調子は、突然悪くなることがあります。
午前中は、調子が良いからといって、午後も調子が良いとは限りません。
午後になると急に調子が悪くなり、がくんとスピードダウンすることがあります。
今日はとんとん拍子に進んだからといって、明日もとんとん拍子に進むとは限りません。
明日になると、急に調子が悪くなっていて、急ブレーキがかかることがあります。
理由はさまざまです。
体調を崩したため、緊張の糸が切れたため、急に電話が増えたため、緊急の依頼に対応しなければいけなくかったためなどなど。
不運による失速もあれば、不可抗力による失速もあります。
前半のリードが、後半の失速で台無しです。
全体で見ると「普段と変わらなかった」ということがあります。
時には「普段より仕事ができなかった」ということもよくある話です。
急に調子が悪くなるのを完全に避ける方法はありません。
調子の良しあしは、自己管理を徹底していても、外部要因が絡んでいるため、読めないことがあります。
今は調子が良くても、1時間後はどうなっているかわからない。
今日は調子が良くても、明日はどうなっているかわからないのです。
あなたも何度か経験があるのではないでしょうか。
どれだけ調子が良くても、油断は禁物です。
体の調子が急に悪くなることがあるように、仕事の調子も急に悪くなることがあります。
「昨日も今日も調子が良いから、明日もあさっても続くだろう」とのんびり構えていると、思わぬ急ブレーキに慌てます。
「こんなはずではなかった」という事態に見舞われ、悔やむことになるでしょう。
大切なことは「調子が良いときには、進められるだけ進めておく」ということです。
調子が良いことも、1つのチャンスです。
「今がチャンス」の気持ちで事に当たること。
調子が良いときとは、いわばパチンコのフィーバータイムのようなものです。
いつ終わるかわからないのですから、フィーバータイムが続いているうちに、どんどん仕事を進めておきましょう。
調子が長く続けば、それはそれでいいのです。
明日もあさっても快調が続けば、ラッキーと考えるくらいでちょうどいい。
チャンスを十分生かせば、一気に仕事の駒を進められます。