車を運転していると、後ろから猛スピードで追い抜いていく車を見かけることがあります。
時間に遅れそうで、先を急いでいるのでしょう。
単に早く到着したくて、スピードを出しているのかもしれません。
後ろからすっと抜かれ、ぐいぐい引き離され、まもなく車の姿が見えなくなるのです。
さて、ここでよくあるオチがあります。
信号待ちで追いついてしまうのです。
いくら先を急いでいても、赤信号のときは止まらなければなりません。
長めに待たされる赤信号も少なくありません。
「あんなに前を行っていたのに追いついちゃった。急いでいたようだけど、あまり意味がなかったね」と思います。
スピードを上げたところで、大して変わらないのです。
そして特筆すべきはここからです。
メリットはほとんどない一方で、リスクは確実にあります。
それは「事故のリスクが高まること」です。
スピードが上がるにつれ、事故を起こす危険性が高まります。
急ブレーキが利きにくくなり、停止するまでに時間がかかります。
特に車の運転の場合、小さな接触事故でも大事になるケースがあります。
取り返しのつかない事態に至る可能性もゼロではありません。
先を急いでいても赤信号で追いつかれ、しかも事故のリスクまで高まるのですから、いいことはありません。
総合的に見ると、メリットより、むしろリスクのほうが大きいのです。
遅刻しそうなときは、ついスピードを上げたくなるものですが、ここは冷静になりたい場面です。
常に安全運転を心がけましょう。
「スピードを出したい=事故を起こすリスクが高まる」です。
交通安全のスローガンで「事故は一瞬、後悔は一生」といったフレーズを見かけることがありますが、まさにそれです。
わずかな時間短縮のために、事故のリスクを上げるのは割に合いません。
「急いだところで大して変わらない。普段と変わらず、安全運転を心がけよう」と自分に言い聞かせましょう。
車のアクセルを踏むのではなく、まず心のブレーキを踏むのです。
遅刻しそうな状況なら、そもそもそういう状況になった原因を探り、反省することです。
就寝時間が遅かったり、ぎりぎりまで行動しない癖があったりするなら、そうした習慣を改善し、改めたほうが得策です。
日頃から余裕を持った行動を心がけていれば、遅刻で急ぐこともなくなるのです。