なかなか素直になれなくても、諦めないことが大切です。
思うようにいかない日々が続くと「どうにでもなれ」という投げやりな気持ちになるかもしれません。
「拒否反応が強くて、なかなか素を出せない」
「なかなかうまくいかない。性格を改善するのは、無謀だったのではないか」
「自分に素直は向いていないのではないだろうか」
時間をかけて努力しても、成果が見られないと、諦めたくなるのではないでしょうか。
しかし、ここが正念場です。
素直な人になることを諦めたら、頑固に向かって一直線しかありません。
人間は、年齢を重ねるにつれて頭が固くなる傾向があります。
意識をして素直を心がけていかないと、どんどん頑固がエスカレートするので注意が必要です。
子どものころを思い出してください。
あなたがまだ幼いころ、頑固な大人を見て「ああなりたくない」と思った経験があるのではないでしょうか。
頑固で強情で意地っ張りな人とは、少し怖い印象があって、接しにくく感じた経験があるはずです。
そういう大人になりたくないなら、今、きちんと努力しておくことです。
素直になるのは、すぐ実現できることではありません。
自分に厳しい課題を課して、乗り越える必要もあります。
素直な人になるためには、心と行動を少しずつ改善していく必要があります。
行動の改善はすぐできても、心の改善には時間がかかるでしょう。
特に頑固や意地っ張りな人が、素直な心を取り戻すには、普通の人より手間暇がかかります。
今まで大切にしていた姿勢や考え方を正反対に変えるわけですから、抵抗感が強くて当然です。
一気に変える必要はありません。
少しずつ自分を変えていくつもりで、長期的に取り組んでいきましょう。
じわじわ変化していく自分を楽しめば、時間がかかっても前向きに取り組めるでしょう。
根気よく続けていくことで、だんだん素直な心がよみがえっていきます。