「期待を持とう」「期待は大きく持とう」という声が聞かれます。
もちろん期待を持つのはいいのですが、大きいほうがいいとは限りません。
期待が大きすぎるのも考えものです。
期待外れになりやすいからです。
たとえば「絶対面白い!」と思って映画を見ると、がっかりしやすくなります。
「間違いなく人生が変わる!」と思って本を読むときも、やはりがっかりしやすくなります。
評判の良いレストランでも「絶対おいしいはず!」と期待しすぎると、気になる点が少しあるだけで、残念に感じてしまいます。
期待しすぎることで、満足のハードルが上がってしまうからです。
満足の基準が高くなりすぎると、内容が悪くなくても「大したことなかった」「思ったほどじゃなかった」と感じやすくなるのです。
期待が大きくなるほど、かえって期待外れに感じやすくなるのは、皮肉な話です。
期待しすぎは、期待外れを招きます。
期待を持つなら、大きくなりすぎないよう注意しましょう。
「期待しすぎている」「期待が大きすぎる」と感じたら、あえてブレーキをかけることも大切です。
控えめに構えたほうが、素直に楽しめ、思いがけない感動にも出会いやすくなります。
「どんな内容だろう」「面白そうだな」「ちょっと見てみよう」と思うくらいのほうが、小さな良さにも気づきやすくなります。
本でも映画でも、事前に内容を調べすぎず、自然な気持ちで楽しんでみるのも一案です。
期待は、ほどほどがちょうどいいのです。