執筆者:水口貴博

外食で心がけたい30のマナー

15

おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。

おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。 | 外食で心がけたい30のマナー

お店によっては、ドリンクバーが設置されています。

基本的にドリンクバーはおかわりが自由です。

いくら飲んでも金額は変わりません。

セルフサービスではあるものの、好きなだけ飲める上、いろんな種類の飲み物を楽しめます。

コーヒー・紅茶・ソフトドリンクなど多種多様です。

特に紅茶はいろいろなティーバッグが置いてあって、種類を楽しめるチャンスになるでしょう。

ここで、急にマナーが悪くなる人がいます。

「いくら飲んでも金額は同じなのだからいろんなものを飲んでみよう」

「いろんな種類があるのだから、たくさん試さないと損だ」

「飲み残してでもいいから、いろいろな飲み物を飲んでやろう」

「いろんな飲み物を試さないと、ドリンクバーの元が取れない」

いろいろな思いが交差して、急に貧乏くさくなる人がいます。

もちろんきちんと飲みきってから次の飲み物を楽しむならいいのです。

同じ飲み物でも違った種類の飲み物にしてもOKです。

しかし、飲み残したまま別のコップを使って飲み始めるのは要注意です。

気づけばテーブルの上で、飲み残したコップがずらりと並んでいる。

これは見苦しい光景です。

飲み散らかしている状態であり、マナーがよくありません。

お店のルール上は問題ありませんが、店員さんは眉をひそめるでしょう。

飲み残した飲み物が無駄になってしまいます。

テーブルの上が散らかってしまい、見苦しい状態になります。

お店を去った後、店員さんは飲み残したコップの山を見て、顔をしかめるに違いありません。

おかわり自由のドリンクバーだからこそ、マナーを大切にすることです。

ドリンクバーは、人の内面や本質が垣間見えるタイミングの1つ。

飲み物のおかわりをするなら、飲みきれる分だけにしておくことです。

本当に飲みたい飲み物を選ぶ

大切なことは「本当に飲みたい飲み物を選ぶ」ということです。

おかわり自由だからといって、いろんな飲み物を試すより、本当に飲みたい飲み物を選んで楽しむのがいいでしょう。

飲みたくないものだから、残してしまいます。

本当に飲みたいものなら、じっくり味わいなら楽しめ、飲み残すこともありません。

飲みきれる量を調整しながら、1杯ずつ楽しむことです。

興味本位でいろんな飲み物を試すなら、きちんと飲みきるマナーを守っておくことです。

同じコップを使い回すのが難しいときは、お店の人に下げてもらい、新しいコップを使うようにします。

どうしても飲みきれなくて仕方ないときもありますが、意識するだけでも違います。

コップの中を空っぽにしてから食事を終えることが理想的です。

お店の人も、にこにこしながら後片付けができます。

外食で心がけたいマナー(15)
  • ドリンクバーだからといって飲み散らかさず、きちんと1杯ずつ飲みきるようにする。
注文した料理を忘れられていても、むっとしない。

外食で心がけたい30のマナー

  1. お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。
  2. 予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
    当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。
  3. 食券機のボタンを押すとき、乱暴になっていないか。
    食券を手渡すとき、がさつになっていないか。
  4. ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。
  5. 相席になっても嫌な顔をしない。
    笑顔で快諾する人になろう。
  6. メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。
  7. 呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
    こういうときこそ、想像力の出番。
  8. 単語で注文する人は、お店の人からも食の神様からも嫌われる。
  9. 満席は怖くない。
    待ち時間にメニューを見れば、時間を有効に活用できる。
  10. 「少々お時間をいただきますが」と言われてむっとしない。
    「教えてくださってありがとうございます」と感謝する。
  11. 「大盛り無料」と言われて、食べきれる自信もないのにお願いしない。
  12. 注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。
    「以上です」
  13. 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。
  14. 外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。
  15. おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。
  16. 注文した料理を忘れられていても、むっとしない。
  17. 少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
    店員さんも、1人の人間。
  18. 飲食店であっても、席を譲る配慮は大切。
    声がけするあなたは、優しい人。
  19. ほかのお客さんと提供順が前後しても、いらいらしない。
  20. あらゆる料理は生もの。
    提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。
  21. カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
    ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。
  22. 店員さんとため口で話すお客さんは嫌われる。
    店員さんと丁寧語で話すお客さんが愛される。
  23. テーブルマナーが身についていなくても落ち込まない。
    これから身につける楽しみがあるということ。
  24. 手が届きにくいものは、無理に手を伸ばしても見苦しいだけ。
    近くの人に一声かければ済む話。
  25. ストローをかじる癖ほど見苦しいものはない。
  26. フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。
  27. 自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。
  28. 「ラストオーダーです」と言われても焦らない。
  29. カードの渡し方・受け取り方が、雑になっていないか。
  30. どれだけ最悪の外食でも、よかったところが1つくらいあるはずだ。

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