執筆者:水口貴博

借金癖を直す30の方法

9

生活費の内訳を考えることが、借金癖の改善につながる。

生活費の内訳を考えることが、借金癖の改善につながる。 | 借金癖を直す30の方法

借金癖を直すなら、必ず考えておきたいことがあります。

「生活費の内訳」です。

借金癖のある人は、生活費の内訳を考えていません。

考えていたとしても、曖昧な状態です。

きちんと生活費の内訳を決めていないと、記憶や感覚だけが頼りになるため、無計画な使い方になってしまいます。

「まだ大丈夫」

「もう1つくらい買ってもいいよね」

「たまには贅沢ぜいたくを楽しんでもいいだろう」

気持ちが緩むと、財布のひもも緩みます。

お金の使い方が乱暴になり、つい使いすぎてしまいます。

「生活費の内訳を考えていない」ということは「お金の使い方に上限を設けていない」ということ。

上限を設けていないと、お金の使い方が気分任せや短絡思考になり、使いすぎる傾向があります。

水のようにお金を使ってしまい、金欠に向かって一直線。

気づけば、家計が火の車になっていて、借金せざるを得なくなっているのです。

生活費の内訳を考えずして、借金癖の改善はありません。

借金癖のある人は、きちんと生活費の内訳を考えましょう。

頭で考えるだけでなく、きちんと紙に書き出して、目に見える形にしておきましょう。

一般的な生活費の内訳は、次の項目があります。

生活費の内訳を考えるときは、必ず黒字になることがルールです。

生活費の内訳が完成すれば、目立つところに貼っておきましょう。

たとえば、部屋の壁や冷蔵庫の扉です。

毎日見ることになり、注意喚起を高めることができます。

生活費を意識することで、誘惑や勧誘に接することがあっても、振り切れるようになります。

もし予算を超えそうになれば、しっかり抑えるように心がけます。

飲み会の誘いがあっても、社交で必要なものを除けば、断ることも大切です。

変動費の要注意

特に注意したいのは「変動費」です。

固定費は、契約を見直さないかぎり一定額ですが、変動費は毎月変わります。

食費・被服費・交際費といった変動費は、個人の努力次第で節約が可能です。

生活費の内訳を考えておけば「これくらいが上限」とわかるようになります。

最初は、緩い生活費から取り組む

無駄遣いを減らそうと思い、変動費の内訳を厳しく設定したくても、注意したほうがいいでしょう。

最初から厳しく設定すると、自由が減って、ストレスも大きくなります。

変動費の内訳は、ある程度の許容範囲を設けたほうがいいでしょう。

ストレスが小さくなって取り組みやすくなります。

達成感も得られやすくなって長続きします。

慣れていくにつれて変動費を厳しくしていけば、スムーズにステップアップできます。

生活費の内訳を暗記しておく

生活費の内訳を考えたら、暗記しておきましょう。

「暗記までしなくてもいいのではないか」と思いますが、油断は禁物です。

生活費は、24時間365日、私たちの生活と関わるお金です。

お金とは切っても切れない関係ですから、生活費の内訳くらい暗記しておいても損はないでしょう。

紙に書いて見えるところに貼っておくのもいいですが、本気で借金癖を直したいなら、暗記をおすすめします。

内訳を暗記するだけですから難しくないはずです。

頭の中に生活費の内訳が入っていれば、売り場で欲しいものを見つけても「これは余計な買い物だ」と我慢できます。

きちんと生活費の内訳を暗記しておくと、節約意識と金銭感覚が研ぎ澄まされ、お金の管理能力も向上します。

借金癖を直す方法(9)
  • 生活費の内訳を考えて、目立つところに貼っておく。
  • できれば暗記しておく。
必要なものなのか欲しいものなのか、考える癖をつけておこう。

借金癖を直す30の方法

  1. 借金癖は、待ったなしのトラブル。
    今すぐ具体的な改善に取りかかろう。
  2. 借金癖の改善は、自覚することから始まる。
  3. 借金癖は、一生直らないのか。
  4. 宣誓書を書こう。
    借金癖を直す決意が固まる。
  5. 借金癖の改善は「きっぱり」が重要。
  6. 小さな金額でも、安易にお金を借りない習慣をつける。
  7. 借金癖のある人には「お金が足りないなら、借りればいい」という考え方がある。
  8. 自己管理能力が高いから、掃除をするのではない。
    掃除をするから、自己管理能力が高まる。
  9. 生活費の内訳を考えることが、借金癖の改善につながる。
  10. 必要なものなのか欲しいものなのか、考える癖をつけておこう。
  11. 分割払いは、金銭感覚を狂わせる原因。
  12. お金の管理に自信がないなら、家族に任せるのも1つの方法。
  13. 大きな買い物をするときは、身近な人に相談する習慣をつける。
  14. 付き合いのいい人になるのではない。
    付き合いの悪い人になるのだ。
  15. 見栄を張っているかぎり、浪費癖も借金癖も直らない。
  16. 臨時収入があっても、すぐ財布に入れないこと。
  17. 趣味がギャンブルであるかぎり、借金癖を直すのは困難。
  18. 期待に応えたくても、大金を使ってまで頑張らない。
  19. お金のかからないプレゼントの習慣を持とう。
  20. 朝のうちに、昼食・夕食の支度を済ませておく。
  21. ストレスも、借金癖の原因になる。
  22. 給料日の後だから、お金を使いすぎてしまう。
    給料日の前なら、お金を使いすぎない。
  23. 借金癖のある人は、借金を推奨する言葉を無視していい。
  24. すでに借金があるなら、借金の現状把握が必須。
  25. 大きな借金があるなら、きちんと家族に打ち明けておくほうがいい。
  26. ファイナンシャルプランナーは、借金返済の心強い味方。
  27. 借金癖と借金依存症は、似て非なるもの。
  28. ヤミ金融に手を出したら、終わり。
  29. 借金をすべて返済できた直後が危ない。
  30. 借金癖を直す最後の手段は、債務整理。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION