執筆者:水口貴博

外食で心がけたい30のマナー

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メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。

メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。 | 外食で心がけたい30のマナー

メニューを開いて、まず値段を見るか、料理を見るか。

それが問題です。

ちょっとした順番の違いですが、外食の楽しみを左右するポイントです。

メニューを開いたとき、どこから見ていますか。

「さあ、どれを食べようかな」

いきなり値段から見ていないでしょうか。

外食とはいえ、予算の都合もあるでしょう。

予算の都合があれば、まず値段が気になるところ。

しかし、ここが注意ポイントです。

先に値段を見てしまうと、値段を基準に選んでしまいます。

「高いものはやめておこう」

「できるだけ安いものがいいだろう」

純粋な欲求が曇ってしまい、ブレーキがかかります。

食べたいものがあっても、値段が高いと、やはり気になってしまうのが人間です。

「高いな」と思った瞬間、食欲がさっと減退します。

純粋に食べたいもの・本当に食べたいものではなく、無難なもの・妥協したものを選んでしまいます。

先に値段を見ると、値段を基準にして選んでしまいます。

これでは本当にいい外食ができません。

メニューは値段から先に見てしまうと、いい外食ができないのです。

まず料理から見る

メニューを開いたら、まず料理から見ましょう。

本当に食べたいものを選ぶのです。

自分の食欲に忠実になります。

料理のイメージ写真があるなら、きちんと見ます。

文字だけのメニューなら、料理名からイメージを膨らませます。

値段表示が視界に入ったとしても、できるだけ最初は見ないように心がけましょう。

しっかり料理を見ることで、見比べるときの微妙な食欲の変化を感じ取れます。

最も食欲をそそられる料理がわかるから、自分が食べたいものを選べます。

食べたいものを食べるから、外食の満足度も高くなります。

値段を見るなら、注文したい料理の見当をつけてからです。

「これにしようかな」と見当をつけてから、次に値段を見ます。

値段を見ると、思った以上に高くて驚くこともあるでしょう。

大幅に予算を超えているなら、あらためて考え直せばいいだけです。

値段を見てから料理を見るか、料理を見てから値段を見るか。

ちょっとした順番の違いで、外食の楽しみが変わってきます。

外食で心がけたいマナー(6)
  • メニューを開いたら、いきなり値段を見るのではなく、まず料理を見る。
呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
こういうときこそ、想像力の出番。

外食で心がけたい30のマナー

  1. お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。
  2. 予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
    当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。
  3. 食券機のボタンを押すとき、乱暴になっていないか。
    食券を手渡すとき、がさつになっていないか。
  4. ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。
  5. 相席になっても嫌な顔をしない。
    笑顔で快諾する人になろう。
  6. メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。
  7. 呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
    こういうときこそ、想像力の出番。
  8. 単語で注文する人は、お店の人からも食の神様からも嫌われる。
  9. 満席は怖くない。
    待ち時間にメニューを見れば、時間を有効に活用できる。
  10. 「少々お時間をいただきますが」と言われてむっとしない。
    「教えてくださってありがとうございます」と感謝する。
  11. 「大盛り無料」と言われて、食べきれる自信もないのにお願いしない。
  12. 注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。
    「以上です」
  13. 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。
  14. 外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。
  15. おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。
  16. 注文した料理を忘れられていても、むっとしない。
  17. 少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
    店員さんも、1人の人間。
  18. 飲食店であっても、席を譲る配慮は大切。
    声がけするあなたは、優しい人。
  19. ほかのお客さんと提供順が前後しても、いらいらしない。
  20. あらゆる料理は生もの。
    提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。
  21. カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
    ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。
  22. 店員さんとため口で話すお客さんは嫌われる。
    店員さんと丁寧語で話すお客さんが愛される。
  23. テーブルマナーが身についていなくても落ち込まない。
    これから身につける楽しみがあるということ。
  24. 手が届きにくいものは、無理に手を伸ばしても見苦しいだけ。
    近くの人に一声かければ済む話。
  25. ストローをかじる癖ほど見苦しいものはない。
  26. フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。
  27. 自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。
  28. 「ラストオーダーです」と言われても焦らない。
  29. カードの渡し方・受け取り方が、雑になっていないか。
  30. どれだけ最悪の外食でも、よかったところが1つくらいあるはずだ。

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