借金癖を直すなら「付き合い方」を見直すことが大切です。
付き合いのいい人になるのではありません。
付き合いの悪い人になるのです。
借金癖のある人は、付き合いのいい人によく見られます。
飲みに誘われると、いい人と思われたいので、つい参加します。
2次会や3次会の誘いも「断ると申し訳ない」と参加してしまいます。
もちろん大事な集まりなら、出席する意味はあるでしょう。
付き合いには、最低限の社交があります。
たとえば、重要な歓送迎会なら、歓迎・送別の意を示すため、きちんと参加しておくほうがいいでしょう。
時にはおごることもあるでしょう。
立場上、威厳と貫禄を見せなければいけないときがあるのも事実。
上司や先輩なら、部下や後輩におごる回数も増えるはずです。
社会で生きていくかぎり、何らかの人間関係と関わることになるでしょう。
しかし、いくら付き合いのいい人になりたいとはいえ、何でも参加するのは要注意です。
付き合いのいい人になろうとすればするほど、誘いやお願いを断れなくなります。
飲みに誘われて参加すると、いくばくか出費があります。
1回の飲み会は小さな出費であっても、回数が重なれば、大きな出費になります。
飲み会に参加するたびに出費がかさみ、いつの間にかお金を使ってしまう。
お金だけでなく時間まで使ってしまい、大きな損失です。
いい人に見られたい気持ちが強ければ強いほど、たくさんのお金が必要になります。
参加費や食事代がかかったり食事をおごったり祝い金を贈ったりなど、出費の連続になります。
人間関係も大切ですが「付き合い」という名目で何でも参加するのは限度を超えているのです。
借金癖を直したいなら、付き合いの悪い人になりましょう。
「あの人は付き合いの悪い人だね」と言われることを恐れないことです。
開き直って付き合いの悪い人になれば、人目を気にする必要がなくなり、自由になれます。
見栄を張る必要もなくなり、節約もスムーズになります。
借金が重なって困窮生活に陥るくらいなら、いっそのこと付き合いの悪い人になっておくのが得策です。
心苦しく思うかもしれませんが、少なくとも借金癖に悩んでいるなら、付き合いの悪い人になっておくのが正解です。
友人が減ることを心配しますが、誘いを断ったくらいで切れる友人なら、その程度です。
最初から切れる運命だったと考えたほうがいいでしょう。
本当に大切な友人なら、誘いを断ったくらいでは切れません。
誘いやお願いがあったときは、適当な理由をつけて断りましょう。
「先約があって」
「ちょっと別の用事があって」
「今日は体調が優れなくて」
断る理由が見当たらなければ、ストレートにお金がないことを伝えるのも1つの方法です。
「実は今、金欠です」
言いにくいかもしれませんが、見栄を張っていても仕方ありません。
経済的に厳しいことを伝えれば、相手もしつこく誘ってこないでしょう。
笑われて嫌な思いをしても我慢すればいいこと。
見下されてばかにされても無視すればいいこと。
裕福に見られるより貧乏と思われたほうが、気楽です。
どうしても飲み会に参加するなら、ちょっと顔を出すだけにしたり大事な飲み会だけにしたりするといいでしょう。
人間関係を保ちながら、出費を抑えることができます。