時事についての質問は、その企業が属する業界に関する内容が多く見られます。
しかし、あくまで傾向です。
実際、面接では、企業が属する業界以外についても質問される可能性があります。
食の安全問題、大企業の経営破綻、製品のリコール問題などです。
意外な業界事情についての質問が来ると、どう意見を述べていいのかわからず、言葉に詰まることも多いでしょう。
最近、話題になっているニュースについては、就職に関係ない業界であっても、念のため、確認しておくのが安心です。
この質問の意図は、普段からニュースを確認して、主要な社会問題に関心を寄せているかどうかの確認です。
関心のある業界だけのニュースだけでなく、幅広くニュースを確認しているかどうかがわかります。
そのため、記事の内容をそのまま答えるような説明では、不十分です。
面接官が求めているのは、あくまで意見。
その時事問題について、自分なりの考え方・価値判断・見通しなどを、具体的に述べましょう。
ただし、完全に無知の問題なら、無理をして答えたところで、面接官にすぐばれます。
ばれて信用を落とすくらいなら「勉強不足でわからない」と正直に答えるのも、1つの選択です。
さて、うまく答えるポイントがあります。
自分がその業界にいるものと仮定して話す方法です。
自分に関係ない業界でも、その業界にいると思って、答えてみましょう。
自分とは無関係な業界でも、関係していることを想像すれば、重大な問題を身近に感じられるようになります。
その結果、真剣な様子や熱心さが伝わり、表情や話し方などが印象的になるのです。