やりたいことをやりましょう。
心が求めていることだからです。
読書、映画鑑賞、運動、遊び、習い事、旅行。
やりたいことをやれば、満たされた気持ちになります。
「楽しい」「嬉しい」「面白い」というポジティブな感情に包まれ、充実した時間を過ごせるのです。
では、やりたいことだけやれば十分かというと、そうではありません。
もうひとつ大切なのは「やりたくないことはやらない」ということです。
やりたいことを増やすことばかりに意識が向く一方、やりたくないことを減らす意識がおろそかになっていることがあります。
やりたくない仕事、行きたくない飲み会、満員電車での通勤、会いたくない人、食べたくない料理。
やりたくないことをやっていると、心身を消耗することになります。
心の中では「嫌だ」「つらい」「苦しい」と叫んでいるでしょう。
無理に続けていると、ストレスを感じるだけでなく、思わぬトラブルにつながる可能性もあるのです。
もちろん避けることが難しいケースもあるでしょう。
特に仕事であれば、きちんと責任を持ってやらなければいけないこともあります。
しかし、ゼロにすることはできなくても、減らすことならできるのではないでしょうか。
周りに迷惑をかけない範囲で、少しでも減らせるなら、それに越したことはありません。
避けられる仕事なら、断りましょう。
やらなければいけない仕事もあるでしょうが、すべてではないはずです。
うまく調整することで、避けられることがあるかもしれません。
行きたくない飲み会があるなら、断ればいいのです。
嫌々行ったところでストレスがたまるだけです。
「今回は欠席します」「用事があって出席できません」と一言言えばいいのです。
角の立たない断り方を考えることも、時には必要です。
どうしても行かなければいけないなら、顔を見せるだけにしたり、1次会だけにしたりすればいいでしょう。
満員電車が嫌なら、少し時間をずらしましょう。
時間を30分ずらすだけでも、混み具合は違うはずです。
早めに出社して、早めに仕事を片付けるのも悪くありません。
会いたくない人や食べたくない料理も、同じ考え方です。
嫌々会ったり無理に食べたりする必要はないのです。
やりたいことを増やすこと、やりたくないことを減らすこと。
どちらかを優先するなら、まずやりたくないことを減らすのが得策です。
やりたいことを1つ増やせなくても、大きな問題になることは少ないでしょう。
その一方で、やりたくないことをやるのは、大きなストレスにつながります。
無理に続けていると、心身の不調につながることもあるのです。
「快を足す足し算」より「不快を減らす引き算」です。
やりたいことをやるのは大切ですが、やりたくないことをやらないのはもっと大切です。