目標を持って頑張ることは大切です。
やればやるほど効果が表れ、手応えを感じるとやる気も出て、モチベーションも続きます。
そしてどんどん夢中になっていくのです。
ここに落とし穴があります。
人生とは面白いもので、目的に近づいているつもりが、逆に遠ざかっていることがあります。
いつの間にか「頑張りすぎ」の状態となり、逆効果になっていることが少なくありません。
健康のために、ランニングを始めました。
「走れば走るほど良い」と思い、毎日長距離を走りました。
走りすぎは、体に大きな負担がかかり、疲労が抜けにくくなったり、活性酸素が増えたりすることもあります。
あまりに走りすぎた結果、膝や腰も痛めてしまいました。
健康のためにやっていることが、かえって健康を害していることがあります。
美容のために、ダイエットを始めました。
「とにかく痩せたい」の一心で頑張りました。
食欲をひたすら我慢し、厳しい食事制限を続けたので、どんどん痩せていきました。
その結果、必要以上に痩せてしまい、やつれて見えるようになりました。
必要な栄養も不足し、肌荒れや体調不良にも悩まされるようになりました。
美容のためにやっているのに、かえって不健康に見えてしまっては意味がありません。
もちろん目標を持って頑張ることは良いことです。
その一方で、努力がエスカレートしてやりすぎると、逆効果になることもあります。
効果が出ていると楽しくなって「もっともっと」と拍車がかかりがちです。
だからといって極端にならないことが大切です。
途中で気づけばいいのですが、なかなか気づけないこともあります。
夢中になっているときほど、自分を客観視できなくなるのです。
目標に向かって取り組んでいることがあれば、ときどき足を止め、自分の取り組みを振り返ってみてください。
冷静に振り返ってみると、取り組み方の違和感に気づくかもしれません。
「あれ、ちょっとおかしいな。やりすぎているのではないか。逆効果になっているのではないか」
そう思うことがあれば、ブレーキをかけましょう。
目的達成のために頑張るのはいいのですが、やりすぎると、かえって目的から遠ざかります。
古くから「中庸」という言葉があるように、何事も「ほどほど」が大切です。