ほとんどの人が「外食はサービスをされるもの」と思っています。
「こちらがお金を払っている。お客さんの立場なのだからサービスを受けるのは当然」
これは半分正しいですが、半分は間違っています。
たしかにお金を払う側がサービスを受けるのは基本です。
だからといって、1ミリの謙虚もなく「外食はサービスをされるもの」と思っているなら注意したほうがいいでしょう。
知らず知らずのうちに傲慢な気持ちが生まれています。
相手を見下した態度になっています。
「お金を払っているのはこちらだ。お客さまは神様だろ? さあ、おもてなしを見せてくれ!」
外食はサービスをされるものだと思っているのは、ふんぞり返っているのと同じです。
偉そうな態度を見せると、店員さんもむっとします。
お客さんの立場であっても、サービスする心がけは大切です。
立場が逆に思えますが、そんなことはありません。
サービスをする側であれされる側であれ、そこにあるのは「人と人とのコミュニケーション」です。
コミュニケーションが交わされる場面では、自分がお客さんの立場であろうと、店員さんにサービスをするつもりになりたい。
店員さんに、にっこりとした笑顔を見せましょう。
注文するときは「○○をお願いします」と丁寧な注文をしましょう。
お店を去るときは「ごちそうさまでした。おいしかったです」とお礼を言って去りましょう。
自分がお客さんの立場であっても、サービスをしているつもりで接することです。
お客さんであるこちらが、店員さんにサービスをするような接し方を心がけましょう。
これが、上品な大人の振る舞いです。
お互いがサービスをし合う状態になって、よい雰囲気が漂います。
相乗効果が生まれることで、ますます外食を楽しめるようになります。
お客さんの立場であっても、店員さんにサービスをするような感覚になりましょう。
難しいかもしれませんが、心を大きくするつもりで取り組んでみてください。
「さあ、今日も店員さんに気持ちのいいサービスをしよう」
そう心がけるだけでも、外食の楽しみ方が向上します。
わくわくする気持ちが高まって、お店に入るときの足取りも軽くなります。
自然と心が躍り始め、笑顔の数も増えます。
店員さんとの接し方も柔らかくなります。
お客さんの立場でも「サービス精神」は必要です。
サービス精神を心がけることで、楽しみ方の幅が広がって、外食で濃い時間を送れます。
こちらの態度が丁寧になることで、店員さんの態度もますます丁寧になるでしょう。
結果として、自分のためになります。
「こちらもサービスする立場」と思えば、ますます外食体験が素晴らしくなります。