執筆者:水口貴博

外食で心がけたい30のマナー

16

注文した料理を忘れられていても、むっとしない。

注文した料理を忘れられていても、むっとしない。 | 外食で心がけたい30のマナー

注文を終えて、料理が出てくるのを待っていました。

ところがいくら待っても、なかなか出てきません。

10分経っても20分経っても出てきません。

「さすがにこれはおかしい」ということで店員さんを呼んで確認したら、実は注文が入っていなかったことが発覚します。

「申し訳ございません。ただ今、急いでお作りします!」

ときどき外食であることです。

特に混み合っている時間帯では、いろんな注文が飛び交って、注文が抜けることがあります。

あなたも何度か経験があるのではないでしょうか。

こんなとき、むっとしないことです。

店員さんも悪気があったわけではありません。

相手に非があるとしても小さなことです。

混み合っている時間帯でばたばたしているときは、注文の漏れも起こりやすくなります。

人間ですからうっかりすることはあります。

むっとしても仕方ない状況かもしれませんが、そこで怒ったりののしったりしても仕方ありません。

細かいことにいちいち腹を立てるのは、余裕がない証拠です。

周りのお客さんの迷惑になるだけです。

ぎゃあぎゃあ騒いだところで、時間が戻ってくるわけでもありません。

腹を立てず、さらっと流す

注文した料理を忘れられたときは、どうするか。

「こういうこともあるよね」と考えて、さらっと流しましょう。

腹を立てません。

店員さんも人間です。

うっかりすることはあります。

店員さんに悪意はありません。

不快感を見せず、穏やかな気持ちを貫いてください。

「大変ですね」「それだけばたばたしているのですね」と同情の念を寄せるのもいいでしょう。

時間に余裕があるなら、もうしばらく待てばいいでしょう。

注文が漏れていることがわかったなら、最優先で作ってくれるはずです。

引き続き、読書をしたりニュースをチェックしたりなどして上手に暇をつぶせば、待ち時間も苦になりません。

注文をキャンセルすることになっても、お店を恨まない

急いでいて時間がないなら、注文のキャンセルをすればいいことです。

作り始める前であれば、キャンセルを受け付けてもらえるでしょう。

このとき、お店を恨まないことです。

自分に非はありませんが、だからといって恨むのは大げさです。

恨まない、憎まない、腹を立てない。

別に死ぬわけではありません。

別の機会にまた来ればいいことです。

お店を去るとき「また来ます」というセリフで余裕を見せれば、あなたは神様になれます。

外食で心がけたいマナー(16)
  • 自分の注文を忘れられていても「こういうこともあるよね」と考える。
少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
店員さんも、1人の人間。

外食で心がけたい30のマナー

  1. お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。
  2. 予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
    当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。
  3. 食券機のボタンを押すとき、乱暴になっていないか。
    食券を手渡すとき、がさつになっていないか。
  4. ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。
  5. 相席になっても嫌な顔をしない。
    笑顔で快諾する人になろう。
  6. メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。
  7. 呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
    こういうときこそ、想像力の出番。
  8. 単語で注文する人は、お店の人からも食の神様からも嫌われる。
  9. 満席は怖くない。
    待ち時間にメニューを見れば、時間を有効に活用できる。
  10. 「少々お時間をいただきますが」と言われてむっとしない。
    「教えてくださってありがとうございます」と感謝する。
  11. 「大盛り無料」と言われて、食べきれる自信もないのにお願いしない。
  12. 注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。
    「以上です」
  13. 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。
  14. 外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。
  15. おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。
  16. 注文した料理を忘れられていても、むっとしない。
  17. 少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
    店員さんも、1人の人間。
  18. 飲食店であっても、席を譲る配慮は大切。
    声がけするあなたは、優しい人。
  19. ほかのお客さんと提供順が前後しても、いらいらしない。
  20. あらゆる料理は生もの。
    提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。
  21. カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
    ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。
  22. 店員さんとため口で話すお客さんは嫌われる。
    店員さんと丁寧語で話すお客さんが愛される。
  23. テーブルマナーが身についていなくても落ち込まない。
    これから身につける楽しみがあるということ。
  24. 手が届きにくいものは、無理に手を伸ばしても見苦しいだけ。
    近くの人に一声かければ済む話。
  25. ストローをかじる癖ほど見苦しいものはない。
  26. フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。
  27. 自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。
  28. 「ラストオーダーです」と言われても焦らない。
  29. カードの渡し方・受け取り方が、雑になっていないか。
  30. どれだけ最悪の外食でも、よかったところが1つくらいあるはずだ。

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