知らない土地で、ふいに道を聞かれることがあります。
その土地を初めて訪れているのですが、見た目なのか雰囲気なのか、地元の人と間違われるのです。
このとき、実際は土地勘がないにもかかわらず、相手の期待に応えたくて臆測で答える人がいます。
これはよくありません。
臆測で答えられると、その人は間違ったところに行ってしまいます。
いつまで歩いても目的の場所が見つからず困惑します。
目的地に近づくどころか、逆に遠ざかってしまうこともあります。
貴重な時間と体力が奪われるのです。
道を聞かれたとき、知らないのなら、臆測で答えません。
正直に「わからない」と答えるのがベストです。
相手は別に何とも思わず「そうですか」と納得します。
それだけのことです。
アパレルショップでも、似たシチュエーションがあります。
色違いの商品がなかったとき、店員さんがお客さんから、入荷の予定を聞かれます。
ここで、実際は入荷の予定がないにもかかわらず「おそらく入荷するはずです」と高めの可能性で答える店員さんがいます。
これはこれで困ります。
期待に応えたい気持ちがあるのはいいのですが、だからといって嘘や適当で答えるのはよくありません。
お客さんは期待して、入荷をずっと待ってしまいます。
相手の期待に応えたい気持ちが強いと、期待できる答え・前向きな返事をしたくなるものですが、やはり正直に答えるのが一番です。
入荷の予定がないなら「今のところ入荷の予定はありません」と、嘘偽りなく正直に答えるのがいいのです。
そのほうがお客さんも次のアクションも取りやすくなります。
「入荷次第ご連絡を差し上げます」という答え方も、対応が可能ならありでしょう。
相手の期待に応えたいとしても、だからといって臆測で答えるのはNGです。
臆測で答えるのは嘘を言うようなもの。
それこそ「ありがた迷惑」というものです。
わからないと答えるのは、かっこ悪いことでも恥ずかしいことでもありません。
わからないことは、わからないと答えるのが一番。
そのほうが誠実な印象を与えます。
「答えられなくてごめんなさい」と言えば、誰でも快く承知してくれます。
相手を不快にさせることもありません。
曖昧な記憶で自信がないときも、無理に答えないのがベターです。
「記憶に自信がありません」「別の人に聞いたほうがいいと思う」といった正直な答え方をするのが得策です。
失礼なことでも何でもないし、それで相手を失望させたり不快にさせたりすることもないのです。