私たちは、調子の良しあしに振り回されることがあります。
「今日は、調子がいいな」
「今日は、何だか調子が悪いな」
調子のコントロールは、自分の力でどうしようもないと考えていないでしょうか。
「調子がいいときもあれば、悪いときもある」
「調子の良しあしは、そのときになってみないとわからない」
たしかに調子の良しあしには、どうしようもないこともあります。
悪天候や電車遅延が、体調に影響することもあります。
周りからの批判のせいで、調子を狂わされることもあるでしょう。
何らかの不意なトラブルに巻き込まれることもあるでしょう。
仕方ない事情によって、仕事のパフォーマンスに影響することがあるのも事実です。
しかし、調子の良しあしを、運や偶然で片付けるのはよくありません。
何の因果関係もなく、調子が悪くなることはありません。
調子の良しあしには、因果関係があります。
調子がいいときは原因があるように、調子が悪いときも原因があります。
調子が悪いとき、その原因を探ってみてください。
生活を振り返ってみると、心当たりがゼロということはないはずです。
調子に影響するような心当たりがあるのではないでしょうか。
一見普通に思えても、自分の生活を細かく振り返ってみると、原因らしきことが見つかるはずです。
もちろん悪天候や電車遅延など、どうしようもない原因もあるかもしれませんが、原因を見つけることに意味があります。
「これが原因ではないか」と思うことが見つかれば、今すぐ改善に取り組んでください。
調子の良しあしを、運や偶然だけに頼らないこと。
調子に関係することを見つけたら、意識的に整えて、調子のコントロールを心がけてください。
完全なコントロールは難しくても、完全に近づける努力ならできるはずです。
普段から調子がよくなるような生活スタイルを心がけましょう。
生活リズムも生活スタイルも、意識的な努力によって実現できること。
調子が悪くなる原因を改善することは、調子をよくすることにつながります。
調子が悪くなる原因を改善していけば、自然と調子のいい状態に整えることができます。
生活リズムが乱れていることが調子に影響しているなら、生活リズムを整えることです。
調子のコントロールは実現できます。
それは、運や偶然ではなく、努力と心がけによって改善できることです。
調子をコントロールできるようになれば、思いどおりになることが増えます。
結果として、人生の調子もよくなるのです。