家計を節約しようと、契約中のサービスを見直しました。
このとき、次の2つのケースがあるとします。
1つ目は、月額2,000円の映画のサブスクサービスです。
利用頻度は低く、月に1本くらいしか見ていません。
金額の元は取れていません。
単品でレンタルしたほうが安く済ませられます。
2つめは、月額300円のクラウド型ストレージサービスです。
わずか月額300円で容量128GBのストレージを利用できます。
「いつか使うかな」と思って契約したものの、今まで一度も利用したことがありません。
パソコンや手持ちのスマホの容量が足りなくても、クラウドにあるストレージを利用すれば、補うことが可能です。
さて、これら2パターンがあるとき、最初に着手すべきはどちらでしょうか。
正解は、クラウド型のストレージサービスです。
まったく使っていないからです。
節約するとき、金額の大きなものに目が向きがちで、金額の小さなものは「まあいいか」とスルーしがちです。
しかし大切なのことは「使っているかどうか」です。
映画のサブスクサービスは、多少なりとも利用しています。
鑑賞頻度は月に1本くらいで、元は取れていないにせよ、一応は利用しています。
利用頻度も月によって波もあるでしょう。
先月は1本しか見ていなくても、今月は3本、来月は5本見るかもしれません。
今後の利用頻度を考えると、すぐ解約するのではなく、少し様子見をしても悪くないでしょう。
多少なりとも使っているなら無駄にはなっていません。
一方、ストレージサービスは、まったく使っていません。
まったく使っていなければ、どれだけ金額が安かろうと、完全に無駄です。
まさしくお金の無駄遣いです。
月額300円はわずかな金額に思えますが、まったく使っていないなら、きちんと解約しましょう。
「あまり使っていない」と「まったく使っていない」は、似て非なるものです。
家計を節約するとき、まったく使っていないサービスがあるなら、迷うことなくさっさと削りましょう。
小さな金額であっても、お金はお金です。
まったく使っていないものこそ無駄遣いであり、最初に節約すべきところなのです。