素直な人になるとき、従順を意識します。
従順な振る舞いを意識するでしょう。
「同意します」「私もそう思います」「おっしゃるとおりです」といった肯定のセリフも増えます
ここで、ふと気づく疑問があります。
この様子を客観的に見ると「イエスマン」という印象を受けるのではないでしょうか。
どんな意見でも無批判に受け入れている様子は、イエスマンそのもの。
「素直な人になるためには、イエスマンになればいい」と考える人もいるのではないでしょうか。
これは違うのです。
「素直な人になること=イエスマンになること」と思っているなら、誤解です。
素直な人になるとは、イエスマンになることではありません。
服従することでもなければ、言いなりになることでもありません。
素直な人になるとは、独立した存在として主体性を保ちつつ、人の言動を逆らわないで受け入れることをいいます。
何でも無批判に賛成することではありません。
支配されることでもなければ、権力にこびへつらうことでもありません。
相手が誰であろうと、自分の信念を持ち、価値観や考え方を尊重することが大切です。
もちろん従順な態度になっても、人権やプライバシーは重要です。
何でも無批判で賛成していないでしょうか。
何でも無批判で賛成するのは、単なるイエスマンでしかありません。
イエスマンになりかけているなら注意してください。
素直な人とイエスマンは、似て非なるもの。
素直な人になっても、信念は必要です。
何でも無批判に受け入れないことです。
明らかにおかしいことは、きちんと否定する勇気を持ちましょう。
素直になるのはいいですが、信念はきちんと貫くことが大切です。
主体性を保ちつつ、人の言動を逆らわないで受け入れることが、素直です。