「急ぎの仕事は忙しい人に頼め」という言葉をご存じですか。
普通に考えると、急ぎの仕事は暇な人に頼んだほうが良いように思えるでしょう。
暇な人のほうが時間に余裕があるので、しっかり仕事を対応してもらえるように思えます。
一方、忙しい人に頼むと、忙しさのあまり、なかなか対応してもらえず、時間がかかるように思うのではないでしょうか。
ところが現実は違うのです。
ポイントは「エンジンがかかっているかどうか」です。
暇な人は、エンジンがかかっていません。
暇な人に仕事を頼むと、エンジンをかけるところから始まるため、のろのろしてしまい、仕事の取りかかりが遅くなります。
その影響で集中力も低くなりがちで、見落としが出ることも多く、仕事の精度が落ちる傾向があります。
結果として、完了に時間がかかってしまうのです。
一方、忙しい人は、すでにエンジンがかかっている状態です。
スピードも出ている状態です。
忙しさが過剰でない場合に限りますが、忙しい人に仕事を頼むと、すぐ取りかかってくれ、しかもスピーディーに処理します。
高い集中力で取り組むので、仕事の精度も高くなる傾向があります。
暇な人より、忙しい人に依頼したほうが、仕事の完了が速くなるのです。
こうしたことから「急ぎの仕事は忙しい人に頼め」という言葉が生まれたのです。
この法則は、私たちにも応用できます。
「急ぎの仕事は忙しい人に頼め」を、自分に対して実践してみましょう。
ほどよい忙しさがあってエンジンがかかっている状態なら、そのテンションを生かすことで、一気に物事を進めます。
余裕があれば、そのまま勢いに乗って仕事を進めるのが得策です。
たとえば、買い物から帰ってきたら、いったん休憩を挟むのではなく、そのまま掃除に取りかかります。
掃除を終えたら、休憩を挟まず、そのまま洗濯に取りかかります。
ほどよい忙しさで勢いが出ているなら、スピーディーに仕事を進められ、集中力も発揮できます。
いちいち休憩を挟むより、エンジンがかかっているタイミングに一気に進めたほうが、速く正確に仕事ができるのです。