執筆者:水口貴博

外食で心がけたい30のマナー

20

あらゆる料理は生もの。提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。

あらゆる料理は生もの。提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。 | 外食で心がけたい30のマナー

あらゆる料理は生ものです。

生ものと言えば、寿司や刺し身といったものをイメージしますが、その限りではありません。

どんな料理でも、時間が経てば、変化を起こしていきます。

鮮度が落ちたり味が変わったりです。

温かいものは冷め、冷たいものはぬるくなり、乾燥しているものはしけってきます。

単品料理でも定食料理でもコース料理でも同じです。

「あらゆる料理は生もの」と思ってください。

デリケートなものであり、1秒が重要です。

保存が利きやすく長持ちしやすい料理はありますが、ずっと鮮度を保てるわけではありません。

時間が経つにつれて味や鮮度が落ちていきます。

手作りの料理には、賞味期限の表記はありませんが、実際には賞味期限があります。

スーパーやコンビニで売られているお弁当より、はるかにシビアな賞味期限があります。

そのまま常温で放置していると、料理が傷んでいき、最後にはダメになってしまうでしょう。

私たちが心がけたいのは「提供された料理はすぐ食べ始める」という食習慣です。

「早食いをする」という意味ではなく、あくまで「早めに食べ始める」ということです。

1分1秒でも早く食べ始めましょう。

あらゆる料理は生ものですから、早く食べ始めたほうがそれだけおいしくいただけます。

提供された料理は、すぐ食べ始めるのがマナー

レストランで料理が出てきたにもかかわらず、おしゃべりに夢中で、なかなか食べ始めない人がいます。

これはもったいないことです。

料理を提供されたら、いったんおしゃべりは中断して、まず食べ始めましょう。

お店の人は、出来たてを食べてもらいたいため、スピードとタイミングに気を遣っています。

少しでも早く食べ始めることが、作ってくれた人への敬意です。

レストランの料理に限ったことではありません。

親やパートナーが作ってくれた料理も、提供されたら1分1秒でも早く食べることが大切です。

温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちにいただきます。

少しでも早く食べれば、出来たて感を味わえます。

あらゆる料理は生ものなのですから、生ものらしく早めにいただくのが正解です。

外食で心がけたいマナー(20)
  • あらゆる料理は生ものと考え、提供されたらできるだけ早く食べ始める。
カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。

外食で心がけたい30のマナー

  1. お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。
  2. 予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
    当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。
  3. 食券機のボタンを押すとき、乱暴になっていないか。
    食券を手渡すとき、がさつになっていないか。
  4. ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。
  5. 相席になっても嫌な顔をしない。
    笑顔で快諾する人になろう。
  6. メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。
  7. 呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
    こういうときこそ、想像力の出番。
  8. 単語で注文する人は、お店の人からも食の神様からも嫌われる。
  9. 満席は怖くない。
    待ち時間にメニューを見れば、時間を有効に活用できる。
  10. 「少々お時間をいただきますが」と言われてむっとしない。
    「教えてくださってありがとうございます」と感謝する。
  11. 「大盛り無料」と言われて、食べきれる自信もないのにお願いしない。
  12. 注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。
    「以上です」
  13. 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。
  14. 外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。
  15. おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。
  16. 注文した料理を忘れられていても、むっとしない。
  17. 少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
    店員さんも、1人の人間。
  18. 飲食店であっても、席を譲る配慮は大切。
    声がけするあなたは、優しい人。
  19. ほかのお客さんと提供順が前後しても、いらいらしない。
  20. あらゆる料理は生もの。
    提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。
  21. カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
    ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。
  22. 店員さんとため口で話すお客さんは嫌われる。
    店員さんと丁寧語で話すお客さんが愛される。
  23. テーブルマナーが身についていなくても落ち込まない。
    これから身につける楽しみがあるということ。
  24. 手が届きにくいものは、無理に手を伸ばしても見苦しいだけ。
    近くの人に一声かければ済む話。
  25. ストローをかじる癖ほど見苦しいものはない。
  26. フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。
  27. 自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。
  28. 「ラストオーダーです」と言われても焦らない。
  29. カードの渡し方・受け取り方が、雑になっていないか。
  30. どれだけ最悪の外食でも、よかったところが1つくらいあるはずだ。

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