しい答えに惑わされず、自分の意見を、堂々ときちんと言えるかどうかです。
多くの人が誤解していることがあります。
「面接は、聞かれたことを答える場」という考え方です。
たしかに面接は、面接官が質問をして、応募者がそれに答える形式が中心です。
聞かれたことを答えれば十分ではないかと思いますが、少し違うのです。
たとえば「趣味は何ですか」と聞かれたとします。
正直に「読書です」とだけ答えたのでは、面接官も「そうですか。頑張ってくださいね」で終わるでしょう。
健康状態について聞かれたとします。
「持病の○○があります」と答えれば、面接官は「そうですか。それは大変ですね」と終わるでしょう。
聞かれたことを、普通に答えるのではありません。
面接とは、企業に貢献したい気持ちをアピールする場です。
質問に淡々と答えるのではなく、企業に貢献したい気持ちが伝わる答え方が必要です。
「趣味は何ですか」と聞かれたとき「読書です」と答えるのでは、不十分。
「読書です。ビジネス書を中心に、月に5冊は読んでいます。この業界についても、10冊以上読んで学んできました」
健康状態について聞かれたときも「持病の○○があります」と答えるだけでは不十分です。
「○○の持病がありますが、職場に迷惑がかからないよう、できるかぎり調整いたします」
答え方を少しアレンジして、企業に貢献したい気持ちが伝わる工夫をしましょう。
自己PRも志望動機もほかの質問も、考え方はすべて同じです。
聞かれたことをただ答えるのではなく、企業に貢献したい気持ちが伝わる答え方を意識することが必要です。
過去を振り返り、緊張する場面に直面したときの自分を思い出してください。
大事な試合・スピーチ・プレゼン。
手に汗握る緊張に包まれた状況で、自分はどんな反応であったか、思い出しましょう。
緊張したとき、どんな態度になるかは、人それぞれです。
早口で話しやすくなる。
手足が震えやすくなる。
おなかを下しやすくなる。
ほかにも、声が小さくなったり、笑顔が消えたり、下を向きがちになったりなどの反応もあるでしょう。
もし特徴のある反応が見られたなら、やはり面接でも同じ状態になる可能性が高いと考えていいでしょう。
自分の過去の体験を参考にして、あらかじめ対処方法を立てておくことが大切です。
たとえば、緊張したとき、早口になりやすければ、面接ではわざとゆっくりした話し方を意識すると効果的です。
手足が震えやすくなるなら、面接直前、深呼吸やストレッチなどすると、リラックスしやすくなるでしょう。
おなかを下しやすくなるなら、下痢止めの薬を面接直前に飲んでおくと、予防になります。
緊張対策とはいえ、人それぞれです。
緊張したときの反応は人によって異なるのですから、人によって適切な対策も変わります。
あなたはどんな反応をしやすいですか。
緊張しているときの自分の反応を思い出せば、必要な対策が見えてくるのです。
過去に、水商売の仕事を経験した人もいるでしょう。
水商売の経験がある場合、履歴書や面接など、水商売の経験を正直に出すべきか悩む人も多いはずです。
まず、就職する企業によって、対応が変わります。
面接先が水商売なら、これまでの水商売の経験を堂々と書くべきでしょう。
水商売に就職したければ、やはり水商売の経験が有利に働きます。
接客への自信や売り上げ実績なども話せば、面接官は高く評価してくれるはずです。
面接先が一般企業の場合は、水商売の経験を出すのは控えたほうが賢明です。
もちろん水商売が悪いわけではありません。
水商売はれっきとした接客業であり、お客さまを楽しませるプロです。
目上の人と接する機会が多い仕事ですから、礼儀・マナー・会話術を磨く機会にもなるでしょう。
しかし、多くの企業では、やはり水商売に偏見を持っているのが現実です。
抵抗を感じる面接官も多いはず。
いくら自分が誇りを持っていても、面接官のネガティブな先入観を覆すのは容易ではありません。
ネガティブな印象につながる不安を考慮すれば、履歴書や面接では、伏せておくほうが無難です。
もし記載する場合は「接客業」「飲食店勤務」など、幅のある表現をおすすめします。
成功談でも、該当者が多ければ、控えたほうが無難です。
たとえ本人が努力の末に達成できたことでも、該当者が多い出来事は、やはりインパクトが弱くなるでしょう。
たとえば、大学受験です。
受験中は猛勉強をして、第1志望の大学に合格できたという成功談を話すとします。
必死になって勉強した受験は、本当につらい時期であり、一生忘れられないことかもしれません。
たしかに本人にとっては成功談でしょうが、面接官が素直にうなずくかは疑問です。
成功談とはいえ、該当者が多いからです。
実績は素晴らしいのですが、該当者が多すぎるため、希少価値がありません。
大学受験を苦しんで乗り越えた経験は、大学生なら誰もが同じです。
同じ大学の学生なら、全員が当てはまる内容でしょう。
またこの考え方でいけば、もっと難関の大学に入学できた学生は、もっと大きな成功談ということになります。
自分が通う大学の入学の難易度が低ければ、かえって自分の立場を弱くする場合もあるのです。
成功談でも、該当者が多ければ、強いアピールは難しい。
成功談は、該当者が少ないことだから、成功らしくなります。
自分がアピールしようとする体験談は、どのくらい該当者がいるのか、振り返ってみましょう。
成功談の内容によっては、見直しが必要になることもあるはずです。
「当社の志望順位を教えてください」
面接で聞かれる、定番の質問の1つです。
この質問には「御社が第1志望」という定番の答えがあります。
どんな企業でも第1志望と答えるのが、就職活動においての暗黙のルールになっています。
さて、この答え方でもいいのですが、もう少し工夫すれば、さらに強調して答えることができます。
「第1志望より上はない」と思うのですが、あるのです。
「断然、御社が第1志望」と答えればいいのです。
「断然」という一言を加えるのがポイントです。
第2志望以下とは、大きな差をつけて首位であることがわかりますね。
「断然」という一言を加えるだけで、第1志望を、さらに強調して答えることができます。
もし、断然という言い方に抵抗があれば、代わりに「もちろん」を使ってもかまいません。
「もちろん、御社が第1志望」という言い方も、印象的な響きです。
「御社が第1志望であるのは言うまでもありません」というニュアンスを強調できます。
「御社が第1志望」では、平凡すぎる。
「断然」や「もちろん」などの一言を加え、面接官の記憶に残りやすい答え方を工夫しましょう。
面接で、特定の質問を聞かれないようにするためにはどうすればいいか。
聞かれる前に、自分から伝えればいいのです。
たとえば、志望順位です。
「当社の志望順位を教えてください」
そう聞かれたとき、探り合いのような雰囲気になりがちです。
「どうせ第1志望と答えるのだろう」と考える面接官と、定番どおり「第1志望です」と答える応募者。
堂々と答えることができればいいのですが、演技をするような恥ずかしさに苦しむ人もいるでしょう。
もし志望順位について質問されたくなければ、第1志望であることを前もって伝えておく方法もあります。
「本日は第1志望である御社との面接で緊張しております。よろしくお願いいたします」
「専攻科目で得た知識を生かしたいため、御社を志望いたしました。御社が第1志望です」
自己PRや志望動機の中で、さりげなく第1志望であることを伝えます。
前もって志望順位を伝えれば、面接官は、再び志望順位を聞くことはないでしょう。
これで1つ、答え方の心配を減らすことができるのです。
このテクニックは、志望順位以外にも使えます。
「学生時代に、最も力を入れていたこと」
「ゼミで勉強したこと」
「入社してやりたいこと」
「10年後の自分」
定番の質問を中心に「聞かれる前に伝える」という手法を使えば、特定の質問をブロックできます。
ただし、やりすぎには注意が必要です。
複数の質問を前もって細かく説明していると、くどい話し方になります。
もし使うなら、適度の範囲で心がけましょう。
面接は、お見合いのようなものです。
お見合いとは、結婚相手を求めている男女が、紹介者の仲介によって面会することを言います。
仲介者の紹介によって、お互いの仕事や趣味など話を伺いながら、相手を理解します。
もし最初のお見合いで手応えがあれば、デートを何度か繰り返します。
最終的にお互いが「一緒に生活したい」と思えば、晴れて婚約・結婚に至ります。
この流れは、面接でも似ています。
企業は、就職情報サイトを活用して、優秀な人材を募集します。
一方、応募者も、就職情報サイトという仲介によって、企業というお見合い相手を探します。
応募者が企業に興味を持てば、企業に連絡を取って、面接をします。
応募者も、一方的に査定されるだけではなく、企業でやっていけるか、確認します。
面接では、もっと詳しく知るために、何度か面接を繰り返します。
お互いがお互いを確認し合い、最終的に「一緒に仕事をしたい」という判断に至れば、晴れて内定です。
学生の立場からすると「一方的に選ばれる立場」と思いがちですが、誤解です。
企業も、選ばれる立場。
学生は、就職情報サイトなどを使い「どの企業がいいだろうか」と選びます。
そういう意味では、面接とは「対等」です。
お互いが選び合い、評価し合います。
まさしく、お見合いなのです。
長所を主張するつもりが、短所の露呈になることは、よくあるミスです。
「自分に限ってあり得ない」と思うかもしれませんが、自分でも気づかないうちに起こりやすい特徴があります。
本人は長所を主張しているつもりでも、落ち着いて客観的に見直すと、実は短所の主張だったことに気づくのです。
たとえば、次のような言葉を聞いたときの印象はいかがでしょうか。
「私の長所は、周りの意見に惑わされないことです。自分のやり方を貫きたいと思います」
これを聞いた面接官は「チームワークに問題がある」と判断するでしょう。
周りの意見に惑わされないのは素晴らしい長所ですが、自分のやり方を貫く姿勢は、チームワークの妨げになります。
「私の長所は、人の話をよく聞くことです。徹底的に聞くことに専念して、さまざまな意見を吸収したいと思います」
これを面接官は「コミュニケーション能力に問題がある」と判断するでしょう。
たしかに聞くことは大切ですが、ずっと聞いてばかりでは、コミュニケーションが成立しません。
コミュニケーションでは、話すことも大切です。
長所と短所の関係は、不思議です。
短所は、裏を返せば、長所になります。
一方、長所も、裏を返せば、短所になります。
長所を主張しすぎて、短所になっていないでしょうか。
長所は、伝え方を誤ると、短所になってしまう場合があるため、注意が必要です。
「など」という言葉があります。
「など」は、似たようなことがほかにもあることを表すときに使う言葉です。
たとえば「大会種目は、野球やバレーボールなどがある」という使い方をします。
野球やバレーボールだけでなく、ほかにも似たようなスポーツがあることがわかりますね。
意味の該当範囲を広げることができるため、便利な言葉です。
字数制限ですべてを列挙できない場合「など」を使えば、うまく言い表すことができるでしょう。
しかし、この該当範囲を広げるメリットは、逆に印象を弱めるデメリットになることもあるため、要注意です。
たとえば「得意なスポーツは何ですか」と聞かれたとします。
次の2つのうち、より印象的に感じる言葉は、どちらでしょうか。
「野球やバレーボールなどが好きです」
「野球とバレーボールが好きです」
より印象的に感じたのは、おそらく2番目の言葉でしょう。
「など」を省くと、言い切ることになります。
ストレートな響きが強くなるため、より印象深く感じるのです。
もちろん必要な部分には「など」を使うのが適切です。
しかし「など」があってもなくても、さほど意味が変わらなければ、思いきって省いたほうがいい。
余分な言葉は省くのが、簡潔な言葉の鉄則です。
言葉がすっきりするだけでなく、印象も強くなるのです。
「最後に何か質問はありますか」
面接の最後にある定番の質問です。
こう聞かれれば、応募者は、わからない点を尋ねることができます。
もし疑問点がいくつかあれば、もちろん複数の質問ができます。
ただし、次のような質問の仕方に心当たりはありませんか。
「○○について、聞かせてください」
「ほかにも、質問をさせてください」
「まだ質問があります。よろしいでしょうか」
こうした聞き方をすると、面接官は「質問はいくつあるのだろうか」と戸惑うでしょう。
質問としては成り立っているのですが、どことなく、段取りの悪さを感じさせる聞き方なのです。
では、どうすればいいのか。
最初に、聞きたい質問の数を宣言するのです。
「お伺いしたいご質問が、3つ、ございます」
最初に質問の数を宣言すれば、面接官も質問の数が最初に把握できます。
複数の質問があっても、答える準備ができるため、スムーズに答えてくれるはずです。
面接では、笑顔を心がけましょう。
笑顔は笑顔でも、爽やかな笑顔です。
爽やかな笑顔は、明るくて、若々しく、新入社員らしさを魅せるには最適です。
ところが、そんな笑顔ができなくて悩む人もいるでしょう。
「爽やかな笑顔は限られた人しかできない。自分には爽やかな笑顔ができない」
顔かたちが生まれつきであるように、笑顔もまた、生まれつきと考える人がいます。
それは誤解です。
もちろん最初から自然にできる人もいますが、限られた人しかできないわけではありません。
爽やかな笑顔は、練習すれば、誰にでもできるものです。
爽やかな笑顔は、あるものではなく、つくるものだからです。
男優や女優の笑顔が爽やかなのは、きちんと笑顔の練習をしているからです。
私たちが見えないところで、鏡に向かって、大量の練習をしています。
笑顔は、練習によって、さらに輝かせることができます。
鏡の前に立ち「こうすると、より爽やかな笑顔に見える」というパターンを見つけてみましょう。
口角の角度や歯の出し方など、さまざまな状態を確認して、最も爽やかになる笑顔を研究してみてください。
爽やかになる笑顔のパターンを見つければ、それを何度も練習して、体で覚えます。
面接で笑うべき瞬間になれば、さっと爽やかな笑顔を魅せられるようにしておくのです。
爽やかな笑顔を、どんどんつくっていきましょう。
たとえ一瞬でも爽やかな笑顔ができれば、最高の印象を与えることができ、面接官の印象に深く残るでしょう。
自己PRといえば「大きな成果でなければいけない」という誤解があるようです。
もちろんアピールする成果は、大きければ大きいほど理想的ですが、大きな成果だけが限定ではありません。
わずかな上達でも、企業に貢献できる内容なら、自己PRになります。
たとえば、英会話が最初はまったくできなかった人がいたとします。
挨拶の一言すら言えなかった人でも、毎日こつこつ勉強に励んだ結果、簡単な日常会話までできるようになった。
そんなささいなアピールでも、面接官の心に響くものがあるはずです。
上達の幅は小さくても、向上心や前向きな様子が伝わるでしょう。
素朴に感じるアピールかもしれませんが、真面目で誠実な人間性は十分伝わります。
向上心や前向きな様子が少しでも伝わるなら、アピールする価値はあります。
「現在の能力は低いが、伸びしろがあるだろう。成長力が期待できそうだ」と、面接官はうなずくはずです。
つまり、期待値を含めた評価をしてもらいやすくなるのです。
大きな成果だけにとらわれず、少しの上達でも経験があるなら、アピールしてみてはいかがでしょうか。
少しの上達した内容が、企業に貢献できる技能なら、なお評価は高くなるはずです。
面接でよく聞かれる、定番の質問があります。
「尊敬する人は誰ですか」という質問です。
多くの面接対策の本では、定番の答えが決まっています。
「親」です。
間違っていません。
むしろ答えとしては、理想的です。
親を尊敬することは、健全な人間性のアピールだけでなく、良好な親子関係のアピールにもつながります。
答えとしては、欠点のない、完璧な答えなのです。
しかし、理想的であるにもかかわらず、実際の面接では、高い評価は得にくいでしょう。
定番すぎる返事だからです。
面接官は、こう思うでしょう。
「また定番の答えだ。どうせ本に書かれたことを、そのまま答えているだけだろう」と。
いかにも「準備したセリフを言っている」という雰囲気が出てしまう。
面接官は、面接のプロです。
何十人、何百人という応募者と接しています。
いくら理想的な返事でも、ありきたりな返事では、面接官を感心させるどころか、落胆させてしまうでしょう。
理想的な返事でも、定番すぎるなら、注意が必要なのです。
では、尊敬する人を聞かれたとき、誰を答えるべきか。
理想的な「親」という答えはあえて避け、著名な人物を挙げるのです。
理想は、歴史上の人物です。
定番から少しずらした答えのほうが「本心を述べている」という雰囲気が出るため、真実味が増します。
訴える力が強くなるため、面接官の印象に残りやすくなるのです。
「尊敬する人は誰か」
そう聞かれたときは、歴史上の人物を挙げるのが得策です。
「親」と答えてもいいのですが、定番すぎる回答のため、素直に信用してもらえない場合があります。
あえて定番からずらした回答のほうが、真実に聞こえやすいため、面接でも有利になるのです。
さて、ここからが重要です。
ここからの話は、強制ではなく、あくまで参考として聞いてください。
歴史上の人物を上げるとき、誰を挙げるかです。
たとえば「クフ王」を挙げるとします。
クフ王といえば、エジプトのギザに、世界最大のピラミッドを築いた人物として有名です。
数多くの人と時間をかけ、巨大な建築物をつくり上げた実績は、誰もが素晴らしいと感じるでしょう。
しかし、少し遠すぎる存在に感じませんか。
まずクフ王の顔が、ぱっと浮かびません。
国籍も時代も、ずいぶん遠くに離れている回答ですね。
意味は理解できますが、実感や親しみを得にくい回答ではないでしょうか。
ここで心がけたいのは、できるだけ実感や親しみを得やすい回答です。
日本人なら、やはり同じ日本人のほうが実感や親しみを得やすいでしょう。
たとえば「西郷隆盛」「坂本龍馬」「伊藤博文」などはいかがでしょうか。
名前を聞いたときに、顔がぱっと浮かぶでしょう。
国籍が同じで、年代としても、比較的近い時代です。
面接官にとっても、実感や親しみを得やすい回答になるはずです。
その人物の顔が浮かび、親しみを感じるかどうかです。
これは、あくまで参考です。
基本は正直に答えればいいのですが、回答を選べる状況があるなら、1つの判断基準としてください。
この考え方は、面接の回答のみならず、あらゆる会話術に通じる話です。
何かを答えるとき、できるだけ実感や親しみを得やすい回答のほうが、会話はスムーズに進むはずです。
「失礼いたします」
面接室に入るときの挨拶言葉です。
さて、この一言を発するときの様子を振り返ってください。
言葉ではなく、言い方です。
「失礼いたします」が「失礼いたしまーす」になっていないでしょうか。
言葉の最後が、間延びした状態です。
「失礼いたします」と「失礼いたしまーす」は、言葉は同じでも、相手に与える印象が違います。
言葉遣いは丁寧でも、言い方がだらしないと、締まりのない印象を与えます。
丁寧な言葉遣いも、言い方がだらしないと、悪印象なのです。
自分ではきちんと言っているつもりでも、よく聞くと、間延びした言い方になっていることが少なくありません。
堅苦しいように思えますが、面接では、少しでも丁寧な対応を心がけるのが得策です。
自分の言い方をよく確認して、はきはきした言い方を心がけましょう。
この心がけは「失礼いたします」という言葉だけに限りません。
「ありがとうございます」「頑張ります」「よろしくお願いいたします」など、ほかの言葉でも同じです。
間延びではなく、はきはきした言い方が大切です。
面接で、言葉に詰まるのは、わからないことばかりではありません。
正直に言えば、確実に自分の印象が悪くなるため、言いたくても言いにくい場面があります。
たとえば「警察に捕まった経験はありますか」という質問です。
なければいいのですが、若気の至りで過去に捕まった経験がある人は、答えに詰まるところです。
正直に答えると、確実に悪印象で、不採用になるかもしれません。
一方、嘘をついてその場を切り抜けようと思う人もいるでしょう。
難しい場面に思えますが、基本は単純です。
まず、事実をねじ曲げて、嘘で切り抜けようとするのは良くありません。
そもそも面接官の前で嘘をつくのは、難しいと考えていいでしょう。
嘘をつく態度は特徴があるため、意外に面接官は見抜きます。
「目をそらす」「声がうわずる」「落ち着きのない動きをする」などです。
また、採用されてから嘘がばれると、大きな問題に発展することもあります。
採用が取り消しに至る可能性も、ゼロではありません。
したがって、余計な問題を防ぐためにも、面接では正直に答えることが基本です。
もし正直に答えると印象が悪くなるなら、答え方を工夫しましょう。
「正直申し上げますと、否定できません。その件は深く反省しております。再発防止のため、○○という対策を立てています」
正直に誠実な答え方をしたほうが、印象の悪いことでも、最小限に抑えられるでしょう。
また、改善点も紹介すれば、過去の悪い出来事をきちんと反省して、再発防止に取り組んでいることがうかがえます。
圧迫面接でも、とりわけ非常識を超えた発言が聞かれる場合があります。
最上級とも言うべき非常識な発言と言えば、やはりこれでしょう。
両親の否定です。
面接官から、こんな信じがたい言葉を言われます。
「あなたも最低ですが、そんな育て方しかできなかったあなたの両親も、最低ですね。家族そろって、最低家族ですね」
こんなことを言われて、怒りを感じない人はいないでしょう。
自分を悪く言われるのは耐えられても、両親を悪く言うのは耐えられないものです。
強い怒りがこみ上げ、面接官に強い敵対心を抱く人もいるはず。
しかし、どんなに腹が立っても、ひとまず気持ちを落ち着かせましょう。
怒りや興奮が高ぶると思いますが、社会人なら、面接中に取り乱す姿だけは控えたほうがいいでしょう。
怒りや興奮があっても、とにかくその場だけは落ち着かせ、取り乱すことを抑えます。
では、両親を否定されたことを言われたとき、どうするか。
圧迫面接とはいえ、さすがに限度を超えています。
世の中には、言っていいことと悪いことがあります。
いくら圧迫面接とはいえ、両親を否定するような発言は、あまりに非常識です。
限度を超えた非常識を言われたなら、その企業の体質を疑い、入社を再検討するのが賢明です。
面接でそんな発言や態度をされたなら、入社すれば、もっとひどいことを言われる可能性があります。
この考え方は、セクハラ発言や差別発言でも同じです。
考え方によっては「面接で気づけて良かった」とも言えるのです。
相槌は、コミュニケーション能力として、重要な要素の1つ。
相手の話に調子を合わせて受け答えできれば、きちんと話を聞いて理解していることを意思表示できます。
ただし、話を弾ませるはずの相槌が、気づかないうちに、相手を不快にさせていることがあります。
まず、相槌の種類を確認しましょう。
相槌には、2種類あります。
「言葉による相槌」と「態度による相槌」です。
どちらも、相手の話に調子を合わせた反応ですが、タイミングが重要です。
言葉と態度という表現方法の違いによって、与える印象が変わります。
態度による相槌は、相手の話とかぶっても大丈夫です。
話が終わってからうなずいてもいいですが、話を聞きながらうなずいてもかまいません。
相手の話を聞きながらうなずけば「きちんと話を聞いて、理解しているメッセージをすぐ伝えることができます。
相手は明るい気分になり、さらに話が進むでしょう。
言葉による相槌は、相手の話とかぶってはいけません。
相手が話している途中で「なるほど」「そうですね」という状態です。
相槌が早すぎて、面接官の話とかぶっています。
「落ち着かない態度」「話を最後まで聞いていない」などの印象を与え、評価に悪影響が及ぶ可能性があります。
言葉による相槌は、話の切りのいいタイミングが適切です。
ひとかたまりの話が終わったタイミングで「なるほど」「そうですね」などと言えば、感じが良くなります。
うなずきとはいえ、実は2種類あります。
「小さなうなずき」と「大きなうなずき」です。
それぞれを同じに扱っていないでしょうか。
どちらも「相槌」という点は同じですが、相手に与える意味が異なります。
誤解やすれ違いを防ぐため、それぞれの違いを理解して、目的に応じて使い分けましょう。
小さなうなずきは、話を聞いているときに使います。
「話をきちんと聞いて理解しています」「そのまま話を続けてください」などの意味を伝えることができます。
適切に活用すれば、話を盛り上げるカンフル剤になるでしょう。
大きなうなずきは、相手の意見に深く納得や同意をするときに使います。
「なるほど」「私もあなたと同じ考えです」などの意思をしっかり伝えるときに使います。
また、自分が何か強くアピールするときにも、大きなうなずきを使うと、印象的なアピールができます。
ただし、大きなうなずきは動作が目立つため、何度も繰り返すと幼稚に見える場合があります。
焦らず、ゆっくり落ち着いた動作を心がけましょう。
さて、どちらのうなずきにも共通する、大切なことがあります。
きちんと相手の目を見ることです。
相手の目を見ながらうなずくことで、暗黙のメッセージをより強調でき、好印象がアップします。
面接で避けるべき話題の1つが、縁故関係の自慢です。
自分の人間関係に強力なコネがあれば、面接でアピールしたくなるかもしれません。
「大きな声では言えませんが、御社の○○部長は、私の叔父です」
「ここだけの話ですが、先輩の○○様には、ご配慮をいただいております」
さりげなく縁故関係をアピールすれば、採用率の向上を期待するかもしれません。
もちろん面接官に聞かれたときは、素直に答えてもいいでしょう。
しかし、聞かれていなければ、自分から言うのは好ましくありません。
自分から縁故関係を話せば、自慢になり、面接官に悪い印象を与える可能性があります。
楽をして入社しようとする様子が伝われば、面接官は不快感を抱き、素直な評価を妨げるでしょう。
他人の威光に頼る様子が露骨に伝わるため、採用を有利にするどころか、かえって不利にする場合があります。
場合によっては「不採用にさせない」という脅迫にも聞こえ、印象が良くありません。
面接官は、あくまで個人を見て、判断します。
応募者は、どんな実績や技能を持ち、どれだけ企業の利益に貢献できるかを見ようとします。
縁故関係の自慢をしても、本人の人間的魅力とは関係ないため、かえって本人の印象を下げる場合が多いのです。
答えるのは、聞かれたときだけにしておくのが賢明です。
面接では、純粋な自己アピールに専念したほうが、選考の通過率もよくなるでしょう。
面接中、大げさな笑顔は不要です。
面接中は、少し口角を上げた表情で十分です。
明るい表情を見せることで、面接の雰囲気もよくなり、前向きな印象を与えられます。
大げさな笑顔を見せると、面接官は表情に注意が向き、話に集中しづらくなるでしょう。
大げさな笑顔は、かえって減点になることもあります。
大げさな笑顔は、面接では不要と思われますが、実は必要になる瞬間もあります。
入室と退室の瞬間です。
入室と退室の瞬間だけは、しっかり笑顔を見せましょう。
入室時の笑顔は、第一印象を決めます。
扉を開けて「失礼します」と言ったときの表情で、その人の雰囲気の大半が決まります。
笑顔で入室する様子を見た面接官は、明るそうな人柄や高いコミュニケーション能力など、期待を膨らませるでしょう。
入室時の笑顔で、面接の雰囲気が決まることもあるのです。
また、退出の笑顔も大切です。
面接で話の流れが悪くなっても、退出する瞬間だけは、必ず笑顔を心がけましょう。
笑顔を見せながら退出することで、気持ちよく面接を締めくくれます。
最後に見せた笑顔は、長く余韻が続きます。
退出時の笑顔が、採用の決め手になることもあるのです。
笑顔には、明るい印象があり、本人の印象を向上させます。
面接でも、笑顔を心がけ、前向きで明るい印象を出すことが大切です。
「この人と一緒に仕事をすれば、楽しいだろう」と思わせる力になり、選考にも良い影響を与えます。
面接で笑顔は必須と言っていいでしょう。
ただし、ここに注意があります。
「どんな質問にも笑顔で答える」
一見それでも良さそうですが、実際は意外な落とし穴があります。
たとえば、次のような場面はどうでしょう。
笑顔で自己紹介をする。
自己PRも志望動機も、笑顔で答える。
そのほかの面接官の質問にも、すべて笑顔で答える。
いつも笑顔ばかりでは、にやにやした印象が強調されます。
真面目で真剣な人柄が感じられにくく、軽い気持ちで答えている印象を受けやすくなります。
時には「ふざけているのではないか」と疑われ、悪い印象につながる可能性もあるでしょう。
必須という意味を誤解しないことです。
必須とは「常に心がける」という意味ではなく、あくまで「なくてはならない」という意味にすぎません。
たしかに笑顔は大切ですが、面接中は常に笑顔というのも、疑問です。
表情で大切なのは、メリハリです。
基本は笑顔ですが、真剣な質問に答えるときは、真剣な表情を心がけたほうがいいでしょう。
表情を使い分けることで、メッセージをより効果的に強調して伝えることができます。
自分ではうまくできているつもりでも、実際は、できていない場合があります。
たとえば、笑顔になったときです。
自分では口角を左右対称に上げているつもりでも、実際は片方だけがつり上がり、左右対称になっていない場合があるでしょう。
この状況と同じで、あなたが真正面を向いたとき、実際は真正面になっていない場合があります。
少しでも下向きになっていれば、元気がなさそうに見えるでしょう。
少しでも上向きになっていれば、偉そうな表情に見えるでしょう。
少しでも、左右どちらかに傾いていれば、興味関心がなさそうに見えます。
わずかな角度で、相手に与える印象がずいぶん変わるものです。
面接で適切なのは、完全な真正面です。
そこで真正面を向いたとき、本当に真正面になっているか、一度確認しておくといいでしょう。
鏡の前で、目をつぶったまま、一度真正面を向いてみます。
それから目を開いたとき、角度を確認してみます。
本当に真正面になっているでしょうか。
もしずれているようなら、正しい角度を意識します。
正しい位置が確認できれば、いつでも正しく真正面を向けるよう、体に覚えさせておきましょう。
面接官と接するときの状態を再確認してみてください。
確認したいのは、体と顔の角度です。
面接で面接官と話をするときは、完全に正面を向いて話すことが大切です。
顔も体も、面接官のほうに向きます。
ところが、頭でわかっているつもりでも、実際はできていない場合があります。
少しずれた状態になっていませんか。
顔や体をそらすのは、無意識のうちに起こりがちです。
角度が、わずかでもずれていると、すっきりしない印象を与えます。
「面接官を直視するのは恥ずかしい」
「真正面では、顔が間抜けに見られるのではないか」
そう不安になるかもしれませんが、誤解です。
体や顔をそらすほうが「自信がなさそう」「隠し事でもあるのか」など、不安要素につながります。
完全に向き合って話すのです。
恥ずかしくても、完全に正面を向いて話をするほうが確実に好印象です。
顔も体も、完全に面接官と向き合って、しっかり目を見て話しましょう。
きちんと体と顔を向けて話ができるのは、隠し事がなく、誠実で素直な印象を与えます。
もし複数の面接官がいる場合は、それぞれの面接官の顔を順番に見ながら話しましょう。
きちんと面接官のほうを向くことで「あなたと話がしたい」「会話を歓迎します」などの印象を与えることができます。
ビデオで撮影をするなどして、客観的に確かめると、よくわかります。