「当社に、どのような印象をお持ちですか」
「あなたが描く、当社のイメージを教えてください」
この質問の意図は、面接官の個人的な興味関心ではありません。
応募者の発想力・想像力・表現力を確認する狙いがあります。
応募者が、どれだけ企業研究をしてきたかが表現されやすい点でもあります。
発想力・想像力・表現力ができるだけ伝わるような回答を意識するのがポイントです。
まず、正直な印象やイメージを答えましょう。
答えるのは、世間が思うイメージではなく、自分が思うイメージです。
ただし、失礼になるイメージは避けるのがマナーです。
「業績が不調」「研修がきつい」「社屋が古い」などです。
たとえ正直な意見であっても、失礼な発言を聞いた面接官は、気分を悪くするでしょう。
おだてるわけではありませんが、発言には注意を払うのが賢明です。
イメージですから、シンプルに答えるのがポイントです。
最初にイメージを一言で答え、その後に、補足の説明を少し加えればいいでしょう。
「社員それぞれが自主的に働いているので、ディズニーランドのようなイメージがあります」
「社長がお若いため、若々しくて成長力のある企業というイメージがあります」
物やテーマパークなど、何かに例えると、具体的に表現できます。
イメージですから、ユニークな表現でも許容範囲です。
むしろユニークな回答のほうが、面接官の印象にも残りやすくなるため、効果的です。
失礼にならなければ、率直な意見で自由に回答できます。
面接前は、志望企業のイメージを一言で表現できる回答を考えておきましょう。