執筆者:水口貴博

穏やかな人になる30の方法

28

頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれない。

頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれない。 | 穏やかな人になる30の方法

あなたは頑固な性格ですか。

自分では頑固でないつもりでも、人から「頑固だね」と言われることがあれば、要注意です。

自分の主観的意見より、他人による客観的意見のほうが、信頼できます。

自分の性格はなかなか自分で判断しにくい部分ですが、人から言われるなら、頑固の傾向があるのかもしれません。

私たちの日常では、拒否や反抗をしたくなるときがあります。

たとえば、自分の価値観に合わないことを言われたときです。

自分の価値観に合わない意見なら「それは違う」「賛成できない」「納得できない」と拒みたくなるでしょう。

自分の考えにこだわりたくなるときがあるのも事実です。

もちろん自分の意見があることは大切です。

今までの知識や経験から「こうだ」と確信を持てることがあれば、自信を持って主張できるようになるでしょう。

自分なりの意見を持つことは、自分の軸や哲学を持つことでもあります。

しっかり自分の意見を持つことで、生き方がしっかりします。

しかし、自分の考え以外を排除するような考え方はよくありません。

自分の考え以外を排除すると、頑固に向かって一直線です。

特に注意したいのは「自分のほうが正しい」という気持ちです。

「自分のほうが正しい」と思い始めたら、頑固の始まりです。

自然と視野が狭くなり、思考の柔軟性が失われていきます。

自分の理解範囲しか受け入れなくなるので、情報の吸収力が弱くなります。

価値観が広がっているつもりでも、実際は狭まっている状態です。

自分の価値観や考え方に執着していると、人との摩擦や対立が増えます。

また、頑固になっているといらいらすることも増えます。

「あれはダメだ」「これもおかしい」と、ぶつぶつ文句を言うことが多くなる。

頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれないのです。

頑固から解放されましょう。

つまらない見栄やプライドは捨ててしまうことが大切です。

穏やかな人になるために必要なのは「素直」です。

素直とは、人の言うことを逆らわず、受け入れる様子のことをいいます。

できるだけ素直になって、相手の言うことを受け入れることが大切です。

「なるほど」

「そうですね」

「わかりました」

シンプルな肯定の一言でいいのです。

自分なりの考えがあっても、ひとまずこだわりを忘れ、素直に受け入れましょう。

違和感のある価値観や考え方でも、できるだけ尊重します。

そうすれば人との摩擦や対立が減り、穏やかな生き方ができるようになります。

自分にない価値観や考え方であっても、すぐ否定するのではなく、まず受け入れましょう。

「新しい価値観を学べる」

「そういう考え方もある」

自分の成長に役立つ意識を持てば、違和感や抵抗感のあることでも受け入れやすくなるでしょう。

素直な人は、どんどん成長できます。

さまざまな価値観や考え方を吸収していくことができるからです。

ミスや失敗も、素直に吸収することで、成長の糧に変えることができます。

どうしても賛同できない意見なら、まず受け入れてから、否定するといいでしょう。

「なるほど。そういう考え方もありますね。でも○○です」

たとえ意見に否定したとしても、相手も納得してもらいやすくなるでしょう。

もし自分に非があれば、余計な言い訳をせず、素直に認めましょう。

余計な言い訳をしたところで、話がこじれるだけです。

素直に非を認めたほうが、相手の怒りが収まるのも早くなり、物事がスムーズに進みます。

素直な人は、人付き合いも向上します。

素直になるにつれて、穏やかな人になっていけるのです。

穏やかな人になる方法(28)
  • 頑固になるのはやめて、素直になる。
時間を忘れる時間が、穏やかな性格を作っていく。

穏やかな人になる30の方法

穏やかな人になる30の方法
  1. 落ち着きは、穏やかな人になるための必須条件。
    落ち着きは、穏やかな人になるための必須条件。
  2. 余裕は、自然とできるものではなく、意識をして作るもの。
    余裕は、自然とできるものではなく、意識をして作るもの。
  3. 穏やかな人は、余裕のある時間の使い方を心がけている。
    穏やかな人は、余裕のある時間の使い方を心がけている。
  4. 柔らかい言葉と態度は、穏やかな人に欠かせない要素。
    柔らかい言葉と態度は、穏やかな人に欠かせない要素。
  5. ゆったりした動作を心がけたい3つのポイント。<br>食べ方・話し方・歩き方。
    ゆったりした動作を心がけたい3つのポイント。
    食べ方・話し方・歩き方。
  6. 穏やかな人とは「社交的な人」という意味ではない。<br>人付き合いが苦手でも、穏やかになることは可能。
    穏やかな人とは「社交的な人」という意味ではない。
    人付き合いが苦手でも、穏やかになることは可能。
  7. すべての人と仲良くしなくていい。<br>自分と合わない人とは、距離を置いていい。
    すべての人と仲良くしなくていい。
    自分と合わない人とは、距離を置いていい。
  8. 愉快のときも不愉快のときも、大声を出さない。
    愉快のときも不愉快のときも、大声を出さない。
  9. 呼吸と精神状態には、密接なつながりがある。<br>呼吸を整えると、感情が落ち着く。
    呼吸と精神状態には、密接なつながりがある。
    呼吸を整えると、感情が落ち着く。
  10. 穏やかな人は、寛大な優しさがある。
    穏やかな人は、寛大な優しさがある。
  11. 穏やかな人は、いつも明るい未来をイメージしている。
    穏やかな人は、いつも明るい未来をイメージしている。
  12. 受け止める力より受け流す力。
    受け止める力より受け流す力。
  13. 穏やかだから、明るい表情になるのではない。<br>明るい表情をするから、穏やかになる。
    穏やかだから、明るい表情になるのではない。
    明るい表情をするから、穏やかになる。
  14. 穏やかな人は、話すことより、聞くことに力を入れる。
    穏やかな人は、話すことより、聞くことに力を入れる。
  15. 愚痴や悪口を言っているかぎり、穏やかな人になるのは不可能。
    愚痴や悪口を言っているかぎり、穏やかな人になるのは不可能。
  16. 嫌なことは、いらいらするものではなく、楽しむもの。
    嫌なことは、いらいらするものではなく、楽しむもの。
  17. 穏やかな人は、朝食を抜かず、きちんと食べる。
    穏やかな人は、朝食を抜かず、きちんと食べる。
  18. カルシウムは、穏やかな人になるための栄養素。
    カルシウムは、穏やかな人になるための栄養素。
  19. 他人と比較する癖があるかぎり、穏やかにはなれない。
    他人と比較する癖があるかぎり、穏やかにはなれない。
  20. 穏やかな人は、常にマイペースを大切にしている。
    穏やかな人は、常にマイペースを大切にしている。
  21. 優劣や勝ち負けを意識しない。<br>ひたすら楽しむことに集中しよう。
    優劣や勝ち負けを意識しない。
    ひたすら楽しむことに集中しよう。
  22. 「いらいらしたら損」と思うくらいで、ちょうどいい。
    「いらいらしたら損」と思うくらいで、ちょうどいい。
  23. 穏やかな人は「ストレス解消も仕事の1つ」という考え方がある。
    穏やかな人は「ストレス解消も仕事の1つ」という考え方がある。
  24. 短期的・部分的に考えると、心が狭くなる。<br>長期的・全体的に考えると、心が広くなる。
    短期的・部分的に考えると、心が狭くなる。
    長期的・全体的に考えると、心が広くなる。
  25. 1人で静かに過ごす時間を通して、穏やかになっていく。
    1人で静かに過ごす時間を通して、穏やかになっていく。
  26. 不足を嘆く習慣は、不幸になる習慣。<br>現状に満足する習慣は、幸せになる習慣。
    不足を嘆く習慣は、不幸になる習慣。
    現状に満足する習慣は、幸せになる習慣。
  27. 普通や当たり前に感謝する習慣が、穏やかな性格を作っていく。
    普通や当たり前に感謝する習慣が、穏やかな性格を作っていく。
  28. 頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれない。
    頑固になっているかぎり、穏やかな人にはなれない。
  29. 時間を忘れる時間が、穏やかな性格を作っていく。
    時間を忘れる時間が、穏やかな性格を作っていく。
  30. 年齢が高くても、大人の行動ができない人がいる。<br>年齢が低くても、大人の行動ができる人もいる。
    年齢が高くても、大人の行動ができない人がいる。
    年齢が低くても、大人の行動ができる人もいる。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION