なぜ素直になれないのでしょうか。
なぜ素の自分をさらけ出すのに抵抗があるのでしょうか。
もともと私たちは、誰もが素直でした。
「素直な人になりたい」
そう思ったとき、どこを改善するといいのでしょうか。
素直な人になるための改善は複数あります。
素直な人になるためには、子どものころの素直な気持ちを思い出しましょう。
もともとあなたは幼いころ、素直だったはずです。
頑固な状態で生まれた人はいません。
ふとしたとき、頑固で意地っ張りな自分に気づくことがあります。
・相手の顔色をうかがって、なかなか本音で話せない
・常に周囲の様子が気になって、気持ちが落ち着かない
素直な人になりたいなら「素直な人になる」という意識から始めましょう。
素直な人になるためには、心理的な抵抗感を乗り越える必要があります。
むしろ抵抗感を乗り越える連続になるでしょう。
素直になりたいなら、正直になることが大切。
正直とは、嘘やごまかしがない様子をいいます。
嘘をついたりごまかしたりする態度は、素直とは正反対。
素直になりたいなら、心がけたい姿勢があります。
自然体です。
自然体とは、気負ったり身構えたりしない、楽な態度のことをいいます。
素直な人になろうとするとき、大切な前提があります。
素直になって行動するのはいいのですが、まず次の点を意識しておくことが大切です。
「誰にでも素直になるのはやめたほうがいい」という点です。
素直な人になるために、欠かせない言葉があります。
「ありがとう」です。
素直な人になるためには「ありがとう」と感謝する習慣をつけることが大切です。
素直な人になるには、感謝の習慣が大切です。
「ありがとう」という一言は、人間関係の最も基本的な言葉。
人から好意や親切があれば、きちんと丁寧に「ありがとう」と感謝することで、素直な心になります。
素直な心を邪魔する厄介な価値観があります。
先入観です。
私たちは生きていく中で、多くの情報に触れながら生きていきます。
私たちは、行動をするとき見栄や体裁を気にすることがあります。
見栄とは何か。
見栄とは、見た目の姿を意識して、実際以上によく見せようとする態度のことを言います。
素直でない人は、人の意見を聞かない癖が目立ちます。
人から言われたことでも、何かと言い訳をして拒もうとします。
「人の意見を聞いたところで仕方ない」
素直な人になるために、捨てておきたいものがあります。
プライドです。
もちろんプライドなら、何でも捨てていいわけではありません。
ときどきわからないことに遭遇することがあります。
聞いたことのない単語。
進め方がわからない仕事。
あなたは普段、どれだけ本音を出していますか。
時に私たちは、本音を隠して、建前で人と接することがあります。
・相手が喜びそうな発言を選ぶ
素直な人になるとき、従順を意識します。
・相手の意見は、否定せず、できるだけ受け入れる
・気乗りがしなくても、言われたとおりに行動する
素直な人になりたいなら、できるだけ本音で話す癖をつけましょう。
本音を隠していると、なかなか自分らしく生きられません。
建前ばかりでは、表面的な浅い会話ばかりになってしまい、なかなか人間関係を深められません。
素直になれない原因の1つが、傷つくことへの恐れです。
人は誰でも、傷つくことを恐れる気持ちがあります。
現実の人間関係では、傷つく場面があります。
あなたには、どんな弱点がありますか。
たとえば、欠点や短所、苦手や不得意です。
弱点が1つもない人はいないでしょう。
素直な人になるには、素直に感情を表現していきましょう。
素直とは、人の言動を逆らわず、従順に受け入れる意味ですが、それだけではありません。
感情をありのまま表現することも、素直の1つです。
私たちは、いつの間にか周りに合わせていることがあります。
周りが「あの絵がきれい」と言っていれば、自分も周りに合わせて「きれいだね」と言ってしまう。
周りが「この曲はいいね」と褒めていれば、自分も周りに合わせて「いい曲だね」と褒めてしまう。
相手に伝えたいことがあっても、スムーズに言えないことがあります。
本人が目の前にいると、照れや恥ずかしさがあって、なかなか素直になれないこともあるでしょう。
つい強がったり知ったかぶりをしたりして、素直に話せないことがあります。
素直な人になる、即効性のある方法があります。
それは、開き直ってしまうことです。
なかなか素直になれず、もじもじしている自分がいたら、こんな言葉を自分に言い聞かせましょう。
あなたには「隙」がありますか。
仕事や人間関係では、相手に迷惑をかけないよう、完璧を心がけようとします。
完璧な言葉遣い。
なかなか素直になれない原因は、あなたを慕う人たちかもしれません。
それは、部下や後輩です。
あなたには、部下や後輩は何人いますか。
良い点と悪い点があったとき、どちらに注目するかがポイントです。
両方をバランスよく注目できれば理想的ですが、素直でない人の場合、変わった特徴があります。
素直でない人は「悪い点ばかりを考え、良い点をあまり考えない」という傾向が目立ちます。
日常では、電流が走るような不思議な感覚を覚えることがあります。
直感です。
別名、第六感とも呼ばれます。
正解にとらわれて生きていませんか。
正解は1つしかないと考えていませんか。
素直になれない人には、正解にとらわれた生き方がよく見られます。
なかなか素直になれなくても、諦めないことが大切です。
思うようにいかない日々が続くと「どうにでもなれ」という投げやりな気持ちになるかもしれません。
「拒否反応が強くて、なかなか素を出せない」
なぜ素直になれないのでしょうか。
なぜ素の自分をさらけ出すのに抵抗があるのでしょうか。
もともと私たちは、誰もが素直でした。
幼い子どもは誰でも素直。
思ったことや感じたことを、ありのままストレートに表現します。
あなたも幼いころは、態度や性格がまっすぐで、ありのままの自分で生きていたはずです。
ところが、気づけばいつの間にか、自分から素直が失われていることに気づくことがあります。
何らかの原因で、心が卑屈になっていたり、頑固や意地っ張りな自分になっていたりなどです。
「いつの間に素直が消えてしまったのだろう?」
「なぜ素直になれないのだろうか」
「原因は何だろうか」
ふと疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
素直な人になる前に、まず素直になれない原因から考えてみましょう。
なぜ素直になれないのか。
一言で原因を言うと「過剰な防衛本能」にあるのです。
原因の発端は、過去の成長過程にあります。
子どものころは誰でも素直ですが、成長過程で心が傷つく経験が多いと、性格形成に影響を及ぼします。
たとえば、友人に本音を話したとき、大笑いされた経験があるとショックを受け、心が傷つきます。
また親や先生から叱られたり怒鳴られたりする経験が頻繁にあると、それだけ自分を守る意識も強くなります。
素の自分を出したとき、否定的な反応が返ってくる環境で育つと、徐々に「素を出すのは悪いこと」という認識が生まれます。
だんだん心が閉じていき、自分の気持ちを我慢することが常態化する。
結果として、素直になれなくなってしまうのです。
いくら教育やしつけという形でも、行きすぎると悪影響です。
見栄・体裁・世間体にこだわるのも、突き詰めると、過剰な防衛本能が原因です。
また頑固・人見知り・意地っ張りも、突き詰めると、やはり過剰な防衛本能にあります。
防衛本能とはいえ、過剰になると、厄介な存在になってしまうのです。
ただし、成長過程に原因があるとはいえ、改善が不可能というわけではありません。
そもそも防衛本能は人間に必要な仕組みです。
身を守るために危険を察知する能力は、生活で欠かせません。
問題なのは「過剰」という点だけです。
過剰を改善することなら、大人になってからも十分可能です。
たとえば「笑われたくない」から「笑われてもいい」と考え方を変えるだけでも、心持ちは変わります。
積極的な挨拶や感謝する習慣を心がけることも効果的です。
心と行動を少しずつ変えていけば、だんだん素直な心を取り戻していけます。
すべてはあなたしだいです。
「素直になれるはずがない」と弱気に考えるのではなく「必ず素直になる」と強気で考えましょう。
積極的に取り組むことができれば、すでに半分成功したも同然です。
「素直な人になりたい」
そう思ったとき、どこを改善するといいのでしょうか。
素直な人になるための改善は複数あります。
もちろんどれも有効な方法ですが、末端の改善です。
もっと大きな枠組みで考えてみましょう。
実は素直な人になるための改善は、大きく分けると、2つだけです。
心と行動です。
心と行動は別々と考えてください。
心は精神的なことであり、行動は肉体的なことです。
相関関係はありますが、基本的に異なるものと考えます。
心の改善だけでは不十分です。
いくら心が素直になっても、行動に変化がなければ、素直になったとは言えません。
内側の心が変化しても、外側の行動が昔と同じままでは、周りからは昔と同じ様子に思われるでしょう。
行動だけでも不十分です。
いくら素直な行動ができても、心が頑固のままでは、やはり素直になったとは言えません。
行動は変わりましたが、本質の心が同じままなので、油断すると、元に戻ってしまうでしょう。
大切なのは、心と行動の両方の改善です。
どちらから改善するかは、自由です。
両方を同時に改善していくのが基本ですが、それぞれ別に対応することも可能です。
心から改善するのも良し。
意識を高めたり考え方を改めたりすることで、心を正しい方向に変えていけます。
心が改善できれば、行動も改善しやすくなるでしょう。
行動から改善するのも良し。
精神と肉体には相関関係があります。
行動から変えていくことで、だんだん心に変化が出てきて、素直な心が身につくこともあります。
いずれにせよ、心と行動の両方の改善を目指してください。
「素直な心」と「素直な行動」の両方がそろってこそ「素直な人」と呼べるようになります。
素直な人になるためには、子どものころの素直な気持ちを思い出しましょう。
もともとあなたは幼いころ、素直だったはずです。
頑固な状態で生まれた人はいません。
人は誰でも最初は、素直な状態で生まれてきます。
物心がつく前の自分を思い出してください。
常に本音で話をしていたでしょう。
興味のあることには飛びついていたでしょう。
好きなことは「好き」と言い、嫌いなことは「嫌い」と言っていたでしょう。
笑いたいときには笑い、泣きたいときには泣いていたでしょう。
親切には、素直に「ありがとう」と感謝して、悪いことをしたら、素直に「ごめんなさい」と謝っていたでしょう。
複雑に考えず、シンプルに考えていたでしょう。
見栄も体裁も世間体も気にしないあなたがいたはずです。
ありのままの自分を素直に表現して、自然体で生きていたはずです。
最初は誰もが素直であり、あなたもそうでした。
素直だったころの自分を思い出して、当時の自分を再現しましょう。
もちろん不作法に振る舞うという意味ではありません。
「初心に返る」という意味として、心をリセットするのです。
素直になるとは、初心に返ること。
少なくとも過去にできていたのですから、思い出すくらいならできるのではないでしょうか。
昔の自分を振り返り、素直な心を思い出してください。
「そういえば、あの頃はこんなふうに生きていたな」
きっと純粋でまっすぐな心がよみがえってくるでしょう。
初心に返って、当時の自分を思い出すと、素直になる準備が整っていきます。
ふとしたとき、頑固で意地っ張りな自分に気づくことがあります。
素直に自分を表現できないと、自分らしい人生が歩めません。
そして、おどおどしている自分が憎らしくなる。
「素直になりたい!」
自分にもどかしさを感じて、嫌になることもあるのではないでしょうか。
ここでひとつ、気づいておきたい重要な事実があります。
「もともと私たちは誰もが素直だった」という事実です。
たとえば、生まれたばかりの赤ちゃんは、誰でも素直です。
生まれたときから頑固な赤ちゃんはいません。
生まれたばかりの赤ちゃんは、心が真っ白であり、見栄も体裁も世間体も気にしていません。
余計なことを考えず、最も素直に生きている状態です。
あなたも幼いころを思い出してください。
物心がつく前のあなたは、きっと素直だったでしょう。
常に本音で話をしていたでしょう。
興味のあることには飛びついていたでしょう。
素直に好き嫌いを表現していたでしょう。
見栄も体裁も世間体も気にしていなかったでしょう。
従順で無邪気に生きていたでしょう。
いつも自然体であり、ありのままの自分を表現したはずです。
ところがだんだん大人になるにつれて、事情が変わります。
年齢を重ねて成長するにつれ、世の中のさまざまなことがわかるようになり、理解や分別がつくようになります。
知識や経験が増えていくと同時に、先入観・偏見・固定観念も増えます。
考えなければいけないことが増えて、頭が混乱してきます。
正確に物事を判断できるようになる反面、意思決定までに余計な時間がかかるようになります。
見栄を張ったり、体裁を取り繕ったり、世間体を気にし始めたりします。
いつの間にか、余計なことばかり考えている状態に陥っている。
結果として「素直になれない」という状態に陥ります。
結局のところ、知識も経験も、あとから学んだこと。
先入観・偏見・固定観念も、あとから生まれたこと。
見栄・体裁・世間体も、あとから付け加わった価値観です。
さまざまな要素に惑わされた結果、素直に自分を表現できなくなります。
では、素直な人になるには、どうすればいいのか。
素直になるとは「本来の自分を取り戻していくこと」に尽きます。
つまり、素直とは、なるものではなく、取り戻していくものです。
知識や経験に惑わされず、真っ白な心を取り戻しましょう。
先入観・偏見・固定観念も、いったん心をリセットして、忘れることが大切です。
見栄・体裁・世間体も、気にすることはあっても、執着しないこと。
そして恥も外聞も恐れず、ありのままの自分を表現すること。
そうすることで、本来の自分を取り戻して、素直になっていけます。
本来の自分を取り戻していくことで、素直を取り戻していけるのです。
素直な人になりたいなら「素直な人になる」という意識から始めましょう。
素直な人になるためには、心理的な抵抗感を乗り越える必要があります。
むしろ抵抗感を乗り越える連続になるでしょう。
素直になるとは、自分の弱さを認めることであり、さらけ出していくことでもあります。
弱い自分・不完全な自分・隙のある自分を、どんどん見せていくことになります。
長年続けてきた考え方や振る舞い方を変える必要があります。
慣れてしまえば楽ですが、なかなか素直になれない人にとっては一苦労でしょう。
大きくて難しい課題に感じるでしょう。
もちろん楽で簡単な取り組みもありますが、素直になる方法の大半は、何らかの抵抗を感じるはずです。
たとえば、見栄や体裁を忘れたり、意図的に自分の弱点をさらけ出したりなどです。
ストレスやプレッシャーに耐える場面もあります。
そして、嫌なことや傷つくことを受け入れることも必要です。
赤面をしたり、冷や汗をかいたり、涙目になったりする場面が出てくることもあるはずです。
なかでも頑固な人にとっては、強い抵抗感があるはずです。
頑固を自分の美学としていた人にとって、素直になるとは「生き恥をさらす行為」と言っても過言ではありません。
難易度も高く感じられるため、途中で投げ出したり諦めたくなったりすることもあるかもしれません。
このように素直な人になるためには、抵抗感を乗り越える必要があります。
心の壁を打ち破るためにも「素直な人になる」と意識することが大事です。
素直を意識するだけですぐ改善されるわけではありませんが、少なくとも覚悟が生まれます。
心と体が「素直になる」という方向に向くことで、必要な取り組みも受け入れやすくなります。
感覚としては「生まれ変わる」というつもりで取り組んだほうがいいでしょう。
意識をするだけでも、大事な一歩です。
意識が高まることで、モチベーションも高まって、素直な人になる後押しになるはずです。
生まれ変わるつもりで「素直な人になる」と意識することが大事なのです。
素直になりたいなら、正直になることが大切。
正直とは、嘘やごまかしがない様子をいいます。
嘘をついたりごまかしたりする態度は、素直とは正反対。
そもそも正直でない人が、素直になるのは困難です。
素直になるためには、まっすぐな心であることが大切です。
「自分は正直者だ」と思う人もいるかもしれませんが、実際はどうでしょうか。
自分の言動を細かく振り返ってみてください。
気づかないうちに嘘やごまかしを犯していることが少なくありません。
たとえば、次のような行為に心当たりはありませんか。
心当たりがあれば、要注意です。
どれも程度は小さいですが、嘘やごまかしの1つと言えるでしょう。
程度の大きい嘘やごまかしだけでなく、程度の小さな嘘やごまかしにも注意が必要です。
できるだけ正直な心を心がけましょう。
目指すべきは、正直者です。
都合の悪いことは、正直に謝ること。
人から意見を求められたときは、正直な意見を言うこと。
自分がミスをしたときは、ごまかさず、正直に名乗り出ること。
正直こそ正義であり、素直に欠かせない要素です。
周りの人から「正直者だね」と言われるよう目指しましょう。
素直である前に、正直であることが大切です。
素直になりたいなら、心がけたい姿勢があります。
自然体です。
自然体とは、気負ったり身構えたりしない、楽な態度のことをいいます。
一言で言えば「ありのままの自分」です。
私たちは幼いころ、誰もが自然体で生きていました。
言いたいことを素直に言っていました。
興味のあることには素直に近づき、やりたいことを素直に行動していました。
難しいことでも、とりあえず挑戦していました。
好きなことには素直に近づき、嫌なことからは素直に避けていました。
あなたも昔を思い出してください。
興味のあることがあれば、すぐ飛びついていた自分がいたのではないでしょうか。
ところが大人になるにつれて世の中がわかるようになると、余計なことを考え始めるようになります。
損得で物事を判断したり、噂や評判に流されたりします。
見栄や体裁に惑わされることもあれば、周囲の圧力に押されることもあるでしょう。
だんだん自然体が失われ、自分らしさまで失われていきます。
気づけば、本来の自分を見失った人生に陥っていることがあるのです。
しかし、このままでは良くありません。
自分の人生なら、やはり自分らしく生きることが大切です。
それが、自然体です。
人生で最も美しい生き方とは、自然体です。
なぜ花が美しいのかというと、自然体だからです。
花は、見栄も体裁も世間体も気にせず、ありのままの自分を表現することに徹しています。
だからすくすく成長でき、最も美しい状態を表現できています。
人間も同じです。
人間にとっても、最も美しい生き方は自然体です。
ありのままの自分を表現して、自分らしく生きることです。
自然体ほど美しい姿勢はありません。
できるだけ見栄・体裁・世間体を気にせず、ありのままの自分を表現することに徹することが大切です。
素直な人になりたいなら、自然体を心がけましょう。
これこそ、素直になるために最も大切なポイントです。
見栄も体裁も気にしません。
評価も評判も気にしません。
ありのままの自分を、そのまま表現するだけでいい。
興味のあることがあれば、素直に近づいてみる。
やりたい仕事があれば、素直に挑戦してみる。
好きな人がいれば、素直に話しかけてみる。
どんどん自然体になっていきましょう。
自然体で最も大切なのは「自分らしさ」です。
何が自然かわからないなら「素の自分ならどうするか」で考えるといいでしょう。
静かな環境で1人になって考えると、自分の素直な心に集中しやすくなります。
おのずと正しい判断や選択が見えてくるでしょう。
世の中には数多くの選択肢がありますが、自分らしさこそ正しい選択肢です。
100%の自然体は不可能でも、100%に近づける努力ならできるはずです。
経済的な都合や人間関係の事情の都合で、思うようにいかないこともありますが、できるだけ調整してみてください。
自然体を表現できれば、花のように自然な美しさを表現できます。
素直な人になろうとするとき、大切な前提があります。
素直になって行動するのはいいのですが、まず次の点を意識しておくことが大切です。
「誰にでも素直になるのはやめたほうがいい」という点です。
素直な人になると聞けば、誰にでも素直になることが大切と思われがちですが、そうではありません。
もちろん素直は素晴らしい姿勢ですが、ここに注意点もあります。
分け隔てなく、誰にでも素直になってしまうとどうなるでしょうか。
悪い人に騙されるかもしれません。
欲しくもない商品を売りつけられるかもしれません。
お人よしになってしまい、からかわれるかもしれません。
素直になるとは、人の言動などを逆らわないで受け入れることをいいます。
そのため、誰にでも素直になってしまうと、トラブルを招く原因になることがあります。
最悪、何らかの被害を受けてしまう可能性もゼロではありません。
知り合ったばかりの人の言うことを、すべてうのみにするのは危険です。
良かれと思って心がけた素直のせいで、思わぬトラブルを招く危険があります。
素直であることは素晴らしい姿勢ですが、人生を破滅に導いては意味がありません。
ここで大切なことは「素直になる相手を間違えない」という点です。
誰にでも素直になるのではなく、一定の信頼ができる人に対して素直になることが大切です。
たとえば、親・先生・友人など、十分面識のある人がいいでしょう。
あるいは、プロや専門家といった立場の人も信頼に値します。
十分仲良くなければいけない必要はなく、相手が信頼できる人であることが大切です。
差別するわけではありませんが、素直になりつつも、やはり自分の身を守らなければいけません。
誰にでも素直になるのではなく、相手を選んだうえで素直になることが大切です。
素直な人になるために、欠かせない言葉があります。
「ありがとう」です。
素直な人になるためには「ありがとう」と感謝する習慣をつけることが大切です。
あなたが「ありがとう」という場面を思い浮かべてみてください。
感謝する場面といえば、人から好意や親切があった場面が多いのではないでしょうか。
たとえば、仕事を手伝ってもらったとき、物を貸してもらったとき、優しく気遣ってくれたときなどです。
たしかに親切をされたときなら、誰でも「ありがとう」と感謝を伝えるでしょう。
その一方で、好意や親切の程度が小さいなら、感謝を省く場面もあるかもしれません。
「別に感謝するほどでもないだろう」「いちいちお礼を言わなくてもいいだろう」と軽視してしまう。
小さなことでわざわざ感謝するのは大げさであるように感じ、つい無言になってしまいがちです。
しかし、それは誤解です。
「ありがとう」という感謝は、ささいなことにも言える言葉です。
程度にかかわらず、わずかでも人から好意や親切をされたときは、素直に「ありがとう」と感謝したい。
お菓子を1個分けてもらったとき。
役立つ話を1つ教えてもらったとき。
自分のために時間を1分でも割いてくれたとき。
どれも小さなことですが、感謝できる場面です。
相手に優しく気遣われたときも、感謝できる場面です。
相手から「風邪に気をつけてね」と気遣われたなら「はい。気をつけます。ありがとう」と返事ができるでしょう。
何でもないやりとりに思えるかもしれませんが、相手から少しでも好意や親切があれば、きちんと感謝したい。
相手にとって好意や親切をいう意識がなくても、やはり感謝は伝えましょう。
たとえ相手が仕事で事務的にしていることでも、好意や親切なら、きちんとありがとうと言いたい。
「ありがとう」と感謝して、しすぎることはありません。
感謝の言葉を言わなくてトラブルになることはあっても、言ってトラブルになることはありません。
ささいなことにも、素直な気持ちで「ありがとう」と言いましょう。
素直な人は、ささいなことにも感謝できる人のことをいいます。
素直に「ありがとう」と言えば言うほど、笑顔の数が増えます。
感謝の言葉を伝えれば伝えるほど、心もきれいになります。
素直な人になるには、感謝の習慣が大切です。
「ありがとう」という一言は、人間関係の最も基本的な言葉。
人から好意や親切があれば、きちんと丁寧に「ありがとう」と感謝することで、素直な心になります。
「ありがとう」と感謝する習慣は、素直になるうえで欠かせません。
素直な人になりたいなら、性別や年齢に関係なく、誰もが最初に取り組めるシンプルな方法です。
感謝するのは、大きな好意や親切だけではありません。
小さな好意や親切にも、素直に「ありがとう」と感謝することで、素直な人になっていけます。
1日に何回「ありがとう」と言えるのか、ゲーム感覚を取り入れると、楽しみながら取り組めるでしょう。
「あと1回。もう1回」という気持ちが後押しすれば、素直な一言も言いやすくなります。
素直に「ありがとう」と言えるようになれば、すでに素直の第1段階がクリアできていると言っていいでしょう。
しかし、中には「ありがとう」と言うことすら恥ずかしくてできない人もいるかもしれません。
特に頑固な人の場合「ありがとう」の一言すら、抵抗感があって言いにくいはずです。
今まで無視や無口を貫いていた人が、急に「ありがとう」と言い始めるのは、なかなか難しいもの。
素直になればいいと頭でわかっていても、なかなか体が思うように動いてくれないことがあります。
もしいきなり言葉に出して言うのが恥ずかしいなら、もっと初歩的な取り組みがあります。
心の中で思うことから始めてみましょう。
言葉に出して言わなくても、心の中で思うだけでかまいません。
心の中で「ありがとう」と思うくらいなら、どんな恥ずかしがり屋でもできるはずです。
もちろん理想的とは言いがたいですが、素直な人になる最初の1歩として、最も難易度の低い取り組みになるでしょう。
心の中で「ありがとう」と思うことを、何度も繰り返していきましょう。
だんだん心の中で思うことに慣れてくれば、言葉に出して言うようにします。
無理なく素直な心になっていけます。
素直な心を邪魔する厄介な価値観があります。
先入観です。
私たちは生きていく中で、多くの情報に触れながら生きていきます。
人から聞いた話。
本を読んで学んだ教養。
新聞を読んで知ったニュース。
テレビ番組で知った豆知識。
インターネットで得たハウツー。
多くの機会によって知識を得ていますが、同時に先入観を持つことがあります。
先入観と聞くと、悪いイメージがあるかもしれませんが、そうとは限りません。
一定の先入観は生きていくうえで役立ちます。
迷う場面で予備知識があれば、より正しい選択ができるようになるでしょう。
予備知識があれば、あらかじめ危険を避けることができるようになるでしょう。
知識は必要不可欠であり、生きるうえで武器になります。
先入観が役立つ場面があるのも事実ですが、執着して、振り回されてはいけません。
先入観が強いと、正しい現実が見えなくなり、正しい判断を鈍らせてしまいます。
余計な不安や恐怖が生まれ、素直な気持ちで行動しにくくなります。
先入観が強くなるにつれて、多くの壁に囲まれている錯覚を覚え、息苦しさを感じるでしょう。
結果として、素直な行動の邪魔をするのです。
できるだけ先入観にとらわれないことが大切です。
あなたの生き方を助ける先入観ならいいですが、生き方を妨げる先入観なら不要です。
もちろん完全に忘れるわけではありません。
あくまで執着しない程度で十分。
自分が正しいと信じていることでも、一度疑ってみる価値はあるでしょう。
「自分の先入観は、単なる思い込みではないか。偏見や固定観念ではないか」と疑ってみてください。
視野が狭くなって、事実や現実を誤認していることがあります。
誤解や勘違いという可能性もあるでしょう。
先入観があっても、意識をすれば、振り払うことは可能です。
たとえ偏見や固定観念だとしても、強い心と意志さえあれば、振り払えます。
たとえば、以前に失敗経験があることなら「これは初めての経験」と考えてみましょう。
いったん過去を忘れると、先入観が取り払われ、純粋な気持ちで取り組めるでしょう。
もし頭に偏見や固定観念が浮かんできたら、自分に厳しい言葉を言い聞かせ、余計なことを考えないようにします。
「先入観に振り回されるな」
「固定観念なんて忘れろ」
心を真っ白な状態にイメージすることで、心をリセットできます。
真っさらな気持ちで挑戦すれば、余計な考えに惑わされず、素直な心で取り組めます。
私たちは、行動をするとき見栄や体裁を気にすることがあります。
見栄とは何か。
見栄とは、見た目の姿を意識して、実際以上によく見せようとする態度のことを言います。
体裁とは何か。
体裁とは、他人の目に映る自分の姿や様子をいいます。
たしかに見栄や体裁を気にしたくなることもあります。
見栄を張って大きな発言をしたり、高級ブランド品を持ったり、高級アクセサリーを身につけたりする。
体裁を保つために、面倒な仕事を引き受けたり、わざと興味のあるふりをしたりする。
少しでも立派に見られたいと思うのは、誰にでもある気持ちです。
周りから「すごいね」「立派だね」と言われれば、周りから認められた気がして、自尊心を満足させられるでしょう。
しかし、素直になれない人に限って、見栄や体裁を気にしているのが特徴です。
見栄や体裁を気にし始めると、どんどん素直から遠ざかります。
見栄を張って大きな発言をすると、余計な仕事が増えるでしょう。
自分を実際以上に素晴らしく見せなければいけないため、気遣いが増えます。
高級なブランド品や高級アクセサリーを買わなければいけないため、余計な出費も増えます。
体裁を保つために自分を演じるのも疲れます。
常に周囲からの評価を気にしなければいけないため、ストレスが増え、気持ちも落ち着きません。
本当はしたいことがあっても、周りの目が気になると、行動に抑止されます。
見栄や体裁に執着すればするほど、素直な心が濁っていきます。
自分中心ではなく、他人中心の生き方になってしまうのです。
素直な人になりたいなら、見栄や体裁を考えるのはやめることです。
見栄を張るのをやめましょう。
自分を立派に見せようとするのではなく、ありのまま見てもらおうとします。
体裁も気にしすぎず「最低限でよし」と考えましょう。
「立派に見られるまで欲張る」より「恥ずかしくない程度で十分」と考えたほうが、気持ちが楽になります。
笑われてもかまわない。
恥ずかしいと思われても結構。
周りからどう思われようと、自分が気にしなければいいだけのことです。
「耐える」「我慢する」ではく「無視する」「気にしない」とするほうが、心をコントロールしやすくなります。
あくまで自分の人生ですから、自分が納得する生き方がいちばん大切。
見栄や体裁を気にしなくなると、心が穏やかになり、自然体を取り戻していけるでしょう。
素直に自分を表現できるようになるため、自分らしい生き方に集中できるようになります。
素直でない人は、人の意見を聞かない癖が目立ちます。
人から言われたことでも、何かと言い訳をして拒もうとします。
「人の意見を聞いたところで仕方ない」
「他人に私の何がわかるのか」
「人に聞いていると、余計な情報のせいで自分を見失うだけ」
「私は人の意見を聞かない主義」
「他人の意見は無視して、自分のやり方で進めていきたい」
人の意見には耳をふさぎ、素直に聞こうとしません。
かたくなに人の意見を拒み、自分の考えに固執します。
人に何かと言われても、なかなか自分の態度や考えを改めようとしません。
もちろん自分らしさを追求するために、人の意見を拒むこともあるでしょう。
自分の判断で決めなければいけない場面があるのも事実です。
たとえば、自分の人生に関わる重大な選択なら、自分で考えなければいけないでしょう。
重大な責任を伴う場面では、人の意見をうのみにせず、自分の責任と判断で選択することも必要です。
しかし、人の意見を拒んでばかりでは素直になれません。
人の意見を排除すると、新しい知識が得られなくなります。
意識が内側に向いて、周りの世界が見えなくなる。
狭い範囲の知識や見識にとらわれ、広い世界を知るチャンスが失われます。
素直になるどころか、どんどん頑固が加速して、人生の可能性を失うことになるのです。
素直な人になりたいなら、ひとまず人の言うことを受け入れることが大切です。
素直になるとは受け入れること。
人の意見を受け入れることで、どんどん素直な心になります。
もちろん誰の言うことでも無条件に受け入れるわけではありません。
あくまで「信頼できる人の言うことを受け入れてみる」という点がポイントです。
あなたにとって頼りになる人を思い浮かべてください。
親・親友・先生・先輩・上司。
信頼できる人が、身近に1人くらいはいるのではないでしょうか。
自分より博識で人生経験が豊富な人がいるはずです。
たとえ同年代や年下でも、信頼できる人なら対象です。
「この人の言うことなら信用できる」という人の言葉は、素直な気持ちで受け入れてみましょう。
自分より博識で人生経験の豊富な人なら、きっと鋭く優れた意見があるでしょう。
最初は抵抗感があっても、実際は自分の理解が不足しているだけかもしれない。
素直になるためにも、できるだけ人の意見を受け入れてみましょう。
いったん受け入れてみると、あとから意味が理解できたり役立ったりすることがあります。
心を開いて、人の意見を受け入れる姿勢を持つことで、どんどん素直な心になります。
素直な人になるために、捨てておきたいものがあります。
プライドです。
もちろんプライドなら、何でも捨てていいわけではありません。
たとえば、仕事に関するプライドなら必要でしょう。
品質を保つプライド。
仕事を最後までやり遂げるプライド。
1つの方法を突き詰めるプライド。
納期を守るプライド。
仕事の質を高めるプライドなら、ビジネスに役立つため、上司にもお客さまにも喜ばれるでしょう。
しかし、こうしたプライドに「頑固」が加わると、事情が変わります。
「質問するのは、自分のプライドが許さない」
「人に手伝ってもらうなんて、自分のプライドが許さない」
「昔の成功例にこだわって仕事をしたい」
「引き受けた仕事は、何が何でも最後までやり遂げる」
完璧主義者によくありがちなパターンです。
責任感のある素晴らしいプライドですが、その一方で、頑固なプライドとも言えるでしょう。
プライドを持つのはいいですが、頑固が加わるのは良くありません。
プライドに頑固が加わると、ポジティブよりネガティブに働くようになります。
仕事が未完成になったり、納期に遅れたり、周りに迷惑をかけたりするリスクが高まります。
自分のプライドに固執したせいで、かえって仕事の質を低下させることにもなりかねません。
いくらプライドとはいえ、人に迷惑をかけるほど頑固なプライドは余計です。
心がけるべきは「頑固なプライド」ではなく「素直なプライド」です。
プライドは持つのはいいですが、頑固は捨てて、素直を取り入れましょう。
1人でできそうにないなら、素直に人の協力を仰ぐ。
自分で調べてわからないことがあれば、素直に人に聞く。
昔の成功例にこだわらず、新しい方法にも関心を向けてみる。
どうしても仕事が間に合いそうになければ、早めに連絡を入れる。
頑固を捨てて素直になれば、仕事がスムーズに進むようになります。
あなたが大切にしているプライドは、どちらでしょうか。
頑固なプライドでしょうか。
素直なプライドでしょうか。
持つなら「頑固なプライド」ではなく「素直なプライド」です。
頑固なプライドを持っているなら、頑固を捨てて、素直になりましょう。
時には見栄も体裁も捨て、面目を失う気持ちになることも大切です。
恥をかく覚悟ができれば、フットワークが軽くなります。
体だけでなく心も軽くなり、一段と素直な気持ちになれるでしょう。
恥をかく覚悟が決まることで、自分の限界を超えた仕事ができるようになるのです。
ときどきわからないことに遭遇することがあります。
聞いたことのない単語。
進め方がわからない仕事。
初めて接する礼儀作法。
そんなとき、どうするかです。
わからないことを「わからない」と答えるだけですが、なかなかできなくて苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。
わからないことを言い出せず、曖昧に濁しながらやりくりするかもしれません。
もしくはわかっているふりをして、その場をやり過ごそうとする人もいるでしょう。
理由はさまざまです。
「雰囲気が堅苦しくて言い出しにくい」
「質問すると、ばかにされそう」
「聞いたら、仕事が中断するのではないか」
さまざまな不安や心配が脳裏をよぎると、わからないことがあっても、放置してしまいがちです。
しかし、そのままではいつまでも素直になれません。
わからないことを言い出せないと、ずっと不明点が解決できません。
わかったふりをしていると、解釈を誤って理解することがあります。
無知を放置していたり、誤解したまま理解したりしていると、いつか仕事で大きな失敗を招く危険があります。
またわかっているふりをするのは、相手と自分に嘘をついている姿でもあります。
偽りの自分を演じるのは、自分が苦しいだけです。
素直な人になりたいなら、わからないときがあったとき、素直に「わからない」と言えるようになりましょう。
そして、意味や方法を教えてもらうよう請うことが大切です。
聞いたことのない単語があれば「どういう意味ですか」と質問してみる。
進め方がわからない仕事があれば「初めてなので、方法を教えてください」と頼んでみる。
初めて接する礼儀作法があれば「初めてなので、教えていただけないでしょうか」とお願いしてみる。
聞きにくい雰囲気かもしれませんが、そういうときこそ正念場です。
勇気を持って、無知を告白しましょう。
相手から「ばかだな」と思われそうですが、誤解です。
わからないことなら、正直に「わからない」と伝えれば、相手は快く答えてくれるでしょう。
たとえ一時的に恥をかいたとしてもいいのです。
恥ずかしいのは、その場限り。
恥をかいても、笑ってごまかしてしまいましょう。
その場で不明点が確認できれば、次から恥をかかなくて済みます。
素直な人は、成長できる人でもあります。
正しい知識を得て、不明点が解決すれば、どんどん成長していけます。
わからないことを正直に「わからない」と言えるのが、本当の素直です。
あなたは普段、どれだけ本音を出していますか。
時に私たちは、本音を隠して、建前で人と接することがあります。
本音を隠して、きれいに繕った発言をすることも多いのではないでしょうか。
もちろん相手の気分を害さないように、言葉を選ぶことは大切です。
上手に言葉を選べば、人間関係のトラブルを防げるでしょう。
思ったことをストレートに発言するのではなく、相手の立場に立った発言のほうが、人間関係も円滑になります。
しかし、建前ばかりの人生もつらい生き方です。
本音を言えない生活は、偽りの人生を生きているようなもの。
本音が隠して建前ばかりでは、浅いコミュニケーションばかりになり、人間関係を深めにくくなります。
本音を隠したまま生きるのは、本当の自分を隠してしまうことになります。
また、本音を隠すだけとはいえ、ストレスの原因になります。
気持ちを我慢することになるので、心に摩擦が生まれます。
建前ばかりで、言いたいことを言えないと、スムーズに自己表現ができなくなります。
不満や鬱憤を吐き出せず、ストレスをためることになるのです。
建前ばかり言っていると、不本意な誤解を招きやすくなります。
必要以上に本音を隠すのは、かえって毒になります。
建前は、人間関係を円滑にする一方、度が過ぎると、かえって人間関係の摩擦を生むのです。
素直な人になりたいなら、本音が大切です。
できるだけ建前をなくして、できるだけ本音で話す癖をつけましょう。
すべて本音で話をするのは難しくても、本音を増やすくらいならできるのではないでしょうか。
特に親友とは、なるべく本音で話をするのがいいでしょう。
本音で話すから、コミュニケーションが充実して、どんどん関係が深まります。
本気で親友を心配する言葉なら、少し厳しい言葉でも言ったほうがいいでしょう。
親友なら言葉の奥にある愛に気づき、快く受け入れてくれるはずです。
「これが私の本音」と言えるようになりたい。
本心から出た言葉こそ、最も価値があります。
素直に自分を表現していくことで、周りの人はあなたを正しく理解してくれます。
素直な人になるとき、従順を意識します。
従順な振る舞いを意識するでしょう。
「同意します」「私もそう思います」「おっしゃるとおりです」といった肯定のセリフも増えます
ここで、ふと気づく疑問があります。
この様子を客観的に見ると「イエスマン」という印象を受けるのではないでしょうか。
どんな意見でも無批判に受け入れている様子は、イエスマンそのもの。
「素直な人になるためには、イエスマンになればいい」と考える人もいるのではないでしょうか。
これは違うのです。
「素直な人になること=イエスマンになること」と思っているなら、誤解です。
素直な人になるとは、イエスマンになることではありません。
服従することでもなければ、言いなりになることでもありません。
素直な人になるとは、独立した存在として主体性を保ちつつ、人の言動を逆らわないで受け入れることをいいます。
何でも無批判に賛成することではありません。
支配されることでもなければ、権力にこびへつらうことでもありません。
相手が誰であろうと、自分の信念を持ち、価値観や考え方を尊重することが大切です。
もちろん従順な態度になっても、人権やプライバシーは重要です。
何でも無批判で賛成していないでしょうか。
何でも無批判で賛成するのは、単なるイエスマンでしかありません。
イエスマンになりかけているなら注意してください。
素直な人とイエスマンは、似て非なるもの。
素直な人になっても、信念は必要です。
何でも無批判に受け入れないことです。
明らかにおかしいことは、きちんと否定する勇気を持ちましょう。
素直になるのはいいですが、信念はきちんと貫くことが大切です。
主体性を保ちつつ、人の言動を逆らわないで受け入れることが、素直です。
素直な人になりたいなら、できるだけ本音で話す癖をつけましょう。
本音を隠していると、なかなか自分らしく生きられません。
建前ばかりでは、表面的な浅い会話ばかりになってしまい、なかなか人間関係を深められません。
素直な人には、本音で話す習慣があります。
素直に思ったことを、そのまま話す。
素直に感じたことを、ありのまま伝える。
嘘偽りのない本心で話をするから、相手と心の距離を近づけられます。
コミュニケーションが充実して、どんどん人間関係が深まる。
素直な自分を表現するためにも、できるだけ建前はなくしつつ、本音で話す癖をつけることが大切です。
では、本音なら何でも自由かというと、それは違うのです。
本音とはいえ、悪口や誹謗中傷はマナー違反です。
本人のいないところで、こそこそ言う悪口は失礼です。
人をあざけって笑いものにするのは、悪趣味でしかありません。
会話を盛り上げるつもりだとしても、ネタとしては下品かつ低俗です。
もちろん不作法な行為であり、褒められることでもありません。
たとえ相手が笑っていたとしても、楽しんでいるとはかぎりません。
表向きは笑っていても、実際は雰囲気に合わせて、仕方なく笑っているだけかもしれません。
悪口や誹謗中傷を言っていると、人間関係にも悪影響が出てきます。
相手は「いつか自分も陰で悪口を言われるのではないか」と不安になり、あなたと接しにくく感じます。
悪口も誹謗中傷も、自分の価値と品格を落とすだけ。
自分はストレスを発散できて気持ちいいかもしれませんが、人間関係にひずみを生むのは確実です。
悪口や誹謗中傷を言っていると、今度は自分が悪口や誹謗中傷を言われる側になるでしょう。
本心の言葉でも、言っていいことと悪いことがあります。
本音を言うのはいいですが、悪口や誹謗中傷は禁句にしておきましょう。
素直になれない原因の1つが、傷つくことへの恐れです。
人は誰でも、傷つくことを恐れる気持ちがあります。
現実の人間関係では、傷つく場面があります。
誰かに悪口や陰口を言われることもあるかもしれません。
まったく根拠のない誹謗中傷もあるかもしれません。
ささいなトラブルから、けんかに発展することもあるでしょう。
悪気はなくても、ふいに相手から不愉快な一言を言われることもあるでしょう。
誰でも傷つくことを言われたくない。
傷つくことを言われて嬉しい人なんていません。
誰でも傷つくことを恐れるのは当然ですが、注意もあります。
傷つくことを恐れてばかりいると、不安や恐怖が止まらなくなり、人に近づくのも話すのもおっくうになります。
話をしても、相手の顔色をうかがってしまう。
いつも相手に合わせてしまい、自分らしい人生を歩めなくなる。
仕事にも恋愛にも消極的になってしまい、肝心の勇気が出なくなるでしょう。
傷つくことを完全に避けるなら、人間関係がゼロになってしまい、完全な孤立状態になってしまいます。
また、傷つくことを恐れていては、何も行動できなくなります。
人生にトラブルはつきもの。
仕事も恋愛も、傷つくことを避けて通るのは不可能。
仕事も恋愛も、何らかのトラブルがあり、焦ったりいらいらしたりすることがあります。
傷つくことを恐れないでください。
むしろ傷つくことを受け入れていきましょう。
傷つくことを恐れない方法は難しく思えますが、実は単純です。
あなたが気にしなければいいだけです。
傷つく言葉を言われても、気にしない。
どんなひどいことを言われても、無視を貫く。
どれだけ傷つくことを言われても、気にしなければ、心は無傷です。
気になりそうなら、気分転換をして、気持ちを紛らわせるといいでしょう。
好きなことに没頭すれば、嫌なこともすぐ忘れられます。
結局のところ、心のコントロールです。
傷つくことを言われても、気にしなければ、結果として心が強くなったことになります。
傷つくことを恐れなくなることに比例して、怖いものがなくなります。
仕事にも恋愛にも積極的になれ、勇気も出ます。
素直な気持ちで挑めるようになります。
あなたには、どんな弱点がありますか。
たとえば、欠点や短所、苦手や不得意です。
弱点が1つもない人はいないでしょう。
誰でも、1つや2つ、何らかの弱点があって当然です。
運動が苦手。
算数が不得意。
記憶力が悪い。
絵を描くのが下手。
アルコールが飲めない。
長時間の集中ができない。
コミュニケーション能力が低い。
悩ましい病気にかかっている。
たとえ表向きはパーフェクトな人間に思えても、実際には何か弱点があるものです。
日常生活の中では、自分の弱点に触れる場面があります。
そんなとき、どうするかです。
素直でない人は、自分の弱点を見せず、隠そうとするかもしれません。
「笑われたくない」
「ばかにされたくない」
「自分の評価を下げたくない」
さまざまな不安や恐怖があって、平気なふりをする。
もしくは、話をそらしたり嘘をついたりすることもあるかもしれません。
たしかに抵抗感はあるでしょう。
正直に話して、ネガティブな反応が返ってくると、ショックを受けます。
自分の低評価や悪印象につながる可能性もゼロとは言えません。
しかし、素直な人になりたいなら、正直に弱点を見せていくことが大切です。
「自分にはこんな弱点がある」と、ただただ素直に伝えるだけのこと。
なかなか抵抗感がぬぐえないなら、恥をかくのを楽しむ気持ちになってはいかがでしょうか。
照れや恥ずかしさがあっても、恥をかくのを楽しむ気持ちになれば、勇気も出やすくなります。
自分の弱点を見せられるのは、素直な姿勢の1つ。
正直にありのままの自分を伝えるだけのことです。
素直に話すと笑われそうに思えますが、実際のところ、ばかにされることは少ないでしょう。
人は誰でも弱点があります。
相手にも何らかの弱点があるはずなので、人ごととは思えず、笑ったりばかにしたりはしないでしょう。
むしろ共感や同情があるかもしれません。
万一ばかにされても、それはそれでいいのです。
別に悪いことをしたわけではありません。
正直にありのままの自分を伝えただけのこと。
堂々としていればいいのです。
正直に自分の弱みを話すことは、悪いことばかりではなく、いいこともあります。
あなたが素直に自分の弱点を見せると、相手も心を開きやすくなります。
相手は、自分の正直な本音や気持ちを打ち明けやすくなるので、会話が深くなり、コミュニケーションの質も高くなります。
結果として、良好な人間関係に結びつきやすくなるのです。
自分の弱いところは、隠すのではなく、むしろどんどん見せていきましょう。
きちんと自分の弱点を言える人は、素直な人です。
素直な人になるには、素直に感情を表現していきましょう。
素直とは、人の言動を逆らわず、従順に受け入れる意味ですが、それだけではありません。
感情をありのまま表現することも、素直の1つです。
きちんと感情を表現していますか。
もちろん大人の対応として、感情をコントロールすることは大切です。
無邪気に振る舞い、ありのまま感情を見せるのは、幼稚で未熟な印象があります。
私たちは大人になるにつれて、感情を抑えるのが上手になります。
日常では、怒りを抑えたり、悲しみをこらえたりしなければいけないときもあります。
特にビジネスでは、感情のコントロールが欠かせません。
感情に流されず、常に理性と自制心を保ちながら行動しなければいけません。
不快なことがあっても、怒りを我慢しなければなりません。
悲しいことがあっても、涙をこらえて頑張らなければいけないこともあります。
TPOをわきまえる意味で感情を抑えることは、大人の対応と言えるでしょう。
しかし、常に感情を抑えてばかりでは、素直な人になれません。
笑うことも泣くこともなく、無表情で淡々としている様子は、心のないロボットのように映るでしょう。
また感情を抑えることは、ストレスをためることでもあります。
感情を抑えてばかりでは、どんどんストレスがたまる一方になり、心が疲弊します。
心が死んでしまうと、自分でも自分がわからなくなってしまいます。
少なくとも感情をありのまま表現できていない状態は、素直と言えません。
感情を抑えてばかりになると、今度は感情の上手な表現方法がわからなくなるのです。
最近、笑ったり泣いたりしていますか。
素直な人になりたいなら、素直に感情を表現する機会をつくっていきましょう。
プライベートなら、積極的に感情を表現する機会をつくっていけるはずです。
たとえば、日常の身近なところから表現していくのはいかがでしょうか。
友人と楽しい話をしたときは、大きな口を開けて、思いきり笑う。
嬉しいことがあったときは、ガッツポーズで、思いきり喜ぶ。
映画を見て感動したときは、ぼろぼろ大粒の涙を流す。
時には、怒ることも大切です。
ありのままの感情を表現することも、素直の1つ。
素直に喜怒哀楽を表現していくことで、どんどん素直な人になっていけます。
私たちは、いつの間にか周りに合わせていることがあります。
周りが「あの絵がきれい」と言っていれば、自分も周りに合わせて「きれいだね」と言ってしまう。
周りが「この曲はいいね」と褒めていれば、自分も周りに合わせて「いい曲だね」と褒めてしまう。
周りが「あの映画は素晴らしい」と認めていれば、自分も周りに合わせて「素晴らしい」と認めてしまう。
実際は「それほどでもない」という本音があったとしても、周りの意見を合わせてしまう自分がいる。
これを社会心理学では「同調現象」といいます。
人間は、リスクを避ける一方、結束を強めたい本能があります。
他人の意見に自分の意見を一致させれば、少なくとも摩擦や衝突がなくなります。
また周りと同じ意見になることで、結束力も高められます。
安心感や結束力を得ようとして、いつの間にか周りと合わせた行動を取っていることがあります。
もしくは、意識的に自分から進んで周りと同調している人もいるかもしれません。
こうした経験に心当たりのある人も多いのではないでしょうか。
人間関係をスムーズにする処世術ですが、注意点も必要です。
「本来の自分を見失いやすくなる」というリスクがあります。
周りに合わせていると、自分の正直な感覚を無視することになります。
自分の意見は二の次。
周りの意見に合わせているうちに、人に合わせる自分が普通になってくる。
正直な意見が自分でもわからなくなり、本来の自分を見失っていることがあるのです。
また周りに合わせることで、人間関係に摩擦はなくても、自分の心に摩擦が生まれます。
じわじわ心にストレスがたまり「何か違う」という違和感に悩むことになるでしょう。
素直な人になりたいなら、いま一度、自分の正直な感覚を大事にしてください。
周りの意見に流されず、自分が素直に感じたことを表現しましょう。
自分の目で見たこと、耳で聞いたこと、心で感じたこと。
自分の五感で感じたことを素直に表現するだけでいいのです。
きれいと思えば「きれい」と言う。
そうでもないなら「そうでもない」と言う。
自分が感じたことが、正解です。
いったん周りの声に耳をふさいでみるのも悪くありません。
周りの声を遮断することで、自分の正直な感覚に集中しやすくなります。
自分の人生の主役は、自分です。
自分の感覚は、あくまで自分の感覚として尊重することが大切です。
自分の感性をありのまま表現していくことで、素直になっていけます。
相手に伝えたいことがあっても、スムーズに言えないことがあります。
本人が目の前にいると、照れや恥ずかしさがあって、なかなか素直になれないこともあるでしょう。
つい強がったり知ったかぶりをしたりして、素直に話せないことがあります。
反射的に体が反応することも多いのではないでしょうか。
また、周りに人がいたり一定の雰囲気があったりする場合も、思うように話せないことがあります。
もともとあがり症や恥ずかしがり屋の人にとっては、ひときわ抵抗感も大きいはずです。
「どうしても自分の口から言えない」
そんなときは、手紙やメールを使ってはいかがでしょうか。
手紙やメールなら、相手と会わなくても自分の考えや気持ちを伝えることができます。
自分の考えや気持ちを整理したうえで、文字にしてみます。
どんなに恥ずかしがり屋でも、手紙やメールなら、スムーズに意思を伝えることができます。
恥ずかしい言葉も言いにくい言葉も、文字にすれば、伝えやすくなるでしょう。
手紙やメールなら、相手の都合の良いときに読んでもらえます。
文字にして伝えるなら、慎重に言葉を一言ずつ選べるので、言い間違えることもありません。
手紙やメールなら、じっくり考える時間があります。
たとえば、一度ノートに考えや気持ちを書き出して、じっくり整理したうえで、手紙やメールにしてみるのもいいでしょう。
急ぐ必要はなく、いくらでも時間をかけることができます。
表現しにくい内容でも、じっくり表現を考える時間があれば、良い言葉も見つかるでしょう。
手紙やメールなら、工夫しだいで装飾を加えることもできます。
直筆で絵を描いてみたり、色を加えてみたりすれば、口頭より表現の幅が広がるでしょう。
手紙やメールでは意思疎通が不十分になるように思うかもしれませんが、誤解です。
きちんと言葉さえ選べば、口頭と同じ、もしくはそれ以上にメッセージを伝えることができます。
特に手書きの手紙なら、口頭とは違った独特の表現を演出できます。
手書きの文字には心が感じられます。
生々しいアナログの文字を通して、思いや感情がいっそうスムーズに伝わりやすくなるでしょう。
たとえ文字が下手でもいいのです。
心を込めて書いた字は、相手の心にすっと入り込み、じんと響きやすくなります。
気持ちがよく伝わって、相手を感動させることができるのです。
素直な人になる、即効性のある方法があります。
それは、開き直ってしまうことです。
なかなか素直になれず、もじもじしている自分がいたら、こんな言葉を自分に言い聞かせましょう。
「素直になって何が悪い!」と。
開き直れば、気合が入って、不安や恐怖が吹き飛びます。
弱気だった心が強気に変わるでしょう。
頑固な心が柔らかくなり、素の自分を出しやすくなります。
たとえば、なかなか素直になれないときがあるとします。
そんなときこそ「素直のどこが悪いのか。思ったことを正直に話しただけ」と開き直ってしまいましょう。
開き直れば、恥ずかしい気持ちもどこかへ吹き飛んでいきます。
心に覚悟が生まれ、素直な気持ちを表現しやすくなります。
ある会話で本音を話したとき、相手から笑われたとします。
そんなときも「情けない」「恥ずかしい」と否定的に思うのではなく「正直な意見を言っただけ」と開き直ります。
正直なことを話したのですから、卑屈になることはありません。
人に言われたアドバイスを、なかなか受け入れにくいときも、開き直るのがいちばんです。
「せっかくのアドバイスなのだから、素直に受け入れたほうがいい!」と考える。
肯定的な気持ちが高まり、今すぐ素直になれます。
あらためて考えると、素直になるのはいいことです。
悪いことではありません。
嘘をつくわけでもなければ、ごまかすわけでもない。
人を騙すわけでもなければ、いじめるわけでもありません。
むしろ純粋な心を表現する行為ですから、人として進んで取り組むべきと言えるでしょう。
抵抗感や罪悪感を持つ必要もない。
少なくとも、嘘やごまかしに比べれば、良い行いです。
世の中を見てください。
頑固や意地っ張りな人より、素直で正直な人のほうがモテているではありませんか。
もじもじしている人より、堂々としている人のほうに人気があるではありませんか。
堂々と開き直って、素直になってください。
開き直れば、今すぐ素直な人になれます。
あなたには「隙」がありますか。
仕事や人間関係では、相手に迷惑をかけないよう、完璧を心がけようとします。
完璧な言葉遣い。
完璧な礼儀作法。
完璧な仕事ぶり。
もともと丁寧で礼儀正しい人なら、取りこぼしなく、きちんと振る舞えるかもしれません。
実際に完璧にするのは難しいですが、できるだけ完璧を目指そうとすることがあります。
もちろん完璧を目指すのは悪いことではありません。
言葉遣いも礼儀作法も仕事ぶりも、きちんとしている人のほうが、間違いなく好印象です。
周りからも「きちんとした人だね」と言われ、高い評価が得られるでしょう。
たとえ隙があったとしても、隠したりごまかしたりして、完璧のように見せることもあるかもしれません。
しかし、完璧を目指すのは、素晴らしい心がけである反面、不安要素もあります。
それは、近寄りがたい雰囲気が出てしまうことです。
1つのミスも間違いもなく、すべて完璧にこなす人には、パーフェクトな印象が出ます。
パーフェクトは素晴らしいことなのですが、1つも隙がない様子からは、ぴりぴりした緊張感のある雰囲気が漂い始めます。
相手は抵抗を感じて、近寄りにくくなったり接しにくくなったりします。
1つの隙もないパーフェクトな人は、立派ではあるものの、孤立しやすくなるのです。
そもそも人間は不完全な生き物です。
不完全な生き物にもかかわらず、完全な様子を見せるのは無理があるでしょう。
強いストレスとプレッシャーがかかって、気が休まりません。
たまには隙を見せていきましょう。
わざとミスや失敗をする必要はありませんが、本来の不完全な人間らしさを見せるだけです。
少しくらい言葉遣いを間違ってもいい。
少しくらい礼儀作法が雑になってもいい。
少しくらい仕事ぶりに抜けがあってもいい。
たまには隙を見せていくほうが、人間らしくて素直です。
隙を見せると、相手は「うっかりすることがあるのですね」と思い、ほっと安心するでしょう。
あなたが隙を見せることで、緊張感が緩むので、周りの人も接しやすくなります。
自分にとっても、ストレスやプレッシャーが減って、気楽になれるでしょう。
たまには隙を見せたほうが、自分にも相手にも優しいのです。
なかなか素直になれない原因は、あなたを慕う人たちかもしれません。
それは、部下や後輩です。
あなたには、部下や後輩は何人いますか。
年齢を重ねたりキャリアを積んだりしていくにつれて、部下や後輩も増えていくでしょう。
部下や後輩たちはかわいいものです。
「教えてください」と慕ってきたり「さすがですね」と褒めてきてくれたりします。
お世辞や社交辞令も含まれているかもしれませんが、少なくとも悪い気はしないでしょう。
慕ってくる部下や後輩がいれば嬉しいもの。
自分が認められたような気持ちにもさせてくれるでしょう。
しかし、部下や後輩と接していると、嬉しいことがある反面、ちょっとした弊害もあります。
「なかなか素直な自分になれない」という弊害です。
部下や後輩と接するときは、立場上、強い自分を見せなければいけません。
人は誰でも短所や欠点を持っていますが、部下や後輩の前では威厳を保たなければいけないので、なかなか見せにくい。
「頼りになる人」と思われるのは嬉しい反面、弱い自分を見せることができないのはつらいでしょう。
常に立派な自分を演じなければいけないため、居心地がいい反面、ストレスやプレッシャーがあります。
その結果、強がりからの脱却を妨げていることがあるのです。
そこで頼りになるのが、あなたの上司や先輩です。
目上の人なので抵抗感や威圧感があるかもしれませんが、勇気を持って近づいてみましょう。
部下があなたを慕うように、あなたも上司や先輩を慕えばいいのです。
「教えてください」と慕ったり「さすがですね」と褒めたりすれば、すっと近づけるでしょう。
上司や先輩が包容力のある人なら、素直に自分をさらけ出せるでしょう。
自分の悩みや弱点といったデリケートな話も話しやすくなるはずです。
あなたの短所や欠点も受け止め、包み込んでくれるに違いありません。
上司や先輩は、あなたが素直になるお手伝いさんです。
リハビリ感覚で、少しずつ素直な自分を見せていくといいでしょう。
最初は閉ざしていた心も、包容力のある上司や先輩なら、少しずつ心を開いていけるはずです。
素直な気持ちを吐き出すことで、だんだん素直な態度を取り戻していけます。
良い点と悪い点があったとき、どちらに注目するかがポイントです。
両方をバランスよく注目できれば理想的ですが、素直でない人の場合、変わった特徴があります。
素直でない人は「悪い点ばかりを考え、良い点をあまり考えない」という傾向が目立ちます。
つまり、欠点やデメリットばかりを考える一方、利点やメリットはあまり考えません。
もちろん悪い点を考えることは大切です。
悪い点を考慮せずに行動すると、後でトラブルに巻き込まれたり、何らかの被害を受けたりするかもしれません。
あとから「知らなかった」「こんなはずではなかった」と、悔やむ結果になることもあるでしょう。
時には取り返しのつかない事態に陥ることもあります。
しかし、悪い点を考えるのはいいですが、悪い点ばかり考えるのは良くありません。
悪い点ばかり考えていると、意欲や熱意が冷めて、行動できなくなります。
悪い点だけでなく、良い点にも関心を向けてみましょう。
マイナス要素しか思い浮かばなくても、きちんと考えると、何らかのプラス要素があるはずです。
素直になって行動するためには、悪い点だけでなく、良い点も意識するようにしましょう。
たとえば、友人から「海外旅行に行こうよ」と誘われたとします。
素直でない人は、まず海外旅行の悪い点から考えます。
「危険」
「お金がかかる」
「海外に慣れていない」
「衛生環境が不安」
「時差ぼけになる」
「長期の休みが取れない」
「外国語によるコミュニケーションに困る」
先に悪い点ばかりを考えてしまうと、やる気がくじかれ、テンションも下がります。
最初から「無理だろう」「ダメだろう」「やめたほうがいいだろう」というネガティブな気持ちが出てきます。
悪い点を考えるのはいいですが、良い点も考えてみましょう。
「本場の料理が味わえる」
「普段と違う時間や生活を送れる」
「習った外国語を試すチャンスになる」
「母国の良さを再確認できる」
「気分転換・ストレス発散になる」
「非日常的な世界に身を置くことで、現実逃避になる」
「新しい文化を知ることができ、視野や価値観を広げられる」
「良くも悪くも、カルチャーショックを楽しめる」
「現地の友人ができるかもしれない」
きちんとそれぞれを知って理解することで、素直な気持ちが出てきます。
欠点やデメリットといった悪い点ばかり注目するのではなく、利点やメリットといった良い点にも注目しましょう。
頭の中で考えるだけでなく、きちんと紙に書き出してみてください。
たくさん良い点が見つかれば、挑戦する抵抗感が小さくなり、行動意欲が高まってくるでしょう。
日常では、電流が走るような不思議な感覚を覚えることがあります。
直感です。
別名、第六感とも呼ばれます。
直感とは、論理的な思考のない状態で、感覚によって物事を捉えることをいいます。
本屋である本を見つけたとき、びびっと運命的な出会いを感じる。
友人の声がいつもと違い、何か嫌な予感がする。
無理だとわかっている仕事でも、なぜか不思議な気持ちが湧いて、うまくいくような気がする。
「なんだか気になる」というポジティブな直感もあれば「なんだか嫌だな」というネガティブな直感もあります。
まるで誰かが耳元で「こうしたほうがいいよ」とささやいているような感覚です。
あなたも何度か経験したことがあるのではないでしょうか。
直感は、あくまで理屈を抜きにした感覚なので、そのまま流してしまいがちです。
「まあいいか」
「気のせいだろう」
「疲れているだけだろう」
深く気にすることもなく、無視することもあるのではないでしょうか。
しかし、素直になりたいなら、直感を大切にしましょう。
直感とは、あなたの人生を変える力があるかもしれないからです。
直感は、ぼんやりした感覚ですが、根拠がゼロというわけではありません。
直感は、偶然の感覚ではなく、今までの過去をバックにした意味のある答えです。
過去に似た出来事があったため、はっきりした意識はないものの、ぼんやりした感覚が湧き出てきます。
直感とは、もう1人の自分の声。
過去の記憶を検索して、近い出来事にヒットしたため、ぼんやりした感覚として表面化します。
つまり、直感の正体は、あなたの過去の記憶なのです。
多少なりとも根拠があるため、直感は「当たりやすい」といわれています。
直感に従えば、無意識を味方につけることになるため、より正確な判断をしやすくなるでしょう。
直感が働けば、適当に受け流すのではなく、気にしてください。
小さな心の声ですが、実は重要です。
もちろん直感が当たらないこともありますが、それでもいいのです。
少なくとも「直感に従った」という行動は、素直です。
直感をもたらす原因は、自分です。
直感に従って行動することは、素直になって行動することでもあります。
直感に従って行動すると、思わぬ幸運に恵まれるかもしれません。
直感は、あなたの人生を変える力があるのです。
正解にとらわれて生きていませんか。
正解は1つしかないと考えていませんか。
素直になれない人には、正解にとらわれた生き方がよく見られます。
学校教育を受けたためか「正解がある」「正解は1つしかない」という考え方が見られます。
私たちは幼いころから、親や先生たちから正しい生き方を教え込まれます。
「こういう生き方をしなさい」
「こういう考え方をしなさい」
「こういう行いを心がけなさい」
たしかに幸せな生き方には「モデル」が存在します。
学校を卒業して、会社に就職して、結婚して、子どもを産んで、家を買って、幸せな老後を送る。
別の選択肢があったとしても、見ようとしない。
幼いころから教え込まれた考え方が、いつの間にか当たり前になっている。
いつしか「与えられた生き方しかできない」「正解の道は1つしかない」と思い込んでいることがあるのです。
しかし、正しい生き方が1つしかないと思うのは誤解です。
生き方は、もっと自由であり、壮大です。
もっと広い世界を見て、正しい生き方はないことに気づいてください。
国内だけでなく、海外にも目を向けると、世の中にはさまざまな人がいます。
インドアに幸せを感じる人もいれば、アウトドアに幸せを感じる人もいます。
宗教を信じて幸せの人もいれば、無宗教で幸せという人もいます。
両思いになって幸せの人もいれば、片思いでも十分幸せという人もいます。
結婚して幸せという人もいれば、独身でも幸せという人もいます。
大企業で働きたい人もいれば、中小企業で働きたい人もいます。
個人で仕事をしたい人もいれば、組織に属して仕事をしたい人もいます。
幸せの形は、人それぞれ。
正しい生き方も、人それぞれ。
つまり、正しい生き方は、人の数だけ存在するということです。
自分を狭い世界にとらわれないでください。
もっと視野を広げ、広い世界に目を向けましょう。
視点を高くすれば、より遠くまで見渡せるようになります。
もっと素直に生きていい。
もっと自由に生きていい。
あなたが幸せになる生き方は、教科書に載っていません。
誰かが知っているわけでもありません。
あなたが知っています。
あなたしか知りません。
ですから、どうか自分に素直になってください。
「こうしたい!」という気持ちを大切にしてください。
素直な気持ちに集中すれば、おのずと道が見えてくるでしょう。
どんな趣味を持ってもいい。
誰を好きになってもいい。
自由に仕事を選んでいい。
好きなこと、楽しいこと、わくわくすること。
心の声に耳を傾け、素直な気持ちを大事にすれば、正しい選択肢が見えてくるでしょう。
あなたの正しい生き方は、自分に素直になることで見つかります。
あなたの願う生き方が、本当の正しい生き方です。
正しい生き方は、人の数だけ存在するのです。
なかなか素直になれなくても、諦めないことが大切です。
思うようにいかない日々が続くと「どうにでもなれ」という投げやりな気持ちになるかもしれません。
「拒否反応が強くて、なかなか素を出せない」
「なかなかうまくいかない。性格を改善するのは、無謀だったのではないか」
「自分に素直は向いていないのではないだろうか」
時間をかけて努力しても、成果が見られないと、諦めたくなるのではないでしょうか。
しかし、ここが正念場です。
素直な人になることを諦めたら、頑固に向かって一直線しかありません。
人間は、年齢を重ねるにつれて頭が固くなる傾向があります。
意識をして素直を心がけていかないと、どんどん頑固がエスカレートするので注意が必要です。
子どものころを思い出してください。
あなたがまだ幼いころ、頑固な大人を見て「ああなりたくない」と思った経験があるのではないでしょうか。
頑固で強情で意地っ張りな人とは、少し怖い印象があって、接しにくく感じた経験があるはずです。
そういう大人になりたくないなら、今、きちんと努力しておくことです。
素直になるのは、すぐ実現できることではありません。
自分に厳しい課題を課して、乗り越える必要もあります。
素直な人になるためには、心と行動を少しずつ改善していく必要があります。
行動の改善はすぐできても、心の改善には時間がかかるでしょう。
特に頑固や意地っ張りな人が、素直な心を取り戻すには、普通の人より手間暇がかかります。
今まで大切にしていた姿勢や考え方を正反対に変えるわけですから、抵抗感が強くて当然です。
一気に変える必要はありません。
少しずつ自分を変えていくつもりで、長期的に取り組んでいきましょう。
じわじわ変化していく自分を楽しめば、時間がかかっても前向きに取り組めるでしょう。
根気よく続けていくことで、だんだん素直な心がよみがえっていきます。