「なりたい自分になる」と言う人がいます。
理想とする生き方や憧れている成功モデルがあり、なりたい自分を目指して頑張ることがあるでしょう。
たとえば、ロールモデルがあると、具体的なイメージが湧きやすくなり、どう振る舞えばいいのかわかりやすくなるものです。
「なりたい自分になる」と思ったとき、大きく2つあります。
それぞれ似て非なるものであり、きちんと区別しておく必要があります。
「なれる自分」とは、自分らしさを伸ばしながら理想の自分に近づいていくことです。
たとえば、もともとダンスが得意なら、どんどんダンスに打ち込んで、自分らしく生きるのならいいのです。
趣味としてダンスを楽しむことで人生を充実させることもできます。
将来、ダンスの先生として生きる道もあります。
これは、バラがバラらしく咲くこと、ヒマワリがヒマワリらしく咲くことであり、自然な状態です。
自分の個性や得意を伸ばす生き方は自然であり、努力によって実現できることです。
プロレベルに到達することも夢ではありません。
注意したいのは「なりたくてもなれない自分」です。
テレビや雑誌で憧れの人がいて「いいな、私もあんなふうになりたいな」と、真似をします。
メイク・髪型・ファッションなどを真似して、頑張って近づこうとしますが、ここが落とし穴です。
なかなかうまくいきません。
「似せること」はできても「同じ」にはなれません。
根本が違うからです。
そもそも別の存在だからです。
バラはヒマワリにはなれませんし、ヒマワリもバラにはなれません。
これは自然の摂理です。
どのくらい時間・お金・労力をかければいいかという話ではなく、そもそも無理な話です。
一生かかっても不可能です。
いくら努力しても、実現できないことがあるのです。
「なりたい自分になる」と思ったとき、この点に注意しておく必要があります。
なれたくてもなれない自分になろうとしていないか、振り返ってみてください。
自分とは別の存在になるのではなく、自分の個性や得意を伸ばす生き方を大切にしましょう。
これが「正しい方向に努力する」ということです。
なりたい自分になろうと頑張るなら、実現可能な目標を設定しましょう。