素直でない人は、人の意見を聞かない癖が目立ちます。
人から言われたことでも、何かと言い訳をして拒もうとします。
「人の意見を聞いたところで仕方ない」
「他人に私の何がわかるのか」
「人に聞いていると、余計な情報のせいで自分を見失うだけ」
「私は人の意見を聞かない主義」
「他人の意見は無視して、自分のやり方で進めていきたい」
人の意見には耳をふさぎ、素直に聞こうとしません。
かたくなに人の意見を拒み、自分の考えに固執します。
人に何かと言われても、なかなか自分の態度や考えを改めようとしません。
もちろん自分らしさを追求するために、人の意見を拒むこともあるでしょう。
自分の判断で決めなければいけない場面があるのも事実です。
たとえば、自分の人生に関わる重大な選択なら、自分で考えなければいけないでしょう。
重大な責任を伴う場面では、人の意見をうのみにせず、自分の責任と判断で選択することも必要です。
しかし、人の意見を拒んでばかりでは素直になれません。
人の意見を排除すると、新しい知識が得られなくなります。
意識が内側に向いて、周りの世界が見えなくなる。
狭い範囲の知識や見識にとらわれ、広い世界を知るチャンスが失われます。
素直になるどころか、どんどん頑固が加速して、人生の可能性を失うことになるのです。
素直な人になりたいなら、ひとまず人の言うことを受け入れることが大切です。
素直になるとは受け入れること。
人の意見を受け入れることで、どんどん素直な心になります。
もちろん誰の言うことでも無条件に受け入れるわけではありません。
あくまで「信頼できる人の言うことを受け入れてみる」という点がポイントです。
あなたにとって頼りになる人を思い浮かべてください。
親・親友・先生・先輩・上司。
信頼できる人が、身近に1人くらいはいるのではないでしょうか。
自分より博識で人生経験が豊富な人がいるはずです。
たとえ同年代や年下であっても、信頼できる人なら対象です。
「この人の言うことなら信用できる」という人の言葉は、素直な気持ちで受け入れてみましょう。
自分より博識で人生経験の豊富な人なら、きっと鋭く優れた意見があるでしょう。
最初は抵抗感があっても、実際は自分の理解が不足しているだけかもしれない。
素直になるためにも、できるだけ人の意見を受け入れてみましょう。
いったん受け入れてみると、後から意味が理解できたり役立ったりすることがあります。
心を開いて、人の意見を受け入れる姿勢を持つことで、どんどん素直な心になります。