借金癖なのか、借金依存症なのか。
それぞれで対応策は変わります。
どちらも「たびたび借金を行う」という点は共通です。
「お金にだらしない」「金銭感覚がない」「節約意識が乏しい」といった点も似ています。
それぞれ意味が似ているため、混同している人も多いのではないでしょうか。
しかし、借金癖と借金依存症は似て非なるものです。
もちろん共通部分もありますが、基本的に分けて考えるようにしてください。
借金癖と借金依存症は、深刻度も解決策も違います。
それぞれ同じに考えていると、改善がスムーズにいかないどころか、かえって悪化させることもあります。
きちんと区別して、適切な対処に取り組むことが大切です。
借金癖は「癖」という名前がついているように、習慣的動作にすぎません。
あくまで体に染みついている偏った動作です。
癖は病気ではないため、本人がやめようと努力すれば、やめることができます。
それぞれをきちんと実行していくことで、借金癖が改善に向かいます。
癖を直すのに時間はかかりますが、心を入れ替えてきちんと努力をすれば、完全に直すことが可能です。
借金依存症とは、借金をしていないと、身体的・精神的な平常を保てなくなる状態のことをいいます。
借金依存症は「精神疾患」です。
精神疾患であるため、専門的な治療が必要になります。
借金依存症を克服したくても、個人の努力では難しい場合があります。
いくら自分で「借金癖を直そう」と努力しても、精神疾患であるため、思うようにいかないことがあります。
対処や方法を誤ると、かえってエスカレートさせてしまう可能性もあります。
日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、自分の力だけではどうにもならない状態です。
もし次の12のチェックポイントを通して、借金依存症の可能性を確認してみてください。
簡易的なチェックですが、自分が借金依存症かどうか確かめる目安になるでしょう。
当てはまる項目が多いなら、借金依存症に陥っている可能性があります。
すでに個人では対処が困難の状態ですから、専門機関を頼るようにしましょう。
借金癖と借金依存症を分けて考えてください。
借金依存症で専門機関を受診するのは、体裁や世間体を気にして、恥と感じたりするかもしれません。
だからとはいえ、放置は厳禁です。
借金依存症は、借金癖とは比べものにならないくらい深刻であり、緊急です。
借金依存症を放置していると、周りに迷惑をかけたり多重債務に陥ったりします。
お金だけでなく、人生から希望と可能性を奪い、仕事や家族を失うリスクもあります。
最悪の場合、命に関わる可能性もゼロではありません。
借金依存症の心当たりがあれば、今すぐにでも専門の専門機関の受診をおすすめします。