ちまたでは「目標を持つべきだ」という声が飛び交っています。
仕事の目標、勉強の目標、遊びや趣味の目標。
自己啓発書でも「目標はないよりあったほうがいい。人生では目標が大切だ」といったフレーズをよく目にします。
目標があると「よし、頑張るぞ!」と気合が入りますね。
大きな励みとなってモチベーションにつながります。
目標を明確にすることで、自分が進むべき方向がわかって安心できます。
努力を向ける対象が明確になることで、集中力もアップします。
見事目標を達成できれば、成長した自分と出会えます。
たしかに目標があることは素晴らしいことなのでしょう。
だからといって、人生に絶対目標が必要というわけではないのです。
目標は、メリットがある反面、デメリットもあります。
それは「不足を感じやすくなる」という点です。
目標があるということは「目標に達していない自分は、理想の自分ではない。中途半端な自分」ということになります。
目標に達していない自分は中途半端に思えるので、現状に満足できず「まだ足りない」「まだできない」と思うことが増えます。
不足を感じたり、余計な自己嫌悪に苦しめられたり、なかなか自分が好きになれなかったりします。
目標のプレッシャーにつぶされ、心の病に陥る人もいるかもしれません。
現状に満足できないと、幸せを感じることも減ってしまうのです。
「目標を立てろ」という声に惑わされないことです。
たしかに目標は、素晴らしいものですが、必要というものでもありません。
「目標がない」というのもありです。
目標がなくなれば、不足感や自己嫌悪に苦しめられることがなくなります。
「今のままでいい」「今が理想の自分」ということが増え、充足感や満足感を得やすくなります。
流れに任せて生きるのも悪くありません。
勉強やトレーニングも、目標を設定しないで取り組んだほうが楽しく感じられ、長続きしやすいこともあります。
目標がないことで、思いも寄らない展開が起きることもあります。
トラブルが起こったときは臨機応変で対処すればいいし、それが「塞翁が馬」につながることもあります。
目標がないと怠け者のようなイメージがありますが、誤解です。
目標を立てないで頑張ることも、それはそれで素晴らしいこと。
明確な目標を立てず、のびのび自由にやってみるのも1つの方法です。
目標があるのも素晴らしいですが、目標がないのも素晴らしいのです。