インターネットの特徴の1つは「情報の伝わるスピードが桁違いに速い」ということです。
一言で言えば「一瞬で世界中」なのです。
リアル世界で情報を伝えるなら、口頭手段が一般的です。
「こんな情報があるよ」「こんな方法があるよ」と、人から人へと口頭で情報が伝わります。
しかし、インターネットの場合、リアル世界とは比べものにならないほど、広がるスピードが速いのです。
物理的な距離は関係ありません。
どんな情報も、ネットの世界では、あっという間に広まります。
地球の裏側であっても、わずか数秒で広がるという驚異的なスピードがあるのです。
もちろんこの超スピードが大いに役立つ面もあります。
地震情報や津波情報など、速報性の高い情報であれば、伝わるスピードが速ければ速いほど良いといえます。
しかし、悪口や誹謗中傷といった情報であればどうでしょうか。
良い情報であれば速く広がっても問題ありませんが、悪い情報であれば大変です。
悪ふざけで投稿した記事や画像が一瞬で広がり、収拾が付かなくなることがあります。
あっという間に広まって、炎上につながる可能性があります。
リアル世界のような感覚で考えていると「しまった!」と、顔面蒼白の事態になりかねません。
一瞬の過ちがデジタルタトゥーとして半永久的に残ってしまうこともあります。
悪い情報が一瞬で広がることは、考えるだけでも恐ろしいことです。
芸能界では、SNSのたった一言の誤爆が引退につながったケースもあります。
インターネットで情報発信をする際は、広まるスピードが速いことを念頭に置いたうえで利用することが大切です。
SNSやブログで情報を発信する際は、十分慎重になってなりすぎることはないのです。