執筆者:水口貴博

借金癖を直す30の方法

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趣味がギャンブルであるかぎり、借金癖を直すのは困難。

趣味がギャンブルであるかぎり、借金癖を直すのは困難。 | 借金癖を直す30の方法

借金癖のある人は「趣味がギャンブル」というケースが少なくありません。

競馬、競輪、競艇。

パチンコ、スロット、マージャン。

もちろん気晴らし程度ならいいのです。

ルールを決めて、たまにギャンブルを楽しむくらいなら、気分転換やストレス発散にもなるでしょう。

「週に1回だけ」「月に1回だけ」とルールを決めて楽しむなら、常軌を逸脱することもないでしょう。

しかし、いくらギャンブルが楽しいとはいえ、本格的な趣味になると、話が変わります。

ギャンブルは、胴元が儲かる仕組みになっていて、利用者は負けるようにできています。

ギャンブルは射幸心をあおります。

「少しだけ」のつもりが「もう少し、もう少し」が繰り返され、中断しにくくなる。

冷静のつもりでも、いつの間にか理性と自制心を失っていることも少なくありません。

損を取り戻そうとすると、さらに大損をするのが定番です。

ときどき勝つことはあっても、長期的・総合的には負けるようになっています。

そのため、ギャンブルは、すればするほど、どんどんお金を失うことになります。

借金をしてまでギャンブルにのめり込むようになれば、完全なレッドカードです。

趣味がギャンブルであるかぎり、借金癖を直すのは困難なのです。

ギャンブルが趣味なら、ギャンブル以外の趣味を持つようにしましょう。

ギャンブルが楽しいなら、もっと楽しい趣味を持てばいいのです。

ギャンブル以上に楽しい趣味を持てば、ギャンブルには見向きもしなくなるでしょう。

「ギャンブルが一番楽しい」と思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

実はまだ知らないだけかもしれません。

きちんとほかにも目を向けてみると、興奮や快感が得られる趣味は、ほかにもたくさんあります。

たとえば、読書です。

小説でも実用書でもかまいません。

知の世界・空想の世界は、無限に広がっています。

読書に没頭すれば、知性や教養を鍛えることができます。

もちろん本代はかかりますが、ギャンブルとは違って「投資」になります。

自分の価値を高めることができるため、有意義な使い方になります。

スポーツジムに通うのもいいでしょう。

スポーツジムの利用料金はかかりますが、ギャンブルでお金を浪費するのに比べれば、はるかに安上がりです。

しっかり体を動かして気持ちのいい汗をかけば、ストレスを発散できます。

ジョギングである程度走り続ければ「ランナーズハイ」と呼ばれる陶酔状態になり、気持ちのよい時間を送れます。

囲碁や将棋も悪くありません。

囲碁や将棋は、ほとんどお金がかからないでしょう。

人を相手に対戦したり、コンピューターを相手に楽しんだりできます。

仲間たちとスポーツを楽しむなら、テニス・野球・フットサルがあります。

ストレス発散だけでなく、絆や友情を深めることにもつながるでしょう。

1人でスポーツを楽しむなら、水泳・ウォーキング・ランニングなどがあります。

淡々と自分のペースで楽しめるので、無理なく続けられるでしょう。

きちんと借金癖を直したいなら、ギャンブル以外の趣味を見つけてください。

ギャンブルへの関心をゼロにできなくても、少なくとも注意をそらすことができます。

ギャンブル以外の趣味が見つかれば、自然と借金癖からも卒業できます。

借金癖を直す方法(17)
  • ギャンブル以外の趣味を作る。
期待に応えたくても、大金を使ってまで頑張らない。

借金癖を直す30の方法

  1. 借金癖は、待ったなしのトラブル。
    今すぐ具体的な改善に取りかかろう。
  2. 借金癖の改善は、自覚することから始まる。
  3. 借金癖は、一生直らないのか。
  4. 宣誓書を書こう。
    借金癖を直す決意が固まる。
  5. 借金癖の改善は「きっぱり」が重要。
  6. 小さな金額でも、安易にお金を借りない習慣をつける。
  7. 借金癖のある人には「お金が足りないなら、借りればいい」という考え方がある。
  8. 自己管理能力が高いから、掃除をするのではない。
    掃除をするから、自己管理能力が高まる。
  9. 生活費の内訳を考えることが、借金癖の改善につながる。
  10. 必要なものなのか欲しいものなのか、考える癖をつけておこう。
  11. 分割払いは、金銭感覚を狂わせる原因。
  12. お金の管理に自信がないなら、家族に任せるのも1つの方法。
  13. 大きな買い物をするときは、身近な人に相談する習慣をつける。
  14. 付き合いのいい人になるのではない。
    付き合いの悪い人になるのだ。
  15. 見栄を張っているかぎり、浪費癖も借金癖も直らない。
  16. 臨時収入があっても、すぐ財布に入れないこと。
  17. 趣味がギャンブルであるかぎり、借金癖を直すのは困難。
  18. 期待に応えたくても、大金を使ってまで頑張らない。
  19. お金のかからないプレゼントの習慣を持とう。
  20. 朝のうちに、昼食・夕食の支度を済ませておく。
  21. ストレスも、借金癖の原因になる。
  22. 給料日の後だから、お金を使いすぎてしまう。
    給料日の前なら、お金を使いすぎない。
  23. 借金癖のある人は、借金を推奨する言葉を無視していい。
  24. すでに借金があるなら、借金の現状把握が必須。
  25. 大きな借金があるなら、きちんと家族に打ち明けておくほうがいい。
  26. ファイナンシャルプランナーは、借金返済の心強い味方。
  27. 借金癖と借金依存症は、似て非なるもの。
  28. ヤミ金融に手を出したら、終わり。
  29. 借金をすべて返済できた直後が危ない。
  30. 借金癖を直す最後の手段は、債務整理。

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