執筆者:水口貴博

外食で心がけたい30のマナー

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ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。

ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。 | 外食で心がけたい30のマナー

フォーマルな高級レストランでは、ドレスコードを設けているのが一般的です。

カジュアルな服装で行くとドレスコードに引っかかり、入店拒否されることがあります。

なかなか普段はありませんが、ゼロでもありません。

「ドレスコードといっても大げさに言っているだけだろう。粘れば大丈夫だろう」

そう甘く見ていると痛い目に遭うでしょう。

ドレスコードで入店拒否されると、自分を否定されたかのように感じ、かっとなる人がいます。

ここで喧嘩腰にならないことです。

「これくらいいいじゃないですか」

「せっかく来たんですから入らせてください」

「お客を大切にしないレストランなのですか」

最終的には「責任者を呼べ!」に発展します。

ヒートアップしたところで仕方ありません。

ドレスコードはドレスコードです。

「粘れば何とかなるだろう」と思うかもしれませんが、その考えはやめたほうがいいでしょう。

ドレスコードはお店の雰囲気を守るために設けられています。

「その人だけ特別扱い」というわけにもいきません。

例外を設けると雰囲気を壊すことになり、ほかのお客さんに迷惑がかかります。

しつこく粘れば何とかなるだろうと思うかもしれませんが、誤解です。

粘れば粘るほど、入店にふさわしくないと判断されます。

お店の入り口付近で騒いでしまうことになり、見苦しい姿をさらすことになります。

しつこく粘っていると「要注意人物」として認定される可能性もゼロではありません。

特に異性の同伴者がいるときは、相手にかっこがつかないので頭に血が上りやすい。

喧嘩腰になることほど見苦しいことはありません。

素直に諦めるのが賢明

ドレスコードで入店拒否されたときは、素直に諦めましょう。

苦い経験になるところですが、レストランに悪い印象を持たないことです。

お店は別に嫌がらせをしているわけではありません。

お店はドレスコードに従ったまでです。

「ドレスコードがあることを知らないで来てしまった自分に非がある」と考えましょう。

その場は素直に引き下がり、別の機会にまたあらためて行けばいいことです。

きちんとドレスコードを守っていけば、次は問題なく入店でき、レストランでおいしい料理を楽しめます。

外食で心がけたいマナー(4)
  • ドレスコードで入店を拒否されても、喧嘩腰になるのではなく、素直に引き下がる。
相席になっても嫌な顔をしない。
笑顔で快諾する人になろう。

外食で心がけたい30のマナー

  1. お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。
  2. 予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
    当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。
  3. 食券機のボタンを押すとき、乱暴になっていないか。
    食券を手渡すとき、がさつになっていないか。
  4. ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。
  5. 相席になっても嫌な顔をしない。
    笑顔で快諾する人になろう。
  6. メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。
  7. 呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
    こういうときこそ、想像力の出番。
  8. 単語で注文する人は、お店の人からも食の神様からも嫌われる。
  9. 満席は怖くない。
    待ち時間にメニューを見れば、時間を有効に活用できる。
  10. 「少々お時間をいただきますが」と言われてむっとしない。
    「教えてくださってありがとうございます」と感謝する。
  11. 「大盛り無料」と言われて、食べきれる自信もないのにお願いしない。
  12. 注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。
    「以上です」
  13. 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。
  14. 外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。
  15. おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。
  16. 注文した料理を忘れられていても、むっとしない。
  17. 少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
    店員さんも、1人の人間。
  18. 飲食店であっても、席を譲る配慮は大切。
    声がけするあなたは、優しい人。
  19. ほかのお客さんと提供順が前後しても、いらいらしない。
  20. あらゆる料理は生もの。
    提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。
  21. カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
    ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。
  22. 店員さんとため口で話すお客さんは嫌われる。
    店員さんと丁寧語で話すお客さんが愛される。
  23. テーブルマナーが身についていなくても落ち込まない。
    これから身につける楽しみがあるということ。
  24. 手が届きにくいものは、無理に手を伸ばしても見苦しいだけ。
    近くの人に一声かければ済む話。
  25. ストローをかじる癖ほど見苦しいものはない。
  26. フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。
  27. 自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。
  28. 「ラストオーダーです」と言われても焦らない。
  29. カードの渡し方・受け取り方が、雑になっていないか。
  30. どれだけ最悪の外食でも、よかったところが1つくらいあるはずだ。

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