改善を行うときは、少しずつ段階を経るのが一般的です。
運動不足を改善するなら、急に運動するのではなく、少しずつ運動量を増やしていきます。
体質を改善するなら、急に食生活を変えるのではなく、少しずつ食生活を変えます。
怠け癖を改善するなら、急に長時間勉強するのではなく、少しずつ勉強習慣をつけていきます。
いきなり大きなことや難しいことに取り組むと、急な変化に体が追いつかず、けがやトラブルの元になります。
大きなストレスによって心身が耐えきれず、挫折を招くことも少なくありません。
まず小さくて簡単なことから始めていき、慣れていくにつれて、量を増やしたり難易度を上げたりしていきます。
少しずつ取りかかり、段階を経るからこそ、きちんと改善を成功させることができます。
そのため、借金癖の場合も「少しずつ直していけばいい」と思う人も多いのではないでしょうか。
ここが落とし穴です。
借金癖の改善に「少しずつ」は危険です。
「少しずつ直していけばいいよね」という安易な考えは、油断の原因になります。
「少しずつ借金癖を直そう」ということは「たまには借金をしてもいい」ということになります。
借金癖を直すにもかかわらず、途中で借金を許していては意味がありません。
1回でも借金を許してしまうと、決断が揺らいで、再び借金癖に戻ってしまいます。
少しずつ改善しようとすると、かえって借金癖の改善に失敗するのです。
借金癖を改善するときは「少しずつ」ではなく「きっぱり」を心がけましょう。
「二度とお金を借りない!」
「完全に借金と縁を切る!」
「今この瞬間から借金をやめる!」
強い覚悟で、きっぱり借金をやめることが大切です。
つらくて苦しいときもありますが、負けずに乗り越えましょう。
誘惑に負けそうな場面もあるかもしれませんが、強い信念を持って振り切りましょう。
信念は、曲げるためではなく、貫くためにあります。
気持ちが揺らいだり、迷いが生じたりすることもあるかもしれませんが、正念場です。
どれだけいらいらしても、とにかく借金をしないこと。
本気で借金癖を直したいなら、きっぱり行うしかありません。
この文章を読み終えたら、きっぱり借金癖をやめてください。
借金癖を直すときは「きっぱり」が重要なのです。