宿命の一部は、父と母から受け継がれます。
父と母が太っていると、生まれる子も太りやすいという統計があります。
視力の悪い親の間に生まれた子も、視力が悪くなりやすくなります。
DNAによる遺伝があるからです。
体質は、遺伝によるものが多いと言われますが、DNAがその正体です。
DNAをすぐ変えようとすると、不自然になります。
それは、バラの花がヒマワリになろうとしているようなものです。
そもそも遺伝子が異なります。
もちろん長い進化の過程において、DNAの構造が少しずつ変化するということはあるでしょう。
しかし、DNAがまったく変わってしまい、バラの花が突然ヒマワリになってしまうことはあり得ません。
バラの花に生まれれば、バラとしての生き方、幸せに専念することです。
それが神様から与えられているプレゼントなのです。
遺伝による後悔は、してもどうしようもありません。
太って生まれてきたことに、落ち込む人がいます。
それは、ほかの人と比べているからです。
世間では、太っていることはよくない印象がありますが、DNAにより太りやすい体質があるのもたしかです。
太って生まれてきたことに落ち込むのではなく、太っているからこそ得られる幸せを考えてみることです。
ここで、誰かと比べてはいけません。
バラの花がヒマワリと比べても、釣り合わないように、太っている人が痩せている人と比べても、そのギャップは埋まりません。
そもそも土俵が違います。
自分だからできること、感じること、経験できることに集中して、見つかれば、どんどん伸ばして生かしていきます。
比べるから、悩みが生まれるのです。