「転勤があるかもしれませんが、大丈夫ですか」
「地方への転勤はできますか」
ほとんどの企業で存在するのが、人事異動。
人事異動に伴ってよくあるのが、転勤です。
近場に転勤することもあれば、遠く離れた土地に転勤になることもあります。
海外に支店や支社がある企業の場合、海外転勤の可能性もゼロではありません。
「来月からシンガポールの支社に転勤してくれ」と突然言われる状況もあるのです。
入社後、勤務地や転勤の意思の食い違いを防ぐため、面接における、定番質問の1つになっています。
まず、事情があって転勤できない場合は、きちんと伝えましょう。
食い違いを防ぐための質問ですから、仕方ない事情があるなら、正直に言うのが正解です。
入社後のトラブルを防ぐためにも、転勤ができない事情があれば、面接ではっきり伝えておかなければなりません。
しかし、特に事情がなければ、本音として転勤が苦手であっても、前向きに答えたほうがスムーズです。
勤務地の希望を伝えるくらいはいいのですが、事情がないにもかかわらず嫌がるだけでは、単なるわがままに映るでしょう。
転勤は、できるだけ前向きに答えておくほうが、面接官の心証もよくなります。
また、答え方も工夫します。
転勤があっても大丈夫かと聞かれたとき、大丈夫と答えるのもいいのですが、やる気のある言葉を追加します。
転勤への覚悟が伝わるような一言も加えると、いっそう強調できます。
「御社の○○事業に興味があります。機会があれば、ぜひ挑戦したいと思います」
「○○に御社の支店があることは存じております。御社に貢献できるなら、勤務地にはこだわりません」
覚悟を決めた回答ができれば、しっかり決意が伝わるでしょう。