執筆者:水口貴博

楽に生きる30の方法

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厳しいことを言ってくる人は、本当にうっとうしい。でも、1人はいたほうがいい。

厳しいことを言ってくる人は、本当にうっとうしい。でも、1人はいたほうがいい。 | 楽に生きる30の方法

厳しいことを言ってくる人は、本当にうっとうしい。

指導が厳しい先生、がみがみうるさい上司、いつも口を挟んでくる先輩。

友人の中にも、厳しい態度で接してくる人がいるかもしれません。

いつもがみがみ言われると、うっとうしくなるでしょう。

友人なら物理的な距離を置けば済むことですが、仕事関係となると逃げようにも逃げられません。

苦手な人でも、一緒に仕事をしないといけないので、ストレスを感じるでしょう。

うっとうしい人はいなくなってほしいと思うはずです。

「この世からいなくなってくれ!」と恨む人もいるかもしれません。

では、1人もいなくなればいいかというと、それは違います。

厳しいことを言ってくる人がいなくなれば天国かというと、そうとも限りません。

厳しいことを言ってくれる人がいなくなると、ストレスもプレッシャーもなくなります。

生ぬるい環境になってしまうため、惰性がエスカレートしていくでしょう。

いったん惰性が働くと、快感が忘れられず、なかなか自分で止めることが難しい。

成長が停滞したり、人生の選択を誤ったりしてしまう。

いずれ自堕落な人間になってしまうのです。

厳しいことを言ってくる人は、成長を促す存在であり、気づきを促す存在です。

ずばっと言ってくれる人がいなくなると、誤った道に進もうとしても、誰も注意してくれなくなります。

厳しいのはつらいですが、ストレスがゼロになるのはもっとつらい。

厳しく指導してくれる人がいなくなるのは、かえって損です。

厳しいことを言ってくる人は本当にうっとうしいですが、1人はいたほうがいい。

ゼロにするより、1人でもいたほうが、人生は健全です。

優しさと厳しさのバランスが取れます。

道を踏み外さなくて済みます。

厳しい言葉に耳を傾けてください。

言葉にとげはあるかもしれませんが、本質を突いた一言ではないでしょうか。

正しい内容なら、誠実に受け止める価値があるでしょう。

嫌な上司でも、役立つ指導なら、素直に受け止めておくほうが賢明です。

正しい指導にもかかわらず無視していると、自分のためになりません。

もし厳しいことを言ってくれる人が1人もいないなら、自分から探しに行くといいでしょう。

上司でも先生でも先輩でもいい。

どうしても人が嫌なら、本の著者でもかまいません。

厳しいことを書いている本の著者を、厳しい先生の代わりにします。

本なら好きなときに読み進めることができるので、厳しいことが書かれていても、よい付き合い方ができるはずです。

厳しさに触れるとストレスを伴いますが、ポジティブなストレスです。

厳しいことを言ってくれる人がいてくれるおかげで、いつも気持ちを引き締めることができます。

人生の落とし穴を避けることができ、これからも成長していけるのです。

楽に生きる方法(10)
  • 厳しいことを言ってくれる人を、1人は作っておく。
休日なら二度寝もOK。
二度寝ほど、気持ちのいい時間はない。

楽に生きる30の方法

  1. 楽に生きるための基本は1つ。
    余計なストレスを減らして、余裕を作ること。
  2. 見栄を張っているかぎり、楽に生きることはできない。
  3. 楽になるから、肩の力が抜けるのではない。
    肩の力を抜くから、楽になる。
  4. できるだけタイムプレッシャーを感じない生活を心がける。
  5. 「何とかなる」と思えば、暗い未来も明るくなる。
  6. マイペースを大切にするときこそ、最も自分らしく輝ける。
  7. 癒しの時間は、自然とできるものではなく、自分から作るもの。
  8. 相手の発言はコントロールできない。
    受け止め方なら、自分でコントロールできる。
  9. すべて成熟していてはつまらない。
    人は誰でも未熟な部分が必要。
  10. 厳しいことを言ってくる人は、本当にうっとうしい。
    でも、1人はいたほうがいい。
  11. 休日なら二度寝もOK。
    二度寝ほど、気持ちのいい時間はない。
  12. ホームランばかり狙っていないか。
    人生はヒットだけで十分。
  13. なぜか落ち着くのは、自分と合っている証拠。
  14. 「楽したい」と思う人の人生は、苦しくなる。
    「苦労してもいい」と思う人の人生は、楽になる。
  15. 「失敗」と思うから、失敗になる。
    「成功」と思えば、失敗も成功になる。
  16. 競争の世界にいるかぎり、楽に生きることはできない。
  17. 頭が混乱しているときは、内容を紙に書き出せばいい。
  18. たった一言で、人を癒せる。
    たった一言で、人を励ませる。
  19. 薬を飲むときは「効くのかな」と疑うより「効きそうだ」と信じたほうが、よく効く。
  20. 自分を幸せにするのは、自分。
  21. 自分に降りかかる変化を、意地を張って拒まない。
  22. 相手を許す習慣は、楽に生きる習慣でもある。
  23. 八つ当たりをしたくなったときの行動が、あなたの未来を決める。
  24. 自分で自分のことを決められない人に、幸せはやってこない。
  25. 普通に深呼吸をするのもいい。
    胸に手を当てて深呼吸をするのはもっといい。
  26. 嫌いなことはしなくてもいい。
    嫌いなものは食べなくてもいい。
    嫌いな人には近づかなくてもいい。
  27. たまには諦めてもいい。
    諦めることも、価値のある選択。
  28. あなたには、もっと幸せになれる権利がある。
  29. 楽な道を進むことになっても油断しない。
    自発的に課題を作って、堕落を防ごう。
  30. 嫌なことがあっても、その日で終わり。

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