日常では、電流が走るような不思議な感覚を覚えることがあります。
直感です。
別名、第六感とも呼ばれます。
直感とは、論理的な思考のない状態で、感覚によって物事を捉えることをいいます。
本屋である本を見つけたとき、びびっと運命的な出会いを感じる。
友人の声がいつもと違い、何か嫌な予感がする。
無理だとわかっている仕事でも、なぜか不思議な気持ちが湧いて、うまくいくような気がする。
「何だか気になる」というポジティブな直感もあれば「何だか嫌だな」というネガティブな直感もあります。
まるで誰かが耳元で「こうしたほうがいいよ」とささやいているような感覚です。
あなたも何度か経験したことがあるのではないでしょうか。
直感は、あくまで理屈を抜きにした感覚なので、そのまま流してしまいがちです。
「まあいいか」
「気のせいだろう」
「疲れているだけだろう」
深く気にすることもなく、無視することもあるのではないでしょうか。
しかし、素直になりたいなら、直感を大切にしましょう。
直感とは、あなたの人生を変える力があるかもしれないからです。
直感は、ぼんやりした感覚ですが、根拠がゼロというわけではありません。
直感は、偶然の感覚ではなく、今までの過去をバックにした意味のある答えです。
過去に似た出来事があったため、はっきりした意識はないものの、ぼんやりした感覚が湧き出てきます。
直感とは、もう1人の自分の声。
過去の記憶を検索して、近い出来事にヒットしたため、ぼんやりした感覚として表面化します。
つまり、直感の正体は、あなたの過去の記憶なのです。
多少なりとも根拠があるため、直感は「当たりやすい」といわれています。
直感に従えば、無意識を味方につけることになるため、より正確な判断をしやすくなるでしょう。
直感が働けば、適当に受け流すのではなく、気にしてください。
小さな心の声ですが、実は重要です。
もちろん直感が当たらないこともありますが、それでもいいのです。
少なくとも「直感に従った」という行動は、素直です。
直感をもたらす原因は、自分です。
直感に従って行動することは、素直になって行動することでもあります。
直感に従って行動すると、思わぬ幸運に恵まれるかもしれません。
直感は、あなたの人生を変える力があるのです。