「お酒が飲めないなんて人生損してる」と言う人がいます。
こういうこと言う人は、決まってお酒好きな人です。
たしかにお酒を飲めることにメリットがあるのも事実です。
お酒を飲むと、ふわふわした気分になって気持ちがいいもの。
緊張が取れ、ストレスが和らぎます。
嫌なことも忘れられ、不思議な幸福感に包まれます。
「飲みニケーション」という言葉があるように、お酒があると、人間関係が和らいで仲良くなりやすい力もあります。
ストレス解消にお酒が役立っているという人も大勢います。
お酒が好きな人にとっては、お酒にたくさん助けられているし、多くのメリットを享受しているのでしょう。
お酒が好きな人からすると、お酒が飲めない人は哀れに感じられるのかもしれません。
しかし、だからといって「酒が飲めないなんて人生絶対損してる」というのはオーバーです。
まさしく大きなお世話。
お酒は、絶対飲まなければいけないものではありません。
世の中には、体質的にお酒が飲めない人もいます。
もともとアルコールを分解する酵素が少ないため、少しお酒を飲むだけでふらふらになるのです。
体質的にアルコールを受け付けない下戸の人にとっては、お酒は罰ゲームです。
無理に飲もうものなら、健康を害する原因になります。
お酒を飲めないと人生を損しているといいますが、逆にお酒を飲むことで人生を損している人もいます。
飲酒運転で交通事故に遭った人、アルコール依存症で家族や周りに迷惑をかけている人、肝臓を痛めて寿命を縮めている人。
お酒がマイナスに働くケースもたくさんあります。
お酒を飲む飲まないは、個人の自由です。
お酒を飲まない・飲めないからといって、人生を損しているわけでもないのです。
お酒が飲めないことをからかったり侮辱したりするのはよくありません。
普段そういうセリフを口にしているなら、今すぐやめておくことです。
お酒を飲めない人が聞けば、ひんしゅくを買います。
もちろんお酒を強要するなんてもってのほかです。
お酒は、嗜好品です。
飲みたい人が飲めばいいのです。