メニューを開いて、まず値段を見るか、料理を見るか。
それが問題です。
ちょっとした順番の違いですが、外食の楽しみを左右するポイントです。
メニューを開いたとき、どこから見ていますか。
「さあ、どれを食べようかな」
いきなり値段から見ていないでしょうか。
外食とはいえ、予算の都合もあるでしょう。
予算の都合があれば、まず値段が気になるところ。
しかし、ここが注意ポイントです。
先に値段を見てしまうと、値段を基準に選んでしまいます。
「高いものはやめておこう」
「できるだけ安いものがいいだろう」
純粋な欲求が曇ってしまい、ブレーキがかかります。
食べたいものがあっても、値段が高いと、やはり気になってしまうのが人間です。
「高いな」と思った瞬間、食欲がさっと減退します。
純粋に食べたいもの・本当に食べたいものではなく、無難なもの・妥協したものを選んでしまいます。
先に値段を見ると、値段を基準にして選んでしまいます。
これでは本当にいい外食ができません。
メニューは値段から先に見てしまうと、いい外食ができないのです。
メニューを開いたら、まず料理から見ましょう。
本当に食べたいものを選ぶのです。
自分の食欲に忠実になります。
料理のイメージ写真があるなら、きちんと見ます。
文字だけのメニューなら、料理名からイメージを膨らませます。
値段表示が視界に入ったとしても、できるだけ最初は見ないように心がけましょう。
しっかり料理を見ることで、見比べるときの微妙な食欲の変化を感じ取れます。
最も食欲をそそられる料理がわかるから、自分が食べたいものを選べます。
食べたいものを食べるから、外食の満足度も高くなります。
値段を見るなら、注文したい料理の見当をつけてからです。
「これにしようかな」と見当をつけてから、次に値段を見ます。
値段を見ると、思った以上に高くて驚くこともあるでしょう。
大幅に予算を超えているなら、あらためて考え直せばいいだけです。
値段を見てから料理を見るか、料理を見てから値段を見るか。
ちょっとした順番の違いで、外食の楽しみが変わってきます。