世間では「ありのままの私」という言葉がはやっています。
「ありのままの私でいたい」
「ありのままの私を大切にする」
「ありのままの私で生きる」
映画『アナと雪の女王』では、エルサがありのままの私を求めて生きるシーンがあります。
エルサには特別な力があり、なかなか普通の場所で普通に生活することができません。
周りに迷惑をかけてはいけないので、ひっそり部屋に閉じこもる生活を送っていましたが、あるとき転機が訪れます。
抑えていた自分を解放させ、外に飛び出します。
見事に自分らしい生き方を実現するシーンが印象的です。
エルサの美しい生き方に憧れ、影響を受けた人も多いでしょう。
世間では「ありのままの私」という言葉が飛び交い、もてはやされています。
「ありのままの私」という言葉は素晴らしいのですが、この言葉について誤解されがちなことがあります。
「ありのまま」という響きのためでしょうか。
ありのままの私を「そのままの私」「何もしない私」として解釈する人がいます。
これは違うのです。
そのままの私なら、そのままです。
何もしない私なら、何も起こりません。
単なる怠け者になってしまいます。
ありのままの私を「そのままの私」「何もしない私」と思っているなら大きな誤解です。
今すぐ考えを改めたほうがいいでしょう。
では、ありのままの私の意味とは何でしょうか。
「ありのままの私=自分らしく生きる私」です。
「ありのままの私」とは何か。
「ありのままの私=そのままの私・何もしない私」ではありません。
「ありのままの私=自分らしく生きる私」です。
ありのままの私になりたいなら、自分らしく生きることが大切です。
ここで大切なのは「積極的な行動が必要」という点です。
頭の中で「自分らしく」と思い浮かべるだけではいけません。
あれこれ思い浮かべただけでは、何も変わらず、ただの妄想で終わります。
じっとしているだけでもいけません。
思っているだけで行動がゼロなら、自分も現実も何も変わりません。
「ありのままの私=自分らしく生きる私」を実現するためには、きちんと行動することが不可欠です。
もっと自分らしくなるように行動して、実現させていくことが大切です。
もちろん現実では自分らしく生きるのは難しい場面もあるでしょう。
家族や仕事のこと、経済状況や健康状態など、いろいろな都合や制約があって思うようにいかないこともあるはずです。
100パーセント自分らしく生きるのは難しいですが、目指して努力することならできるでしょう。
少しでもいいので、自分らしく生きるように努力してください。
思うだけで終わるのではなく、きちんとアクションを起こすことが大切です。
自分らしい生き方が一番幸せです。
それが本当の「ありのままの私」です。